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2008年06月13日(金)更新

Open Arms

私たち(よりすこし若め)の(ベストヒットUSA)世代には思い入れの深い
ロックバンドのひとつに「ジャーニー」がある。

若干15歳でサンタナに見出されたギタリスト、ニールショーンがリーダーを
つとめ、第2期から入ったスティーブペリーの伸びやかなハイトーンボーカル
が魅力のバンドだ。

たまたま今日一日外出続きだったのだが、昼休みにちょっと時間が空いたので
CDショップに入ったら、なんと新譜が出ている。
しかもスティーブペリーは脱退しており、ボーカリストは新人だという。
試聴しながら驚いた。ボーカルがものすごく強い。
基本、スティーブペリーに声も歌い方もとてもよく似ているのだが、さらに
余裕があり、声に張りとパンチがある。

さらに解説を読んで驚いた。なんと新ボーカリストはフィリピン出身で、見
た目は若いけど40歳!しかもデビューのきっかけというのが、彼がカバ-
バンドで歌っている映像をユーチューブにアップし、それをギタリストのニ
ールショーンが見つけ、オーディションしたというのだ。とても今日的な感
じのエピソードだが、それで実際に採用されてしまうのだからすごい。

しかもこの新作は2枚組みで、2枚目は以前のベストヒットを新ボーカルで
再録したものだ。単なるベスト版のオマケ付き以上の価値がある。

初々しいのか緊張しているのか、まだステージングには余裕が感じられない
が、軽々歌うのはさすがだ。(後期のスティーブは辛そうだった)

ユーチューブの映像

Revelation~ Journey