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2008年09月11日(木)更新

来週から宣伝会議のセミナー「インターネット広報講座第3期」がスタート!

この「インターネット広報講座」は連続10回のヘビーなセミナーだが
私がお世話になっている宣伝会議さんのセミナーの中で一番集客が多い
人気のセミナーだ。
第3回目の実施だが、今回も10回のうち半分の5回分のコマを担当さ
せていただくことになった。

http://www.sendenkaigi.com/kyoiku/net-pr/index.html

sendennkaigiseminar
わたしは、今日スタートの1回目に続き、2、5、6、7の5回担当。
レジメは以下のようなものだ。

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第1回:9月17日
ネットによって変わる企業広報
ネットの活用によって変化する企業コミュニケーションのプロセスと日
本企業の広報組織の課題について触れながらこの講義のシリーズを通し
て身につけるべき「視点」を明らかにします。
インターネットの影響と企業広報の変化/日本と海外のウェブ利用の考え
方の違い/ユーザー視点の見直しの重要性/企業広報から見たWebサイト活
用事例/コミュニケーション組織を作る

第2回:9月24日
インナー(社内)コミュニケーション
近年、企業コミュニケーションの中でインナー(社内)コミュニケーシ
ョンの重要性が高まってきました。
ますます複雑化しスピードアップするビジネスをドライブするためには
企業の目指すビジョンや価値を社員と共有することが重要です。「イン
トラネットが利用されない」と言う悩みが多い中、オンラインとオフラ
インをうまくつなげ、成功するインナーコミュニケーションの条件を解
説します。
なぜ社内コミュニケーションが重要なのか?/社内コミュニケーション
戦略の作り方/オンラインツール活用のポイント/社内コミュニケーショ
ンを向上させる条件

第4回:10月8日
Webの制作と管理
近年、Web開発はユーザーエクスペリエンス、アクセシビリティ、CM
Sなどどんどん高度化してきています。反面、企業担当者は「何をお願
いすれば良いのか」「技術のことはわからない」、「制作会社の評価が
できない」など、課題が少なくありません。基本方針としての戦略の策
定から制作を委託する際の要件定義の立て方、評価、管理までの実際を
解説します。
戦略策定/要件定義の立て方/コンペと評価の方法/制作管理と品質チェ
ック/Webの管理方法

第7回:10月29日
企業Webにおけるデザイン・ビジュアルの理解
デザインは感覚的なものでセンスが無いからわからない、という悩みを
解決します。「見る目」をもち、自社に必要なデザインやビジュアル表
現の質を高めましょう。
コミュニケーションデザインの理解/Webから見るデザイン3大要素/ビジ
ネス写真の世界/ビジュアルから創る独自性と信頼の構築

第8回:11月5日
オンラインリスクマネジメント
ネットの発達は企業による情報のコントロールを無力化します。そのよ
うな環境でどうすればステークホルダーと良い関係を築いていけるのか
?さまざまな企業の対応事例から解説します。
危機管理の種類(リスクマネジメント・クライシスマネジメント)/オ
ンライン危機対応事例/企業に求められる情報開示力と対応力

       ◇       ◇       ◇

前回までに参加された方からは以下のようなコメントをいただいている。
今回もたくさんのお仲間とお会いできるのが楽しみだ。

「リスクマネージメント、クライシスマネージメントにおいて沢山の事
前を知ることができて参考になりました。起きてしまった後の対処の仕
方など、情報開示する際に注意すべきポイントをまとめて考える機会と
なりました。」

「デザインを定量化するという発想がなかったのですが、どうすれば伝
えられるのかヒントをいただけました。今までは漠然とした言葉でデザ
イナーに伝えていたので本日学んだ手法を活かしてみたいと思います。」

「どこの会社でも部門間の関係性に溝が出来てしまうものですね。自分
は仕事の内容的に他部署の人から話を聞くことが多く、この話を社員み
んなで共有出来たらいいなと感じることも多くありました。社内ツール
の活用、社内広報の活用の大切さを改めて感じます。」

「サービスのサイトは、時間もかけ、お金もかけ、マネージメントを行
っていますが、コーポレートサイトは社員が見ることもなく(=好きで
もなく)ないがしろにされている状態でした。コーポレートサイト=社
員の露出=どう見せるかで、社員が楽しんでくれるサイト、みんなに自
慢したくなるサイトに一歩前進するように思いました。」

「広報としてウェブサイトを通じてブランド価値を”伝える”という大
きな目標に一歩ずつ近づく手段が掴めた気がします。」

2008年09月10日(水)更新

「コミュニケーション・プロフェッショナルが会社を変える」セミナー

IABCレポート:
「コミュニケーション・プロフェッショナルが会社を変える」セミナー

 来る10月7日「コミュニケーション・プロフェッショナルが会社を変える」
と題し、企業広報、コミュニケーション担当者に向けたセミナーを実施いたしま
す。
 上記でご紹介した6月の米国のコンファレンスで得た多くの米国事例のご紹介
を中心に、企業でコミュニケーションに関わる我々の課題は何か。どんなアプロ
ーチが学び取れるのか、をご紹介していきます。何かとソーシャルマーケティン
グ系の事例が多い昨今ですが、このIABCのコンファレンスの中心はどちらか
というと内向きの「社内コミュニケーション」、「Change Management(チェンジ
マネージメント)」、「Communication Leadership(コミュニケーションリーダ
ーシップ)」などの話題が中心でした。
「社員を構成する4つの異世代の特徴と関わり方」
「採用から新人導入研修までの流れを作り定着率を高める」
「インターナルブランド創生による社内コミュニケーション強化」
「社会の変化に呼応する社内コミュニケーションとは?」
「社員が主役のイントラネットの作り方(ベストバイ、ベリゾンのケース)」
「社内の政治とパワーゲームを支える企業コミュニケーター」

など印象的だったセッションの紹介を中心に、これからの企業活動のパワーフォ
ースとなる「コミュニケーション・プロフェッショナル」の可能性を探ります。
ぜひ奮ってご参加ください。

───────────────────────────────────
○日時:   2008年10月07日(火)19:00~21:00
○場所:   渋谷 ティーズ東宝ビル別館
○会費:   4,000円(消費税込み)
 *「イントラネットアンケート」にご協力いただいた方には無料
     でご招待いたします。下記PDFにチェックして申し込みください。
○募集人員: 50名(先着締め切り)
○講師:   クロスメディア・コミュニケーションズ株式会社 雨宮和弘

■セミナー詳細・お申し込み
───────────────────────────────────
以下のPDFファイルをダウンロードの上、お申込書(資料の3枚目)に必要
事項を記入して、FAXでお送りください。
http://www.crossmedia.co.jp/seminar/20081007registration.pdf

2008年09月10日(水)更新

「イントラネット」アンケートにご協力ください!

 御社の「イントラネット・ポータル」どうなっていますか?

「イントラブログを導入したが使われない」
「イントラを刷新したいのだがふさわしいツールを紹介して欲しい」
「システム部がイントラネットのシステムを新しくしたが使いにくい」
「イントラポータルで社長のメッセージを載せているのだが誰も読まない」
「社内報が読まれないが廃止してイントラにしたい」

など、昨今弊社がいただく問い合わせの半分近くが社内コミュニケーション、特
にイントラネット関連の相談です。反面、事例に触れる機会が少なく他社はどの
ように解決しているのだろう?と悩まれる担当者も少なくないようです。

そこで簡単なアンケートを作ってみました。ぜひご協力ください!

フィードバックコメントなどのレポートはアンケート協力者のみにご返送いたし
ます。
個人情報を含む1次情報(どの会社がどんなことをやっている)は口外いたしま
せんが、全体の傾向値などの2次情報は以降につなげるために公表させていただ
くことがございます。
(アンケート受付期間9月8日~19日、結果は10月中旬にフィードバック差
し上げます。

 加えて!アンケートに協力いただいた方には、10月7日開催されるCMC主
催セミナーに無料ご招待いたします。

お手数ですが以下のPDFをダウンロードいただき、FAXでお送りください。
よろしくお願いいたします!
http://www.crossmedia.co.jp/seminar/20080908-IntranetSurveySheet.pdf

2008年09月08日(月)更新

スポークスパーソントレーニングは必要十分条件に過ぎない

平日、家に帰ってからの時間は重要だ。食事に入浴、そして子供や夫婦
の語らいも大事にしないと。。
加えて自分の時間となると読書かネットかテレビ、となるのだが、、、その
テレビを見ようと思っても、夜の民放はくだらない芸人の楽屋話ばかりで
いかにもスポンサーが集まらない昨今の状況を象徴しているようだ。

たまたま住んでいるマンションの契約でケーブルテレビが見られるので
時々外国の番組を見ているのだが、外国でも「人工的に作られた番組」
に対する批判が高まっているせいか、最近の傾向としてドキュメンタリー
や「リアリティTV」という、ハプニングも含めてどういう結末になるかわか
らないまま進行する番組が人気のようだ。

topmodel
以前紹介した「アメリカンチョッパーズ」もそのひとつ。
http://crossmedia.keikai.topblog.jp/blog/105/10006107.html

最近のお気に入りは、「America's Next Top Model(アメリカズ・ネクスト・
トップモデル)」と言う番組。これはトップモデルを夢見るモデルの卵が毎週
様々なチャレンジを繰り返し、一人ずつ脱落して絞られていく、というオーデ
ィション型リアリティTVだ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/America%27s_Next_Top_Model


http://www.cwtv.com/shows/americas-next-top-model/

単に着こなしや撮影での表現力だけでなく、現場での協調性やリーダーシ
ップ、インタビュー対応までもが評価される。

ここで面白かったのが有名ファッションジャーナリストによる1対1のインタ
ビューだ。もちろん彼女たちは基本的なスポークスパーソントレーニングを
受けていると思われるのだが、優秀なインタビュワーの手腕の前に一人
一人の本音がみごとに暴き出されていくのだ。

私自身もかつて企業広報に属し、メディアリレーションをやっていたのだが、
そのときは厳しいアメリカのスポークスパーソントレーニングを受け、会社を
守ることを念頭においていた。
しかしそのときに学んだことは、メディアの人の話を聞くこと、すなわち、彼
らの目的や狙いをどれだけ理解してサポートできるかと言う姿勢だった。
そうでなければ、「会社の立場で語っているあんたの話なんて興味ないよ」
といわれておしまいなのだ。

この番組のインタビューもまったく同じだ。
気に留めてもらおうと正義感を振り回す人。宗教観や倫理を盾に自分の価
値観を訴える人。自分を客観視できる(どこかの総理大臣みたいだ)と冷静
に自己分析できるが情熱を伝えられない人。最後は本来やってはいけない
はずの他人の批判を展開する人までいた。

通常のスポークスパーソントレーニングでは最初の3人は良いとして最後の
人が問題視されるはずだが、なんと最初に合格した人は他人を批判した、
その最後の人だったのだ。
インタビュワーの講評ポイントは「みんな建前が強すぎでパーソナリティバリ
アを取るのに大半の時間を割いた。最後の彼女がやった他人の批判はあま
りほめられたものではないし、そのことを取り上げるつもりがないが、短時間
で彼女のパーソナリティを引き出すきっかけをいっぱい与えてくれた。限られ
た時間のなかで自分の仕事が一番しやすかったのは彼女だ」というもの。

結局はそれぞれの目的意識の根幹がどこにあるのか、がハッキリしている
からできることかもしれないし、尻馬に乗ったり揚げ足取るしか能がないよう
なメディアの場合は墓穴を掘る場合もあるだろう。

しかし建前ばかりのスポークスパーソントレーニングで理論武装だけしてい
るとメディアばかりか、ダイレクトにユーザーに誹(そし)られる可能性もある。

有名な例は「メントスガイザー(ダイエットコークにメントスを入れると化学反
応で噴き出す)」が流行ったとき、メントス社の対応は「おもしろいじゃないか」
とトップページからYouTubeにリンクを貼ることだったのに対し、コカ・コーラの
広報担当者は
「コーラは実験の道具としてよりも飲んで楽しんでもらいたい。メントスとコーク
で遊ぶのは私たちのブランドパーソナリティに合っていない」
というものだったのだ。このコメントは経営者から見れば100点満点かもしれ
ない。しかしネット上では
「そんなことはわかっている。シャレのわからない会社だ」
と大ひんしゅくを浴びたのだった。

最後は人間力だ、といっては答えにならないが、スポークスパーソントレーニ
ングはあくまでも必要十分条件に過ぎず、相手の狙いを正確に引き出す傾聴
力、そしてダイレクトにそれに答える勇気が求められる。結果が出るのは、あ
くまでもそれからだ。

2008年09月01日(月)更新

「作って終わり」のリニューアルにしないために

本日(9月1日)発売の宣伝会議「PRIR10月号」の特集
「企業広報に活かすためのウェブサイトリニューアル」に、

「作って終わりのリニューアルにしないためにはどうするか?」

と言うタイトルで2ページ寄稿させていただいた。

内容としてはセミナーや実際の業務でお会いする企業のウェブ
マネージャーが持つ多くの悩みの根源に触れたものとなってい
る。

prir10
prir10ka

すなわち
1.
この10年でウェブの技術や利用方法(マーケティング)は飛
躍的に進み、担当者が理解しなければならない要素が増えた。

2.
反面、外部の協力会社(制作会社や代理店)は、企業に向けた
提案力をどんどんつけてきている。

3.
かつては制作会社の粗製濫造が危惧されていたが、今では発注
側の体制不備で「よくわからないからおまかせ」となっている
場合が多い。これでは「作ってお終い」になってしまい、活用
が期待できない(→3年後に飽きてまたリニューアル)

こうした状況を打破するためには、一人で悩まずに協力者を作
ることでウェブ管理者としてのポジションを作ることが必要だ、
と書いている。なぜなら基本的にこれらの仕事は一人で考えて
一人でやり切れるキャパのものではないからだ。

さて、これは本文には書かなかったことだが、仕事をする上で
社内外の協力者を得て自分の職務をより高めていくためには、
どうしたら良いのだろうか?ひょっとしたらこれは現代のビジ
ネスパーソンのサバイバル・ルールかもしれない。

手伝って欲しかったら手伝って欲しい人の仕事を手伝って、そ
の人の仕事を理解することだ。「何やってるの?」「それ、私
ならこんな風にお手伝いできるけど」と言ってみる。
しかも「自分の仕事がまずあるので、それを片付けてから」と
かごちゃごちゃ考えずに、相手が困っているその場で、困って
いなくても新しいヒントをその場で与えることだ。

こんなおせっかいしても自分の残業時間を増やすだけだ、と思
われるかも知れないが、意外にそんなことはない。それでも自
信がもてない人はこの本に多くのヒントが書かれているので参
照してみて欲しい。

考えすぎて動けない人のための 「すぐやる!」技術
久米 信行 (著)


宣伝会議の記事に関しては以下を参照

http://www.sendenkaigi.com/hanbai/magazine/prir/index.html#article_03

(このページの記事紹介にPDFがぶら下がっているので全文読
めますが、、、ぜひ雑誌を買ってください!・懇願)
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