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2010年06月07日(月)更新

HMV渋谷店閉店のニュース

残念なお話ですが音楽販売の大手、HMVの渋谷店が8月中旬で
閉店されるというニュースを読みました。

音楽がダウンロード販売へと向かう中、また、若者の音楽離れの
傾向が強まっているといわれる中、いたしかたないことなのかも
知れません。

私自身もいまだに年間数百枚のCDを買うとはいえ、そのほとん
どが中古、新品はほぼネット通販です。時々HMVにも立ち寄り
ますがいわゆる店員の方のお勧めによる偶然の出会いを期待する
時ぐらいになりました。

この渋谷店、実はほかにもいろいろな思い出があります。
ちょうど12年前に私が独立した当初、最初にレギュラーの仕事
をさせていただいたのがHMVさんだったのです。

当時の人事部長の方が声をかけてくださり、社内コミュニケーシ
ョンの強化で社内報を作りたいというお仕事を3年ほどやらせて
いただきました。

実は当時からHMVの特徴は従業員教育の徹底で、他社に比べても
格段に厳しい接客マニュアルを持っていたのです。その理解徹底の
バックサポートを面白楽しくやりたい、というのがコンセプトでした。

働く人の平均年齢が20代前半、文字離れが進んでいる中で、どう
やって手にとってもらえるか、いろいろと工夫しました。
「新聞には4コマ漫画だよね。そのぐらい柔らかくいこうよ」
の一言で、ネットで4コマ漫画をやっている人を探し、会ったこと
もないのに契約し、彼が上京してきたときに会ったら、それが入社
面談になって以降4年ぐらい一緒に働きました。これも奇遇でした。

メトロニュースを参考に、幅は給与明細スリップと同じ縦型の蛇腹
折の体裁にして、給料日に一緒に渡してジーンズのバックポケット
に入れてもらう、というところまで計算しました。

企画としてはとにかく人を紹介しようということで、各店舗ごとに
プリクラとコメントを寄せてもらい、それをそのままスキャンして
原稿にしました。これは画期的でした。プリクラの解像度と情報量
はばかにならないのです。

また、HMVさんの特徴は社員のなかからかなり大胆な抜擢で店長
に昇進する方も少なくないことで、当時渋谷基幹店ができるという
ことで初代店長になるという若い方と建築現場に入り、フロアの
ブループリントを見ながらインタビューしたのを覚えています。

そういう意味で驚いたのが、仕事を形成する人間力の強化に対する
投資の大変さです。
一昨年に行ったニューヨークでも市内のバージンが閉店し、大型
CDショップが姿を消しました。昨年のサンフランシスコも同じです
実店舗の閉鎖や縮小は時代の流れで否めないのかもしれませんが
このようなノウハウや人的資産が可視できなくなるのは本当に
つらいことですね。
ユーザーレビューだけでなく現場で見る担当者のお勧めがネットで
もうまく活かせることを期待しています。

わたしにとっては一番レコードやCDにお金をかけていた時期に通
ったのが六本木のWAVEでした。WAVEが閉店した時期にできたのが
HMV渋谷というのも時代でしたね。

今、音楽を通じてほっとするのは身近に20代前半でレッドツェペリン
を聴くような友人(!)がいることでしょうか。

一昨日からIABCのコンファレンスでトロントに来ていますが一番
最初に買ったのはパールジャムのLPでした。
しかも新品です。(やれやれ)
まるで原宿のようなファッショナブルな表通りにも、そのような
レコードショップがまだ存在するのでとてもほっとします。

2010年06月04日(金)更新

明日からトロントに行って来ます。

明日から1週間、カナダのトロントに行って来ます。

今年で3年目ですが、
IABC(International Association of Business Communicators)という
ビジネスコミュニケーションのプロフェッショナル団体の年次コンファレ
ンスに参加します。
実はここの所、納品、見積り依頼、コンペが続き、加えて月末の処理
でばたばたしている状況でしたが、年に一度の大事な情報収集の場
なので今から行くのが楽しみです。(準備はほとんどしていません)

職能を限定せず、広報、人事、総務、経営、マーケの人たちが集まり、
企業におけるコミュニケーション課題を議論するという場はまだまだ
日本では稀有なので沢山の刺激を受けます。

3度目の正直ですが、今回は帰国と共に日本でのIABCの活動を本格
的にはじめるつもりです。
来年は皆さんも一緒に行きませんか?

今年はメーカーの方も同行し日本からは5名参加します。
(うち1名は沖縄の海兵隊広報のアメリカ人の方ですが)

欧米企業の事例や考え方が、即多くの日本企業に適用できるとは考
えていませんが、彼らは常に物事の解決にチャレンジがあるのです。
ノウハウではなく、その思考だけでも学ぶものが少なくありません。

出来ない言い訳をやめたときには使えるものが多い、と申し上げてお
きましょう。

それでは!

2010年06月04日(金)更新

雑誌「PHOTOGRAPHICA」19号

写真は好きですがあまりうまくありません。
昨日の展覧会もそうですが、ここのところ写真雑誌や展覧会を
よく買っています。

今日は午前中に大型書店でブレストウォーキング(本を見ながら
歩くと発想がわく)をしていたのですが、偶然目に留まった写真
雑誌が「PHOTOGRAPHICA」19号でした。

前号は4月に見に行った写真美術館の森村泰昌の作品の特集
でした(会場で売っていた図録のほうが断然良いですが)。
今号の特集は「日本人の肖像」。

photographica

これがすばらしい!「うめかよ」さんと「荒木経惟 」さんの2本立て。

「うめかよ」さんといえば、じじいの頭の上にバナナやセミの抜け殻
乗せて写真とってしまう人ですが、被写体の子供や老人が心を
開いているのが伝わってくるんですね。
まるで親子で写真を撮っているようです。

荒木経惟 さんの特集も画期的なのです。
一昨年に熊本市現代美術館で開催された「熊本ララバイ」の母子像
が特集されています。
これは先日日比谷のギャラリーで数点だけ見ることが出来たので
すが、熊本展の目録は当時の会期中に売り切れ、現在ヤフオクで
2万円近いプレミアが付いています(異常)。

赤ちゃんを抱いたお母さんのヌード。でもそこにあるのは母ではなく
「女」。これは荒木さんにしか撮れないのでしょうね。

現物は等身大以上の大きさのプリントでしたが、本でも十分楽しめ
ます。ヤフオクに手を出さなくてよかった(笑)。

2010年06月03日(木)更新

カバーガールズ写真展@青山スパイラル

通勤で地下鉄表参道駅を使う楽しみの一つに広告があります。

先週は嵐の二宮くんがウィンクするレンチキュラーの巨大ポス
ターがありました(チョット欲しかった)。

今週は改札を出るとモノトーンの美女たちがこちらに視線を
送っていました。

それはスパイラルホールで開かれている「カバーガールズ写真
展」
の告知でした。
写真家の宮本直孝さんの写真がホールに大きく展示されていて
とてもダイナミックです。

covergirls

本当は昼食後に眺めて帰るだけ、と思っていたのですが、大判の
作品集の出来がよく、売り上げがWFP 国連世界食料計画に全額
寄付されるということもあり買い求めてしまいました。
仕事の顔とはまた違った表情を見せるモデルや女優の皆さんが
とてもよかったです。

近所の方は会期中にスパイラルカフェでランチされるとなかなか
良い眺めですよ。

2010年06月02日(水)更新

7月のセミナー:宣伝会議主催「インターネット広報講座」

あっという間に6月になってしまいました。

4月~5月(あるいは9月~11月)はセミナーシーズンで毎年かなりの
本数をこなすのですが、6月~8月はやはり沈静化します。

景気の戻り、というわけではないと思いますが、今年は7月~8月に
すでに何本かセミナーをオファーをいただいています。

そのうちのひとつが通年メインでお世話になっている宣伝会議さんの
「インターネット広報講座」
です。
元々スタート当初より評判はよかったのですが、より参加しやすくして
欲しいということで、今年から間を開けて2日間集中で行うようになりま
した。

その分、座学に偏ることなくワークショップなどを取り込むことで参加者
同士の課題の共有も出来るようにしてあります。

sendenkaigiseminar1

sendenkaigiseminar2

セミナーの参加は知識を得るためだけではもったいないと思います。
せっかく同じ仕事をしている他社の方が数十人もいるのですから、うまく
リレーションを作って情報交換をすべきだと思います。
ワークショップの実施が評価されるのは、そのきっかけ作りとして有効
だ、というところにもあると思います。

米国のコンファレンスやセミナーに参加すると、参加者からの質疑の時
間をたっぷり取ります。

講義では話すことがいっぱいで質疑の時間が限られますが出来るだけ
居残るようにしていますので、今回以降参加される方はぜひつかまえて
ご質問ください。

沢山の方とお会いできるのを楽しみにしています。

セミナー詳細、参加申込書のpdfはこちらにあります。


まだ時間はあると思いますが、通年この講座は満席売り切れています。
ご登録はお早めにどうぞ。
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会社概要

1999年2月創業。 ビジネスにおけるインターネット活用経験は日本のインターネットの発展の変遷とほぼ同期しており、豊富な経験を有する。 主宰者は企業広報から自己啓発でWEBマスターになった経験から、今後オンラインを中心とした企業コミュニケーションが重要になるとの思いで独立、創業した。...

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個人プロフィール

美術大学デザイン科を卒業後、12年間工業デザイナーを勤める。当時勤めていた外資系メーカーで本社出張を重ねるうち、本社の親組織で行っている「コーポレートコミュニケーション」の役割と重要性に魅了され、セルフリストラして広報部に社内転職。自ら部門を超越した「コーポレートコミュニケーション」を実践する...

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