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2010年02月03日(水)更新

世界各国の「新聞・雑誌」や「テレビ」への信頼度をグラフ化してみる

面白い記事を拾いました。
「主要国における新聞・雑誌やテレビ(要はマスコミ)に対する信頼度」
についてグラフ化したものですが、「新聞や雑誌」、「テレビ」などのマ
スコミに対する信頼度は日本がずば抜けて高いのです。

しかしこれをして「日本人はいまだおめでたい」と片付けるのは尚早の
ような気がします。
なにしろソーシャルメディアの発展はこのあと急激に起きているのです
から。
実際には上記の調査は2005年とちょっと古いものなのですが、これを
補足するような資料が外資系PRエージェンシー大手のエデルマンさんの
サイトにアップされています


これは非常に面白いです。
過去と照らし合わせてみると2005年以降、マスコミへの信頼度は低下
傾向がはっきりみられています。

興味深いのは2007年当時で日本のオーディエンスは企業のブログより
ホームページを信頼する傾向にありますが米国ではすでに逆転してい
ます。すなわち、記名で生の声のほうが信頼できると判断しているのです。
特に米国のコーポレートブログは意見にもきちんと対応するものが多く、
それゆえの結果だと思いますので、流しっぱなしで対応しない(コメントを
受け付けない)日本の企業ブログではやむない結果かもしれません。

昨日はソフトバンクさんが四半期決算の株主総会をストリーム放送で
同時中継しました。
同時期に約6000人ぐらいの人がメディアの質疑応答まで見ることが出来、
しかもツイッターでコメントを滝のように打ち合う、というものでした。
孫社長は総会の寸前までツイッターでユーザーの声に耳(目?)を傾け、
気に入った提言には「それいいですね。すぐやります!」と答えていました。

softbank

閉会後は一瞬ですがそのライブストリーム画像の画面が会場にも映り、
参加者からも「自分の発言とアイコンが映った」とコメントが流れ、いままで
にない、とても臨場感のある画期的な総会だったと思います。

可視化と対応の早さがすべて、でした。
確実に変わっていく会社だ、と感じました。