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2006年04月13日(木)更新

「月刊PRIR」主催セミナーに参加してきました

昨日は、セミナー講師としてお世話になっている「宣伝会議」さんの
「月刊PRIR」主催セミナーに参加してきました。

昨年、日本PR協会での久米さんとの対談のときも話題になっていた
「ネットは新聞を殺すのか-変貌するマスメディア」
の著者、時事通信社編集委員、湯川鶴章さんのお話でした。

「メディアから見たネット広報活用事例」ということで、今月号の「月刊
PRIR」のインタビューに添ったお話をわかりやすく紹介してくださり、
人柄が伝わってくる良い講演でした。
近々まとめてお話しますが、先月参加してきたシリコンバレーのコン
ファレンスでも、ブログなどによるシチズンジャーナリズムの台頭で既
存メディアやジャーナリストがどのような影響を受けるのか、という議
論が盛んにされていました。
米国でも、やはり率先して変化対応しているジャーナリストが何かを
掴んで一歩先をリードする、という印象でしたが、同様のものを湯川さ
んにも感じました。

「今、ある記事で僕のブログはまさに炎上中なので、その対応も含め
て見て欲しい」とおっしゃっていました。
すごい腹のくくり方。
ですのでお話を聞いていても「ひとごと」ではない迫力がありました。

世の中の変化を伝えることに終始し、それを自分のこととして危機感
をいだいている記者(のみならず、メディアやコミュニケーションに関わ
る仕事をしているすべてのビジネスパーソン)が、いったいどれだけい
るのかを考えると、湯川さんのように世の中の変化を先んじて受け入
れ、自ら実践し、変革しようとしている人を見ると、その勇気に大変共
感します。

まだまだ日本には少ないジャーナリストだと思います。
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