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2007年09月21日(金)更新

偶然の一致?発想の貧困?

先日ソニーから次世代音楽ツール「Rolly」が発表になった。
鳴り物入りのプロモーションで、当初はデザインを見せず、いわゆる
「ティーザー」で期待値を煽った。

はたして発表されたデザインは、ラグビーボール上の小さなプレイヤー
で、音楽とともに光り、踊るのだという。
別にiPODに対抗意識を燃やしているわけではないだろうが、SONY
なりの新しい価値観、新しいライフスタイルを提案すべくデザインされ
たようだ。

http://www.sony.jp/products/Consumer/rolly/


オープニングムービーになんのひねりも無く、意味を感じない。
これは悪い予感を想起させるに十分な演出だ。

そして先日ソニービルで製品を見てきた。

一目見たとき、「これはいらないなあ」と思った。

二目には、「ひょっとしたら、これはとんでもないあだ花になるかもしれ
ないので買っておこうか」という変なスケベ根性が頭をもたげた。

しかし、どうにも腑に落ちない、引っかかるものがあって後日ネットで調
べていたら、自分の疑念の元にあったのはこれ(↓)だった。

http://miuro.com/

厳密に言えば大きさも機能も違うし、完全なパクリとはいえないだろうけ
ど動きやコンセプトは似ている気がする。
また、この商品とて日本人の生活観に合うか?といえばあだ花かもしれ
ないけれど、私自身がソニーのデザインディレクターで、このようなもの
が先行して市場にあったら、基本コンセプトから白紙に戻してやり直しす
ると思う。

皆さんは色々違う印象を持つかもしれないが、調べてみるとすでにいくつ
かのブログではこの偶然の一致が話題になり始めているようだ。

やはりありえないなあ。。。ローリー。買っておこうかな(自虐的)。