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2010年08月11日(水)更新

「コミュニケーションのプロフェッショナル」ってなんだろう?

NHKで放送していたプロフェッショナル仕事の流儀が好きでした。
特に印象に残っているのは建築家の中村好文さんの回です。

以前、ブログにも書きましたが、

「プロフェッショナルというのは、或る特定の仕事を選んだ人じゃな
くて、ある特定の職業から選ばれた人のことを言うんだと思うように
なりました」

という言葉が忘れられません。

books

「コミュニケーションのプロフェッショナル」ってなんだろう?
と突き詰めてみると、アウトプット(出力物)ではなく、アウトカム
(成果)に責任を持てる人、もしくはそんな活動を指すのだと思いま
す。

中村さんは

「どんな家が欲しいのか、実は依頼者自身はわかっていない」

とも言います。
すなわち相手を理解して理解して、理解し尽くして初めて「成果」が
引き出されていくのでしょう。そして成果は相手が認めてくれるもの
です。


業務変革の激しい時代にまだまだ広報のキャリアモデルが確立できな
いのも、ネットのような新しいメディアをどう活用すれば良いのか、
みいだせないのも、自分の仕事の意識がプロ足りえていない、仕事を
する相手の要求値を自分で計りえないから成果が出せない=認められ
ないのです。

先日たまたまツイッターで気になるエントリーを見つけました。

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@_ken5_
表現 or Dieって書かれてる宣伝会議さんのポスター見てて思うこと。
or Dieの覚悟で臨まなければならないのは芸術家であって商業クリエ
イターではないはず。
こういう発想が広告に関わるクリエイターに"自分はアーティストだか
ら特別な人種なの"的な勘違いを生むんでしょ。

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お世話になっている宣伝会議さんではありますが、これは同感です。