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2007年07月23日(月)更新

年齢差29歳と38年前の音楽を演奏する

この週末は音楽や美術、おどりなど、一家で芸事まみれだった。

わたしはある音楽の同行の人たちで集まるインターネット上のコミュニティ
に参加しており、そこで初めて集まろう、ということになり、代々木のスタジ
オでのセッションに参加してきた。
一言で言えば、みんなでレッド・ツェッペリンを演奏しようというもので、参加
者の意気込みを読むにつれ、相当気後れしたのだが、とても楽しかった。
参加者の年齢差もはなはだしく、40代半ばが4人、20代が4人、そして18
の男の子がひとり。
しかし40代半ばのおっさんが、18の大学生と一緒に、38年前のハードロッ
クを演奏する、というのは画期的だった。
「お父さんの影響で聴き始めました」という、その彼のお父さんはほぼ同じ年
だった。

しかも、もうひとりのドラマーも、23歳でプロ。すでにドラムスクールで教えて
いるそうで、それはめちゃめちゃ上手。ブラックドックはおろか、イミグラントソ
ングもレモンソングも、グッドタイムス・バッドタイムスのペダルワークもばっち
りで、本当に感動した。

彼らが、生まれる前の音楽をさらりとやってのけられると、僕らの30年は何
だったんだろう?なんてちょっと情けなく思ったりもした。

でも、みんな思いはひとつ。その音楽が好き、というそれだけで、初めて集ま
って合わせても、けっこう一発で形になるのがすごい。

僕自身は、地味な曲がすきなのだが、完成度はともかく真似事でも「The
Rover」ができたことはとても画期的だった。
当日お付き合いしてくれた皆さんに本当に感謝する。
ああ、下手でも長く音楽続けていて良かった。
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