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2007年01月10日(水)更新

目利きになる方法

昨日は人材評価から自分のキャリアに関する話だったが、同様に
人材採用に苦労されている、というフィードバックをいくつかいただ
いた。

関連は薄いかもしれないが、いわゆる「目利き」という才能は、どの
ように磨かれるのか?興味があった。

趣味が高じて、何冊も本を書かれている骨董収集の先生と仲良く
なった。末続尭(たかし)さんという方だが、「手のとどく骨董収集法」
など、身近に楽しむ(お金をかけない)ためにも、「目利き」になること
が肝要、と説くユニークな方だ。
「目利きになるには、とにかくよいものを見る。そして黙って100点
集めてみろ。自腹でそのぐらい集めると良し悪しも見えてくる」

同様のことはなんでも鑑定団などで有名な中島誠之助さんもおっしゃ
っていた。
実は、今年に入って、すでに14枚のCD(音楽)を買っている。
しかし使ったお金は4000円にも満たない。すべてブックオフで1枚
250円コーナーで買っているからで、いくつかは3枚500円だ。

ブックオフは割りと明快な一物一価のシステムが出来ていて、最近の
物は高いけど「希少廃盤」などで高価、ということは少ない。

こんな調子で年間数百枚、合計2000枚近いCDを抱えていると、ある
アーティストが他のアーティストやプロデューサーと、どんな関係でつ
ながっているか、が見えてくる。
まあ、メジャーで興味のあるアーティストのCDはだいたい聞いている
ので、今買っているのは、昔レコードのときに買えなかった古いアー
ティストか、まったく無名のアーティストのものだ。

前者は安ければラッキーで即買い。後者はアーティストの名前も聞い
たことがなくても、年代、レーベル、プロデューサー、ジャケットのアー
トディレクションのレベル、曲のタイトルなどから、推測して買うが、あ
まり「はずれ」をつかまない。

まったく自慢にならない話だが、「あー、このアーティスト無名だけど
内容がすごくよいので250円なら買えばいいのに」とおせっかいした
くなるCDも目に付くようになってきた。

書店では「大人のロック」みたいな懐古雑誌があふれてきているが、
いつまでもディープパープルってわけでもないと思う。
(ポリスが再結成されればうれしいけど)
新旧あわせて「自分の価値観に合う音楽」を探すのも楽しいものだ。
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