大きくする 標準 小さくする
前ページ 次ページ

2006年09月11日(月)更新

日本経団連主催イントラネット活用セミナー

先週の金曜日は代々木のオリンピックセンターにて日本経団連さんの
主催のセミナーを行ってきました。

夏休み明けということもあって、当初は集客も心配していたのですが、
やはりイントラネット関連は関心が高かったようで40名を超える大手企
業の広報、人事、経営企画の方々が参加してくださり、熱心に聴いて
いただくことが出来ました。
朝から夕方までの4部構成、5時間に及ぶ講義ですので、単にツールや
事例の紹介だけでは間が持たないと考えました。

ましてや、イントラ成功(活用)の鍵はツールそのものよりも、その企業の
一人一人、もしくは部門、もしくは経営にかかわる方の、コミュニケーショ
ンに対する意識の問題が握っていることが多いと感じています。

それで、まずは企業がどうネットを使ってきたのか、その経緯を知るところ
からはじめ、社内コミュニケーションの実情とケース、そしてお昼をはさんで
具体的なツールなどを紹介しました。
最後はちょっと冗長になってしまったかもしれませんが、企業のコミュニケ
ーションを活性化させるための基礎ファクターとして、メールや会議など
から考え直す機会を持ちました。

私がこのようなセミナーをやる場合、よく今後のアクションについてご相談
をいただきます。
その場合、いきなりコンサル契約、というよりも、以下のようなプロセスを
とる場合がほとんどです。

1.セミナーの感想から課題や解決方法についてのご質問をいただく。

2.セミナー内容を社内で共有したい、ということで広報部など関連部門の
  方をあつめて、企業にてもう一度同様のセミナーの機会を持つ。
  (共通認識を持つ)

3.認識の共有が出来ると課題が浮き彫りになってくるので、その課題に
  対して調査のご依頼をいただく。

4.調査結果からプライオリティ(優先度)を導き出し、ご提案を行う。

5.提案事項に関し、実施要望のある場合はお見積もりをとって実施フェイズ
  に移す。

というような感じです。

営業くさくなるのでやめますが(笑)、弊社はバイリンガル対応です。
外資の本社対応も含めてご相談に預かる場合も少なくありません。

2006年09月05日(火)更新

中小企業大学関西校「経営管理者コース」

5年ほど前から、姫路にある中小企業大学関西校におせわに
なっています。
今回も先の日曜日に姫路に入り、昨日の月曜日に、半年がかり
で経営後継者を育成する「経営管理者コース」の一こまで丸一日
プレゼンテーションについて学ぶクラスを担当してきました。
これは、コースで学んできた経営学の総仕上げで、自らの経営計
画をまとめ、発表するわけですが、その発表のポイントとなるプレ
ゼンテーションをどのような心構えでまとめ、臨むのか、という
講義です。
5年お世話になる中で、正直言うと内容的にやっとまとまりが
ついてきたなあ、と感じているところです。

と、いうのも、5年前は実際にパソコンを日々使っている人は
参加者(約40名)のうち3分の1。実際のレジメはさておき、
ほとんどの時間をパワーポイントの作り方研修にあてられて
しまいました。(結構ショックでした)

昨年あたりから、プレゼンテーションのノウハウ、というよりも、
いかに短時間に自分の思いをきちんと伝わるようにまとめる
か、というマッピングの実習と、ビジネスコミュニケーションの
基礎としての会議のハンドリング方法などを織り交ぜ、「結果
を出すプレゼンテーション」を学べるようにアレンジしています。

今回は午前中にプレゼンテーションの基本を学び、午後に
マッピングを中心とした発想をまとめる実習をしたので、あまり
退屈せずに出来たのではないかと思います。

5年間の変化は参加する方々のPC習熟度だけではなく、
関西校は山の中(失礼)にあるのですが、それでも構内は
いつのまにか無線LANが完備されていました。

今までは姫路にうかがうのはこのコースで年に1度でしたが、
これからはいくつかのトピックでワンショットのセミナーをまとめ
ていただくことも相談されました。

姫路は新幹線で3時間かかり、やはり移動は大変ですが、
自分としては移動時間は貴重な黙考の時間にもなるので
体は疲れますが脳が活性化されるようで意外に貴重な時間
だと感じています。

2006年08月30日(水)更新

イントラネット・ブログ活用による社内コミュニケーション活性化セミナー

あっというまに8月も終わりですが、私自身も新学期の始まりに
そわそわ、という感じです。
その理由は、来週、大きなセミナーが2つあるからです。
正直にいうと、「そわそわ」というよりも「どきどき」が本音でしょうか。

ひとつは毎年夏にお世話になっていて、もう5年目ですが、中小企業
大学関西校の「経営管理者コース」。
これは半年に及ぶシリーズの講義で、私の担当は「プレゼンテーション
講習」です。

丸一日ですので、午前中にプレゼンテーションの考え方、準備と実際
をお話しし、午後に(ここがミソなのですが)「短時間に自分の考えをま
とめ、人と分かち合い、結果を得る方法」としてマッピングの実習を行
います。

http://www.smrj.go.jp/inst/kansai/index.html

このセミナーはあらかじめ登録されて期間を通して学ばれている関西の
経営者や後継者の方が対象なのでお誘いできませんが、次のものは
オープンセミナーです。

「イントラネット・ブログ活用による社内コミュニケーション活性化セミナー」
日本経団連主催
http://www.nikkeiren.or.jp/shanaikoho/

こちらも朝から夕方まで、ですが、実習が少ない分、ちょっとヘビーですが
内容は濃いと思います。

==================================================
第1部 日本企業のウェブ活用の現状
・宣伝メディアとしての発展
・担当者の不在と経営者の理解不足
・危機管理面での不備
・コミュニティとの共生

第2部 社内コミュニケーションの現状
・イントラネットの役割
・担当部署の実態
・社内コミュニケーションの課題

第3部 成功する社内コミュニケーションツールとは
・イントラネット
・ブログ
・SNS(ソーシャルネットワークサービス)

第4部 効果の出る導入方法とコミュニケーション教育の必要性
・変わる組織
・コミュニケーショントレーニング
・ゴールの共有
・具体的導入方法

第5部 質疑応答

==================================================

夏休み時期の告知で9月初旬という、セミナーをやるには結構つらい
タイミングなのですが、すでに30名ほど予約いただいているとのこと。
さすがは日本経団連さんです。

会場としては少し広めのところを抑えている、というお話ですので、
もう少し参加人員の余裕はあるそうです。

もしご興味いただければ、ぜひご参加ください。

2006年08月24日(木)更新

宣伝担当者育成講座~宣伝会議

昨日はお世話になっている宣伝会議さんの教育事業部主催の
「宣伝担当者育成講座」でセミナーをやらせていただきました。

数えてみると今年18本目のセミナーでした。昨年の実績が27
本で、今年の目標が50本ですから、まあまあ良いペースでき
ているかな、と思っています。

さて、その「宣伝担当者育成講座」ですが、さすが宣伝会議さん
で参加されているかたは総勢で60名近く!しかもほとんどが名
だたる企業の広告部、宣伝部、広報部、マーケティング部などの
方々です。
参加している方が非常に積極的に聞きにに来てくださっている、
というのが熱気として伝わってきました。

このシリーズ、実際には20回ぐらいに分けて企業の宣伝広告
に関する知見を深めていく、というのが目的ですが、私はその
中で
「広告の種類:その4パブリシティ(PR)」
というクラスを担当させていただきました。
実際、上述の通り参加されている方の所属や担当もそれぞれで
すし、同じ部署担当名であってもやっている内容がかなり違うこ
ともあります。

まあ、どう呼ぼうとかまわないのですが、狭義に「宣伝とは?」
「PRとは?」と論じても始まりませんし、このブログで書いている
ように、企業の広報やコミュニケーションは今、大きく変化しつつ
ある、というのが私の考えです。

ですので、今回のお話も、「広告宣伝活動の中でのPR」というより
も、「企業コミュニケーションの中でのパブリシティ(PR)、そして
それがインターネットの登場と活用が起因して大きく変化してきて
いる」というような話にさせていただきました。

講義のあともいつになく多くの方が名刺交換で残ってくださり、色々
なお話をしてくださいました。
私にとっては現場の皆様の生の声を聞く貴重な時間でした。
そして、お話をうかがう中で思うことは、やはり部門を越えて会社
全体でコミュニケーションのことを考えなければいけない時期に来
ているんだなあ、という事でした。

皆さん、今後とも色々情報交換をさせてくださいね。
ご参加ありがとうございました。
よろしくおねがいいたします。

2006年08月16日(水)更新

大成功!「短時間で成果を出す発想法」 セミナー

昨日は自社会議室に11名もの方が集まってくださり、2時間半、
充実のセミナーが出来ました。

参加してくださった皆さん、本当にどうもありがとうございました。

昨年暮れに大家さんから「隣の部屋が空くけど借り増ししない?」
といわれ、会社にとっては贅沢で大きな投資だったのですが、
落ち着いてお客様を呼べる空間(部屋)をもてるのは大切だと思い
無理して借りました。

その頃から、せっかくこれだけの部屋なんだから、自社主催でちい
さなセミナーを開催できたら、と考えていたのですが、結局春の
予定が夏になってしまいました。

今回は初めてということで要領が悪いところもありましたが、皆さ
んのご協力でなんとかうまくやることが出来ました。
今回のテーマはマッピングですが、基本的にはトニーブザンさんの
ものに抵触することはやるつもりはありませんでした。
どちらかというとポストイットを利用したオリジナルなグループマッ
ピングです。

たった30分ぐらいでも5~6人ぐらいのメンバーの英知を絞り出し、
短時間に考えをまとめることが可能だということが実体験してもら
えたと思います。

このツールは、組織間の考えをかなりオープンにしてしまうので
一般的に上長の方には多少の覚悟は必要になりますが、一度
メンバーがメソッドを共有すると意思決定のスピードは加速します。

現実の組織には上下の関係や単純に仕切りたがる人や声の大
きい人、というのもいます。積極性という意味では歓迎されるメン
バーでも、全ての意見を一度客観視する、という点ではかえって
フィルターになり、いつも同じ方向に考えが偏る、という弊害も
でる場合があります。

今回も

「私はどっちかっていうと”会議で積極的に話せない”タイプなの
で、正直今回も、結局私の意見を何も出すことが出来ぬまま終
わるのでは・・・?という懸念を抱いていました。
しかし!このやり方だと、私みたいなタイプの人でも、非常に意
見をだしやすいですよね。
たとえば会議とかはひとつの目標に向かってアイデアを出し合
うものだから、少数派や今まで意見を言えなかった人の意見を引
き出すのに非常に良いツールだと感じました。」

という意見をいただきました。

今後も反応がよければ何度か続けてもいいかな、と思っています。
もちろん企業に出張して実地にセミナーを行うことも可能ですので、
ご興味ある方はぜひお問合わせください。
«前へ 次へ»