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2006年06月16日(金)更新

セミナーは真剣勝負  その3

先週の共同PR「広報の学校:オンラインPR専科」に続き、今週は
本科:対外広報(メディアリレーションズ)実務講座でも、オンライン
PR関連の講義を持たせていただきました。

昨年は105分の授業が前・後期で2回だったのですが、今回は
集中で1回なので、2回分を1回でまとめなければならず、さりとて
どれもお伝えしたい、という気持ちが抑えられず、105分で95枚の
レジメでした(!!)。
10分押しで何とかお話できたのですが、やはり詰め込みすぎたなあ
と反省しています。

参加された方でこのブログを読んでいらっしゃる方、ごめんなさい。

私はいつもこの共同PRさんでお世話になるセミナーをするときは、
参加する方のリストを事前にいただくようにしていて、参加する方々
の企業WEBサイトをチェックしておくようにしています。
こうすると、質疑をいただいたときでも、悩みのポイントなどが理解
しやすいからです。
時間があれば、参加する皆さんから自己紹介をいただきながら自社
のWEBを語ってもらうようにしています。

私からの話はどうしても一方的になりやすく、それよりもその場で
集まった20社なりのアプローチや悩み、生の声を聴くことのほうが
参考になる発見が多いのです。

10年前に私が企業でこのようなことをはじめたときも、常に他社の
担当の方と会って話を聞いていました。

現在、セミナーで知り合った方々同士が、さらに交流を深められるよ
うな場があれば、とプランを練っています。
もっとオープンにボトムアップしていければと思っています。
乞うご期待!

2006年06月15日(木)更新

「出会い系」ではなく「出逢い系」

松尾一也さんは、先日ご紹介した小杉さんのご紹介で知り合った
「人材教育のプロフェッショナル」です。

「人生自体がひとつの学校である」という思いで、様々な教育
事業を通じて「人づくり」に貢献しています。

松尾さんのユニークなところは常に口を突いて出る「四文字熟
語」にひっかけたジョーク(ご本人はマジ?)の洒脱さ。

陽転思考に代表されるその明るさが、ご自身のテーマである
教育をより価値の高いものにしているのではないかと感じます。

また、変化の早い現代においての「学び」には自身の研鑽だけ
でなく、他者理解や他者との出逢いの影響が大きい、という
見解から、「出逢い力」という著書を上梓されています。

自分の限界にぶち当たることは日々、ですが、この本や松尾
さんの考えには、とてもたくさんの勇気をいただけます。


出逢い力―あなたに逢えてよかったと言われる人生

2006年06月14日(水)更新

趣味の効用 その3

先月24日のブログで、大学時代からバンドをずっと続けていると
書きました。
そもそも音楽をやってみたい、と思ったのはやはり育った環境が
大きかったのです。

私は男3人兄弟の末っ子で、兄2人とは少し年が離れています。
兄はモロにビートルズ世代だったので、私が小学生で物心がつき
はじめたころには、応接間にビートルズを始め、キンクス、ストー
ンズ、などが揃っていました。

それでも自分のお小遣いで初めて買ったレコード(ドーナツ盤シン
グル)は泉谷しげるの「春夏秋冬」でした。

それを何回も繰り返し聞いていると、突然兄が部屋に入ってきて、
「和弘、これをきいてみな」といって数枚の大きなレコード(LP)を
手渡ししてくれました。

1枚は大きな岩肌に5人の男の顔が彫刻されているイラスト(ディ
ープパープル:インロック)、2枚目はおじいさんが薪を背負っている
もの(レッドツェッペリン:IV)、3枚目は銀色のジャケットに青でメ
ンバー3人のイラストが書いてあるもの(ブルーチアー:Vincebus
Eruptum)でした。

フォークを聞いているいたいけな小学生になんという荒治療!と
思いましたが、このときを境に兄のレコード棚をひっくり返し、ハード
ロックばかり聴くようになりました。今思えばなんと的確なチョイス!
と感謝に耐えません。

自分でLPを買うようになってから聴き始めたのは、いわゆるプログレ
というジャンルで、ピンクフロイドやクリムゾン、イエスなど、変拍子に
頭をがくがくいわせていました。

最近はその当時のアルバムが紙ジャケットのCDで、デジタルリマス
タリングで再発されることが多く、つい買わされてしまうことがありま
す。
何よりうれしいのは、その当時のアーティスト(ほとんどがすでに60
代)が今でも活動を続け、新しい音楽を創り続けていることです。

キング・クリムゾンの初期のドラマーだったイアンウォーレスが昨年
出した「The Crimson Jazz Trio : King Crimson Songbook, Vol. 1 」
は昔のクリムゾンの曲をピアノ、ベース、ドラムスのジャズトリオで演
奏しています。
軽く流してかけていると普通のピアノジャズですが、変拍子にツーバス
ばりばりだったりしてなかなか楽しめます。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000B865DM/249-3117510-3469104?v=glance&n=561956

クリムゾン、なつかしいけど、さすがに重い。という方は試してみてくだ
さい。

2006年06月13日(火)更新

情報は提供する(出す)人のところに集まる

女性コミュニティサイト、イーウーマンを主宰する佐々木かをりさんは、
かつて著書「ギブ&ギブンの発想」の中で、コミュニケーションとは、
まず「自身の最高」を与える事によって、相手から受け入れられ、同
様に良い影響をもらえる、と書かれていました。
ほかにもこの本からは、とても前向きになれる言葉をたくさんいただ
きました。

このこと(ギブ&ギブン)は、本当にコミュニケーションの基本だと思い
ます。
様々な企業コミュニケーションの中でも、「広報コミュニケーション」は
「お金を生みにくい」ので「人とお金がかけにくい」という状況がありま
した。
しかし、今までは特定のステークホルダーに対応すればよかったのか
もしれませんが、インターネットの時代はその対応も多岐にわたり、さ
らにスピードと、継続性が求められています。

最近では外資系エレベーターメーカー。ちょっと前では自動車メーカ
ーや食品メーカーの対応が話題になりましたが、自分がこの企業の
広報担当だったとしたら、どのタイミングでどんなことが考えられただ
ろう?といつも考えています。
日ごろから危機に備えるチャンスや心構えがあったとしても、予想し得
ないことが起きるから危機だったりするわけで、いくら上司や経営者と
対策を話していたとしても、その場で危機を救う(広げる)のは、姿勢
しかないのかな?とも思われます。

エレベーターメーカーの対応についても、「現在、警察の事情聴取が行
われていて、企業のステートメントを公表できない」というのは、六本木
ヒルズの回転とびらの事故のときの森ビルの対応とほぼ同じでした。

しかし派生して出てくる様々な憶測やうわさ(あるいは事実)に対しての
対応には未解決であったことが、現在の状況を招いているとすると、簡
単には良い方向にメッセージを向けるのは容易いことではありません。

最近は消費者も社員もブロガーでメディアと直結しています。
社長がブログをしていれば直接モノを言ってくる人もいます。
ますます、日ごろから「何をGIVEしているのか?」が問われることとな
ってきます。

最近間接的にお話を伺ったニフティの古河社長のブログ。ココログの技
術的な不備やトラブルがあり、ほぼ数ヶ月、数百のトラックバックを受け
いわゆる「祭り」状態になっていますが、削除せず、逃げず、真摯に対峙
して広報の対応すら待たず、現在の状況を正直にできるだけ開示してい
こうとする姿勢はものすごい勇気だと思います。

ニフティはパソコン時代から色々な問題を解決しながらサービスを築い
てきた歴史があります。
この状況を乗り越えたとき、リレーションを切らずにやってきたことが、
ものすごい資産になると信じています。

2006年06月12日(月)更新

6月は出会いの月

セミナーの機会が増えていることもありますが、6月はまさに
出会いの月です。新しいお仕事の機会や、セミナーを通じて
たくさんの方とお会いする機会をいただいています。

今月の特徴は、なんといっても「会う方がみんな美女!」という
ことです。
しかも本日は2連荘。
お昼のランチミーティングでは、先月MIXIの広報コミュニティ
オフで知り合った(!)広報コンサルタントの方から、彼女の
企画する7月のセミナーのお話を伺いました。

さらに昔セミナーでお世話になった方から1年ぶりぐらいで連
絡をいただき、紹介したい人がいるので、午後に虎ノ門に顔を
出せといわれ、これまたアイディアにあふれた才媛をご紹介い
ただきました。

男女に関わらず、素敵な人たちとの出会い、お仕事は元気を
たくさんいただけます。
今夜のオーストラリア戦観戦にも、勢い力が入る、というもの
です。(意味不明)

今週はまた、共同PRのセミナーがあり、金曜日には弊社の
会議室で、セミナーで知り合った若手広報有志とのパーティ
ーがあります。
少しずつ、そんな出会いやプロジェクトも紹介していきたいと思
っています。

2006年06月09日(金)更新

酸素カプセル

2日間のセミナーのインパクトは大きく(年ですね)、昼ごろから偏頭
痛と肩こりがひどく、早引きしました。

どこかで全身マッサージでも受けてこようか、とも思っていたのですが
スタッフのお勧めで初めて「酸素カプセル」に寄って見ました。

これはすごい!
テンピュールが敷いてあるカイコの繭のような袋にもぐりこみ、1.3気
圧(水深3メートルと同等)かけて酸素を送り込むのです。

最初はダイビングのときと同じように耳抜きを何回かする必要がありま
すが、慣れてくると、まるで胎内回帰したようでうとうととしてしまいまし
た。

50分はあっという間でしたが、なんとなく清々した感じがして、肩がずい
分と軽くなったような気がしました。

即効性があるので、よくスポーツ選手などが筋肉や蓄積疲労の回復に
使われるそうです。

ただし、閉所恐怖症の方にはお勧めしません。。。

2006年06月08日(木)更新

呼吸と同じ

セミナーでアウトプットしたので、今週の残りは、ちょっと
吸収します。
いやほんとうに、WEB関連のセミナーは楽ができません。
半年前のレジメ(事例)はもう古い。
というより新しい事例がどんどん出てくるのでメインテナンス
が大変です。
今日はすこし早引けして、体と頭のメンテナンスをしてきます。

いずれにせよ、いっぱいアウトプットするとインプット量も増える
ような気がします。
スポンジ、というより、雑巾に近いかな。。

そういっている間にまたセミナーのお問い合わせをいただきました。
また、一度セミナー等でご縁をいただいた方から、フォローアップで
もう一度話を聞きたい、とメールをいただくことも多く、ありがたい
ことで大変感謝しています。
夏前までに自社会議室で自主セミナー出来るように整備中です。

ご連絡差し上げますのでよろしくおねがいいたします。

雨宮

2006年06月07日(水)更新

セミナーは真剣勝負:その2

「広報の学校:オンラインPR専科」2日間の講義が何とか終わりました。

2日目の午後はさすがにノドに来ました。
毎回、回を重ねるごとに参加される方の意識が高まってきているのを
感じます。
それは、現場の担当者としての目的意識がはっきりして来ているからだと
思います。

今回は13名の方の参加でしたが、参加者同士も話がしやすい人数で
ちょうどよかったとお思います。
このようなセミナーで大事なのは、私からの一方的な講義だけでなく、
参加者同士がそれぞれの知見を分かち合うことです。
単発、2時間程度のセミナーだと、なかなか参加者同士がうちとけて話を
する、ということは難しいのですが、2日間一緒に勉強すると、それぞれ
の思いが伺えて、私自身も勉強になりました。

2006年06月06日(火)更新

セミナーは真剣勝負

年2回ほど、お世話になっている共同PRさんの「広報の学校」で、
「オンラインPR専科」という講義を行っています。

今日は、その春の回の第1日目。
2日間で都合3キロほどやせる予定です。

共同PRさんの広報の学校は広報実務を包括的に勉強できる唯一の
セミナーで、非常にバリューが高く、10数年前にわたしが広報に
転部するさい、このような機会があれば楽だったなあ、と思います。

その包括的な「広報の学校・本科」に加え、IRやメディア対応、
オンライン(WEB)対応に特化したコースが「専科」で、2日間
で2時間の授業を6コマ行います。

短時間でその全てをお話しすることは難しいのですが、参加される
方々の意識も年々向上してきているので、本当に真剣勝負です。

通常、セミナーは一度レジメを決めると結構使いまわしが利くはず
なのですが、オンラインPRに関しては日々アップデートがあるの
で毎回毎回手を入れています。

2006年06月05日(月)更新

ドメイン名取得の目的

ドメイン名の取得が企業のコミュニケーションにとって重要だ、
というのはインターネットが商用利用され始めた当初からの
問題でした。

昔、お世話になったインテルでもペンティアムというプロセッサ
ーを出したとき、ペンティアム3ドットコムだったか、次々世代の
商標のサイト名をポルノサイトに取られ、その後、裁判で取り
戻した、という話を聞きました。

そんな話を思い出したのは、週末に読んだ「アンジェリーナ・ジ
ョリー、娘の名前のドメインを取得」というニュースです。
アンジェリーナ・ジョリー、娘の名前のドメインを取得


要は、そのアドレスを利用しようというのではなく、ドメインの売
買やアダルトサイトへの転送サイトとしての利用を防止すること
が目的だ、ということです。

同様の例で、日本企業が気をつけなければならないポイントを
事例とともにご紹介いたします。

日本では、商品やサービスの販売促進プロモーションで独自
(商品名)ドメインのサイトを作ることが良く有ります。
しかし、その製作コスト、および管理コストも宣伝部の予算で
行うことが多く、結果、プロモーションの期間が終わると、ドメ
イン名の管理費用も継続捻出することはできなくなります。

下記で紹介する車メーカーのプロモーションサイトは、ドメインの
継続が終わって2ヶ月もたたないうちにポルノサイトに取られて
しまいました。

しかし数多くのニュースサイト、個人のファンサイト、コミュニティ
サイトからのリンクはそのままです。

企業が一度使った(それなりのトラフィックを持っていた)ドメインは
こういう業者にとって見ると魅力的で、それをみな、虎視眈々と
狙っているのかもしれません。

ご覧になるのはご自由に。ただし企業からだとアクセスログが残
りますので気をつけてください(システム管理者に怒られないよう
に)。

また、表紙から中に進まれることはあらゆる意味でお勧めしません。

http://www.will-vs.com/
(元はトヨタ自動車の販売促進用のサイトでした)
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会社概要

1999年2月創業。 ビジネスにおけるインターネット活用経験は日本のインターネットの発展の変遷とほぼ同期しており、豊富な経験を有する。 主宰者は企業広報から自己啓発でWEBマスターになった経験から、今後オンラインを中心とした企業コミュニケーションが重要になるとの思いで独立、創業した。...

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個人プロフィール

美術大学デザイン科を卒業後、12年間工業デザイナーを勤める。当時勤めていた外資系メーカーで本社出張を重ねるうち、本社の親組織で行っている「コーポレートコミュニケーション」の役割と重要性に魅了され、セルフリストラして広報部に社内転職。自ら部門を超越した「コーポレートコミュニケーション」を実践する...

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