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2010年08月31日(火)更新

IABC報告会セミナーおよび近況のお知らせ

セミナーやお仕事でお世話になったみなさま、大変ご無沙汰しており
ます。
クロスメディア・コミュニケーションズの雨宮です。

久しぶりにセミナーと近況のお知らせです。
ここ数年グローバルコンファレンスへの参加を続けてきたIABC
(International Association of Business Communicators )ですが、
今年は日本から複数名で参加。9月の半ばに報告会を実施します!
加えて日本での活動スタートを予定しており、そのお知らせも差し上
げます。ぜひご参加ください。

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1.IABCセミナーのお知らせ
2.IABCジャパンチャプターがスタートします
3.IABCって何?という方は
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■1.IABCセミナーのお知らせ

「2010年IABCレポート」
~企業広報・コミュニケーションのグローバル・トレンド~

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○日時:   2010年09月15日(水)18:20~20:40(18:10受付開始)
○場所:   T's 渋谷フラッグ ROOM 7C
http://www.tsrental.jp/location/shibuya/map.html
○会費:   2,000円(消費税込み)
○募集人員: 40名
○講師:   クロスメディア・コミュニケーションズ 雨宮和弘
他、2010IABCコンファレンス参加メンバー
○参加条件: 経営、経経営企画、人事、広報・IR、CSRなどの
      コーポレート・スタッフ及び企業コミュニケーション
      担当者など

セミナー概要
────────────────────────────────
グローバル化やICTの急激な進展に伴って企業経営も大きく転換しつ
つあり、リーダーや社員に「コミュニケーション能力」を求める企業が
増えています。
しかしほとんどの企業では経営戦略に対応したコミュニケーション指針
やマネジメント革新の具体的な方法が追求されず、個人の能力に依存し
ている状況です。
IABC(International Association of Business Communicators )
は全世界30ヶ国、約20,000人近い企業コミュニケーションのプ
ロフェッショナルがコミュニケーションによる経営課題の解決に向け
交流し、学びあっています。(http://www.iabc.com/)

このセミナーは今年6月にカナダのトロントで行われたコンファレンス
に参加した企業広報担当者やコミュニケーションコンサルタントが、リ
セッション後の企業コミュニケーションのグローバルトレンドと日本の
社会や企業における可能性についてパネルディスカッションを交えて紹
介いたします。

また、IABCの正式な日本支部の立ち上げを予定しており、日本でも
いよいよ活動スタートすることになりました。このご紹介もあわせてお
話いたします。

セミナー詳細・お申し込み
────────────────────────────────
以下のPDFファイルをダウンロードの上、お申込書(資料の3枚目)
に必要事項を記入して、FAXでお送りください。
折り返し参加証を発行いたします。
http://www.crossmedia.co.jp/seminar/20100915registration.pdf

  
■2.IABCジャパンチャプターがスタートします!

「世の中の変化に対応した企業コミュニケーション組織を作りたい」
「日本の企業社会に根ざしたコミュニケーション・プロフェッショナル
キャリアを築きたい」という声が日増しに高まってきています。
IABCにはその実現に向けたヒントやアイディアがあります。

なんとか仲間を増やそうとここ数年、お声掛けをしてきたのですがIA
BCの資産やメリットが基本的に英語ベースということもあり、国内で
の活動を希望される方が少なくありませんでした。
国際団体としての良さを活かしながら、国内の現状に合わせた課題の抽
出、そしてその解決を話し合う場が、やっとオープンします。
スタートアップメンバーとして企業コミュニケーションとそのキャリア
モデルを一緒に考えてみませんか?

当座の活動は
 ○ 団体への登録(英語)方法とメリット(英語)の説明
 ○ 日本での活動(課題と事例の共有、研究が中心)
 ○ グローバルコンファレンスへの参加

詳しくは上記のセミナーでご紹介いたします。その後、9月15日以降
にジャパンサイトをオープンし、活動をスタートします。
上記セミナー参加できない方でご興味のある方はメール返信ください。
改めてご紹介のメールを差し上げます。

■3.IABCって何?という方は

広報、マーケティング、人材育成などの職能団体は国内外にたくさんあ
りますが、IABCは職能を越え「企業コミュニケーション」に関わる
課題を話し合う組織です。40年も発展継続している理由は、単一職能
ではないため、世の中の変化に対応しやすい=解決が見い出しやすいか
らかもしれません。その豊富な経験と事例の共有はとても魅力的です。

こ3年ほどの参加記録を拙ブログでも取り上げています。
ご参照ください。

2010年トロント(このエントリーの後数本続きます)
http://crossmedia.keikai.topblog.jp/blog/100/10020702.html

2010年アジア大会@香港(このエントリーの後数本続きます)
http://crossmedia.keikai.topblog.jp/blog/100/10019956.html

2009年サンフランシスコ(このエントリーの後数本続きます)
http://crossmedia.keikai.topblog.jp/blog/100/10015380.html

2008年ニューヨーク(このエントリーの後数本続きます)
http://crossmedia.keikai.topblog.jp/blog/100/10009854.html


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以上、本当に長文で申し訳ありませんが、セミナーのお誘いと近況報告
でした。

IABCジャパンチャプターのスタートは20年越しの夢でしたが、こ
れから継続発展させて初めて日本における活動の形が見えてくるものだ
と思っています。
まだまだ構想ばかりが先行しており、お恥ずかしい限りですが、自分も
その一角に少しでも貢献したと思えるように頑張りたいと思います。引
き続きよろしくお願い致します。

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オンライン(Web)時代のコミュニケーション戦略を創ります。
企業広報担当者をオンラインコミュニケーションのプロに育てます。
実はスポークスパーソントレーニング(メディア対応)も売れてます。
会議や業務効率アップ「短時間で思考をまとめる」セミナーも好評。
詳しくは↓お気軽にお問い合わせください。
────────────────────────────────
クロスメディア・コミュニケーションズ株式会社
代表取締役 雨宮 和弘
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷4-3-6B1
Tel: 03-6418-0336 Fax: 03-6418-0337
URL: http://www.crossmedia.co.jp/
Blog: http://crossmedia.keikai.topblog.jp/
日本PR協会正会員、IABC( http://www.iabc.com/) 正会員
────────────────────────────────

2010年07月23日(金)更新

セミナーのお知らせ(9月~10月)

日本のビジネスマンのプレゼンテーションは聞いていることが苦痛の場合が
多く、質問やディベートをする気が起きないものすらあります。

感じることは
1.目的が明確でない。オチがない。
2.時間を守らず、質問や議論の時間が十分持てない。
3.一方的。質問や議論に対応できない。

ほとんどの場合、パワーポイントをどうまとめるか、に終始していて、プレゼン
テーションの結果、どのような関係を構築するか。すなわち相手の立場に立っ
て考えていないからなのです。

また、パワーポイントを開いてから(もしくは昔のパワーポイントを参照しながら)
考え始めるのも最悪のパターンです。

そんな悩みを解決する「プレゼンテーションセミナー」をはじめ、技術に詳しくな
い広報担当者、あるいは経営者にもわかりやすい1日集中の「企業ホームペー
ジ活用見直し講座」が東京、大阪で開催されます。

ぜひご参加ください。
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日本経営協会セミナー(東京)
09月10日(金)10:00~17:00 (6H) 1日間
企業ホームページ活用見直し講座
http://www.noma.or.jp/cgi-bin/perl/wgetSemi.pl?SEMINO=10012721&P=0



「とりあえずホームページは作ったけれど、ビジネスに結びつかない、効果が
見えない」という話をよく聞くようになりました。
また、更新管理やリニューアルでのコストがかさばり、放置したままという例も
少なくありません。
この講座は企業広報出身の講師が、企業担当者の視点で「効果アップ」、「コ
ストダウン」のノウハウを多くの事例を交え、わかりやすく紹介していきます。
広報、マーケティング、CSR、IR、採用、社内コミュニケーション、顧客サポート
など、社内外の企業コミュニケーションに関わる担当者、あるいはマネージャー、
ウェブ活用を理解したい経営層にも最適です。


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日本経営協会セミナー(大阪)
10月26日(火)10:00~17:00 1日間
「企業ホームページ活用見直し講座」
http://www.noma.or.jp/cgi-bin/perl/wgetSemi.pl?SEMINO=20013588&P=0


上記東京と同じ内容です。


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日本経営協会セミナー(大阪)
10月27日(水) 10:00~17:00 1日間
「プレゼンテーション能力向上セミナー(中堅社員基本コース 2)」
http://www.noma.or.jp/cgi-bin/perl/wgetSemi.pl?SEMINO=20013580&P=0


自分の思いをまとめ、「伝わる」プレゼンテーションを行なうにはどうすればいい
のか。―――このような悩みを持っておられる方に最適の講座です。

本講座は、パワーポイントの使い方やテクニックのセミナーではなく、多くのビ
ジネスパーソンが抱える会議や営業でのプレゼンや発表の悩みや課題(なぜ
伝わらないのか?)を考え、相手に理解される、ビジネスがうまくいくための
「プレゼンテーション能力」を指導します。


このセミナーはかつては弊社で自主開催し、セミナーやミクシィの広報プロコミ
ュニティで知り合った少人数の方と不定期に何回か開催していたもののブラッ
シュアップ版です。
毎回とても好評だったので経営協会さんにアプローチしたところ、今回大阪で
実現しました。
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これ以外にも秋口には宣伝会議さんや共同PRさんのシリーズも入ってくると
思います。またお知らせします。

また、これらの研修やセミナーは単独企業、もしくはこれ以外の地域に向けて
アレンジ可能です。

「タイミングが合わない」
「自社のコミュニケーション関連担当者を集めて考えを共有したい」
「名古屋(例)で複数の企業を集めるので、来てほしい」

等のご相談をいただければ調整いたします。
ぜひお気軽にご相談ください。

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オンライン(Web)時代のコミュニケーション戦略を創ります。
企業広報担当者をオンラインのプロに育てます。
実はスポークスパーソントレーニング(メディア対応)も売れてます。
会議や業務効率アップ「短時間で思考をまとめる」セミナーも好評。
詳しくは↓お気軽にお問い合わせください。
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代表取締役 雨宮 和弘
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷4-3-6B1
Tel: 03-6418-0336 Fax: 03-6418-0337
URL: http://www.crossmedia.co.jp/
Blog: http://crossmedia.keikai.topblog.jp/
日本PR協会正会員、IABC( http://www.iabc.com/) 正会員
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2010年07月01日(木)更新

『プロジェクト・マネジメントを考える』セミナー(無料)のお誘い

古くからの知人、友人、先輩であられる株式会社イー・マーケティング
の澤井社長よりセミナーのお知らせ
をいただきました。

私も参加する予定です。

http://www.e-marketing.co.jp/news/210/


これはTOC(制約理論)を用いたプロジェクト管理手法の紹介で、お話を
してくださるのは、株式会社テクノピアーの代表取締役、熊谷義明さん
です。

kumagai
熊谷さんには日本テキサス・インスツルメンツのOBが組織している勉
強会で何度もお会いしたりお話を伺ったりしていました。

TOCは「PMBOKでは規模が大きすぎると感じる組織にはより導入し
やすい理論ではないか?」とも言われています。

私のブログを読んでくださる方や仕事で関わる方のほとんどは企業広報、
人事、経営企画などの方ですが、特にウェブなどオンラインコミュニケー
ションの活用や既存の紙媒体とのメディアミックス、(インターナル)コー
ポレートブランディングなどを考える際、どのようにプロジェクトを管理すれ
ば良いか経験が少なく「どこから手をつけて良いかわからない」という人
をよく見受けます。

セミナーの内容は多少専門的な話かもしれませんが、応用できるヒントは
いただけると思います。

また、このセミナーを主催するイー・マーケティングさんのサイト内全文検
索ASP『Z-XCV<ジクシブ>』
も優秀なサービスです。
弊社を通しては講談社さん、日本生活協同組合連合会さん、日本情報通
信株式会社さんなどにご提供させていただいています。

プロジェクトは何故遅れるのでしょう?
何故納期が守れないのでしょう?

そんな悩みをお持ちの方であれば、きっと良いヒントが得られると思います。

2010年06月29日(火)更新

IABC2010トロント参加記(8)

今回のコンファレンスは自身の勉強以外に大きな目標がありました。
それはIABCのジャパンチャプター(日本支局)の設立です。

私自身がIABCを知ったのは20年前、そしていつかコミュニケーション
のプロフェッショナルが職能として企業経営者に認知され、キャリアモ
デルを確立することができるようになるというのが11年前に独立起業
したときのセルフミッションだったのです。

しかしIABCは40年続いている歴史と信頼のある団体、単なる思い付
きで「やってみたけどダメだった」では済まされません。

一昨年にニューヨークに行ったとき、その思いをぶつけ、汲み取ってもら
えたときはとても嬉しかったことを覚えています。今まで他に発起する
人がいなかったことも驚きでした。

そもそも
「世界中さまざまな国から参加者が集まるのに、何故日本だけ認知が
無く、参加も少ないのか?」
という質問を返されるぐらいです。

昨年は景気と自社の業績が厳しい中で「慎重に、賛同者をゆっくり募っ
ていきたい」と申し出させてもらいました。実際に自身もサバイバルモー
ドでした。

今年は4月の香港でもチャプターマネージャー会議に参加させてもらい、
どのようにチャプターを運営していけば良いのか、かなり勉強させても
らいました。さすが40年の経験。非常に建設的な仕組みと経験の共
有をしているなあと感心しました。

20100611o
(40周年を祝う巨大なケーキ!)
前置きが長くなりましたが、そんなわけで今年のトロントは運営側に近い
スタッフが集まる業績報告会議にも参加させていただきました。

やはり一昨年のリーマンショック以来、会員数は大きくダウンしたようで
す。しかし残った会員の活動はより活発になり、会員数のリカバリーも
徐々に起きているとのことでした。

たしかに会員数は会の収益に直結するのかもしれませんが、代表者の
ジュリーフリーマンさんのスピーチでは、量を落とすよりも質を上げること
に集中するという力強いコメントがあり、参加者はそのリーダーシップに
安心と信頼を新たにしていた様子です。

20100611p

感激だったのは、アジア大会でもご一緒させていただいたチャプター開
発マネージャーが、わざわざ代表者のジューリーさんを連れてきてくださ
り、直接紹介してくださったことです。

15000人以上もの団体なのに、非常にオープンでフラットな組織である
ことに驚きます。

20100611q

冒頭のコメントの通り、彼ら中枢部の方も、日本の社会や企業のコミュニ
ケーションにとても興味を持っているのです。ただ現状は「ジャパンナッシ
ング」。発言しなければ素通りなのです。

少しずつ、この期待に応えて行こうと思っています。

このレポートもそろそろ終盤です。

詳細については夏休み明け頃に「IABCトロントレポート」という形で発
表する機会を持とうと思っています。今回は同行した企業の方のお話や、
IABCのジャパンチャプターの取り組みの紹介もしたいと考えています。

興味のある方は気軽にご連絡(メールでも電話でも結構です)ください。

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オンライン(Web)時代のコミュニケーション戦略を創ります。
企業広報担当者をオンラインのプロに育てます。
実はスポークスパーソントレーニング(メディア対応)も売れてます。
会議や業務効率アップ「短時間で思考をまとめる」セミナーも好評。
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Tel: 03-6418-0336 Fax: 03-6418-0337
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Blog: http://crossmedia.keikai.topblog.jp/
e-mail : kaz.amemiya@crossmedia.co.jp
日本PR協会正会員、IABC( http://www.iabc.com/) 正会員
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2010年06月28日(月)更新

IABC2010トロント参加記(7)

IABCのコンファレンスに参加する意義は色々あるのですが、そのひとつは
数多くの企業の事例が聞けることです。
時に危機対応や危機的な状況からのリカバリーなど、マイナスイメージに
関わることが少なくないのです。
今回の例で言えば、GMのコミュニケーション担当者の話が秀逸でした。

倒産に瀕する状況の企業が、どのような社内コミュニケーションをおこない、
この厳しい時期を乗り切ろうとしたか。

この話は夏休みに明けに実施する予定の振り返り報告会でぜひ詳細にお
話できれば、と思うのですが(もったいぶってすみません)、いつも感じるこ
とは日本の企業で広報やコミュニケーションに関わる方から、自社での対
応事例を聞く機会はとても少ない、ということです。
とくにネガティブな状況に関する話題は稀有です。

20100611m

今後、企業内コミュニケーターやコミュニケーションに関わる部署が経営に
認められ、職能としてプロフェッショナルとなるためにも、経験をシェアでき
る方がどんどん出てくる状況を作らなければならないと感じます。なぜなら
ば、広報や企業コミュニケーションを取り巻く役割の変化、価値の変化が
大きいため、社会にも社内にも、改めてその価値を伝える必要があるから
なのです。今までのように粛々と守りの広報をやっていると、更なる予算
や組織の縮小を免れなくなります。
それもこれも、「広報は生涯のキャリア」と位置づけられていない多くの企
業の現状にあるのかもしれません。

かつて宣伝会議さんの主催の危機管理セミナーで不二家の広報の方が
不祥事対応を語ってくれたとき、参加者は予約で満杯、立ち見が出るよう
な状況でした。

みんな聞きたがっているのに、自分のことは話さない。
これは何とかしたいですね。以前、社内広報について、コミュニケーション
担当者の意見交換会を実施したことがありましたが、思いのほか多くの参
加者がありました。改めてまた同じようなことを企画してみても良いかと考
えています。

話をIABCに戻すと、もうひとつ参加して興味深かったセッションも、上記に
関連している話でした。

「企業内コミュニケーターはエージェンシーのように振る舞え」

というタイトルで、プレゼンターの2人は私と同様、企業の広報から独立され
たエージェント(コンサルタント)の方々です。

20100611k

コミュニケーションエージェンシーのアプローチとして、社内コミュニケーター
に欠けている点は、

1.経営視点、特にコスト意識
2.プロジェクトマネジメントスキル
3.戦略思考、特にアウトプットよりもアウトカム(成果)

と、それらに対する強力なコミットメントと述べています。

このセッションのポイントは以下の2つに集約されます。

1.
社内コミュニケーターとしてエージェントの強みを有効活用する。そのために
も上記の理解に務め、エージェントからタクティクス(具体的なアイディアや
対処法)を引き出すのではなく、成果を最大化すべくより戦略的なアプローチ
に助言を求める

2.
社内のコミュニケーターがエージェント的な思考やアプローチを吸収すること
により、経営や他の事業部に対し貢献度の高いコミュニケーション活動を実
施できるようになる

20100611l

最後にビル・ゲイツさんの言葉を紹介していました。

「社内に自分と違うスキルセットを持ち、共感力があり、コミットメントがある
信頼できる仲間がいることはとても重要なことだ」

こういう理解を社内で取り付けること、これこそがコミュニケーション職の
価値化なのではないでしょうか?
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