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2010年03月03日(水)更新

Alex Lim Thye Aun, Creative Director

世界的な大手広告代理店、レオバーネットのシンガポール支社の
クリエイティブディレクター、Alex Lim Thye Aunさんのポートフォリオ。
シンプルで強いメッセージ。
そしてアイディアがとっても新鮮です。
annualcityexhibition

紹介した「The Annual City Exhibition 2008」や「Singapore
Architects Directory 2008」のポスターなど、アイディアだけでなく
労力がかかっていて簡単にまねが出来ないパワーがあります。


http://thyeaunlim.blogspot.com/

2010年02月17日(水)更新

大阪に行ってきました。

昨日は日本経営協会関西支部主催の全日セミナーで
「企業ホームページ活用見直し講座」
というタイトルで
お話をしてきました。

日本経営協会さんにはお世話になって丸2年、だいたい
年2~3 回ペースで開催していたのですが、昨年は市況
の悪化で集客が滞り、一度 キャンセルになっていたので
約半年ぶりでした。
参加者数はそんなに多くはありませんでしたが、皆さん
切実な課題を抱え質問も積極的にいただけたので、とても
やりがいを感じました。

終了後、事務局の方からさっそく年内次回スケジュールの
打診をいただき、とてもありがたかったです。
少しずつ景気も回復基調にあるのだと良いなあと思います。

実は昨年あたりから大阪でのセミナーやお客様先訪問が
増え、ここのところは毎月のように訪問しています。

しばらくはセミナーで一日、一泊して翌日お客様とのミーテ
ィングをこなして帰京、というようなパターンが続くかも知れ
ません。

一日置いて明日は宣伝会議の全日セミナーです。
ここ数日は喉を痛めないようにマスク着用の毎日です。

2010年02月03日(水)更新

世界各国の「新聞・雑誌」や「テレビ」への信頼度をグラフ化してみる

面白い記事を拾いました。
「主要国における新聞・雑誌やテレビ(要はマスコミ)に対する信頼度」
についてグラフ化したものですが、「新聞や雑誌」、「テレビ」などのマ
スコミに対する信頼度は日本がずば抜けて高いのです。

しかしこれをして「日本人はいまだおめでたい」と片付けるのは尚早の
ような気がします。
なにしろソーシャルメディアの発展はこのあと急激に起きているのです
から。
実際には上記の調査は2005年とちょっと古いものなのですが、これを
補足するような資料が外資系PRエージェンシー大手のエデルマンさんの
サイトにアップされています


これは非常に面白いです。
過去と照らし合わせてみると2005年以降、マスコミへの信頼度は低下
傾向がはっきりみられています。

興味深いのは2007年当時で日本のオーディエンスは企業のブログより
ホームページを信頼する傾向にありますが米国ではすでに逆転してい
ます。すなわち、記名で生の声のほうが信頼できると判断しているのです。
特に米国のコーポレートブログは意見にもきちんと対応するものが多く、
それゆえの結果だと思いますので、流しっぱなしで対応しない(コメントを
受け付けない)日本の企業ブログではやむない結果かもしれません。

昨日はソフトバンクさんが四半期決算の株主総会をストリーム放送で
同時中継しました。
同時期に約6000人ぐらいの人がメディアの質疑応答まで見ることが出来、
しかもツイッターでコメントを滝のように打ち合う、というものでした。
孫社長は総会の寸前までツイッターでユーザーの声に耳(目?)を傾け、
気に入った提言には「それいいですね。すぐやります!」と答えていました。

softbank

閉会後は一瞬ですがそのライブストリーム画像の画面が会場にも映り、
参加者からも「自分の発言とアイコンが映った」とコメントが流れ、いままで
にない、とても臨場感のある画期的な総会だったと思います。

可視化と対応の早さがすべて、でした。
確実に変わっていく会社だ、と感じました。

2010年01月05日(火)更新

モノからコト、そしてヒトへ

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

年初にとても嬉しかったことは、最初に働いていた会社の人事本部長、マーケ
ティング本部長、そして直属の上司だった方々(皆さんすでにリタイヤされてい
ます)からいち早く年賀状をいただいたことです。
すでに20年近く前のご縁を温かい言葉で紡いでいただき、とても嬉しかったです。
ありがとうございました!


さて、1週間ほど前ですが、昨年暮れの日本経済新聞「日本創造会議」というコ
ラムに、工業デザイナーの奥山清行さんのインタビューが掲載されていました。
奥山さんはGMを始め、ピニンファリーナ、ポルシェなどでカーデザイナーとして
活躍され、帰国後に独立起業された方です。
http://www.kenokuyama.jp/

印象に残っている言葉は

「日本に帰ってきて感じたことは日本企業から世界的な商品やビジネスモデルが
消えつつあることだ。欠けているのは”ことづくり”だ」

というものです。

いわば「エクスペリエンス・デザイン」の欠如、とおっしゃっているのです。

私自身も工業デザイナーとして社会人をスタートしましたが、外資系企業でアメリ
カやヨーロッパのマーケットに向けた商品をデザインしていました。当初、そこで
求められる「感性工学」のようなものが理解できず苦労した経験があります。
線や形、色が固い、というレベルではなく、思わず手に取りたくなる素因を導き出
さなければライバル(主に日本企業)の製品に負ける、といわれました。

話を今日、そしてオンラインコミュニケーションに移しても同じことが言えると思いま
す。

お友だちの本荘修二さんの本ではないが、多くの日本企業のウェブサイトは、まだ
まだ「つまらない」。
年間50本以上のセミナーを通して500人以上の企業ウェブ担当者とお会いする
のですが、多くの方が問題意識は高いものの、どこから手をつければよいのか、
解決の糸口が見つからないままでいます。

それは、アクセシビリティや必要十分な情報開示を行っても「明快な結果が得られ
ない」からです。

では、どのように解決していけばよいのでしょうか?

そのヒントを冒頭の奥山さんのインタビューに見つけました。

「コト」は「モノを作り出す現場」に沢山存在しています。
しかし「コト」を顕在化させる、すなわち人々の感性に訴えるように導き出すには、
やはり優秀なコミュニケーターが必要なのです。

また、今日のコミュニケーターは一方的なプロパガンダだけ扱えば良いわけではな
く、ユーザーや社会の欲するもの、言いたいことを機敏に受け止める感性も必要に
なります。

すなわち、双方の橋渡しをするブリッジのような役割なのです。
多くの企業には、現在、そのような役職や組織は存在していないかもしれません。
やろうと思えば、まず自分で動き、小さくても一つ一つ結果を出し、社内説得し
予算と役職と評価を勝ち取っていかなければなりません。外資出身で恵まれてい
るといわれることも多いのですが、私自身も同様にやってきました。
会社によっては「賭け」になる場合もあるでしょう。
しかしそれをチャンスと捉えるならば、やりがいのある仕事を作ることができるはず
です。

今年も微力ながら、ビジネスコミュニケーションに会社の成功とキャリアアップを
賭けるコミュニケーターをサポートしていきます。

本年もよろしくお願いいたします。

2009年12月07日(月)更新

セミナーを通して知る地方経済

今年は事業成績としては前半にかなり厳しいものがありましたが、
年間通してセミナーの受注は減りませんでした。
来週の東京の講義でひとまず締めくくることになりますが、結果的
には今年も30本以上、コマ数で言えば50コマ、100時間を越え
ました。

私にとってコンサルティングやアドバイス、企画や調査などの仕事
のきっかけは、やはりセミナーでのご縁が圧倒的ですので、これは
非常に嬉しいことです。

また、さまざまな企業や団体の方々が、現在どのようなコミュニケ
ーションの悩みをお持ちなのか、も直接うかがうことが出来ます。


その中でも顕著なのが以下の5つです。

1.デザインや企画提案の中身の評価について
2.プロジェクト運営とコスト(見積もり)の立て方
3.ゴールと継続性(戦略)
4.ウェブとウェブ以外のコミュニケーションメディアの融合
  (クロスメディア)
5.社内人材としてのキャリアパス(アップ)の作り方

いずれも単純なリニューアルよりも、より担当者や企業側の体制に
関わる問題なのが特徴で、内容的にも東京と差がなくなってきまし
た。

かつては弊社のお客様はほとんどが東京もしくは関東圏の企業・団
体だったのですが、今年の傾向としては地方のセミナーが増えたこ
とで結果的に仕事自体の問い合わせも地方からの物が少しずつ増え
てきました。そして相談内容が上記のようにより具体的になってき
たというのが特徴です。

以前、お世話になっているセミナー招聘元の会社の担当者と今後の
企画についてをしていたとき、「東京の波が少し遅れて地方で起き
る。それは良い面も悪い面も同じだ」と伺ったのが印象に残ってい
ます。

仕事の問い合わせ(良い面)もそうですが、悪い面で言えば、先日福
岡に行ったときには大名(東京で言えば原宿や青山のようなオシャレ
街)に、空き地や路面店の空き店舗が目立ったのが気になりました。
東京では夏ごろがピークだったでしょうか。わたしのオフィスのある
骨董通りも最近は空きが埋まりつつあり、まだまだ不景気とはいえ、
再生パワーに感心していたところでした。来春に再訪するときにはき
っとまた、新しいお店が出来ていることでしょう。それも楽しみです。

地方といってもまだまだ訪問したことのない都市のほうが多いのは当
然です。しかし札幌、名古屋、大阪、福岡など、ハブになるような都
市には定期的に訪問していますので、うまくスケジュールを調整すれ
ば同時期に訪問することも可能です。

ぜひお気軽にご相談ください。
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