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2007年02月02日(金)更新

Timeless Rock''n Roll

今日は趣味の音楽の話。

17歳の夏に友人とキャンプに行き、焚き火を前にバッドカンパニーや
フリーが好きだという話をして鼻歌を歌った。

「なんだ、それなら一緒にバンドやろうぜ」

という友人の一言。

それが僕のバンド人生の第一歩だった。

思えばそれから30年。

今のバンド仲間は大学のときのクラブの奴らだけど、そいつらとの付き
合いも早いもので四半世紀。。。

アトランティックレーベル25周年の時のジミーページは、まるでクマさん
の着ぐるみのようだったが、それに比べればみんなまだまだ体型もキー
プしている。

先日、今年最初の練習をするのに久しぶりにスタジオに入った。
そうしたらギター2人とベースの奴が、そろって新しい楽器を持ってきた。

ベースの奴はスタインバーガーモデルのホフナーのヘッドレスベース2台
を不完全品でヤフーオークションで落とし、合計2万円もかけずに完動品
をくみ上げた。これがなかなかいい音。
ベースを知っているからできる所作だ。

リズムギタリストは30年ぐらい前のグレコのレスポールパーソナルタイプ
を中古で買ってきた。シングルコイルが二つ斜めにセットされている。
かなり重く、ジャックのノイズの調整をすれば、完璧。しかも良く鳴る。

とんでもないのはリードギタリストだ。
彼が持ってきたギターケースには「Gibson Custom shop series」 と書い
てある。ギブソンの中でも特定の腕の良い職人が作成した60年モデル
のレプリカだ。(ジミーページモデル)
本人は言わないが多分軽自動車一台分。

しかし、いざ鳴らしてみると

「はぁ、ギターってこんなに音が違うものなの」

というぐらい違う。

でっかい音でもまったくつぶれない。
しかもいちいち色っぽい艶やかな音がする。一緒に演っていて、全員にや
にやしてしまった。

理解のない人にとっては、「えーっ、ギターに数10万円!」というかもしれ
ないが、本物は一桁か二桁違うし、これだけ楽しめて、大事にすれば数
10年使えて、価値が下がらないとすれば、楽器は本当に安い。

しかも3時間スタジオに入ってひとり2000円ぐらいだからカラオケとたい
して変わらない。

車や他の趣味に比べたらバンド遊びはまったくといってよいほどお金がか
からない。

進歩がないことを除けば、言うことのない趣味だ。
きっとじじいになってもハードロックやってんだろうな。
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