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2007年05月31日(木)更新

「クロスメディア」と私

最近よくお客様や代理店さん、セミナー教育関連企業さん、出版社さんなどに
言われることは、

「クロスメディア・コミュニケーションズさんってクロスメディア広告のプランニング
をされているんですか?」

とか

「クロスメディア(広告)戦略のセミナーを組みませんか?」

とか

「良いドメインを抑えましたね」

というようなものだ。

弊社の実際の業務は、オンラインメディアを中心としたコーポレート・コミュニケ
ーションのサポートで、どちらかというと広告系の仕事はほとんどやっていない
のが現状だ。なので「クロスメディア」という会社名も、現在の「クロスメディア広
告」を見越してつけたものではない。

弊社は設立が1999年だが、実際にはその1年ちょっと前、1997年の秋に個人
事務所としてスタートした。
その頃はまだ、世間は「マルチメディア」とか言っていた頃で「メディアミックス」
さえ言っていなかったように思う。

設立当初はワンルームマンションの事務所に籠もり、受注業務が終わったあと
はひたすら海外のネットのビジネスモデルを探り回っていた。

そのような事例に対し、昔一緒に働いていた米国の友人とメールでやりとりし
ていたときに耳にしたのが「クロスメディア」という言葉だ。

ネットに限らず、適切なメディアの相乗効果によってコミュニケーションの可能性
を広げる。

そんなニュアンスだったように思う。

自分がやりたいことを体現する、良い言葉だな、と強い印象があったので法人
登記とともにURLを取得した。
今思えば「co.jp」も、「jp」も取得できたのはラッキーだ。

ただ、上記のような質問をされて

「いや、実際は最近定義される言葉の上でのクロスメディアとやっていることは
違うんですよ」

というのもとっても癪だ。

なので、広義に「クロスメディア」が体現できるよう、勉強だけでなく、実践して
いこうと計画中だ。

さて、弊社にとっての基本のキーワードは「コーポレート(企業)・コミュニケーシ
ョン」だ。

そこで、続きはWEBで!(ってこれもWEBか・笑)

まずは「企業コミュニケーション」で検索! してみてください。

(2番目にでてくるはずです。昨年までは1位だったのですが。。)

2007年05月29日(火)更新

大手企業、入社式のキーワード

来週の福岡宣伝会議セミナーに続き、6月、7月は大きなセミナーが何本か
入っており、今からレジメのチューンナップに余念がない。というか、他の書き
物もあり、かなり焦燥感に駆られている。
夏休みの宿題計画表(一番苦手だった)ではないが、スケジュールを組まない
とタイヘンなことになりそうだ。
●宣伝会議九州主催:広報・宣伝担当者養成講座[短期集中コース]

●共同PR「広報の学校」オンラインPR専科

●日本経団連社内広報センター主催:
 「社内広報担当者のためのコミュニケーション能力アップセミナー」


さて、春になると毎年楽しみにしているのが日本経済新聞の4月第1週の「入社
式トップ訓示」という記事だ。ここでは大手企業の入社式のコメントが紹介される。
2年ほど前だっただろうか、NECの社長が「一生この会社にいると思うな」という
ようなことをおっしゃられ、労働流動性の高まる時代を予見しているようで、NEC
ほどの会社でもここまで言うのかという思いで、非常に緊張感があってよかった
と覚えている。

そして今年は2つのキーワードが浮かび上がった。
ずばり「コミュニケーション」と「企業倫理」。
まさに今の世相を繁栄しているようだ。

「企業倫理」については、企業全体にとどまらず社会に与える影響が大きな事
件が相次ぐ昨今の状況をみれば「もう一度しっかりと襟を正そう」といわなけれ
ばならない、のは当然か。

「コミュニケーション」はそのためにも重要だ、ということだ。

しかし「問題解決の糸口はコミュニケーションにある」といっても、あまり具体的
な方策は語られていないことが多い。

現場殻聞こえてくる声は、「それってどうすればよいの?」というものばかりだ。

コミュニケ-ションの改善が難しいのは、組織のコミュニケーションの問題の多
くが「人」でなく「間」、つまり「関係性」の問題だからなのだ。

電子メールもイントラネットも生産性向上ツールも、Webサイトも、それを利用す
る社内外の人たちの間に、どんな関係性を築けるのか、そこからもう一度探るこ
とで、その目的、使い方、内容を見直してみなければならない。

もうひとつのヒントが「継続性」だ。

一気に作り上げたり導入する必要はない。むしろそれで失敗する確率のほうが
高いのだ。
何とか年度内予算で一定の達成感を見たいという担当者は多い。しかしそういう
人ほど、数年で現場を去り、引き継いだ人はまた新しい別のことを始めたくなる
ものだ。

こうやって予算を無駄に消化することを続けていくから企業は真剣にコミュニケー
ションプログラムにヒト、モノ、カネを投入しなくなっているのだ。

小さな達成感と反復して積み上げていく努力、そして最後に肝要なのが担当者
のキャリアセットだ。

今は1番目と2番目を考える仕事が多いが、それらを通じて3番目をサポートする
のが私の仕事を通して実現したいことだ。

15年前、米国本社のパートナーから言われた一言。それは

「何で日本にはコミュニケーションのプロがいなくて会社が回るのか不思議だ」

というものだ。

仕事を通じて得る喜びは、そんなギャップを埋めるための一歩、一歩の達成感だ。

2007年05月28日(月)更新

小学生は電気羊の夢を見るか?

おりしも大相撲夏場所では白鵬が横綱昇進を決定付ける優勝を確定させた
土曜日だった。
その大相撲といえば、某週刊誌でさんざん八百長疑惑などと取りざたされて
いる。

それにかこつけるわけではないが、週末に小学校3年生の娘の運動会があ
った。

お昼ごはんを一緒に食べていると、娘はこう言った。

「パパ、午後の徒競走で私は2位になるよ」
なぜそうなるか聞いてみると、先日同じ組み合わせですでに予行練習を一度
やっているのだそうで、そのメンツの中ではどう見ても2位なのだと。

「でも、本番で転ぶかもしれないし、最後までしっかり走らないと判らないぞ」

と諭したものの、結果を見ると果たして2位。
彼女はしっかりがんばって走った。それで2位だからすばらしいのだが。。

運動会全体を通して感じたことは、あまり転ぶような子供がいないことだ。

昔の子供は気持ちが先行して転ぶ。そして最近の子供は足腰が弱くて転ぶ、
というようなことを聞いていた。

それなのに。

ひょっとすると、、、杞憂だとは思うが、、、

彼らはすでに見切ってやっているのではないだろうか?

すなわち、想定外のことなど起きないように予行と同じように淡々とこなすのみ。

最後の2種目になると赤組と白組の総得点板が隠される。

そして結果発表。

結果は1508 vs 1510。
2点差で白組の勝ち。

最後の校長の言葉は、「ほんの数点の差で勝敗が分かれる。最後まであきら
めるな」というものだった。絶妙である。

代休の開ける明日、学校で運動会の話題は出るのだろうか?

もっと普段から白組の伝統や名誉を教え込んだらどうだろうか?そして勝ったら
優勝旗以外にも饅頭の大きさを変えるとか、インセンティブをつけるとか。
負けることで感じる悔しさやがんばろうとする気持ちをもっと学ばせてあげたい。

そうでないとこれからたくさん味わうであろう挫折や苦しさに勝てなくなるから。
そして、そういう人の痛みを理解できなくなることが、一番の恐怖だ。

私は昔教わった先生の言葉はひとりにひとつぐらいしか覚えていないが、体育の
教師が言った言葉が忘れられない。

「優勝するのは最後の一人だけ。負けることを学ぶのが勉強なんだ。泣いている
暇があったら走ってこい」

うーん。なんだかすべてが既視感にとらわれたような微妙な一日だった。

2007年05月25日(金)更新

こんなに食べても痩せられる~BMグラサン・ダイエット

金曜日は健康の話をすることが多い。

佐藤尚之さんという方がいて、本職は広告会社のクリエイ
ティブ・ディレクターだそうだ。
お会いしたことはないのだが、ある検索をしていて、驚愕の
エントリーに出会ったのでご紹介する。

題して「BMグラサン・ダイエット ~こんなに食べても痩せられる」だ!
(長文、これでもかコンテンツにつき注意)
http://www.satonao.com/diary/04/0926.html

彼は5ヶ月で9キロやせたそうだ。
決してマジックではない。きわめて論理的だ。
楽してやせられることはない。
ただ、決定的なことは「継続性をいかに導き出すか」
それによってリバウンドを防ぐのだ。
もうひとつ。
彼は人間の弱さを心得ている。だから無理なことは言わない。
そんな自分を受け入れて、かつ継続するとはどういうことか。
それをとうとうと綴っている。

すばらしい。今まで読んだ中で一番説得力のあるダイエット文章
だった。(文章量はまったくダイエットしていない)

私自身も大学卒業するまでは60キロ台だった。自宅通いで運動は
ほとんどせず、飽食の限りを尽くした。おかげで5年で70キロ後半
になった。
しかし27のとき、先輩に

「雨ちゃん、このまま30越すと出た腹を戻せなくなるぞ」

といわれた。

その年に米国に3ヶ月ほど出張することになったのだが、夏だった
のでアパートのプールで毎日クロールで泳いでいた。

そのときのエピソードはこちら↓
http://crossmedia.keikai.topblog.jp/blog/125/10000235.html

コレがまさにBMに近い運動方法だったのだ。
もう、帰国するときは腹筋が割れていた。
その年は自転車(ロードレーサー)も漕いでいたので1年で10キロ
近くやせたと覚えている。

しかし、そのあと結婚して、また10年かけて体重は10キロ増えた
わけだ。

ただ、決して言い訳ではないけど、筋肉はあんまり落ちていない。

比べれば27のときのほうがよっぽど腹が出ていた。

今もバランスチェアで仕事したり早足で歩いたり泳いだりしている
ので、赤筋は落ちていないと思う。
まあ、課題はその上を覆う脂肪の減少。。。

はい、少しずつがんばります。
さておき、佐藤さんのブログ、そしてこのエントリーは秀逸なので
ぜひ週末にでも読んでみてほしい。

ミクシィにも彼のブログを見ている人のコミュがあった。
ミクシィに入っている方は「佐藤尚之」さんで検索してみてほしい。

2007年05月23日(水)更新

ニッサン・スカイライン試乗記

忘れられない、愛車への思い(3代話):その1
忘れられない、愛車への思い(3代話):その2

忘れられない、愛車への思い(3代話):その3
成功するコミュニケーションとは?(ニッサン・スカイライン試乗記・序章)
成功するコミュニケーションとは?(ニッサン・スカイライン試乗記・序章その2)

ずいぶんと前置きが長くなったが、いよいよ拝借したスカイラインで家族小旅行
だ。
朝方、若干小雨が残っていたが、天気予報は快方に向かうとのこと。

早起きして家族で荷物を積み込むことになったのだが、クルマに乗り込んでの
家族の最初の感想は、

「リアシートが広い」

というものだ。たしかにウチのコンパクトボルボと比較しても全長で24センチ長い
だけのことはある。(車幅はまったく同じ)

グランツーリズモといっても、スカイラインと名が付くと、どうしてもスポーツカー的
な印象が強く、後部シートは犠牲になっているもの、と思っていた。
全長の長さはリアシートだけでなく、トランクの大きさにも影響を与え荷物もどっさ
り詰め込める。また、結果的に燃料タンクも大きくなっている。80リットル入れば、
リッター平均10キロとすれば800キロ走れることになる。
まさにグランドツーリングカーだ。
自宅を出発して中央高速調布インターまでは約20分。京王線の踏切を越える
までは世田谷特有の細い道が続く。
車幅が同じと言うこともあるが、見切りもよく車幅がつかめずに怖い、ということも
なかった。
調布インターは渋滞もなく、借りている車だからという慎重な気持ちがあるものの、
本車線に入るとき、ちょっと踏み込んでみた。

加速時の安心感。

これがスカイラインの魅力だ。

昔、バイクに乗っているとき、母親は「大きなバイクはスピードが出るので危険」
とよく言っていた。

これには誤解が含まれていて、車重が軽いのにスピードの出る原付のほうがよ
っぽど危険で、余力がありブレーキ制動力の強い大型車は逆に相対的に安全と
言える。
50キロしか出ない原付で50キロで走っていて、何か危険があった場合、停まる
ことは安定感を失いとても恐怖だ。しかしそれしか選択支がない。
大型車は加速して回避することもできるし、自重がある分、制動も強力だ。
スカイラインに感じる安心感はそんな大型バイクに感じる余力と同様のものだ。

長坂インターまでの高速クルーズは快適そのもの。
家族もいるのでほとんど追い越し車線には出なかったが、ひとつ大きな異変に
気が付いた。
子供たちが「気持ち悪い」といわない(クルマ酔いしない)のだ。

やはり比べればボルボの足回りはふわふわしている。ちょっとしたピッチングや
ヨーイングも重なると気分の良いものではない。ボルボでは1時間も持たずに気
持ち悪い、といい始めるのだが、スカイラインでは2時間走っても子供はなんとも
言わない。
確かに足回りはピシッと決まっている感じがする。

ボルボで足回りだけをいじる趣味はないので、この動力性能、足回りでスポーツ
ワゴンができたら買い換えちゃうかも、と正直思った。

通常、足回りの味付けと言うのは、なかなかスペックに現れにくい定性値だ。
しかしそれなりにお金がかかるわけだから、どうしてもあるレベル以上の車格
のクルマにしかおごられないのではないだろうか。

今回スカイラインに乗って思ったことは、今度はティーダに試乗してみたい、という
ことだ。あのパッケージでスカイラインのような足回りがあったら、、、かなり魅力
を感じてしまう。

さて、長坂インターを降り、友人の家族と合流。買出しをしたのち、北杜市白州町
に向かう。
目的地のキャンプ場、「ヴィレッヂ白州」は街道から舗装されたワインディングロ
ードを7キロほど山側に入った、小さな池を取り囲むコテージで作られたキャンプ
場。
このワインディングでも、なれている友人の車はかなり飛ばす。私は初めての道
で慎重に走ろうと思うものの、付いていくためについついペースが上がる。
しかしスカイラインは体制を崩すことなく、ここでも家族はクルマ酔いを起こさなか
った。
http://homepage2.nifty.com/village_hakushu/

目的地に着くと急に視界が開ける。
そこはまさに夢のようなロケーションだった。
富士山の周辺にあるキャンプサイトはかなり回ったが、新しいこともあり、ここは
かなり魅力的だ。

skyline1
キャンプ場に到着したスカイライン

skyline2
ヴィレッジ白州。湖畔の船着場にはステージが。

skyline3
ヴィレッジ白州全景。

ヴィレッジ白州はテントの設営も可能だが、コテージは清潔でお風呂も水洗トイレ
も付いている。キッチンも野外のバーベキューグリルも使えて5人で1万5千円は
かなりリーズナブル!

しかしまた、なぜここに来たのか?それには理由がある。
実はこの週末、このキャンプ場で「俺たちのウッドストック」と題した音楽フェステ
ィバルが開かれたのだ。

湖畔に設置されたステージでは、すでにミュージシャンが熱演。周りのキャンプ
サイトでは皆がバーベキューをしながら音楽に興じているのだ。

聞けば主催者は何度過去のような野外コンサートを山梨県で開催していたのだ
が、夜になると周辺住民の苦情でパトカーが来ていたようだ。
しかしここなら問題はなさそうだ。
また、演奏者の大半が自分と同じウッドストック世代(おっさん)ということもあり、
音楽の種別的にもロケーションにあっていた。なんともピースフルだ。

翌日はすばらしい快晴に恵まれ、早起きしてハイキング。展望台までは子供と
歩いても30分。管理人には、「直下の階段まで車で上がれるよ」とも言われた
のだが、オイルパンを削ってもいけないので、歩いて上った。

skyline4
コテージの前で。

skyline5
展望台までは30分のハイキング。目の前には八ヶ岳

skyline6
展望台にて。振り向けば甲斐駒ケ岳が目の前に!

2日間にわたり、音楽とバーベキュー、そして自然にあふれた湖畔でたっぷり
遊べて子供たちも大満足。

今日は夜半までに車を返さないといけない、ということもあり、ちょっと早めに
キャンプ場を後に。
友人が「韮崎にとてもよい温泉があるので寄っていかないか」というので、ついて
行くことにした。

これがまたすごい!最近地方のファミリー温泉のようなところは、結構大規模で
岩盤浴からエステまで、至れり尽くせりのところが多いが、ここはもう本当に、お
風呂と休憩所。ザッツオールのシンプルさ!

しかし源泉かけ流し。入浴料は500円!
ちょっとぬる目のお湯なのだが、でたあとの体の温まりようがもう半端じゃない。

金曜日からかなりどたばたしたが、本当に疲れが吹き飛んだ。

skyline7
帰りに寄った温泉「韮崎旭温泉」
http://www.hikyou.jp/yamanasi/nirasaki/nirasakiasahi.htm

このあと甲府から中央高速に乗り、帰路についた。

東京に戻るまで全行程で400キロ。使ったガソリンがメーターで半分。ちょうど
40リッター。ということは平均燃費は10キロ。これは優秀だ。

昔持っていたスカイライン=若者向けのスポーツカーという印象はみごとに消し
飛んだ。
正直、ボルボの車検で借りたレガシーのほうがインテリアの雰囲気やエンジン
の味付けが「男の子向け」という感じがした。
今度のスカイラインは50年の歴史とともに培ってきた熟成と進化の結果なのだ
ろう。

家族を下ろした後、用賀から首都高にあがり、一気に東京八重洲まで。
ひとりの気軽さか、最後にちょっとだけメリハリの効いた運転をしてみる。

実用性も高く、ロングドライブでも疲れない。そして踏み込めばしっかり応える。
今回は、今まであまり縁のなかったスカイラインと言うクルマにゆっくりと触れる
ことができ色々な発見があり、とても有意義だった。

私のように、クルマ選びに深いこだわりを持たない人間こそ、このような試乗の
機会をいただけるのは非常に貴重だ。
自動車に限らず、自己表現手段を持つユーザーにどんどん製品をレビューさせ
る企業はこれからきっと増えていくであろう。
メーカーとの交流で、ブロガー自身も単なる自己満足表現者から脱却することに
なるだろう。

このようなアクティビティーの積み重ねが、コミュニケーション文化を形成する
きっかけになると信じている。

また機会をいただければ(クルマメーカー以外でも)喜んで協力したい。

日産スカイラインブログ

2007年05月22日(火)更新

成功するコミュニケーションとは?(ニッサン・スカイライン試乗記・序章その2)

昨年、この経営者会報ブログをスタートするちょっと前に米国のあるコンファレ
ンスに参加した。

これは「New communication forum」というシリコンバレーで開かれた会合で、
簡単に言えば、立場を超えて(広報、広告、マーケティング、ジャーナリズムの
企業側とメディア側、あわせて8極)、エマージングテクノロジー(ブログやRSS
などのオンラインテクノロジー)を企業としてどう扱うか、腹を割って話そう、とい
うものだ。

私も当初は「進んでいる米国の事例を少しでも聞ければ」というような意識でい
たが、事前に主催者とメール交換していると、「日本からの参加者はあなたたち
だけだから、日本の事例も紹介してほしい」といわれた。
この会合は2日半で200名弱の参加者だったが、本当に熱かった。
たとえば、あるPRエージェンシーの女性が、
「危機管理の観点もあるので、クライアントの会社の社長のブログは聞き取り
インタビューだけで弊社でゴーストライティングをしている」
と言ったとたん、その分科会の会場に参加していた15人ぐらいの様々な立場の
人たちがほぼいっせいに椅子から立ち上がらんばかりの勢いで「No~!」と
返答した。多少間違っても自身の声で語らなければ何かあったときに余計に波
紋を広げるだけだ、というのだ。
立場の違いを認識しながら、それぞれがどう受け止めるかが認識できるので、と
ても参考になった。
私としては、まだまだディベーティング文化の根付いていない日本で、マーケテ
ィングブログではなく、社長ブログとして自身で実践されているのは、この経営者
会報ブログが始まる前は、ニフティ社長の古河建純さんなど、まだ一握りだと紹
介せざるを得なかった。
古河建純 インターネットBlog

すごいのは、参加者が参加しながらその場で自分の意見をまとめ、自分のブログ
にアップしているのだ。
当初はこういう会合が日本にないものか?と探していたのだが、参加者の意識
がまったく違うことを思い知った。

逆に言えば、こういう意識付けをしっかり行わない限り、コミュニティの継続と成
功は難しい、ということだ。

社内コミュニケーションについても同じことだと思う。

社内報の代わりにブログを導入して成功する企業もあるし失敗する企業もある。
社内SNSを導入して暗黙値を蓄積できた会社もあれば誰も使わず3ヶ月で
あきらめた企業もある。
リッチなイントラを持たなくても、洗練された電子メールの利用規定を持つだけで
生産性を上げる企業もある。
グループウェアを持たなくても、社内メールをほとんど使わなくてもイントラネット
だけで効率化している企業もある。

それは、ツールだけでは解決できない問題を認識しているか?が分水嶺だ。

オフ会のあと、そんなことを考えながらスカイラインで深夜に帰宅した。
実を言えば、運転そのものに対する緊張感を強いられたのは銀座を抜けて国会
議事堂の横を抜けるぐらいまでだった。

「スポーツカー」と気負っていたのは杞憂に過ぎなかったのだ。
お借りしたのが3000キロしか走っていないさらの新車、ということもあり、ブレー
キのタッチがシビアだというぐらいで、そのほかは拍子抜けするほど普通。
乗車姿勢も挑戦的なものではない。

ただ、青山一丁目の広い直線で軽く踏み込んでみたとき、

「ああ、なるほど」

と思える、スカッとした加速を確認した。

最近の車なので、ハイテク満身創痍なのだが、センターコンソールのアナログ
時計が、ほっとさせてくれる。これもスカイラインならではのチャームポイントだろう。

帰宅してマンションのゲストパーキングに停めると、新車特有のエンジンの焼ける
匂いが少しだけあがってきた。

昼間福岡でセミナーをこなし、帰京後にオフ会、そしてスカイラインのピックアップ。
長い一日だった。

翌日はいよいよこのクルマで小淵沢までドライブ。楽しみだ。

2007年05月21日(月)更新

成功するコミュニケーションとは?(ニッサン・スカイライン試乗記・序章)

先週の18日金曜日、秋葉原のはずれでこの経営者会報ブログの
全国合同オフ会があった。

このオフ会への参加の打診を編集部の大西さんからご連絡をいた
だいたのは4月の半ばごろだった。

ちょうど、福岡出張と重なっていたし、帰りは金曜日の夜。
しかも翌日は朝から山梨県小淵沢のコテージに家族で遊びにいく
予定なので、体力を温存するためにもおことわりしようと思っていた。

その旨、お電話で伝えたところ、飛んで火にいるなんとやら。

「じゃあ雨宮さん、はっちりだ!スカイラインに乗って小淵沢に行っ
てください。オフ会にスカイライン担当のカレンの方が来るので
そのままクルマをピックアップに行って、戻しは日曜日の深夜で結
構ですから。」

ということになってしまった。
まあ、何か起きるときはえてして重なるものだ、という陽転思考で
体力を考えず、引き受けてしまった。

というわけで、1時間遅れで羽田から駆けつけた経営者会報ブログ
オフ会はすでに佳境。
かなり気後れしながら何人か旧知の顔を見つけては談笑させていた
だいた。

それにしても、、。

ネットに関わるようになって、このようなコミュニティに何度関わらせて
いただいただろうか?
そのほとんどは1年も続かず、「風化」してしまうものがほとんどだった。
なぜほとんどのコミュニティが続かないのか?
その理由に思い当たる気がする。
参加者を募ると、ほとんどの方の第一声は、
「この機会に他の方のお話を伺い、勉強させていただく」
というようなものだ。

「Give & Take」
という言葉があるが、こういう方たちは、
「Take First」なのだ。

1年ほど前にも、同様のエントリーを書いたが、コミュニケーションを
成立させるためには
「Give First」
でなければならないのだ。

情報は提供する(出す)人のところに集まる

この経営者会報ブログは1年たっても徐々に拡大・発展してきている。
しかも実際に集まろう、といえば、これもだんだん参加者数や規模が
大きくなっている。
MIXIにしても、100近いコミュニティに参加しているが、活性化してい
るコミュニティはほんのわずか。

これらに共通する成功要因は何か?といえば、そこに大概、

「たぐいまれなるGiver」

がいるのだ。

「なるほど、こんなことを言われると役に立つな。」

と読む人、参加する人に思わせる。

そして、このGiverは、ただ発言するだけでなく、

「そんな内容なら、私もこんな知見がある」

とか

「こんな意見を持っている」

というような反応を集め易い表現をしている。また、反応に対し、こまめ
に応える。
このようにGiverを増やす努力をすると、徐々に勝手に回る(活性化する)
雰囲気が出来上がるのだ。

2007年05月21日(月)更新

宣伝会議九州:広報担当者セミナー

先週は宣伝会議さん主催の広報セミナーで福岡に伺った。
このセミナーで福岡に伺うのは2回目で、実は来月もブックされて
いるのでとても楽しみだ。
広報・宣伝担当者講座
行こうと思えば日帰りも可能なのだが、前日に懇親会があり、ここ
で出席者の方と直接お話できる機会をいただいている。

セミナーも一方的に話して終わり、であればそれはそれで楽なの
だが事前や事後にすこしでも時間を取れると話し易くなるし、現場
の皆さんが抱えているなやみや課題を聞くことができる。
これが貴重なのだ。
(決して博多ラーメン食べられるとか、そういうのではない)
福岡の素晴らしさは、なんといっても空港から都心部まで地下鉄で
10分!これに尽きる。すごく便利だ。
また、繁華街の大名は渋谷と裏原宿を混ぜてコンパクトにした感じた。
ゴハンは美味しいし、文化度も高く素敵な街だ。

参加者は20数名だった。
オンライン(WEBを活用した)コミュニケーションを、事例を中心にお
話をしたのだが、できるだけ自社のこととして考えていただきたかっ
たので、あらかじめ参加者の方々の企業WEBサイトをクリップし、
一言講評コメントを紹介していった。

これがわりと好評だったのでうれしかった。

特に、通信やインフラ関係の全国規模の大企業の地方支店や営業
所となると、デザインやコンテンツ、フォーマットも決まっていてなかな
か独自のコンテンツなど展開がしづらい、という。

この状況は、外資系の日本子会社でも同様だ。

かつてのクライアントで、本社が

「本社の英語のWEBサイトの翻訳以外にコンテンツの改ざんや追加
を認めない」

と言ってくる、というところがあった。

この場合、
1.ブランドやCI、見た目はほとんどいじらない
2.ただし、マーケットの違いによりメッセージは多少変えざるを得ない
3.その結果、コンテンツにも相違がでてくるのは必至だ

というような三段論法で応えてきた。
ただし、大事なところは、1~3において本社と支社で重複するところ、
共通するところはどこか、を必ず明文化することだ。
これによって初めて信頼と委任を勝ち得ることになる。

その上で、その地域の支社なり、営業所なりの独自メッセージを作って
いけば、地場のお客様との距離も縮まるのではないだろうか?

2007年05月16日(水)更新

英語の上達法(その3)

コミュニケーションやデザインに関わる仕事をしていて、

「おや、この英語の語彙は普通のビジネスにはあまり出てこないな」

という単語に当たることがある。

ひょっとすると、ビジネス英語の中でも流行があるのかも知れない。
ただ、全体的に「強制的」なものいいから、「協調」、「共生」を感じる
ニュアンスが増えたようだ。
特に、トップダウン的なニュアンス、たとえば以下の左側のような言
葉は右側にあるように言い換えられる、ないしは意識的に使うように
しているのかもしれない。

controll ではなく manage もしくは concur(協力する)

rule ではなく guideline

force ではなく cohesion, cohesive(つながり、団結)

音楽でいうと、ジューダスプリーストからジャックジョンソン、という
感じか。

英語で会話する際に、ちょっとこういうニュアンスを意識すると話が
伝わり易いのではないだろうか?
もちろん日本語でも同じことだと思う。

英語の上達法

英語上達法(その2

2007年05月15日(火)更新

アメリカの光と影

このタイトルは1950年代から使われている。
古くは多民族国家として。最近では世界の中での立場、その
ホンネとタテマエで使われることが多いようだ。

先日、NHKの「BS世界のドキュメンタリー」の再放送を本放送
(1チャンネル)で見た。
タイトルは
「バグダッドER ~米軍緊急救命室の24時間」
あまりにもむなしい現実。
ここにおける「死」の意味とは何なのか?
「仕方がない。私はこれを受け止める」
としか言えない現場。

何気なく見始めた番組だが、目が離せなくなっていた。

そんな時、MIXIの友人が教えてくれた情報。
それは、

「異色のド根性大統領候補:マイク・グラベル」だ。

以下抜粋:
2007年4月26日、サウスカロライナ州立大で最初の民主党大統領
立候補者討論会が開催された。
舞台に現れた8人の民主党大統領候補者の中に、見知らぬ白髪の
老人の姿があった。
「あの爺さん、誰?」と皆が首を傾げたのも無理はない。
支持者達の関心の的は、ヒラリー・クリントン、バラク・オバマら
“エリート先頭集団”が何を言うかということだった。

ところが討論が開始されると、ヒラリーやオバマは共和党議員よりも
はるかに退屈な保守派であることが露呈してしまったのである。
一方でこの日最も会場を沸かせたのは、知名度ゼロのために討論
会に招かれるかどうかも定かでなかったマイク・グラベルだったのだ。

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「とんでもない。イランなら、我が国はもう26年間も経済制裁してる
じゃないか。
合衆国大統領は彼らを“悪魔”と呼んで、連中をひどく脅してるんだ。
それでどうなる?そんなことに効果などない。意味ないんだよ。
彼らを認めるべきだ。わかるか?核不拡散条約の最大の違反国は
誰だ?アメリカ合衆国だよ!
我が国は軍備縮小を始めると約束しておいて、何にもやっちゃいな
いんだ。我が国は核兵器をさらに増やしているじゃないか。
あんたら、どこを核攻撃するつもりだ?
教えてくれ、バラク!バラク!あんたはどこを核攻撃したいんだね?」
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大統領候補としてのリアリティは少ないけど、まだこういう人がいる
のがアメリカの面白いところ。
スクリプトはこちら(ハイライト動画もあり)

始終アルカイックスマイルのヒラリーが印象的。
だんなはお戯れがあったり、人間的なところと政治手腕のバランスが
良かったけど、ヒラリーはコワモテで押し通せるのか?

ともあれ、こういう豪快な爺さんのことも、もう少し話題になればいい
のに。
そうでないと、基本、米国(ペンタゴン)は以下のような本を基本的
な考えとしているからだ。

戦争はなぜ必要か
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会社概要

1999年2月創業。 ビジネスにおけるインターネット活用経験は日本のインターネットの発展の変遷とほぼ同期しており、豊富な経験を有する。 主宰者は企業広報から自己啓発でWEBマスターになった経験から、今後オンラインを中心とした企業コミュニケーションが重要になるとの思いで独立、創業した。...

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個人プロフィール

美術大学デザイン科を卒業後、12年間工業デザイナーを勤める。当時勤めていた外資系メーカーで本社出張を重ねるうち、本社の親組織で行っている「コーポレートコミュニケーション」の役割と重要性に魅了され、セルフリストラして広報部に社内転職。自ら部門を超越した「コーポレートコミュニケーション」を実践する...

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