大きくする 標準 小さくする

2010年03月15日(月)更新

好きな仕事をしている人の眼は輝いている

週末までつぶして稽古に励む娘を持つと、家族で出かける機会が
だんだんと少なくなりますね。
受験も同じかもしれません。

この週末はたまたま1日レッスンがないということで、お気に入りの
文房具を探したいという娘と連れ立って久しぶりに街歩きをしてきま
した。
渋谷のハンズやロフト、109(ひとりでは入れません)の雑貨屋さん
などを覗いて下北沢へ。
下北沢も久しぶりに歩くとお店の入れ替わりがずいぶんと進んでい
ました。やはり昨年の市況の波が影響していたのかもしれません。

本多劇場の脇からタウンホールに抜ける高架の横の道に、見慣れ
ない古本屋が出来ていました。

いかにも倉庫をそのまま借り上げました、という天井の高いゆったりと
した空間に、足元からびっしりと積み上げられた本がどっさり!
しかも「下北沢」にぴったりな美術、演劇、文芸系のものばかり。

おもわずほほも緩むその書店の名前は「ほん吉」

おもわず娘に小遣いを渡し、近くのコンビニでおやつを買って来い、と
言い渡してそのジャングルの中にしばし入り浸っていました。

みたところ、わりと若い女性がひとりで切り盛りしていらっしゃる。
聞けば元々美大を出て仕事をし、途中で古本屋さんに勤め、そこから
独立開業されたのだそうです。

http://shimokita.keizai.biz/headline/359/

昭和初期のカストリ雑誌から、個人のスクラップまで、面白そうなもの
が見切れないほどありました。また改めて時間をつくって掘りに行こうと
思います。

先日、青山の「オヨヨ書林」が金沢へ転居してしまい、中目黒にはカウ
ブックスとアートバードがあるものの、美術関係に強い古本屋さんが
身近に少なくなったので、これは嬉しい発見でした。

今年は久しぶりに軽井沢の聖地、リンドウ文庫に行きたくなりました。

http://crossmedia.keikai.topblog.jp/blog/114/10000158.html