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2006年06月14日(水)更新

趣味の効用 その3

先月24日のブログで、大学時代からバンドをずっと続けていると
書きました。
そもそも音楽をやってみたい、と思ったのはやはり育った環境が
大きかったのです。

私は男3人兄弟の末っ子で、兄2人とは少し年が離れています。
兄はモロにビートルズ世代だったので、私が小学生で物心がつき
はじめたころには、応接間にビートルズを始め、キンクス、ストー
ンズ、などが揃っていました。

それでも自分のお小遣いで初めて買ったレコード(ドーナツ盤シン
グル)は泉谷しげるの「春夏秋冬」でした。

それを何回も繰り返し聞いていると、突然兄が部屋に入ってきて、
「和弘、これをきいてみな」といって数枚の大きなレコード(LP)を
手渡ししてくれました。

1枚は大きな岩肌に5人の男の顔が彫刻されているイラスト(ディ
ープパープル:インロック)、2枚目はおじいさんが薪を背負っている
もの(レッドツェッペリン:IV)、3枚目は銀色のジャケットに青でメ
ンバー3人のイラストが書いてあるもの(ブルーチアー:Vincebus
Eruptum)でした。

フォークを聞いているいたいけな小学生になんという荒治療!と
思いましたが、このときを境に兄のレコード棚をひっくり返し、ハード
ロックばかり聴くようになりました。今思えばなんと的確なチョイス!
と感謝に耐えません。

自分でLPを買うようになってから聴き始めたのは、いわゆるプログレ
というジャンルで、ピンクフロイドやクリムゾン、イエスなど、変拍子に
頭をがくがくいわせていました。

最近はその当時のアルバムが紙ジャケットのCDで、デジタルリマス
タリングで再発されることが多く、つい買わされてしまうことがありま
す。
何よりうれしいのは、その当時のアーティスト(ほとんどがすでに60
代)が今でも活動を続け、新しい音楽を創り続けていることです。

キング・クリムゾンの初期のドラマーだったイアンウォーレスが昨年
出した「The Crimson Jazz Trio : King Crimson Songbook, Vol. 1 」
は昔のクリムゾンの曲をピアノ、ベース、ドラムスのジャズトリオで演
奏しています。
軽く流してかけていると普通のピアノジャズですが、変拍子にツーバス
ばりばりだったりしてなかなか楽しめます。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000B865DM/249-3117510-3469104?v=glance&n=561956

クリムゾン、なつかしいけど、さすがに重い。という方は試してみてくだ
さい。
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