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2006年06月28日(水)更新

たまにはインプットが必要

今日は仕事でお世話になっている大手のインテグレーターのマネージャーの
方と昼食を取りました。

打ち合わせの内容は共同企画で考えているセミナーのプランについてでした。
これに限らず、今、平行していくつか新規のセミナープランを考えつつ、自
社サイトもリニューアル中、という状況です。
しかし、アウトプットばかりではダメ、ということで、社員も含めて皆、
時々は外に出てセミナーや講演、イベントにも参加しましょうと話して
います。

私も来月にかけて気になるセミナーに参加してこようかと考えています。


「WEB2.0時代の広報」

2006年05月19日(金)更新

■景気回復、実感していますか?■

今、ベストセラーになっている「千円札を拾うな」にも、同様のエッセンス
が語られていますが、目前の資金繰りを考えると、「いただける仕事は
ことわらない」というような姿勢に、つい、なびいてしまいがちです。

自戒も込めて書くと、やはり毎年1、2本は、売り上げにはなったけど、
やるべきではなかった、という仕事が必ずあります。
それは、仕事そのものの内容以前に、その会社にとって、その仕事をす
ることが本当にベストなのか?という疑問を抱くからです。

「景気の回復を感じるか?」というお題をいただいていますが、まさに「や
るべきか判断を迫られる仕事が多くなってきた」というのが、私が感じる
景気回復です。
景気の回復はそれだけ変な余裕を生んでいるのかもしれません。
本来、「尻に火がつかないと動かない」というように、人はぎりぎりになら
ないとなかなか大切な判断をしない気がします。
結局、少し余裕が出てきたから、なかなかできなかった仕事に着手しよ
うか、となるわけですが、そんなときにこそ、熟慮断行の姿勢が問われる
と思うのです。

むかしお世話になった外資系企業は、業績が好調のときに業務プロセス
を徹底的に見直し、リストラを敢行しました。業績が良いので、解雇する
人間にも十分な基幹と教育と手当てを与えられるので、ぎりぎりの状態で
「会社が大変な状況なので、解雇するけど一緒に痛みわけだよ」といって
ろくな対応ができない企業と比較すれば(あくまで相対的な比較だけど)
あまり問題も発生しにくかったようです。

今までもお仕事の依頼をいただきながら、「その状況だと、このままやって
も無駄になるので今一度、少し時間とをとって考え直したらどうか?」と
ご助言差し上げたこともあります。(儲からないのですが)

経験から、だまってやって、その後のことに責任が取れなくなることのほう
が問題だと感じています。

2006年04月12日(水)更新

美しいものは大きく見える

昔から古臭いものが好きで、海外出張に行っても、ついつい
アンティークモールばかり覗いてしまいます。

そんなガラクタ集めが伝播して、家内もとうとう同じ道に。
気がつけば家の中はガラクタの山。
事情を知らないお客様が来れば、すわ、これが有名な世田
谷のゴミ屋敷か、という状況。
(子供ができてから多少改善はしたものの)

さらに家内は、数年前からあるセミナーを通じて骨董収集家の
先生と仲良くなり、夫の私が元工業デザイナーということもあっ
て話が合い、今では家族ぐるみのお付き合いをさせていただい
ています。

この先生から聞いた言葉で一番興味深く、今でも心に残ってい
るものがあります。それは、
「美しいものは大きく見える」

というものです。

すなわち、「写真と比べて実物の印象が意外に小さく感じるもの
が良いもの」と言うことなのです。

これはディテールがしっかりしているから写真写りが大きい、と
いうことなのでしょう。
真贋の見極めにも有効だそうです。

アンティークに限らず、写真の印象にくらべて「意外に大きいな」
と感じるものは作りこみが甘い、のかもしれません。

直接関係はありませんが、ちょっと前に、いつもお世話になって
いる銀座の共同PRでもセミナーに向かうために日比谷を歩いて
いたら、帝国ホテルの前でロケ中の米倉涼子さんにに遭遇しま
した。

そのときの印象が、まさに「意外に小さかった」。
そして30メートル離れても表情がくっきり見える目鼻立ち。
なるほどこれが女優か、という感じでした。

去年も銀座で同じセミナーに向かう時、至近距離で映画女優の
ミラ・ジョボビッチに遭遇しました。
こちらは意外に背が高かった。でも頭はダチョウの卵ぐらい小さい。
キレイだけど僕は米倉涼子さんのほうが良いや(言うのは勝手)。

2006年04月04日(火)更新

スペックで買っちゃダメ

ブログ文化の良いところは、コミュニケーションによって評価や判断の
尺度が変化していくことだと思います。

私自身、インターネットが使えるようになって最初に感じたことは、商
品やサービスの情報収集が飛躍的にやりやすくなり、何かモノを買う
ときもスペックの比較や検討がとても楽になった、ということです。

しかも私、というか、大概の男子は基本的に「スペック」が好きですよ
ね。
何万画素だとか、何馬力だとか。CPUパワーが何ギガヘルツだとか、
ハイパースレッドだとか。 (笑)

でも実際にそんなスペックが気になって、店頭で実際にものを見て、
触ってみると、違うものが気になってきます。

たとえば、「デザイン(色や形)」や「手触り」、「重さ」、「使い勝手」と
いった、いわゆる「感覚値」というもです。

先日仕事で必要性を感じ、初級のデジタル1眼レフを買ったのですが、
スペックや性能比較だとやはり売れ筋どおりでキャノンやニコンが上
に来るのです。

そこから絞ろうと思って、売り場に行き、お店の人にアドヴァイスを求め
たのですが、彼らは、「こういう言い方で 今月この機種を何台売る」と
いう目的の元に話をするし、定量的な 数値性能以上のコメントはなか
なかしません。(売り場に客観的にアドヴァイスできる精通した人がい
ることはまれ)

そこで、私は売り場でだまって1時間以上いろんな機種をいじり倒し、
いままでアナログでは ずーっとニコンを使い続けていたにもかかわらず
結局ペンタックスを買い ました。

その理由は、たとえば、撮った写真をすぐ確認したり、ディテールを拡
大したり、必要ないものをすぐ削除したり、という通常行う動作を、「マ
ニュアルや説明なしに一番操作が明快でわかりやすかった、クイック
に出来た」からです。

こういうポイントはメーカーサイトの「売り文句」からは伝わってきません。
個人の感じることには差があるけれど、このような感覚値に対する評価
をいくつものブログで読むことが出来ると、それを総合的に判断すること
ができ、とても参考になります。

私は元々工業デザイナーでしたが、デザイナーは単に形や色を決める
だけではなく、「思い」をそれらにこめて伝えようとする職能だと思ってい
ました。しかしマーケティングや販売現場では見事に割り切った「売ら
れ方」をする事が多かったので、諦念感やそれらとの葛藤ににさいなま
されながら仕事をするマゾヒスティックな人が少なくなかった気がします。

ブログによってユーザーが「ことば」を持ち、開発者やメーカーの思いを
代弁できるようになった(逆に言えば愛のムチもあり)のは素晴らしいこ
とです。

シャッターが落ちたときの「シャカポーン」というなんとも軽くてカサカサ
したポリカーボネート独特の作動音は悲しいけれど、10万円弱のデジ
タル一眼はみんなこうなので我慢しました。
わたしは40ミリ(35ミリ換算で60ミリ)単眼のパンケーキレンズをつけて
使っているのでとてもコンパクトです。
バッテリーの持ちも良いですし、本当に優秀なツールで気に入っていま
す。
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