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2009年12月09日(水)更新

東洋経済の「中古品」特集が面白い

今週の東洋経済は「中古品」特集。今までにない視点でとても面白
かったです。
わたしたちの親の世代などが根強く持つ「新品信仰」のようなものも
だいぶ薄れてきているのですね。
また、環境や「モッタイナイ」も拍車をかけているかもしれません。

弊社のオフィスはほとんどの家具(机や椅子、棚、ドロワーなど)が
中古で買い揃えたものです。
椅子は海外のメーカーのものですが、それでも定価の3割程度の値
段でした。じゅうぶんにキレイで丈夫ですから、まったく問題はありま
せん。

また、オフィスにいらっしゃるお客様のための「言い訳」ですが、1000
枚を越すCDも、ほとんどが中古で集めたものです。
(これらもデータサーバーに送り、また半分以下ぐらいになるでしょう)

元々工業デザイナー出身で「モノ」を生み出すことを生業としていまし
たし、今でも「モノ」の「デザイン」や「機構」が大好きです。
そんな私はいざ知らず、体育大出身の家人もなぜか「モノ好き」とあっ
て、ただでさえ狭い家は雑多な、しかし「一体どこでこんなもの見つけ
たの?」というようなもので溢れています。

しかし10年前に子供が生まれ、その勢いはだいぶ治まりました。
今は子供の使い終わったおもちゃとともに、大人の「なぐさみもの」
も徐々に整理をすすめています。

それでも電気ポットが壊れる、靴が傷む、など、必要に駆られてもの
を買うことはあります。そんな時、この東洋経済の特集にもありますが、
やはり

「ネットでの情報収集」

ははずせないでしょう。

価格コムによる「最安値情報」と「クチコミ」のハイブリッドに限らず、
加えてヤフーオークション、さらには複数の大手オンラインショッピング
サイトを横断検索できる「ショッピングサーチ」というサービスもあります。
(これはとても便利なのでぜひ試してみてください)

私はものによるとこれに加えて海外のショッピングサイトやオークション
サイトも見るようにしています。

このように横断的に情報を見ていくと「モノ」の生まれや流れが見えてき
ます。

「オリジナルな商品」→「安価な競合商品」→「すれすれのコピー、バッタ
モノ」→「小さな企業によるオリジナルな高付加価値商品」→「オリジナル
の海外生産移管製品」→「在庫調整品」→「中古品」

どのポイントで買うのか?もしくは今見ているのはその状況のものか?
など見えてくるようになります。
(実際にはこのようなマーケット調査のみで「クリック」はしませんが)

さて、巷は贈り物やギフトの季節ですね。
ことしは「中古品」とばれないように賢い買い物をされる方が増えそうです。