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2007年03月07日(水)更新

皆さんの仕事内容は3年前と同じですか?(その1)

インターネットや情報技術の発達が企業で働く私たちにとって
何を意味しているのか?
そのヒントとなる本が手元にある。

1993年
リエンジニアリング革命
マイケル ハマー

1999年
なぜ日本企業では情報共有が進まないのか
田坂 広志

2000年
チェンジ・リーダーの条件
ピーター・F. ドラッカー


どれもうまくすればコーヒー一杯以下の値段で古本屋で買えるが
ひさしぶりに手にとってみても、いまだに新鮮な感動を覚える。
なぜなら、日本の世の中において、これらの本の中で語られていた
警鐘は、一向に改善が見られないばかりか、さらに悪化しているの
では?とさえ思えるからだ。

正確に言えば「リエンジニアリング革命」はインターネット前夜に書
かれたものだが、実感としてこれらの本で語られているパラダイム
シフト(共通概念や価値観の変化)とインターネットや情報技術の
発達はシンクロしている。

しかし人というものは、えてして自身に変化を受け入れることは苦
手なのかもしれない。
その間にも、ますます技術は進歩していく。

今、企業の中で顕在化しているコミュニケーションクライシス(危機)
はこのようなギャップを見直すことを怠ってきたツケのような気がして
ならないのだ。

以前は、
「企業のコミュニケーションやPRにとってのネット活用について講義
やセミナーを行ってくれませんか?」
という依頼が多かった。

最近では
「世の中の変化に対し、企業コミュニケーションや広報の業務は
どう変わるのか?」
という話に変わってきた。

もし今、自分の仕事(やそのプロセス)が3年前と変わっていないよう
なら、今から3年後を疑ってみることだ。

そのときに選択肢がない状況はあまりにも厳しいのだが、、、
(続く)
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