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2009年12月07日(月)更新

セミナーを通して知る地方経済

今年は事業成績としては前半にかなり厳しいものがありましたが、
年間通してセミナーの受注は減りませんでした。
来週の東京の講義でひとまず締めくくることになりますが、結果的
には今年も30本以上、コマ数で言えば50コマ、100時間を越え
ました。

私にとってコンサルティングやアドバイス、企画や調査などの仕事
のきっかけは、やはりセミナーでのご縁が圧倒的ですので、これは
非常に嬉しいことです。

また、さまざまな企業や団体の方々が、現在どのようなコミュニケ
ーションの悩みをお持ちなのか、も直接うかがうことが出来ます。


その中でも顕著なのが以下の5つです。

1.デザインや企画提案の中身の評価について
2.プロジェクト運営とコスト(見積もり)の立て方
3.ゴールと継続性(戦略)
4.ウェブとウェブ以外のコミュニケーションメディアの融合
  (クロスメディア)
5.社内人材としてのキャリアパス(アップ)の作り方

いずれも単純なリニューアルよりも、より担当者や企業側の体制に
関わる問題なのが特徴で、内容的にも東京と差がなくなってきまし
た。

かつては弊社のお客様はほとんどが東京もしくは関東圏の企業・団
体だったのですが、今年の傾向としては地方のセミナーが増えたこ
とで結果的に仕事自体の問い合わせも地方からの物が少しずつ増え
てきました。そして相談内容が上記のようにより具体的になってき
たというのが特徴です。

以前、お世話になっているセミナー招聘元の会社の担当者と今後の
企画についてをしていたとき、「東京の波が少し遅れて地方で起き
る。それは良い面も悪い面も同じだ」と伺ったのが印象に残ってい
ます。

仕事の問い合わせ(良い面)もそうですが、悪い面で言えば、先日福
岡に行ったときには大名(東京で言えば原宿や青山のようなオシャレ
街)に、空き地や路面店の空き店舗が目立ったのが気になりました。
東京では夏ごろがピークだったでしょうか。わたしのオフィスのある
骨董通りも最近は空きが埋まりつつあり、まだまだ不景気とはいえ、
再生パワーに感心していたところでした。来春に再訪するときにはき
っとまた、新しいお店が出来ていることでしょう。それも楽しみです。

地方といってもまだまだ訪問したことのない都市のほうが多いのは当
然です。しかし札幌、名古屋、大阪、福岡など、ハブになるような都
市には定期的に訪問していますので、うまくスケジュールを調整すれ
ば同時期に訪問することも可能です。

ぜひお気軽にご相談ください。