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2008年08月07日(木)更新

赤福の経営改善

昨日は名古屋にあるクライアントとの打ち合わせで新幹線で日帰り
出張だった。

無事ミーティングも終わり5時の新幹線の切符を買って、さて家族
(甘党)へのお土産に赤福でも買おうとギフトエリアに行くと、、、

「売り切れ」!
(写真は「入荷待ち」だが今日はもう入荷しないとのこと)

akafuku
赤福といえば昨年末の消費期限及び製造日、原材料表示偽装事件が
記憶に新しいが、長年のファンだっただけにこれはとても残念だっ
た。

たまたま昨日だけだったのかもしれないが、夏場で痛むことも考慮
すれば生菓子なので本来は夕方5時には売り切れるのが正直な所だ
ったのではないだろうか。
今年の春に販売が再開され、それ以来久しぶりの出張だったので、
買えなかったのは残念だけど、ちょっと安心した。

しかしほんの半年前のこととはいえ、顧客が支持し逃げていないと
いうことは凄いことだ。

昨今、企業の不祥事があれば魔女狩りのごとくメディアは飛びつく
が、事後に対してはほとんどレポートしていない。
すべてではないが、その後をしつこく調べていくことを旨としてい
る私にとって、対応の差が意外に小さくないのも興味深い。
社内規定を見直し、結果として自分の価値観に正直な顧客をきちん
と取り戻している企業もあれば、あいからわず「侘び状」のpdf
を並べて済ましている企業もある。

企業にとってはその場、その場、なのかも知れないが、消費者は経
年の対応の積み上げでその会社がどう変化しているかを冷静に評価
する。

企業ウェブサイトはそうやって企業活動の経過(考え方と行動)を
長い目で見られるメディアなのだということに気づかないと、いく
らデザインや機能の面のみでリニューアルしたところで、ブランド
や信頼を築けるものではないということを担当者やマネジメントは
理解できないだろう。

赤福、、、食べたかった。