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2009年12月25日(金)更新

クリスマスの思い出

今朝はリビングの不振な物音で朝5時に目がさめました。
プレゼントを待ちきれない息子が4時半に目を覚まし、いち早くそれを抱えて
冷え切ったリビングでひとり包み紙を破って、おもちゃの組み立てにかかって
いたところでした。

普段は寝坊の息子ですがこういうときだけ類まれな気合を入れるというのは
誰に似たのでしょうか。

さておき、クリスマスというと印象的な思い出があります。
かれこれもう7年前のことになりますが、米国のオンライントレーディング(日米
間の輸送コストを軽減するベンチャー企業)のマーケティングの手伝いをしてい
て、ミーティングをしたいのだけれどタイミングが年末の12月26、27しかない
ということで急遽年末に渡米することにしました。
相手先の企業はユタ州のソルトレイクシティでしたが、どうせなら、ということで
12月24日の夜の飛行機でサンフランシスコに入り、スタンフォード(シリコンバ
レー)の安宿に泊まり、友人と会い、25日にショッピングなどして26日の朝に
ソルトレイクシティに入れば良いや、と考えていました。

24日の夜はクリスマスイブで華やかでしたが、その日はまっすぐスタンフォード
に入り、友人と夕食をとり、ろくに夜遊びもせずに寝てしまったのです。

問題は25日でした。
いや、びっくりしました。

マクドナルドを含むほとんどのレストラン、そしてお店は完全にクローズ。
どこも空いていないのです。
ホテルの従業員も最低限。しかもいわゆる白人はいません。
ホテルのレストラン(朝食)もクローズだったのです。

空いていたのはドラッグストア(ファーマシー)、そしてレストランではかろうじて
1件だけ、やっているデニーズを見つけました(砂漠にオアシスの心境でした)。

行きたかったターゲットやウォルマート、ボーダース(本屋)も軒並みNGでした。
行くあてもない1日、101号線のハイウェイをサンノゼまで下がり、並行するエル
カミーノドライブを空いているお店を探して上がるを繰り返していました。
夕飯はインド料理を食べました。当然クリスチャニティに関係ない民俗のお店は
空いている、ということです。

当然町並みにもクルマや人気はすくなく、シリコンバレー全体がゴーストタウンの
ようで、なんとも貴重(?)な体験でした。

翌日は飛行場に行くまでの数時間、必至でショッピングに駆けずり回りました。

そんな珍道中でユタに到着すると昼間ですでに気温が零下。
先方のスタッフと夕食に行ったのですが多分マイナス10度以上だったのでしょう。
深呼吸すると胸が痛くなりました。

印象深い弾丸トラベルでしたが、皆さんも年末年始に海外に行かれるときには
現地の習慣など、気をつけてください。

それでは年末まであとわずか、気を引き締めてよい年を迎えましょう。