クロスメディア・コミュニケーションズ株式会社 代表取締役 雨宮 和弘 の日記 | 経営者会報 (社長ブログ)
来るべき「コミュニケーション・プロフェッショナルの時代」を担う「企業コミュニケーター」養成ブログ
2008年04月18日(金)更新
サンフランシスコ
明日から一週間、米国西海岸のサンフランシスコ郊外で行われる
コンファレンスに参加すべく出張に出る。
これは、「企業広報」、「宣伝」、「マーケティング」、「ジャーナリズ
ム(メディアリレーション)」に関わる企業の担当者とメディア側、
合計8極の人たちが集まって議論し、共有する3日間の会議だ。
一昨年初めて参加したときもとても多くの刺激を受けた。
同時期にサンフランシスコで開催される「Web2.0 Expo」に比べる
と規模はかなり小さいし、主題のひとつが「オンラインテクノロジ
ーの活用」だとしてもあまりテクノロジー寄りにならず、常に企業の
コミュニケーション運営やキャリアモデルに軸足があるところがとて
も心地よいのだ。
当初は米国の先進事例を勉強しに行こう、という姿勢で臨んだの
だが、実際は彼我の差はほとんどなかった。ただ、彼らは常に立
場を超え、前に進むべく積極的に話合う姿勢がある。それだけな
のだ。その点において、彼らは自らの役割に対する認識は強いが
所属する組織に対する意識は希薄な場合が多い。
ただ会社の目指す目的を達成するために働くプロフェッショナルな
のだ。
日本でコーポレートコミュニケーションを考えるときに立ちはだかる
大きな壁のひとつは、やはり「組織の縦割りの問題」だ。
それぞれが独立した予算管理を行っていることもあり、全社的なコ
ミュニケーションプログラムを行おうとすると、思い切ったトップダウ
ンの場合以外は実施されてもなかなかうまくいかないのが実情の
ようだ。
まずどこかの部門がリードしてツールやメディアの導入、サイトのリ
ニューアルなどを行っても継続性がなく失敗に終わる事例が絶えな
い現状を見るに付け、やはり組織を超えた意識を持つコミュニケー
ターの存在がキーになると思わざるを得ないのだ。
そういう人材をサポートする糧を一つでも多く持ち帰ることができれ
ばと思う。
コンファレンスに参加すべく出張に出る。
これは、「企業広報」、「宣伝」、「マーケティング」、「ジャーナリズ
ム(メディアリレーション)」に関わる企業の担当者とメディア側、
合計8極の人たちが集まって議論し、共有する3日間の会議だ。
一昨年初めて参加したときもとても多くの刺激を受けた。
同時期にサンフランシスコで開催される「Web2.0 Expo」に比べる
と規模はかなり小さいし、主題のひとつが「オンラインテクノロジ
ーの活用」だとしてもあまりテクノロジー寄りにならず、常に企業の
コミュニケーション運営やキャリアモデルに軸足があるところがとて
も心地よいのだ。
当初は米国の先進事例を勉強しに行こう、という姿勢で臨んだの
だが、実際は彼我の差はほとんどなかった。ただ、彼らは常に立
場を超え、前に進むべく積極的に話合う姿勢がある。それだけな
のだ。その点において、彼らは自らの役割に対する認識は強いが
所属する組織に対する意識は希薄な場合が多い。
ただ会社の目指す目的を達成するために働くプロフェッショナルな
のだ。
日本でコーポレートコミュニケーションを考えるときに立ちはだかる
大きな壁のひとつは、やはり「組織の縦割りの問題」だ。
それぞれが独立した予算管理を行っていることもあり、全社的なコ
ミュニケーションプログラムを行おうとすると、思い切ったトップダウ
ンの場合以外は実施されてもなかなかうまくいかないのが実情の
ようだ。
まずどこかの部門がリードしてツールやメディアの導入、サイトのリ
ニューアルなどを行っても継続性がなく失敗に終わる事例が絶えな
い現状を見るに付け、やはり組織を超えた意識を持つコミュニケー
ターの存在がキーになると思わざるを得ないのだ。
そういう人材をサポートする糧を一つでも多く持ち帰ることができれ
ばと思う。
2008年04月18日(金)更新
「生まれ変わる広報」
実は今週の水曜日、一日で2本のセミナーをこなした。
いままでも一日で2時間を3コマ、など平気でこなしてきたが、場所も主題
も対象も違うセミナーをダブルヘッダーでやるのはさすがにキツかった。
いつもは質疑応答もほとんどの場合即答できていたのだが、さすがに夜
のセミナーでは一度は返答に詰まってしまった。
さて、昼間は、ある企業団体の職員向け社内セミナー。
元々はこの1月にその団体の主催するオープンセミナーの講師を担当した
のだが、職員の方から、
「実はウェブをリニューアルしたいのだが、、社内のコンセンサスもとれて
おらず、どこから手をつけてよいものか」
という相談を受けた。
まさに我が意を得たり、というところだ。
私たちのアプローチは、すぐにリニューアルや提案に移らず、まずはご担
当者のみならず、社内のコミュニケーション関与者を集め、オープンセミナ
ーと同様の内容、プラスその団体に特化した身近な参照事例や、具体的
な課題に即したワークショップを開催し、全員の意識を固めることから始め
ましょう、というものだ。
この方法であれば、広報が主導であったとしても他の事業部の関与者か
ら「勝手にやってて。私たちは蚊帳の外」というようなことも防げるし、社内
提案を行う時点でも同意を得やすい(もしくは建設的な反論を寄せることが
できる←これが重要)。
そういう意味で提案前にこのようなセミナーのアレンジができるのも弊社
の強みといえるかもしれない。
忙しい中、昼休みの時間にほとんどの職員の方があつまってくださり、2時
間近く熱心にお話を聞いてくださった。きっと次のアクションがスムーズに
なるだろう。
あわただしくオフィスに戻り、渋谷で行う自主セミナーの準備に取り掛かっ
た。
夜は、実は2週間の準備期間で急に開催を決めたため、どうしても特定の
方にしかご紹介できなかったのだが、「生まれ変わる広報」と題し、「企業
広報の現状とキャリア設計」に会社として初めてフォーカスを当てたセミナ
ーをおこなった。
今まで宣伝会議さんや共同PRさん、日本PR協会さんなどでおせわにな
るセミナーのほとんどが「インターネット広報」が主題なのに対し、今回は
現在日本企業において広報のおかれている立場を再確認し、なぜそう
ってしまったのかを導入に、さらにこの20年(ネット活用前後)における米
国企業の業務プロセス改革と、それにともなうキャリア形成の変化、最後
に、日本企業の広報部が今日のようなネットワーク社会の中でどう変化し
企業の社会活動を支える責任あるポジションとして認められるにはどうす
ればよいかに触れた。
チャレンジの多い主題であることに加えて、1時間半という限られた時間も
あり、語りきれないところも少なくなかったのだが、アンケートを見るとほと
んどの参加者からポジティブな評価をいただくことができ、また、次回につ
ながるコメントも多数寄せられた。
参加者は20名ほどであったが、終了後は参加者同士での懇親の時間を
持つこともできたのも良かった。
私自身も企業広報担当者だった時分は、良く他の企業の広報担当者に
会いに出向き、話を聞いたことがとても参考になった記憶があるので、皆
さんこのような機会は積極的になるようだ。
今後は最低でも四半期に1回はこのような自主セミナーを開催していきた
いと考えている。
もしテーマやアイディアなどでリクエストがあればぜひコメントを寄せていた
だきたい。
いままでも一日で2時間を3コマ、など平気でこなしてきたが、場所も主題
も対象も違うセミナーをダブルヘッダーでやるのはさすがにキツかった。
いつもは質疑応答もほとんどの場合即答できていたのだが、さすがに夜
のセミナーでは一度は返答に詰まってしまった。
さて、昼間は、ある企業団体の職員向け社内セミナー。
元々はこの1月にその団体の主催するオープンセミナーの講師を担当した
のだが、職員の方から、
「実はウェブをリニューアルしたいのだが、、社内のコンセンサスもとれて
おらず、どこから手をつけてよいものか」
という相談を受けた。
まさに我が意を得たり、というところだ。
私たちのアプローチは、すぐにリニューアルや提案に移らず、まずはご担
当者のみならず、社内のコミュニケーション関与者を集め、オープンセミナ
ーと同様の内容、プラスその団体に特化した身近な参照事例や、具体的
な課題に即したワークショップを開催し、全員の意識を固めることから始め
ましょう、というものだ。
この方法であれば、広報が主導であったとしても他の事業部の関与者か
ら「勝手にやってて。私たちは蚊帳の外」というようなことも防げるし、社内
提案を行う時点でも同意を得やすい(もしくは建設的な反論を寄せることが
できる←これが重要)。
そういう意味で提案前にこのようなセミナーのアレンジができるのも弊社
の強みといえるかもしれない。
忙しい中、昼休みの時間にほとんどの職員の方があつまってくださり、2時
間近く熱心にお話を聞いてくださった。きっと次のアクションがスムーズに
なるだろう。
あわただしくオフィスに戻り、渋谷で行う自主セミナーの準備に取り掛かっ
た。
夜は、実は2週間の準備期間で急に開催を決めたため、どうしても特定の
方にしかご紹介できなかったのだが、「生まれ変わる広報」と題し、「企業
広報の現状とキャリア設計」に会社として初めてフォーカスを当てたセミナ
ーをおこなった。
今まで宣伝会議さんや共同PRさん、日本PR協会さんなどでおせわにな
るセミナーのほとんどが「インターネット広報」が主題なのに対し、今回は
現在日本企業において広報のおかれている立場を再確認し、なぜそう
ってしまったのかを導入に、さらにこの20年(ネット活用前後)における米
国企業の業務プロセス改革と、それにともなうキャリア形成の変化、最後
に、日本企業の広報部が今日のようなネットワーク社会の中でどう変化し
企業の社会活動を支える責任あるポジションとして認められるにはどうす
ればよいかに触れた。
チャレンジの多い主題であることに加えて、1時間半という限られた時間も
あり、語りきれないところも少なくなかったのだが、アンケートを見るとほと
んどの参加者からポジティブな評価をいただくことができ、また、次回につ
ながるコメントも多数寄せられた。
参加者は20名ほどであったが、終了後は参加者同士での懇親の時間を
持つこともできたのも良かった。
私自身も企業広報担当者だった時分は、良く他の企業の広報担当者に
会いに出向き、話を聞いたことがとても参考になった記憶があるので、皆
さんこのような機会は積極的になるようだ。
今後は最低でも四半期に1回はこのような自主セミナーを開催していきた
いと考えている。
もしテーマやアイディアなどでリクエストがあればぜひコメントを寄せていた
だきたい。
2008年04月18日(金)更新
「フジサンケイビジネスアイ」
先日、「フジサンケイビジネスアイ」紙(新聞)の取材を受け、本日、
「ニュースの仕掛け人:ザ・PR会社」という連載で弊社を紹介して
いただいた(顔写真付きで)。
今までも宣伝会議のPRIRや経済広報センターの会報誌、「経済
広報」などに記事出稿させていただいた経験はあるが、いわゆる
新聞に取り上げていただくのは初めてかもしれない。
PR会社をやっていて、自社のPRが遅れているのでは全くもって
「紺屋の白袴」なのだが、予想以上に大きく取り上げていただき、
とてもうれしかった。
しかも早速電話やメールが来るなどの反応が見えると、普段セミ
ナーなどで「広報効果の広告換算など、マスメディアが再編を余
儀なくされている中でその意味が崩壊しつつある」などと話をして
おきながら、やはりすごい効果だなあと思う。
フジサンケイアイはビジネスに特化しているわりにはトピックのバ
ランスがよく楽しく読める新聞だ。しかも字が大きく、平体が掛か
っており(最近の私には)とても読みやすい。
「ニュースの仕掛け人:ザ・PR会社」という連載で弊社を紹介して
いただいた(顔写真付きで)。
今までも宣伝会議のPRIRや経済広報センターの会報誌、「経済
広報」などに記事出稿させていただいた経験はあるが、いわゆる
新聞に取り上げていただくのは初めてかもしれない。
PR会社をやっていて、自社のPRが遅れているのでは全くもって
「紺屋の白袴」なのだが、予想以上に大きく取り上げていただき、
とてもうれしかった。
しかも早速電話やメールが来るなどの反応が見えると、普段セミ
ナーなどで「広報効果の広告換算など、マスメディアが再編を余
儀なくされている中でその意味が崩壊しつつある」などと話をして
おきながら、やはりすごい効果だなあと思う。
フジサンケイアイはビジネスに特化しているわりにはトピックのバ
ランスがよく楽しく読める新聞だ。しかも字が大きく、平体が掛か
っており(最近の私には)とても読みやすい。
2008年04月15日(火)更新
短時間でアイディアをまとめる方法。
先週一泊で姫路に行き、中小企業大学関西校にセミナーの講師と
してお世話になってきた。
テーマは例年通り「ビジネスプレゼンテーションと効果的に思考
をまとめる方法」というものだが、対象が昨年から、いわゆる経
営幹部を対象にした「経営管理者コース」から「新任管理者コー
ス」に変わったこともあり、全体の平均年齢も10歳ぐらい若返
っている。
思えば6年前に初めてお世話になった頃は「画面のアニメーショ
ンの方法を教えてくれ」など、「パワーポイントの作り方教室」
のような誤解が生じていたが、さすがにそれもなくなってきた。
そればかりか、ポストイットを使ったアイディア出しの実習も
かなりまとまりの良さが見えてきた。
午前中の座学は主にプレゼンテーションの考え方、発表方法など
悪く言えば教科書的な話が多く眠くなりがちだが、ところどころ
で質問や実習を織り込んで行ったので居眠りをする人が一人もい
なかった。
午後は実習ベースなのであっという間、という感じだ。
40名のほとんどが別々の会社から参加した人なのだが、まず「
あなたの会社で業務生産性を落としている要因を何でも良いから
書き出してみてくれ」というと、ものの10分足らずでかなりの
数の意見が出た。
次にはそれを似た意見ごとにグループ化するわけだが、これも「
ヒト」、「モノ」、「コト」というように分けていくと、意外に
整理が進む。しかも5つのグループでのばらつきはあまりない。
最後はこれらに対する対応策をそれぞれのグループごとに見出し
ていくわけだが、ここには各チームごとの個性が反映されてとて
も興味深かった。また、単に「○○をやめる」というのは対応策と
は
いえないので「ヒト」も「時間」も「金」も限界がある経営者の
視点で考えてみてください、という注文をつけた。
結果的にそれぞれのチームごとに5分程度のプレゼンテーション
を行っていただいたのだが、とても1時間たらずで考えたとはい
えないぐらい多くのアイディアを、客観的にまとめることができ
ることをわかっていただくことができた。
また、京阪神の企業から来た方が多い、という理由もあるのかも
しれないが、「オチ」を忘れない心の余裕もさすがだった。
別のテーマでも半日ぐらいの時間があれば実施はいつでも可能だ。
簡単なファシリテーションで、事後の全社導入も容易なのが良い
ところだ。
もしご興味があれば連絡をいただけるとありがたい。
即効性があり、組織の生産性を挙げるきっかけになる はずだ。
してお世話になってきた。
テーマは例年通り「ビジネスプレゼンテーションと効果的に思考
をまとめる方法」というものだが、対象が昨年から、いわゆる経
営幹部を対象にした「経営管理者コース」から「新任管理者コー
ス」に変わったこともあり、全体の平均年齢も10歳ぐらい若返
っている。
思えば6年前に初めてお世話になった頃は「画面のアニメーショ
ンの方法を教えてくれ」など、「パワーポイントの作り方教室」
のような誤解が生じていたが、さすがにそれもなくなってきた。
そればかりか、ポストイットを使ったアイディア出しの実習も
かなりまとまりの良さが見えてきた。
午前中の座学は主にプレゼンテーションの考え方、発表方法など
悪く言えば教科書的な話が多く眠くなりがちだが、ところどころ
で質問や実習を織り込んで行ったので居眠りをする人が一人もい
なかった。
午後は実習ベースなのであっという間、という感じだ。
40名のほとんどが別々の会社から参加した人なのだが、まず「
あなたの会社で業務生産性を落としている要因を何でも良いから
書き出してみてくれ」というと、ものの10分足らずでかなりの
数の意見が出た。
次にはそれを似た意見ごとにグループ化するわけだが、これも「
ヒト」、「モノ」、「コト」というように分けていくと、意外に
整理が進む。しかも5つのグループでのばらつきはあまりない。
最後はこれらに対する対応策をそれぞれのグループごとに見出し
ていくわけだが、ここには各チームごとの個性が反映されてとて
も興味深かった。また、単に「○○をやめる」というのは対応策と
は
いえないので「ヒト」も「時間」も「金」も限界がある経営者の
視点で考えてみてください、という注文をつけた。
結果的にそれぞれのチームごとに5分程度のプレゼンテーション
を行っていただいたのだが、とても1時間たらずで考えたとはい
えないぐらい多くのアイディアを、客観的にまとめることができ
ることをわかっていただくことができた。
また、京阪神の企業から来た方が多い、という理由もあるのかも
しれないが、「オチ」を忘れない心の余裕もさすがだった。
別のテーマでも半日ぐらいの時間があれば実施はいつでも可能だ。
簡単なファシリテーションで、事後の全社導入も容易なのが良い
ところだ。
もしご興味があれば連絡をいただけるとありがたい。
即効性があり、組織の生産性を挙げるきっかけになる はずだ。
2008年04月08日(火)更新
私の出発点~インターネットマガジン
残念ながら2006年に休刊しましたインプレス社の「インターネットマ
ガジン」。
まじめな編集姿勢で日本のインターネット創成期から多くのウェブ
関係者を支えてきた。
最初期の背表紙の厚みは1センチ。それが最盛期には3センチ近く
なり、最後の1年はホチキス止めだった。
日本のインターネット商用利用がスタートした頃、PRマネージャー
をしていたわたしが最初に書いたウェブ関連のニュースリリースは、
1994年12月の「日本初の企業人材募集ホームページの開設」と
いうものだった。
それが奇しくもインターネットマガジンの創刊とほぼ同時期というこ
ともあり、1995年の2月号(創刊第3号)に4ページの特集記事と
して取り上げていただいた。
いままでも「記念碑」的に雑誌を書架に飾っていたりしたのだが、
なんと、現在インプレス社はインターネットマガジンの休刊とともに
全コンテンツをアーカイブとしてオンライン上でPDFの無料開示を
しているのだ。これはある意味インターネット創成期の貴重なデー
タベースともいえる。
もちろん上記の私の記事も読める。(甘酸っぱい記憶)
ページに添付してある画像はグレーバック(まだ背景白が使えない
時代)のモザイクナビゲーター1.0(ネットスケープやIEができる前
のオリジナルブラウザー)!今となっては貴重な記録だ。
http://i.impressrd.jp/bn/pdf/1995/02/003
http://i.impressrd.jp/files/images/bn/pdf/im199502-096-bizrep.pdf
ガジン」。
まじめな編集姿勢で日本のインターネット創成期から多くのウェブ
関係者を支えてきた。
最初期の背表紙の厚みは1センチ。それが最盛期には3センチ近く
なり、最後の1年はホチキス止めだった。
日本のインターネット商用利用がスタートした頃、PRマネージャー
をしていたわたしが最初に書いたウェブ関連のニュースリリースは、
1994年12月の「日本初の企業人材募集ホームページの開設」と
いうものだった。
それが奇しくもインターネットマガジンの創刊とほぼ同時期というこ
ともあり、1995年の2月号(創刊第3号)に4ページの特集記事と
して取り上げていただいた。
いままでも「記念碑」的に雑誌を書架に飾っていたりしたのだが、
なんと、現在インプレス社はインターネットマガジンの休刊とともに
全コンテンツをアーカイブとしてオンライン上でPDFの無料開示を
しているのだ。これはある意味インターネット創成期の貴重なデー
タベースともいえる。
もちろん上記の私の記事も読める。(甘酸っぱい記憶)
ページに添付してある画像はグレーバック(まだ背景白が使えない
時代)のモザイクナビゲーター1.0(ネットスケープやIEができる前
のオリジナルブラウザー)!今となっては貴重な記録だ。
http://i.impressrd.jp/bn/pdf/1995/02/003
http://i.impressrd.jp/files/images/bn/pdf/im199502-096-bizrep.pdf
2008年04月04日(金)更新
入社式トップ訓示に見る企業コミュニケーションの傾向値
毎年楽しみにしているのが日経紙面で4月の第1週に特集される
「入社式トップのあいさつ」特集だ。
端的に世相を反映させるもののひとつで毎年楽しみにしている。
昨年のエントリーはこちら
http://crossmedia.keikai.topblog.jp/blog/102/10004745.html
今年の傾向としてピックアップされたのは
「経営環境の厳しさ」
「経営統合・社名変更」
「コンプライアンス(法令順守)」
だそうだ。
それぞれトピックとしてはあまり新鮮味がないが、それぞれのコメ
ントの背景に浮かび上がるキーワードが「スピード感」だ。
ITツールの発達も起因することの一つかもしれないが、ビジネスや
生活のプロセスが”やみくもに”スピードアップしていると感じるのだ。
私自身もオフィスに来てPCの電源を入れると、なぜかその時点から
妙にせわしなさを感じてしまう。
「早くメールを読もう」
「早く仕事の順番立てをしよう」
「早く目の前の仕事を処理しよう」
というように。
その結果、考えや判断、視野が狭くなると感じるのだ。
そんなときは少し早く家を出て、カフェでおいしいコーヒーを飲みなが
ら手帳を広げて色々なトピックをマッピングして整理するととても落ち
着いて一日を過ごせる。(結果的に業務効率も高く、スピードアップ
する)
あまりにも便利なツールやメディアに囲まれて仕事をしているからこ
そ、「自分のペース」や「自分の時間」をしっかり持つことこそ、正しく
より高品質なアウトプットが出せる気がしてならない。
振り返って
「経営環境の厳しさ」
も
「経営統合・社名変更」
も
「コンプライアンス(法令順守)」
も、
今の世の中では普通に起こりえる、「当たり前」のことだ。
だとしたらなぜそれが問題なのか。
それを考える機会を提示するのが本来のトップのメッセージではない
だろうか。
携帯とネットが基本。そんな若い世代ほど、色々な意味で事を急いで
いるような気がする。その結果一番怖いのが「思考停止」を招くことだ。
世の中はより複雑になり、「How to」だけでは解決できないことが多く
なっている。
「What」、つまり「自分ならこうする」という「独自性」を持つこと。それを
検証しあう「コミュニケーション」の積み重ねが大事だ。
トップは、本当はそのフレキシビリティ(柔軟性)を求めているのだと思
った。
来年のキーワードはもう少し新鮮味のあるものだと良いのだが。。。
「入社式トップのあいさつ」特集だ。
端的に世相を反映させるもののひとつで毎年楽しみにしている。
昨年のエントリーはこちら
http://crossmedia.keikai.topblog.jp/blog/102/10004745.html
今年の傾向としてピックアップされたのは
「経営環境の厳しさ」
「経営統合・社名変更」
「コンプライアンス(法令順守)」
だそうだ。
それぞれトピックとしてはあまり新鮮味がないが、それぞれのコメ
ントの背景に浮かび上がるキーワードが「スピード感」だ。
ITツールの発達も起因することの一つかもしれないが、ビジネスや
生活のプロセスが”やみくもに”スピードアップしていると感じるのだ。
私自身もオフィスに来てPCの電源を入れると、なぜかその時点から
妙にせわしなさを感じてしまう。
「早くメールを読もう」
「早く仕事の順番立てをしよう」
「早く目の前の仕事を処理しよう」
というように。
その結果、考えや判断、視野が狭くなると感じるのだ。
そんなときは少し早く家を出て、カフェでおいしいコーヒーを飲みなが
ら手帳を広げて色々なトピックをマッピングして整理するととても落ち
着いて一日を過ごせる。(結果的に業務効率も高く、スピードアップ
する)
あまりにも便利なツールやメディアに囲まれて仕事をしているからこ
そ、「自分のペース」や「自分の時間」をしっかり持つことこそ、正しく
より高品質なアウトプットが出せる気がしてならない。
振り返って
「経営環境の厳しさ」
も
「経営統合・社名変更」
も
「コンプライアンス(法令順守)」
も、
今の世の中では普通に起こりえる、「当たり前」のことだ。
だとしたらなぜそれが問題なのか。
それを考える機会を提示するのが本来のトップのメッセージではない
だろうか。
携帯とネットが基本。そんな若い世代ほど、色々な意味で事を急いで
いるような気がする。その結果一番怖いのが「思考停止」を招くことだ。
世の中はより複雑になり、「How to」だけでは解決できないことが多く
なっている。
「What」、つまり「自分ならこうする」という「独自性」を持つこと。それを
検証しあう「コミュニケーション」の積み重ねが大事だ。
トップは、本当はそのフレキシビリティ(柔軟性)を求めているのだと思
った。
来年のキーワードはもう少し新鮮味のあるものだと良いのだが。。。
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