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2007年04月05日(木)更新

出版記念告知:「心の癒し・骨董市」

あるカルチャーセンターの講義がきっかけで知り合い、かれこれ10年近く
わたしたち夫婦を家族ぐるみでかわいがってくださるアンティークコレクター、
著作家の末続尭(すえつぐたかし)先生がる。

末続先生はいわゆる「目利き」にとどまらず、それらをどう愛でるか、楽しむ
か、という視点があるので著作を読まれていても、コレクションやお言葉に
ふれても、とても暖かいものを感じるのだ。
たとえば、出版者の関係で残念ながらすでに廃刊になってしまったのだが
「日本のアールデコ」という本はとてもユニークだ。

アールデコといえば20世紀初頭に欧米で大きなムーブメントとなった装飾
芸術様式だが、日本における展開を体系立てて解説した本は少なく、
「こんなものにデコを感じるのか」という視点のユニークさに敬服した。

そんな先生の待望の新書が出た。
たまたま別の友人のセミナーに出席するので参加できないが、今日4月
5日、19時から新宿の紀伊国屋でサイン会も催されるそうだ。

よい意味で物好き、そして色気とスケベ心を失わない、とってもチャーミン
グなおじさまだ。

心の癒し・骨董市 見るたのしみ、買う楽しみ、使う愉しみ
末続尭/著


解説引用:

昔は店のガラス戸を開けなければ買えなかった骨董も、現在では屋外屋内
含め、たとえば関東周辺だけでも月間延べ四十日もの市が立っている。その
他に会員同士の売買を仲介するオークションの組織も広がりを見せてきた。
三十年ほど前までは正札もつけず、客の顔色を窺って値段を小出しにしてい
た商品も、いまでは値札が付き、気兼ねなく手に取って見ることが出来る。
千円札を何枚か、ポケットに入れて行ってみよう。
身近で奥深い大人のワンダーランド。


[目次]
1 骨董って何だろう;
2 ホビイ商品、フリマ商品は骨董か;
3 何故人は骨董に惹かれるのだろうか;
4 隗より始めよ(骨董収集の動機);
5 骨董屋さんはどういう人達だろう;
6 骨董市を訪れる前に決めておくこと;
7 さあ骨董市に出掛けてみよう;
8 骨董品のチェックポイント;
9 海外の骨董市にも出掛けてみよう;
10 国際オークションにも簡単に参加出来る;
11 本物と贋物;
12 手軽な骨董;
13 骨董と生活空間

いいなと感じさせてくれる物、懐かしさを呼び覚ましてくれる物、そんな骨董たち
との出会いを演出してくれる、骨董市の魅力を解説する

2007年04月05日(木)更新

コミュニケーションとは価値を学びあうこと:CMC4月のセミナーのお知らせ

昨年より試験的に何度か自社会議室にて開催してきたセミナーですが、年も
改まり、新年度より定期的に開催していきます。
今回は新機軸で初めて行うセミナーもあります!アットホームな環境で少人
数で行いますので、ホンネで質問をぶつけてみんなで考えてみるよい機会に
なります。ぜひご参加ください!

●No.1 「企業広報担当者のためのオンライン危機対応セミナー」

企業リスクが起きたとき、企業WEBサイトとその周辺では何が起きているのか?
プレス・リリースと社長コメントのPDFを掲載しただけでは済まされない、今日的な
オンライン・コミュニケーションの実際を豊富な事例から学びます。

日程 : 2007年04月19日(木)

時間 : 18時30分開場・受け付け開始
      19時セミナースタート
21時終了予定(講義+質疑応答)

参加費: 8,000円 (消費税込み)当日受付にてお支払いください

詳細はこちら:
http://blog.crossmedia.co.jp/archives/individual/200704051021.html


●No.2 「あなたの会社をよりよく見せる、ビジュアルコミュニケーションセミナー」

社長のポートレート写真のみに限らず、企業活動に関わる写真はコミュニケー
ションツールの中で大きなインパクトを持っています。
にもかかわらず、広告宣伝用途以外の写真やビジュアルイメージを上手く使い
こなしている企業は日本ではあまり多くないようです。
著作権フリー画像を多用した企業WEBサイトはその最たる事例です。
トップマネージメントの写真も、人柄の見えない証明写真のようなものが少なく
ありません。

ビジュアルの有効利用は企業の信頼度やイメージ向上に大きく寄与します。
このセミナーでは企業コミュニケーションにおけるビジュアル活用の基礎を学ぶ
ことができます。

日程 : 2007年04月24日(火)

時間 : 18時30分開場・受け付け開始
      19時セミナースタート
21時終了予定(講義+質疑応答)

参加費: 8,000円 (消費税込み)当日受付にてお支払いください

詳細はこちら:
http://blog.crossmedia.co.jp/archives/individual/200704051033.html

●No.3 第3弾:
「短時間で成果を出す発想法(実践マッピング)セミナー」

プロとして仕事を進めるためには、経験や判断力だけでなく、どのように時間
を使うか、短時間でどれだけクリエイティブな発想をし、まとめることが出来るか
が重要となってきます。
このセミナーでは、短時間に個人やチームの考えを出し切り、まとめる技術を
学びます。今セミナーはワークショップ形式で行うため、実体験をしながら楽し
く体得できます。

日程 : 2007年04月26日(木)

時間 : 18時30分開場・受け付け開始
      19時セミナースタート
21時終了予定(講義+質疑応答)

参加費: 8,000円 (消費税込み)当日受付にてお支払いください

詳細はこちら:
http://blog.crossmedia.co.jp/archives/individual/200704051036.html

2007年04月04日(水)更新

企業の”評判”を考える~レピュテーション・マネジメント

昨日、一昨年にパネラーとして参加させていただいたPRコンビナート
株式会社の「評判作り研究会」に参加してきた。

http://www.prk.co.jp/hyoban/seminar/index.html

今回は「企業の”評判”を考える~レピュテーション・マネジメント」とい
うテーマで、東洋大の井上さん、東京経済大の駒橋さんという先生二
人とPRコンビナート社長の橋爪さんの3名のパネルだった。
井上先生のコメントで、

「レピュテーション(評判)は企業の内から始まる」

「良いレピュテーションを構築するには、
1.ステークホルダーとのコミュニケーション
2.一貫したメッセージ
3.その基礎となるアイデンティティの確率
が重要だ」

というメッセージが印象的だった。

また、井上先生は最後に、

「現在の企業組織は部門ごとにメッセージラインが縦割りで、レピュテーション・
マネジメントを行ううえでも、これに横串を通す横断的なコミュニケーション統括
組織が必要だ。」

と、私がいつも言っているようなことでまとめているのでとても驚いた。
共感できるコメントに触れることができ、久しぶりに参加した甲斐があった。

ただし、

「このような組織を実践している例はあまりまだ見かけないので提言として聞いて
ほしい」

とのことで、聴講者からはやはり質問よりも
「本当にそこのところをどうやればいいのか 、悩んでいるので答えを聞きたかった」
という意見が多かった。

実際、今回のパネルは、橋爪社長が多くの企業にパネラーとしての出席を打診した
そうだが、ことごとく断られたそうだ。

まだほとんどの企業で、コミュニケーション・マネジメントができていないことの証左
ではないか。

会場で腑に落ちてすっきりしているのはほとんど私ひとりではなかっただろうか?

なぜなら、15年前、当時テキサス・インスツルメンツでやっていたことはまさにこれで、
TIのうまいところはWEBの商用活用がスタートする時期に、

「この新しいコミュニケーションメディアをどう使うか、みんなで考えよう」

という目的で、このような横断的コミュニケーション統括組織を作っていたのだ。

この状況はその後転職したインテルでもまったく同じだった。

すなわち、欧米の多くの企業はこの時期にWEBを通じた企業コミュニケーションの
戦略や体系を構築することを”きっかけ”にコミュニケーション統括部門を機能化させ
ていたので、その後も技術の進歩にも踊らされることなくWEBを活用し続けることが
できているのだ。

反して多くの日本企業は、広告代理店主導でWEB導入を、しかもほとんど部門単
位の最適化で10年続けてきたから、こういう組織が必要だと思っても、現場のコミュ
ニケーション統括担当者は存在せず、仮に広報などの部門で意識があったとしても
オーナー(経営者)をくどくことができない出いるのが現状ではないだろうか。


自分が独立した理由は上記の成功体験によるものだが、独立当初から6年ぐらいは
ほとんど理解されずWEBインテグレーションばかりやってきた。
こういう提案を受け入れてもらえるようになったのは本当にこの数年のことだ。
だから僕らのビジネスもまだまだ手探りなところがあるのは否めない。

やはり体系化してサービスを明示することが急務だと再確認した。

最後に橋爪社長は、

「コミュニケーションとは価値を学習しあうことだ」

とおっしゃっていた。
まさに今、企業ではそこで働く人が働く人同士、あるいはステークホルダーと会社や
仕事の価値を考えあう機会が必要なのだ、と感じた。
WEBはそのツールだ、と考えると、企業にとってのWEB活用の明確な指針が作れ
るのではないだろうか。

2007年04月02日(月)更新

桜の公園でビジネスの基本を学ぶ

昨日の日曜日は恒例の世田谷美術館の桜祭りで、フリーマーケットに
参加してきた。

昼間の間ずっと暖かく、ずっとTシャツ1枚でいたため、日焼けするほど
だった。
桜も満開で、人出もかなり多く、フリーマーケターにとっても絶好の日和
だった。

最近はお客さんもフリーマーケット慣れしているので、かなり厳しく値切
るし、自分から話しかけてこない。

こちらとしては夕食のおかずがかかっている、というのは冗談としても、
やはり思い入れがあって買った・使ったものが多いので、できればそ
の思いの伝わる人に売りたいなどとついつい思ってしまう。
もともと価格などあってないようなものだから、捨て値でいいじゃないか、
とも思うのだが、それだと却って「私が買う価値があるのかしら?」と思
われてしまうし、かなりのものが売れ残ってしまうのだ。

お客さんが商品を見るとき、その商品を通して何を見ているのか?何を
欲しているのか?と考えて店に立っていた。
たとえば、本当は必要ないのかもしれないけど、ちょっとだけお金を使って
得した感覚を味わいたい、という人にはさっさと負けてあげる。
明らかにモノの素性を知っている人には、自分がどうこの商品を楽しんだ
かを伝えてあげる。そうすると市場価値に照らし合わせて安ければすぐに
買ってくれる(しかもすまなそうな顔までしてくれる)
意外なことだが、仕入れにきた業者っぽい人もすぐわかる。彼らは値ごろ
感が出来上がっているので、合わなければ粘ることはない。すぐ帰る。

それらをすこし汲み取ることができたからか、なぜか僕らのブースには
最後まで冷やかすお客さんが途切れることはなく、結果、昨日は持って
きたものをほとんど売り切った。

こちらの基本はリサイクルなので売り上げの多寡よりも、売れ残らなか
ったことがうれしかった。
そして、そのことで色んな気づきを得ることができたのかもしれない。

子供にとっても自分が着た服や楽しんだおもちゃも、大事に使えば、また
別の子供が楽しむことができる、ということを知る機会にもなった。

夕方になると少し風が出てきた。日焼けでほてった頬に花吹雪を浴びな
がら帰った。
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