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2006年05月29日(月)更新

評判作りセミナー

先週の金曜日、5月26日、PRコンビナート社主催の「評判づくり
研究会」にパネルのモデレーターとして参加してきました。

PRコンビナート

評判づくり研究会

「ブログを活用した企業の評判づくり」というテーマで、ヤマハ株式
会社 eヤマハ室 プロデュースグループ マネージャーの鞍掛靖
さん、ニフティ株式会社 広報室 室長 津田正利さん、株式会社
ワイズワークスプロジェクト 代表取締役 鍋島日之樹さんをお迎
えしてパネルディスカッションを行いました。
PRコンビナートさんはすでに丸4年、このサロン形式の研究会を
おこなっていらっしゃり、参加されている方々も、かなり意識の高い
ようで、初モデレーターとしてもかなり緊張を強いられました。

そのこともあって、ちょっと早めに会場入りし、楽屋で上記のお三方
と軽く事前にお話を伺ったのですが、思わず話が盛り上がり、本番
では時間と話の流れで割愛せざるを得ないような状況でした。
いわゆる「楽屋落ち」ですが、ここでいろんなお話が伺えたことで、
本番はとても楽になりました。

今、「社長ブログ」や「企業ブログ」が話題になっていますが、それ
ぞれお三方からは、「さすが!」というエピソードが伺えました。

鞍掛さんのいらっしゃるヤマハでは、社員の中に面白い方がいらっ
しゃって、「組織が大きくなるとそれぞれの部門でやっていることを
社員はあまり知らない。それぞれの活動を調査、報告するブログを
最初はイントラで初め、それを社外向けにもスタートした。」とのこと。

これは今後の広報や企業ホームページのあり方を考える上でも大
きなヒントになりました。
この社員の方は、すでに自社製品の顧客(ファン)のブログページを
調査し、社内イントラにフィードバックしているそうです。
今後は会社からこのような顧客(ファン)ブログへのアプローチもでき
そうですね。

ニフティの津田さんはおもに社長ブログのお話が中心でした。
ちょっと前の雑誌「PRIR」にも登場されていた社長の古河さんは、
基本的に全てご自身で考え、書かれており、先般、ココログのトラブ
ル対応に対し、批判を受け止めることと、きちんと対応することを率先
して行いました。
現時点でも、その渦中にあり(100近いトラックバック!)、かなり生々
しいお話でした。
しかし、良いときも悪いときも、正直に続けることで、つらいけどいつか
わかってもらえるときに固いブランドロイヤリティを築くことができる、と
いう信念を感じました。

鍋島さんは企業に対してブログ活用をサポートするお立場ですが、ブ
ログ導入の提案を通して、企業が気がつかない点在している情報資
産を結びつけ、企業価値や商品価値の向上に結びつける、というお話
が印象的でした。
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