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2006年10月03日(火)更新

英語の上達法

むかし外資系に勤めていたときに本社で同僚だった仲の良いデザイ
ナーがいます。
彼は元々イランからきて、子供のころ、国の革命時に家族で米国に
亡命してきました。

現在はオランダで結構有名なデザイナーとなった彼ですが、多感な
時期に米国で適応するのは大変だったと思います。

彼と(英語で)話をしていると、会話のエッセンス、というか、英語で
会話する上でのポイントが良く見えて、自分の英語の上達にとても
役に立ったことを覚えています。
それは、、

「感嘆詞の語彙が豊富」ということ。

Wonderful!
Beautiful!
Great!
Super!
Bravo!
Fantastic!
Excellent!
Gorgeous!
Tremendous!
Faburous!

と、ぱっと思い出すだけでも10ぐらいは使うんですね。

これはとっても便利で、相手の話に対する最初の反応としては、とっ
ても簡単で効果的なストローク(心理学用語で”ほめる”こと)になり
ます。そのパターンを多く持っている、というのがポイントです。
要は、相づちを打っているだけですけど、結構会話になっちゃうんで
すね。

わたしたちは、つい、相手の言いたいことにどう理屈で返そうか考え
て、かえって口ごもってしまいますが、こんな感じでポンと返すだけで
けっこう相手も気持ちが楽になるものです。

「こいつは英語がわかっているな」と思われると会話のハードルを上げ
ることにはなりかねませんが、それは上達のための一歩ですので。

お試しのほど。

2006年09月29日(金)更新

WEBサイトリニューアル

今まで何度か、同業者、というか企業サポートサービスの会社のWEB
サイトリニューアルをやったことがあります。

クリエイティブも強く、自分たちでも十分できるだろうに、と思うのですが、
彼らの言うことは、
「自分たちのことは自分たちでまとめられない」
というものでした。

「紺屋の白袴」といいますが、WEBのビジネスをしておきながら、自分
たちのことは一番後回し、しかもどうまとめていいかわからない、というの
も皮肉なものです。

かく言う私自身も、自社のWEBサイトは2度リニューアルし、現在の3代
目のサイトは2年ほど前にアクセシビリティ対応を主眼にリニューアルし
たところですが、半年ほど前からサイドのリニューアルを画策しています。
テクノラティプロフィール
普段、企業のWEBサイトをベンチマークしていますが、その傾向と呼応
するテーマを今回は掲げています。
すなわち、「メッセージ」、「シンプリシティ(単純明快)」、そして「コミュニ
ティ」です。

現在のWEBサイトはちょっと字が多すぎて反省しています。
自分のことばかりしゃべってふられる男の子みたいで、軽いデジャヴーに
頭痛が起きそうです(笑)。

ご相談に預かる企業のWEBサイトをチェックすると、いつのまにか数千、
あるいは万単位のページを保有する企業も珍しくありません。
10年たつと積み上げたページも馬鹿になりません。
それを、
「情報のアーカイブ」
とみるか
「検索特性を妨げるゴミ」
とみるかは、
利用者の眼でなければ確認ができません。

さらに(一番)大きな問題は、部門を統括したWEB全体の運営戦略や
目的が明確になっていないと、どのページをどう処分すべきか、は決断
できないのです。

「これは人事部が人事採用予算で作成したページなので人事が承認し
ない限り落とせない」
という結果になります。

企業WEBに関わるすべての部署が全体認識を持ち、運営コミッティー
を形成するか、全権を持つオンラインコミュニケーションマネージャーに
運営指針のドライブを委譲するか、どちらかが必要です。

「捨てられない」という問題と同様、「勝手に捨ててしまう」という問題も
あります。

たとえば、今は企業がブログやSNS的なコミュニティを持つのがはやっ
ています。
はじめるのが簡単で敷居が低い、ということもあります。
運営もがんばれば自主更新もできるので、管理費もそんなにかからず
なんとかなるでしょう。

しかしコミュニティの主題となる製品やサービスがなくなる、もしくは宣伝
期間が切れる、さらには担当していた人物が退社する、などの事態に
なった場合、どうするのか?
そこに集っている数千、数万人のロイヤリティカスタマーと、そこで交わ
された知見とコメントとトラックバックの数々。
それらを一瞬でシャットダウンできるのでしょうか?

まだまだ考える余地が少なくないですね。。

2006年09月27日(水)更新

発想を得るヒント:場所を変える

今朝は西新宿の高層マンションの最上部、33階にあるカフェテリアで
そのマンションに住む方と朝食ミーティングを持ちました。

このマンションはセキュリティがしっかりしていて、オートロックの呼び
出しででゲートを明けてもらった先に、また受付の人がいて、さらに確
認してもうひとつ先のゲートを明けるといった念のいれようです。

昨日、大降りの雨だったせいか、曇りのわりに空気が澄んでいて、秩父
のその先の山々まできれいに見渡すことができました。

人に会う、話を聞くのは一種のビタミン剤みたいなもので、特に早朝から
元気な方の顔を見ているとたくさんパワーをもらえました。

たまに環境を変えて人と会ったりするとアイディアが沸いて良いですね。
話を聞いていていろんなことをどんどん思いつきます。

人と会うことはエネルギーをいただけるのでもちろんですが、時々考える
場所を買えるだけでも発想が豊かになったり短時間に集中してプランを
まとめ安くなったりします。ぜひ試してみてください。

悲しいのは思いついたそばから忘れていく自分がいること。
今朝のように食事中など、手帳やノートを出すタイミングが取れないとき
は、いつも手元のペーパーナプキンにメモっています。。
出かけるときにペンは放せません。
(携帯のメモも良く使うのですが電池が切れることがあるので。。)

2006年09月26日(火)更新

広報コミュニケーションにかかわる人は勉強熱心

元々はMIXIの広報関連コミュニティで知り合った人に紹介された
今江さんとおっしゃる方がいます。
宣伝の世界で深いご経験を持ち、現在は独立されてコンサルタント
として活躍されている方です。
ご紹介いただいたきっかけというのは、今江さんご自身も広報に
より強い興味をお持ちになっていて、その面で一緒に何かやって
見ましょう、というご相談をいただいたことでした。

彼もご自身のブログの中で「広報関係の人は非常に勉強家が多い
ので関心します」と書かれています。
今江貞弘の「勝手なCM批評」

昨日は、まさにそれを実感するような機会を持つことができました。
私自身はMIXIの中で広報コミュニケーション関連のコミュニティに
10も入っていますが、それぞれにまじめな方が多く、かなり活発に
情報交換をしています。さらにそのうちのひとつのコミュニティは、
管理されている方のリードがうまく、実際に顔を合わせる機会もか
なり多くなっています。

昨日は、その「広報プロフェッショナルズ」というコミュニティの定例
会のかたちをとって、弊社の会議室でセミナー形式で会合を持たせ
ていただきました。
決して広くはない会議室ですが、これほど「きちんとした部屋」を持っ
ていて良かった、と実感したことはありませんでした。

「ネットにより変化する広報」 という題でお話をさせていただきました
が、予定で25名満員御礼、当日は20名!ということもあり、この部
屋で実際に入りきれるのか?という心配もあったのですが、割と無
理なく座っていただけたのでほっとしています。

お話させていただいたとおり、企業のインターネット利用も10年で一
巡りしたという感はありますが、本当に大事なのは「で、これからど
うするの?」という今、この時点だと思うのです。

オンラインコミュニケーションの世界はまだ歴史が浅く、特に日本では
組織の枠を超え、全社的に体系だてて考えていこうという動きがまだ
まだ未整備です。
13年前に私自身が企業で孤独にこつこつやっていた状況は、現在
企業でオンラインコミュニケーションを担当する人たちも、そんなに変
わりはないようです。

今回のように、SNSのコミュニティで思いの熱い方々と知り合え、話
ができるのは得がたいチャンスです。僕にしてみれば、これからどう
すればよいのか?を一緒に考えていく仲間を増やす、良い機会になり
ました。

一緒に世の中を作っていく、というとかなり大げさですが、これから急
激に動く分野ですので、まず一歩を踏み出す人が一人でも多くなれば
という思いです。

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

2006年09月25日(月)更新

仕事のやり方は自分で決める

むかし勤めていた会社は、ハイテク系の外資系にしてはとてもめずら
しいところでした。

なにしろフレックスタイムがなく、始業は8時半。
実際には本社(米国西海岸)との電話会議があるため、週の半分ぐ
らいは8時出社だったのです。

本社に出張したとき、時差でどうしても4時半ぐらいに目が覚めてしま
い、仕方がないので5時半ぐらいに出社したことがあるのですが、そう
したらなんと!パーキングロットに入る車がすでに列を作っていたので
す。
サマータイムなのでまだ十分薄暗いのに、6時にはカフェテリアで朝食
ミーティングをする人たちが。。。
反面、昼食をゆっくりとったり、昼食後にジムで水泳やランニングをする
人など。

考えてみると午前中、特に10時前は電話もオンタイムに対応を迫られ
るメールもほとんどありません。
そういう時間に集中を必要とする仕事を片付けてしまう。お昼はゆっくり
時間をとって、午後はほとんどミーティングに当てればまったく無駄がな
いわけです。
早めに帰宅することもできるし、有効に使うこともできます。

独立すると、時間のけじめが余計につけにくくなるので、自分なりの時
間管理や使い方を持つことはと手も大事です。

わたしも、散髪やジムなど、昼間に充てることも少なくありません。
しかしそれを可能にするのは、「自分がこの仕事をやっつけるのに何分
かかるか?」という単位時間を知っていることです。
「企画なら2時間でまとめる」というサディスティックな意思が、それを実
現する、ともいえます。

秋はセミナーなどが増え、物理的にオフィスを離れる時間が増えてきます。
こういうときこそ、自己(時間)管理)能力が問われますね。
これを「楽しい、楽しい」と自分に言い聞かせてやる姿は立派なマゾかも
しれません(涙)。。
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