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2008年08月21日(木)更新

子供の(大人も)創造性を刺激する玩具

「子供ができる前からおもちゃ箱のような家」というのが我が家の
友人評だ。
夫婦してくだらないもの集めが好きで、本人たちだけが「貴重な
アンティーク」と呼ぶ、1920年代から近年までの様々なおもちゃ
や雑誌、道具が山積みになっている。

うちの子供たちは生まれたときから「これはお父さんやお母さんの
おもちゃ。これは自分たちが遊んでよいもの」と区別しているので、
絶対に勝手に棚をあけて遊ぶことはしない。

まあ、以前に比べて減ったとはいえ、それでもおもちゃやさんめぐ
りはなかなかやめられず、出張で海外にいっても本屋と同じくチェ
ックは欠かせず、そんな中で見つけたのがこの「スイッチピッチ」と
いう幾何学おもちゃだ。

switchpitch

複雑に入り組んだヒンジで構成されたボール状のもので、空中に
ちょっと放り投げると、手に取る間に面が裏返る、というものだ。

たったそれだけなのだが、なんとも機構が面白く、大人でも飽きな
い。リビングに転がしておくと、遊びに来たお客様はほぼ間違いな
くハマっている。

まあ、それだけの慰みで買ったのですが、思わぬ効果があることを
発見した。
上の女の子(9歳)も下の男の子(5歳)も、まだキャッチボールなど
はそれほど上手ではない。
それはなぜだろうと良く観察すると、小さい子供は親がボールを投
げるときに親を見ていて、ボールが飛んできてもまだ親を見ている。
すなわちキャッチするとき手元までボールを追っていないからなのだ。

ところがこのボールは投げたとたんに変化するので手元に来るまで
ボールを注視するのだ。するとキャッチボールの成功率が格段に上
がることがわかった。

ここまで読んで、何だそれだけのことか、と思われる方も多いでしょ
うが、子供は日々成長するものの、なにかのきっかけを与えると、そ
れがグンとスピードアップするのだ。事実、これをきっかけにコツをつ
かんだようで、キャッチボールもサッカーのドリブルもものすごく上手
になった。

同じような年頃のお子さんを持つ方、知的好奇心を満たしたい方、
ボケ防止に、、、さまざまな使い方ができる。オススメの一品(笑)。

「スイッチピッチ」