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来るべき「コミュニケーション・プロフェッショナルの時代」を担う「企業コミュニケーター」養成ブログ
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2007年12月11日(火)更新
デザインの良いネットショップとは?
この時期、大切な人への贈り物や年末のストレス解消(?)にと財布の
ゆるむとっても危険な時期。
今日紹介するオンラインショップは「せっかくならちょっとユニークなもの
を探したい」という思いを満足させてくれるオススメのお店。
普段何気なく見ているこういうオンラインショップも、固めてみてみると
ある共通点に気がつく。
それは、「扱う商品がデザイン的に優れているとショップ自体のデザイン
も洗練されている」というものだ。
大手のオンラインショップモールの中には、機能さえよければインターフ
ェイスなんかどうでもいい、とばかりの無造作なところもあるが、インテリ
ア雑貨やデザイン家電などを扱うオンラインショップを見ているとグレー
やベージュなどのさりげない色使いで商品情報のみを際立たせる工夫
が散見できる。また、「ひとことアドヴァイス」のような工夫がされている
のも特徴かも知れない。
あくまでオンラインショップのサイトデザインサンプルだが、「欲しい病」や
「買いたい病」が出ないよう、くれぐれも自己責任で楽しんで見て欲しい。
アシストオン
http://www.assiston.co.jp/
celsus-tokyo.com
http://www.celsus-tokyo.com/index.php/product-group/4?num=4
デザインショップ
http://www.mh-unit.com/designshop/
フリーデザイン
http://freedesign.jp/
a clam
http://www.a-calm-shop.com/
Aqua
http://www.importshopaqua.com/
グラディスカ
http://www.gradisca.jp/index6.html
スパイラルマーケット
http://store.spiral.co.jp/TopMenu.do
コンランショップ
http://www.conran.ne.jp/shop/
サンプレ
http://www.sempre.jp/
MoMAストア
http://www.momastore.jp/
ゆるむとっても危険な時期。
今日紹介するオンラインショップは「せっかくならちょっとユニークなもの
を探したい」という思いを満足させてくれるオススメのお店。
普段何気なく見ているこういうオンラインショップも、固めてみてみると
ある共通点に気がつく。
それは、「扱う商品がデザイン的に優れているとショップ自体のデザイン
も洗練されている」というものだ。
大手のオンラインショップモールの中には、機能さえよければインターフ
ェイスなんかどうでもいい、とばかりの無造作なところもあるが、インテリ
ア雑貨やデザイン家電などを扱うオンラインショップを見ているとグレー
やベージュなどのさりげない色使いで商品情報のみを際立たせる工夫
が散見できる。また、「ひとことアドヴァイス」のような工夫がされている
のも特徴かも知れない。
あくまでオンラインショップのサイトデザインサンプルだが、「欲しい病」や
「買いたい病」が出ないよう、くれぐれも自己責任で楽しんで見て欲しい。
アシストオン
http://www.assiston.co.jp/
celsus-tokyo.com
http://www.celsus-tokyo.com/index.php/product-group/4?num=4
デザインショップ
http://www.mh-unit.com/designshop/
フリーデザイン
http://freedesign.jp/
a clam
http://www.a-calm-shop.com/
Aqua
http://www.importshopaqua.com/
グラディスカ
http://www.gradisca.jp/index6.html
スパイラルマーケット
http://store.spiral.co.jp/TopMenu.do
コンランショップ
http://www.conran.ne.jp/shop/
サンプレ
http://www.sempre.jp/
MoMAストア
http://www.momastore.jp/
2007年09月21日(金)更新
偶然の一致?発想の貧困?
先日ソニーから次世代音楽ツール「Rolly」が発表になった。
鳴り物入りのプロモーションで、当初はデザインを見せず、いわゆる
「ティーザー」で期待値を煽った。
はたして発表されたデザインは、ラグビーボール上の小さなプレイヤー
で、音楽とともに光り、踊るのだという。
別にiPODに対抗意識を燃やしているわけではないだろうが、SONY
なりの新しい価値観、新しいライフスタイルを提案すべくデザインされ
たようだ。
http://www.sony.jp/products/Consumer/rolly/
オープニングムービーになんのひねりも無く、意味を感じない。
これは悪い予感を想起させるに十分な演出だ。
そして先日ソニービルで製品を見てきた。
一目見たとき、「これはいらないなあ」と思った。
二目には、「ひょっとしたら、これはとんでもないあだ花になるかもしれ
ないので買っておこうか」という変なスケベ根性が頭をもたげた。
しかし、どうにも腑に落ちない、引っかかるものがあって後日ネットで調
べていたら、自分の疑念の元にあったのはこれ(↓)だった。
http://miuro.com/
厳密に言えば大きさも機能も違うし、完全なパクリとはいえないだろうけ
ど動きやコンセプトは似ている気がする。
また、この商品とて日本人の生活観に合うか?といえばあだ花かもしれ
ないけれど、私自身がソニーのデザインディレクターで、このようなもの
が先行して市場にあったら、基本コンセプトから白紙に戻してやり直しす
ると思う。
皆さんは色々違う印象を持つかもしれないが、調べてみるとすでにいくつ
かのブログではこの偶然の一致が話題になり始めているようだ。
やはりありえないなあ。。。ローリー。買っておこうかな(自虐的)。
鳴り物入りのプロモーションで、当初はデザインを見せず、いわゆる
「ティーザー」で期待値を煽った。
はたして発表されたデザインは、ラグビーボール上の小さなプレイヤー
で、音楽とともに光り、踊るのだという。
別にiPODに対抗意識を燃やしているわけではないだろうが、SONY
なりの新しい価値観、新しいライフスタイルを提案すべくデザインされ
たようだ。
http://www.sony.jp/products/Consumer/rolly/
オープニングムービーになんのひねりも無く、意味を感じない。
これは悪い予感を想起させるに十分な演出だ。
そして先日ソニービルで製品を見てきた。
一目見たとき、「これはいらないなあ」と思った。
二目には、「ひょっとしたら、これはとんでもないあだ花になるかもしれ
ないので買っておこうか」という変なスケベ根性が頭をもたげた。
しかし、どうにも腑に落ちない、引っかかるものがあって後日ネットで調
べていたら、自分の疑念の元にあったのはこれ(↓)だった。
http://miuro.com/
厳密に言えば大きさも機能も違うし、完全なパクリとはいえないだろうけ
ど動きやコンセプトは似ている気がする。
また、この商品とて日本人の生活観に合うか?といえばあだ花かもしれ
ないけれど、私自身がソニーのデザインディレクターで、このようなもの
が先行して市場にあったら、基本コンセプトから白紙に戻してやり直しす
ると思う。
皆さんは色々違う印象を持つかもしれないが、調べてみるとすでにいくつ
かのブログではこの偶然の一致が話題になり始めているようだ。
やはりありえないなあ。。。ローリー。買っておこうかな(自虐的)。
2007年09月15日(土)更新
価値の創造
今のっているヨーロピアンワゴンのディーラーから、クーペの新型車と今のっている車種のマイナーチェンジのお知らせが来た。
行けばミニカーがもらえるという事もあり、子連れで見に行って来た。
北欧=インテリアというのは短絡的だが、さりげなくアルネ・ヤコブセンがデザインしたアントチェアをカタログに置いているのだが、その理由はセンターコンソールとドアパネルの肘置のところにその椅子と同じようなプライウッド(積層合板)の本物の木が使われているのだ。
集積合板とはいえ、曲げ加工が入っているし目も違うから、手間もかかるし歩留まりも良くないだろう。そんな高級車でもないのに本物の木が使われている事にちょっと感動した。
よくやるなあ、と思いつつ、5年前にある日本の自動車メーカーに取材に行った事を思い出した。
約5年前だが、セダンの再建をかけて企画された新車で、テーマは「インテリア」だった。
担当したデザイナーもベテランで、コストや条件の厳しい中でコンセプトをまとめる苦労話はとても共感する事が多く、面白かったのだが、最後の一言が辛かった。
それは、
「今回はインテリアがテーマなのでシートのみならずパネルも家具調で”木目”も新たにパターンを起こしてかなりこだわった」
というものだ。
それが「プラスチックの成形パネルに木目の転写シートを貼付けたもの」という事はわかるが、恥じらいもなく誇らしげに語るところに一抹の寂しさを感じたのだ。
全体のコストの厳しさはわかるが、結局のところコンセプトの具現化は均質的なところでとどまり、細かいところに気が届く反面、貧乏くささを払拭できない。それが多くの日本車の「所有する楽しさ」のものたりなさに通じるのではないか。
ヨーロッパ車など、シートやドアパネルのつくりが安っぽく、エンジンのうなりも乱暴だったりするのだが、一点突破的な良さがどこかにあると愛着につながるから不思議だ。
日本に入ってくる外車は大体トップグレードのものばかりだが、ヨーロッパのレンタカーのサンクやパンダは笑っちゃうぐらい何もついていなくて、却って「走らせてやる」という気になる。
バランスしないところから生じる意外性を尊重したり、そこから価値の創造をみる事が、私達は弱い。
行けばミニカーがもらえるという事もあり、子連れで見に行って来た。
北欧=インテリアというのは短絡的だが、さりげなくアルネ・ヤコブセンがデザインしたアントチェアをカタログに置いているのだが、その理由はセンターコンソールとドアパネルの肘置のところにその椅子と同じようなプライウッド(積層合板)の本物の木が使われているのだ。
集積合板とはいえ、曲げ加工が入っているし目も違うから、手間もかかるし歩留まりも良くないだろう。そんな高級車でもないのに本物の木が使われている事にちょっと感動した。
よくやるなあ、と思いつつ、5年前にある日本の自動車メーカーに取材に行った事を思い出した。
約5年前だが、セダンの再建をかけて企画された新車で、テーマは「インテリア」だった。
担当したデザイナーもベテランで、コストや条件の厳しい中でコンセプトをまとめる苦労話はとても共感する事が多く、面白かったのだが、最後の一言が辛かった。
それは、
「今回はインテリアがテーマなのでシートのみならずパネルも家具調で”木目”も新たにパターンを起こしてかなりこだわった」
というものだ。
それが「プラスチックの成形パネルに木目の転写シートを貼付けたもの」という事はわかるが、恥じらいもなく誇らしげに語るところに一抹の寂しさを感じたのだ。
全体のコストの厳しさはわかるが、結局のところコンセプトの具現化は均質的なところでとどまり、細かいところに気が届く反面、貧乏くささを払拭できない。それが多くの日本車の「所有する楽しさ」のものたりなさに通じるのではないか。
ヨーロッパ車など、シートやドアパネルのつくりが安っぽく、エンジンのうなりも乱暴だったりするのだが、一点突破的な良さがどこかにあると愛着につながるから不思議だ。
日本に入ってくる外車は大体トップグレードのものばかりだが、ヨーロッパのレンタカーのサンクやパンダは笑っちゃうぐらい何もついていなくて、却って「走らせてやる」という気になる。
バランスしないところから生じる意外性を尊重したり、そこから価値の創造をみる事が、私達は弱い。
2007年08月15日(水)更新
頭脳+愛情+一風変わったアイデア
「頭脳+愛情+一風変わったアイデアイケアのデザインはここから生まれる」
昨日の続きになるが、そうやってイケアのサイトを見ている
と、色々面白い発見があった。
多くの広告代理店主導で作られたプロモーション用途のフラッシュ
コンテンツは、苛つくものが少なくない。
なぜなら、それらのほとんどが相手の読むスピードを限定したり、
待たせたり、一方的なところが多いからだ。
ユニクロのインターフェイスなど、チャレンジが多く、新しくてブランド
の勢いを感じさせるが、とてもじゃないが付き合っていられない。
表題の「Ikea Madness」というコンテンツはフラッシュで出来ている
のだが、ひさしぶりにすっきり、良いな、と思えるコンテンツだ。
イケアの製品の革新性、ユニークネス、低コストは個々の卓越した
デザイナーのアイディアから生まれる、というものだ。
「本来捨てられるバナナの樹皮で作られたロッキングチェア」
しかもデザインがユニーク。それで値段は9490円。
オンラインショッピングはないが、店舗の在庫がその場で確認でき
るというのもグッド!
「Ikea Madness」
港北インターに近づくのは危険だ。
電池だけ買って帰ってこられるだろうか。
昨日の続きになるが、そうやってイケアのサイトを見ている
と、色々面白い発見があった。
多くの広告代理店主導で作られたプロモーション用途のフラッシュ
コンテンツは、苛つくものが少なくない。
なぜなら、それらのほとんどが相手の読むスピードを限定したり、
待たせたり、一方的なところが多いからだ。
ユニクロのインターフェイスなど、チャレンジが多く、新しくてブランド
の勢いを感じさせるが、とてもじゃないが付き合っていられない。
表題の「Ikea Madness」というコンテンツはフラッシュで出来ている
のだが、ひさしぶりにすっきり、良いな、と思えるコンテンツだ。
イケアの製品の革新性、ユニークネス、低コストは個々の卓越した
デザイナーのアイディアから生まれる、というものだ。
「本来捨てられるバナナの樹皮で作られたロッキングチェア」
しかもデザインがユニーク。それで値段は9490円。
オンラインショッピングはないが、店舗の在庫がその場で確認でき
るというのもグッド!
「Ikea Madness」
港北インターに近づくのは危険だ。
電池だけ買って帰ってこられるだろうか。
2007年08月14日(火)更新
IKEAの乾電池
先の週末に第三京浜を使って横浜の実家に戻ったのだが、通れば
かならず、といっていいほど見られた港北インタの出口渋滞がなか
った。
いわゆる「IKEA渋滞」というやつだ。
ひょっとしたら一時の混雑も緩和されたのだろうか?
別に今すぐ何かを買う、というわけではないが、また行きたいなと思
わせる上手なプレゼンテーション(空間)があるのは確かだ。
まだ数回しか行ったことはないが、行けば必ず買う物がある。
それは、多くの人が「IKEAで一番のグッドデザイン」と呼ぶ、乾電池
だ。
日本のメーカーにできそうで、できないデザインだ。
日本の乾電池は「売り場」のためにデザインしていて「使う人」のため
にデザインしているとは思えないからだ。
「利用者視点」
という観点から見ると、まだまだ考える余地のある製品、サービス、
コミュニケーションはたくさんある。
しかし、それに気がついても踏み切れない「足かせ」がどこにあるの
か?
そこを見直すことが一番先のような気がする。
かならず、といっていいほど見られた港北インタの出口渋滞がなか
った。
いわゆる「IKEA渋滞」というやつだ。
ひょっとしたら一時の混雑も緩和されたのだろうか?
別に今すぐ何かを買う、というわけではないが、また行きたいなと思
わせる上手なプレゼンテーション(空間)があるのは確かだ。
まだ数回しか行ったことはないが、行けば必ず買う物がある。
それは、多くの人が「IKEAで一番のグッドデザイン」と呼ぶ、乾電池
だ。
日本のメーカーにできそうで、できないデザインだ。
日本の乾電池は「売り場」のためにデザインしていて「使う人」のため
にデザインしているとは思えないからだ。
「利用者視点」
という観点から見ると、まだまだ考える余地のある製品、サービス、
コミュニケーションはたくさんある。
しかし、それに気がついても踏み切れない「足かせ」がどこにあるの
か?
そこを見直すことが一番先のような気がする。
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