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2008年07月22日(火)更新

進化するプラネタリウム

この連休は来週に家族の行事(バレエの発表会)と夏休みを控えているため
ほとんど仕事(残務整理)に充てていた。
中日の日曜日のみ、家人が所要のため、子供二人を預かることになったのだ
が暑いからといって家の中にこもっているのも何かと思いアイディアをひねる。

クルマで遠出をするのも憚るほどガソリンが高いが、近場なら、ということで多
摩川を渡り車で10分ちょっとのところにある「生田緑地」に遊びに行ってきた。
ここは雑木林の中にある大きな公園で日陰もあるし民家園や岡本太郎美術館
もある。
確かに木陰も涼しいし、池でザリガニ釣りをしている人や岡本太郎美術館の入
り口の噴水階段で水遊びをしている子供もいる。ちょうど良い時間つぶしだと
のんびり歩いていると、奥のほうに「青少年科学館」という建物が見えた。

ここでは川崎の自然と歴史をテーマに、化石や動植物の展示を行っている。
と、その横にはなにやら丸い屋根、プラネタリウムがあるではないか。
見ると大人200円、子供は中学生以下タダ!涼しいだろうし、これは良い!と
余り期待せずに入ってみることに。

ところがこれが大当たり!
約50分のプログラムだったが、ベテラン解説員のお父さんの生解説付きで
これがまたなんとも癒し系なのだ。そのやさしく、ユーモアにあふれた語り口
は親から子供まで瞬時に星の世界に引き込まれてしまう。

で、肝心のプラネタリウム機はベテランのメカニカルなGM II-16-T型の横に、な
にやらスターウォーズのR2-D2のような、ちっこいのがいる。

なるほどこれがうわさの「メガスターII ミネルバ」か。こんなところにあるとは!
昔テレビでコレを開発した方のドキュメンタリーを見たのだけれど、一言で言う
と「深さが違う」。
入口で大きな双眼鏡を貸してくれるのだけれど「いったい何のため?」と思ってい
たが、見てびっくり!
星の等星なんて明るさぐらいで表現しているのかと思ったら、双眼鏡で見ると木
星にはちゃんと木星の模様が見える!
星雲とそこにまたがる星の関係もきちんと立体的に感じられるのだ。

メガスター開発者のウェブサイト

現在の東京の夜空(明るくて星はすこししか見えない)と富士山の頂上から見た
場合のシミュレーションも見せてくれる。
これはコストパフォーマンスの高いエンターテイメントだ。

まだまだ近所にも良いところがあるなあと再発見の一日だった。

写真は携帯で撮影したためぶれたがメカニカルでかっこ良いGM II-16-T型
planet
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