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2011年03月09日(水)更新

ネットを捨てよ(たまには)、町に出よう

情報収集や人との交流もネット無しには成り立たない時代、といえるかもしれません。

しかしそんな現状に「このままで良いのか?」と警鐘をならすような意見も出てきました。(世の常かもしれませんが)

ネット・バカ インターネットがわたしたちの脳にしていること [単行本]
ニコラス・G・カー (著), 篠儀直子 (翻訳)


また、今週発売のニューズウィーク2011年3月16日号(3/ 9発売)は「思考力を奪うSNS時代」というものです。
「便利」「楽しい」だけにかまけず、自分の価値観や時間の使い方を考えた方が良いかもしれません。
PRRリーダーをやめた件は以前にも書きました
ノイズ、言い替えると質の高い、知的興味を喚起する雑情報が入りにくくなると感じたためです。

セミナーや直接仕事のご相談でいただく課題もソーシャルメディアに関することが増えてきましたが、実際には「どう使えば良いのか?」と言う可能性を問う前に、純粋に自社が誰とどのような関係構築をする必要なのかをもう一度見直す必要があると思います。

たとえばネットに公表されているソーシャルメディアガイドラインなどを見てもIBMさんなどは「ネット以前のコミュニケーションの問題や企業倫理の問題」から考えています。

このような基礎の上にソーシャルメディアやネット活用を論じるのであれば「とりあえず使ってみて失敗したらそれまで」というような危ない橋を渡らずに済むことでしょう。

ましてやネットの技術は3年程度のスパンで常に大幅な進歩を続けています。もう誰もセカンドライフやWeb2.0と言う言葉ですら使わなくなっているのですから。

2010年08月27日(金)更新

国際競争力と今、意識しなければならない働き方

今週の23日の日経夕刊のコラムに、JR九州会長の石原進さんの
「内向き」と題された文章がありました。

海外に出てチャレンジする若者が減っている、とういうもので、ます
ます日本の国際競争力が衰退するのでは?と憂いていらっしゃる。

奇しくも今週、同じようなメールを友人からもらいました。
彼はオーストラリアに転勤しているのですが、息子さんが参加してい
る学校のオーケストラの発表会のこと。
ソロピアノを弾いたのは中国人でものすごく優秀だったそうです。
ひいてはスポーツでも学業でも、どんな分野でもトップになるのはチャ
イニーズ、インド人、韓国人ばかりで、日本人はどの分野でも揃って
中の上に固まるもののトップになることはなかなか難しいというのです。

それでも、そんな世界の状況を知らず、狭い日本の社会の中だけで
すごし、何故自分がなかなか望む仕事につけないのか?理解でき
ないままの人も一杯いるのだから、まだその緊張感が感じられるだけ
幸せかもしれない、とこぼしていましたが、確かにそうかもしれません。
石原さんはコラムの中で、
「基礎学力があれば言葉の壁は何とかなる。むしろ論理力や数学の
力が大切だ」
とおっしゃっています。

学ぶことに加え、それを国際社会で活かすためには以下の3つのこ
とが重要だと思います。

1.多様性の理解
自分のルールが通用しない世界も存在します。
まずはさまざまな価値観を理解し、その違いの中から生まれる成果
(ケミストリー)を尊重するところから新しい考えやモノが生まれて来る
気がします。

2.コミュニケーション能力
純粋な人への興味や理解はポジティブな協調を生みます。僕自身が
外資でさまざまな国の人たちと働いて感じたことは、考え方や発想
などは違っても、根本的な人間の感情は(当たり前のことですが)
変わらない、ということです。
コミュニケーションはさまざまな偏見や思い込みがなければ意外と
スムーズに行くものだと感じました。

3.クリエイティビティ(創造力)
海外で学ぶことの一番のポイントはここにあるかもしれません。
働き始めたとき、海外の上司にいわれて一番きつかった言葉は、
「お前はまじめでとても役に立つけど、発想は中庸で、あまり刺激的
ではなかった。次回こちらに来るときは何かサプライズを見せてくれ」
というものでした。
もちろん帰りの飛行機はうなだれっぱなしで、本当に翌年もういちど
機会をいただくまでは「どう驚かせれば良いのか?」真剣に悩みま
した。(真剣に悩むのが良くない、とも言えましたが)

発想はいきなり天から降りてくるものではなく、どれだけ発芽を誘発
する引き出しを持ちえているか、という所に大きなポイントがあります。
同じテレビや雑誌、ネットの情報を見ていてはどうしても視野狭窄、
そして多様な価値観を受け入れることはできません。

多少扱いにくい存在かもしれませんが、私の経験した外資の会社に
はそういう面白い人間味に溢れた人がたくさんいました。

なかなか閉塞感を打破できずにいる今のわたしたちの社会ですが、
JR九州さんだけでなく、企業も自らの存続のためにもチャレンジする
気持ちのある若い人たちをサポートしていただきたいと思います。
そして私自身も、広報や企業コミュニケーションの見地から「開かれ
た社会」とのインターフェイスを作ろうと考えています。
近々その詳細はお話します。
少しでもチャレンジのサポートになれば、とおもいます。

2010年07月06日(火)更新

【明大生との毎週一問百答】第203弾は「新しく起業するならどんなビジネスか」

〈質問〉 ----------------------------------------------------
 いまから新しく起業するとしたら、
 どんなビジネスを始めますか?

       (明治大学商学部 稲田左右吉さん)
----------------------------------------------------------------


稲田左右吉さん、
良いお名前ですね!

「好きなことをやりたい」のであれば、やり続ける胆力もあるでしょう
から、「どんなビジネスでも良いのでは?」
となってしまいますね。

ここでは私がある経営者から伺ってなるほど、と思ったお話を差し上げ
ましょう。ヒントになれば幸いです。
よく
「良いアイディアが思いついたら同時に5人は同じ事を思いついている
と思え」
といわれますが、今日のように情報流通が早い時代ではその数も10倍
になっているかもしれません。

私に話をしてくれた経営者の方は
「5~10年先にどんな規制緩和が起きるか」
逆に言えば
「まだ規制緩和が進んでいない分野はどこか」
に着目していました。

そのマーケット、もしくはサービスに先行して入っていったとき、どん
な先行者利益があり、リスクがあるか、を見た上で、そのビジネスの将
来性やライフサイクルをプランすると良いのではないかと思います。

今、新聞やネットのニュースで
「何故この企業が今こんなことをするんだろう?」
と思うときは、そのように将来を見据えてポジションしたぞ、と宣言し
ているのではないか?
と思うと想像力が磨かれると思います。

まずはそんなところから良いアイディアを練るトレーニングをされたら
いかがですか?

2010年07月03日(土)更新

【明大生との毎週一問百答】第202弾「学生起業のメリット」について

〈質問〉 ----------------------------------------------------

 いま成功している方や起業家の方にお話をうかがうと、
 一度就職してから起業したほうがよいと言われます。
 ただ、あえて聞かせてください。
 学生起業のメリットやデメリットを教えてください。
 また、学生起業を視野に入れている私にアドバイスをお願いします!

       (明治大学商学部 菅原健太郎さん)


----------------------------------------------------------------


菅原さん、
こんにちは。

何を持って事業の成功とみなすのか、は起業した人それぞれの価値観に
よるものだと思います。

その上であえて助言差し上げるとすると、学生起業で成功される方は、社
会や先輩企業家などから「応援してあげたい」と思われるものを持っていて、
そのサポートを受けやすい傾向にある、ということです。

それが何か(サービスなのか、経営者の人柄か、思いか)は、まちまちです
が、起業そのものが数多くのリスクを背負っているものなので、成功するま
でめげずに続けるためには周囲の共感力を呼ぶチャームを持っていることが
大事だと思います。

20100703p
就職して社会経験を持ってから起業するメリットは、自分の責任の及ばない
ところで会社が失敗することを目の当たりにできる事ではないでしょうか?
反面教師かもしれませんが、リスク無しに失敗の経験ができることが就職し
ていることの価値ともいえるのです。

学生起業する場合、自らに降りかかるトラブルや困難を就業経験がないこと
によるディメリットと感じないことが肝要かも知れません。

いずれどこかでクロスロードがあるかもしれません。がんばりましょう!

2008年03月10日(月)更新

オフィスのレイアウトチェンジ完了

前回の「人材採用」の話の続きだが、人材増強の目的は昨年来、事
業計画を見直し、短期事業計画を練り直したからだ。
具体的には積年の課題である、制作受注中心の体制からの脱却と、
それに伴う人材モデルの再設計だ。

わたしたちは「日本で一番ウェブ(オンライン)コミュニケーションに
精通したPR会社」をめざす。
そのために「企業コミュニケーションプロセス」、「コミュニケーションデ
ザイン」、「コミュニケーションテクノロジー」それぞれについて同等の
深い造詣を持ち、同時に開発実行能力を併せ持つことが独自性とな
る。
意外にそういう会社は少ないのだ。
人員増強計画に伴い、年初より引越しも検討した。
しかし表参道近辺で現時点の1.5倍程度の広さのオフィス、となると
保証金だけでえらいことになることが判明。代替案として現在のオフィ
スの改造プランを検討した。

いままでの弊社の事務所は振り分けで2部屋あり、片方が会議室、も
う一方がオフィスになっていた。
今回、大家の許可を得て2部屋を仕切る壁をぶち抜き、パーティション
の位置を切りなおし、会議室を2/3にすることで、机を4つ増やすこと
ができた。現在空きが2つあり、トータルで10人まで働くことができる
ようになった。これは引越しにかかる保証金の20分の1だ。

創業して10年目だが引越しは2回、レイアウトチェンジは7回目だが
いままではほぼ私自身がレイアウトプランを作り、力技で乗り切ってき
た。
しかし今回はネットワークに強いスタッフがいてくれたおかげで、事前
に綿密な配置図やネットワーク図を書いて設計してくれ配線も完璧。
ついでにハブやLANケーブルも新品に入れ替えた。
少人数にしてはデータサーバーやイントラネット、その他のシステムイ
ンフラを整える努力をしているので、とても気持ちが良かった。

最終的に片付いていないのは私のデスク周りだけ、というのが現実
だが、某有名デザインディレクターのベストセラー本を見習って思い切
り整理することにしよう。

2008年01月11日(金)更新

行く道来る道

昨日はお世話になった方のお通夜に参列してきた。
一昨年からウェブのリニューアルと係るコンサルティングでお世話に
なったおおきな会社の広報部長だった方だ。

私とそんなに年も離れていない、まだお若い方だったのだが、急な
病魔にあがないきれなかったご様子と伺い、とても残念でならない。

業界でもとてもユニークで有名な会社のため、その広報部は普段か
ら「平穏」という言葉からいつも一番遠いところにあるのではないか?
というような激務の現場とは伺っていた。
しかし実際にお会いするとそんな現場をまったく想像させない温和
な方だったので、影ではやはり相当のご苦労がおありになったのか
な、と思ってしまった。

プロジェクトが完了したとき、本来お世話になったこちらがご接待差
し上げなければならないところなのに、気さくに「どうもありがとう、い
やあ、よかったよかった」と歓待してくださったことが昨日のようだ。

人の上に立つ方で、腹の据えられた方はえてして気配りが利き、腰
の低い方が多い。そんなリーダーのせいか、この会社の広報の方た
ちは男性も女性も腰の座った男っぷりの良い(?)、野武士の集まり
のようなチーム、という印象が強い。

広報に限らずだが、会社としての信念が強く、自信と誇りに満ちた現
場で働いている方とお仕事をするのは緊張感がある。しかも打ち出し
がはっきりしている分、こちらも明快でよいアウトプットが出来る。

逆に言えば、経営、広報、そして社員がこのような想いでソリッドにつ
ながることこそ、ビジネスの結果に差が出る大きなファクターなのでは
ないだろうか。
オンラインマーケティングやCRMなどの成否を仕掛けやツールだけに
求めるのは間違っている。複雑でスピードの速いこんな時代だからこ
そ、コーポレートブランディングの観点からウェブや社内広報を見直した
り、社員のコミュニケーショントレーニングやコミュニケーション担当人
材の育成が急務なのだ。

温和な笑顔の裏に、熱い思いをいっぱい想いを語っていただいた。
鈴木さん、乾杯。ゆっくりお休みください。

2008年01月10日(木)更新

左は世界を制す

連日米大統領選のニュースが茶の間をにぎわしているが、日本の
政治家も集めた献金で政治チャンネルの放送局作って、毎日公開
討論したらどうか?と思う。
政治家や政党のウェブサイトも一方的なものが多く「開かれた」もの
はほとんどない。

それにしてもびっくりしたのはニューハンプシャー州予備選で前日ま
で大差をつけられていたヒラリー・クリントン候補が接戦で制し勝利し
たことだ。
しかしそのあとの映像で、著書にサインをするオバマ氏が映った。
おお、彼も私同様左利きであったか!
(そういえばヒラリーのだんなのビル・クリントンも左利き)

人種の問題よりもこういうところで親近感が沸いて応援したくなる。
今後、保守系白人社会の強い南部での対戦になると、オバマ氏の
情勢はますます難しいも言われているが、この短期の動きを見ても
まだどんなことが起きるかわからないのではないだろうか。


丹下段平は、意識が薄れゆくジョーの耳元でこう囁いた。
「ジョーよ!左は世界を制すのだ」

米国はどんなリーダーを選ぶのか、左は世界を制すのか、楽しみだ。

日本の政治家も早く自国の国民にわくわくするようなディベートを見
せてくれないものだろうか。

2007年11月14日(水)更新

10年前に世界一周をした。

大学時代の音楽仲間の親友が半年前にMIXIにはいり、時々昔のライ
ブの音源や映像をアップしてくれている。
とても懐かしく、くつぐったい感じがする。

しかし先日、ちょうど10年前の吉祥寺のライブの映像をアップし
てくれたのだが、このとき僕はちょっとした人生の転機を迎えて
いたのだ。
そんなことはおくびにも出さなかったが、実は見に行くのがやっ
と、という精神状態で打ち上げの馬鹿騒ぎにも参加できなかった。
当時、すごく良い会社(イ○テル)にいたにもかかわらず、1年足
らずで退社し、私財をなげうってそこの同僚が首謀したネットベン
チャーの立ち上げに参画したところだった。
しかし世の中うまくいくことは少なく、連日半徹夜で働いたにもか
かわらず一向に成果を出せず、自律神経失調症でほぼ1ヶ月寝
込んでいた。
友人のライブを見に行ったのはちょうど寝込む寸前のころだった。

結局その会社は立ち上げメンバーだったにもかかわらず、不義理
ながら1年で辞めた。
何社か来ないか、と声をかけてくれた会社もあったのだが、いずれ
にせよメンタルなリカバリーをする必要があると感じ、家内としばら
く旅行に出ることにした。

リラックスするならビーチリゾート、という考えはまったくなかった。
精神的なリカバリーのために僕が考えたのは昔の会社で一緒に
働いていたアメリカやヨーロッパの友人に会いに行こうというもの
だ。

今日はちょうど10年前、旅行に出たその日だった。

格安の世界周遊券(60日ストップオーバーフリーで13万円)を
買い、友人の家と安いモーテルを渡り歩いた。
シリコンバレー、ニューヨーク、コネチカット、ロンドン、フランス、
そしてもう一度アメリカに戻ってテキサスのダラスとオースチン。
最後にサンフランシスコに寄って東京に戻った。
厳密には世界一周ではないが、4分の3週ぐらいの距離は十分
飛んだ。

30日間。
肉体的にはとても疲れたがメンタルには見る見る精気を戻して
いくのが良くわかった。
戻ってきて腹を決めた。
ひとりで再出発しよう。

しかしただでさえ旅行で金を使い、貯えはほとんどない状況だっ
た。義理の父に3桁の借金をして千駄ヶ谷にワンルームのオフィ
スを借りた。
ラッキーだったのは大学の先輩がちょうどオフィスの移転を考えて
いて、居抜き(家具そのまま)で譲ってくれたことだ。

借金は半年で返却できた。
そしてもうひとつの奇跡。初めての子供を授かったのもこの年だ。

つくづく、人は「気」で生かされているのだなあと思った。
何度かのネットブームやバブル崩壊もあった。
堀江さんとビジネスでメールのやり取りをした事もあった。(笑)
それでもなんとか10年、小さな会社を維持できた。

次のピリオドは5年か、3年だと感じている。
またスタートラインに立てたような気がした。
今日はとてもうれしい日だ。

2007年10月10日(水)更新

あなたの仕事は何なのか?

「プロフェッショナル仕事の流儀」というNHKの番組が好きだ。
同様のビジネスドキュメントには以前「プロジェクトX」があった
が、演出パターンや表現の誇張など、問題があり、徐々に人
気にかげりが出て行った。

今回の番組はその教訓が活かされているように感じる。
司会の茂木健一郎さんも、気負わず冷静にその人の本質が
どこにあるのかを探り出していく。
ヘリコプターパイロットから競馬調教師まで様々な仕事、様々
な対象と対峙するプロフェッショナル。

そのエピソードからたくさんのヒントを得ることができるが、面
白いのが、茂木さんがどんな質問を投げかけようと、皆ほとん
ど即答するところだ。もちろん事前の打ち合わせもあろうかと
思うが、番組内のドキュメントもあわせてみなさんに一貫した
ものを感じるのだ。

それは「判断がとても速い」ということだ。
 
みな、最初から「プロフェッショナル」とか「達人」とか「匠」と呼
ばれていたわけではない。
小さな自己責任において、判断力を磨いてきたからだ。
逆に言えば、プロフェッショナルになる早道は、本の少しの勇
気を持ち、自分の判断をもって日々仕事を進める、ということだ。

しかし現代ではそれでゴールが見えなくなってきている。
昔は経験を積んだ上司の判断は絶対で、叱られながらその間
合いを積んでいけばよかった。
上に立てば、その経験を元に指導すれば事足りた。
現代は、社会の価値変化が速いゆえ、経験を積んだ上司であ
ろうとも過去の経験にだけ頼るわけには行かなくなってきてい
る。
昨今、大相撲部屋の様々な問題が取りざたされているが、これ
はまさに、部屋(管理者含め相撲界の組織全体)が社会変化に
適応できていない証左ではないのか?

今、この番組で取り上げられているプロフェッショナルの方々が
すごいと感じるのは、そのような時代の変化にきちんと対応す
べく、自らの感覚をを磨くことを決してやめないことと、部下や周
りの人、お客さんなどから積極的に話を聞く、さらには自然や環
境、動物を徹底的に観察しつくしている、ということだ。

今の社会は、すでに出来上がった上司の判断だけでは回らな
い。ましてや判断を伴う仕事以外の定量的な仕事は、すべて
アウトソースされる。
自分の(仕事の)価値が明示できない人のポジションは早晩淘
汰される。
15年前にセルフリストラした人間が言うのだから間違いないは
ずだ。(泣・笑)

2007年09月12日(水)更新

オフィス椅子の変遷:その2

頑張って最高級のオフィスチェアを買ったわたしだが、なぜこの
椅子に座らなくなったかというと、それは腰痛対策で、この椅子
が原因というわけではないのだが、そもそも座り仕事が続くと
ぎっくり腰を誘発しやすくなってしまっていたのだ。
その対策の意味もあって、3年前からバランスボールにすわって
仕事をするようになった。
これは画期的だった。長年の腰痛がぴったり治まっただけでなく
内臓脂肪も減った(ような気がする・当人比・笑)。
都合、ボールには2年座り、ボールの破裂とともに昨年卒業した。

ball

現在は、これまたデザイナーズチェアなのだが、ストッケのバラ
ンス・バリアブルという木製の椅子だ。
基本的には背もたれが無く、背骨が立つタイプなので、バランス
ボールとほぼ同じ効果が得られる。
http://www.scandex.co.jp/stokke/products/variable_index.html

そんなわけで現在の弊社のスタッフはケヴィに座ったり、バランス
ボールに座ったり、モダスに座ったりと様々なのだが、ここにきて
新人が増えたので、きちっとそろいの椅子にしよう、と考えた。

久しぶりにオフィスチェアを扱うオンラインショップを覗くと、現在は
椅子も中国生産が多く、安いものでは1万円を切る値段で流行の
デザインのメッシュチェアが買える。
きっと機能的にも遜色は無いのだとは思うのだけど、耐久性や安
全性についてはなんともいえず、やはりなかなか買う気がしない。
しかしまともなメーカーのオフィスチェアだと定価は10万円以上の
ものばかりだ。
そこで以前から利用しているのが「オフィス中古家具屋」さんだ。

今回も色々と検討したのだが、あるお店でスチールケースの「Think」
という、最新鋭のデザイナーズチェアが6脚そろいであり、定価の
30%ぐらいの値段で購入することが出来た。これはラッキーだった。
しかも使用感がほとんど無く、とてもキレイだった。
ネットで調べても新品では2割引程度しか値崩れないものだけに激安だ。

http://www.interior.ne.jp/Steelcase/think/

実はこの椅子は、ひそかににあこがれていた椅子だった。
オフィス用のデザイナーズ(オフィス)チェアとして一番人気のある
のは、相変わらずハーマンミラーのアーロンなのかもしれないが、
アーロンは、わたしにはバネが強すぎるのと、椅子自体が重く感
じてどうしても好きになれなかったのだ。
「Think」はとても軽く、体を自由な感じで支えてくれる感じなのだ。

まあ、ウンチク語っても実際に座るのはスタッフの皆さんなので、
「あ、そんなの関係ない」といわれてしまえばそれまで。。。
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会社概要

1999年2月創業。 ビジネスにおけるインターネット活用経験は日本のインターネットの発展の変遷とほぼ同期しており、豊富な経験を有する。 主宰者は企業広報から自己啓発でWEBマスターになった経験から、今後オンラインを中心とした企業コミュニケーションが重要になるとの思いで独立、創業した。...

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個人プロフィール

美術大学デザイン科を卒業後、12年間工業デザイナーを勤める。当時勤めていた外資系メーカーで本社出張を重ねるうち、本社の親組織で行っている「コーポレートコミュニケーション」の役割と重要性に魅了され、セルフリストラして広報部に社内転職。自ら部門を超越した「コーポレートコミュニケーション」を実践する...

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