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2007年09月06日(木)更新

セミナーは二人で受けると効果的

さて、今月から来月にかけて、セミナーシーズン到来という感じで何本か
実施が決まりました。
これ以外にも特定企業の受託セミナーが数本あるのですが、オープンな
ものだけご紹介します。
●石川県IT総合人材育成センター主催:「メディアマスター養成コース」
(一部に講師として参加します。9月28、29、10月19日。)

「メディアマスター」とは、企業・顧客・従業員・学生といった全てのステーク
ホルダーに対して、メディアを駆使していかに効果的なコミュニケーションを
行い、それを企業のブランディングや、業績へと結び付けていくかを考え、
実行し、マネジメントする人材であり、今後どの企業においても必要不可欠
な人材/存在です。
本講座では、社内外の情報リリースを目利きする能力を持ち、現代のデジタ
ル・テクノロジーを駆使し、企業がとるべき最適なメディア戦略、情報戦略を
立案、実行、マネジメントできる人材を養成します。

●宣伝会議「インターネット広報」講座
10月3日より10回シリーズで半分の5講座担当します。他にもホンダの渡辺
春樹さん、松下電器産業の次田寿生さん、Webプロデューサー/SEOエンジニア
の住太陽さんがご講演されます。内容濃いです。

●宣伝会議「ウェブライティング講座
こちらも10月11日から18回の講義です。ひとコマ担当します。
演習もあり、かなり実践的で内容も濃いものです。担当するのは3年目ですが
年々参加者の意識の高まりを感じています。

さらに、久しぶりに自社でもセミナーを開催します。
ただしこちらは堅苦しい講義形式をやめ、サロン風にリラックスしてやろうかと
考えています。
参加費も抑え目にしました。少人数ですが、ご興味あればぜひどうぞ。


●クロスメディアサロンVol.1「広報担当者よ、オンライン広報の悩みを語ろう」

社内の説得、予算化、コンペや業者管理、戦略策定など、どこから手をつけて
よいかわからない、という企業広報、WEB担当の方!一緒に悩みを語り合い
ませんか?できうるかぎりご質問にお答えします。
セミナーではなく、軽食、軽アルコール込みでオープンなワークショップにしたい
とおもいます。(持ち寄り飲み会という噂も)コスト抑え目、新機軸です(笑)

日程 : 2007年9月19日(水)
場所 : クロスメディア・コミュニケーションズ会議室
時間 : 19:00~22:00あたり
募集人員: 12名限定。先着順。申し込みはこのメールに返信してください。
参加費: 3,000円(消費税込み)軽食、ビール、コーヒー付き(持ち込み歓迎)

●クロスメディアサロンVol.2「広報キャリアをどう形成するか?」

皆さんはコミュニケーションのプロとして他社や社外で通用するキャリアを
築いていますか?多くの企業では、広報をキャリア形成できる「専門職」とし
てみていません。
コミュニケーション先進国、米国の事例を紹介しつつ、今後わたしたちにどんな
可能性があるか、一緒に語り合いませんか?
セミナーではなく、軽食、軽アルコール込みでオープンなワークショップにしたい
とおもいます。(持ち寄り飲み会という噂も)コスト抑え目、新機軸です(笑)

日程 : 2007年9月26日(水)
場所 : クロスメディア・コミュニケーションズ会議室
時間 : 19:00~22:00あたり
募集人員: 12名限定。先着順。申し込みはこのメールに返信してください。
参加費: 3,000円(消費税込み)軽食、ビール、コーヒー付き(持ち込み歓迎)
参加・お問い合わせは下記までメールをください。
seminar@crossmedia.co.jp

最後まで読んでいただいた方には、お得情報。

最近良く「セミナーに参加したいのですが、どういったタイプの人間が講座を
聴講するのに向いているか教えていただけますか?」と聞かれます。
すなわち、「感性、コミュニケーション能力、会社の問題点の理解、広報戦略
の立案実行力、システムやWebの理解力など。すべてを備える人はいませ
んが、そんな人はまずいないので、これらの能力のうちどれが優れている人
がふさわしいか教えてください。」というものです。

私のアドヴァイスは、できることなら立場や専門性の違う人間が複数人(2人
以上)で受けるということです。
それぞれの感じ方の違いを、自社の事例に照らし合わせて反芻できるからで
す。もし、コミュニケーションの問題やウェブ関連のプロジェクトの立ち上げが
急務であれば、ひとりを選ぶのに苦慮するよりは確実に効果的です。

2007年09月04日(火)更新

会社に残る奴、去る奴

先週、最初に働いていた会社の同期会があった。
新卒で入社して以来、25年の仲間だ。

当時確か75名が入社し、何人残っているのかはわからないが
いまだに13名も集まるのだからたいしたものだ。
今回の13名のうち、いまだにその会社に残っているのが6名。
転職したり独立した人間が7名だった。
この会社はこの25年の間に色々なことがあった。

入社した1983年の次の年までは世界最大の半導体メーカー。
それが5年もたたずに日本勢の躍進とともに10位以下に後退。

90年代は大幅なコストカットと業容の集中(正しいリストラ)を敢
行し、見事に5位圏内に返り咲く。

その後、事業売却と買収を繰り返し、入社当時にいたマネジメン
トはほとんどがリタイヤ、もしくは退社し、現在のトップマネジメン
トは買収した会社の経営陣だった方だ。

多くのベンチャー企業が現れる中、「大企業病」と戦い、先進的な
ビジネス手法を積極的に取り入れていつも若返りを図ってきた。

転職して会社も、はからずも「世界最大の半導体メーカー」なのだ
が、やはり創業者が現役のベンチャーということもあり、マネジメ
ントやビジネスプロセスがしっかりした、「勝てる」組織だった。

比較して前述の会社は、勝負強さには劣るが、人を育てる懐の
深さがあった。業界では「人材学校」と呼ぶ人もいるぐらいだ。

さて、こうして同期会でならんだ顔を見ていると面白いことに気が
ついた。

それは、わりと優等生的というか、一般的に優秀だと思われる奴
は転職して、25年残っている奴はクセの強い奴らばかりだという
ことだ。(わたしは半導体の専門家ではないので例外だが)

ひとことでいうと、「上司や部下から見れば扱いにくい奴」というこ
とだ。
しかし、こういう奴らが残ってくれていると思うと、この会社もまだ
安心だな、と感じる。
「いわれたことだけをまじめにやる」だけでは生き残れない世の中
なのだ。彼らの破壊力と行動力で、もっと強い会社になるだろう。

「おまえらさっさとトップになって、俺を再雇用しろ」といっておいた。

これでわたしも安心して無茶が出来るというものだ。(笑)
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