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2007年10月04日(木)更新

金沢再訪

先週は一年ぶりに仕事で金沢に行ってきた。
石川県IT総合人材育成センターの招聘で、「メディアマスター
養成コース」というものだ。

社内外の情報リリースを目利きする能力を持ち、ITを駆使し、
企業がとるべき最適なメディア戦略、情報戦略を立案、実行、
マネジメントできる人材を養成する、という3ヶ月にわたるシリ
ーズのセミナーだ。
私はその冒頭の2コマを受け持っている。

2日連続のセミナーは移動も加わり決して楽ではないのだが、
やはり期待に応えるべくレジメも昨年のものからほとんど見直
して準備した。
昨年はまだ、「企業のコミュニケーション担当者がインターネッ
トを活用するためにはどのような知識と視点が必要か?という
内容が中心だったが、今年は「アメ」と「ムチ」でいえば「ムチ」
の割合を増やした内容だ。

簡単にまとめると以下のようなメッセージだ。

1.ネットとともに世の中がどう変化しているかを理解する

2.それが自分仕事にどう影響するか認識する

3.メディアプランを客観的に判断できる論理的な指標を持つ

4.あらためて自分の業務の変化を受け止め、再設計する

5.会社の中でその価値を理解させ、予算化につなげる
  (前提は、ほぼゼロベースでスタートしなければならない)

特に最後のポイントが大きく、皆さんが悩んでいることだ。
企業や部門の状況によってアプローチは様々だが、実習を通
して1~3までを体験し、4~5につなげる、といったところか。

よく、首都圏の大企業に比べて地方ではそこまでの理解力と
実行力はなかなかない、という話も聞くが、これは意外に反対
なことが多く、課題がはっきりしている分、一度走り出せば地方
企業のほうがアクションが速いようだ。