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2006年07月24日(月)更新

仕事に必要なスキルとは?:セミナーのお知らせ

プロとして仕事を進めるためには、その仕事に対する経験や判断力、
だけでなく、どのように時間を使うか、そのために短時間でどれだけ
クリエイティブな発想をし、まとめることが出来るか、が大きいと思い
ます。

約15年ほど前、タイムマネージメントのセミナーで勉強した「マインド
マッピング」ですが、その後、色々な機会にアレンジ展開する機会が
ありました。
現在では個人的なブレーンストーミングやノートテイクだけでなく、チ
ームミーティングや企画会議にも有効で、実際に自社だけでなく、他
社のコンサルテーション案件やセミナーでも活用しています。

弊社では10名ちょっとが落ち着いて話が出来る広めの会議室を持っ
ているため、個人的に要望の多かった「マッピングセミナー」を8月15
日に自社開催することになりました。

もし、ブログ縁者の方でご希望の方がいればぜひご参加ください。
ブログ上にメールアドレスを書くのはなんなので、弊社ホームページ
の問い合わせから参加予約をお願いします。
(24日現在5名参加予定ですので、あと7名ぐらいの枠です)
詳細はこちら↓
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「お盆休みに差をつけろ!」セミナーのお知らせ

こんにちは!
皆さん夏休みの予定は決まりましたか?

「どこ行っても混んでいるお盆休みは避ける」という方も多いのでは?
私もそんな一人です。
でも、やっぱりお客様は休みだし、「意外にヒマ」という現実も。。。

だったらこの際、みんなで勉強して、「休みが明けたらひと皮むけた
おとなの私」を演出してみませんか?

というわけで、お盆の最中、弊社会議室にて「コミュニケーションセミ
ナー」を開きます。

こじんまりしたセミナーで定員は10名ちょいです。
シリーズで定期的に自社主催セミナーをやっていこうと考えており、
応募状況によってはいくつかの続けてやることも検討します。
皆さんとこじんまりと勉強できればと思います。

タイトル:
「短時間で成果を出す発想法(実践マインドマッピング)」

マインドマップの手法や概念は様々なところで紹介されています。
このセミナーはワークショップ形式を取り、「自分自身の因数分解」
や「ミーティングの生産性」など、身近なところからマッピングに触れ、
具体的な課題テーマでグループ実習を実体験しながら、自身および
グループで短時間にアイディアをまとめるトレーニングです。

企画やクリエイティブ、文筆業、スピーチやプレゼンテーションを良く
行う方に最適です。

今までクリエイティブ系のベンチャー企業や中小企業大学等で何度
か実施実績がありますが、とても楽しく学べすぐに効果が見られます。
手前味噌ですがまったく理屈っぽくないところがいいです。

日時:
8月15日(火)  18時30分より21時

場所:
クロスメディア・コミュニケーションズ 会議室(東京・青山)
東京都渋谷区渋谷4-3-6 青山Kハイツ 地下1階
Tel : 03-6418-0336
Fax : 03-6418-0337
http://www.crossmedia.co.jp/aboutus/

内容:(人数により若干の変更あり)
1.マッピングの考え方・概念手法(議事録の取り方)
2.自分の価値を知る(個人実習)
3.「ミーティング」から問題解決を考える(グループ実習)
4.「アイディアを短時間でまとめる」(グループ実習)
5.グループ実習講評
6.ディスカッション

参加費:
3500円(税込・軽食+軽飲料込み)(領収書発行)

参加希望者は弊社ホームページの問い合わせよりご要請くだ
さい。


必要なもの:
実習に使う材料はこちらで用意いたしますので、ノート程度で
大丈夫です。
なお、セミナールームは完全禁煙です。

講師:
クロスメディア・コミュニケーションズ 代表取締役 雨宮 和弘

外資系の企業広報・コミュニケーション担当からインターネット
の黎明期に企業でのWEB活用を推進。
1999年にクロスメディア・コミュニケーションズ設立。「企業の
WEB活用」に強い企業コミュニケーションコンサルタントとして
調査、評価、戦略立案、企画、制作まで多くの企業のオンライ
ンコミュニケーションをサポートするだけでなく、共同PR、宣伝
会議、日本PR協会などで多数の講演・セミナーを行う。

2006年07月21日(金)更新

システムアイ「広報セミナー」

昨日は、お世話になっている今江さんの会社、システムアイさんの主催で
「WEBによって変化する広報」、「広報先進国アメリカと日本の広報の違い」
をテーマにお話をさせていただきました。

今江さんは、広告宣伝の世界ではたくさんの実績をお持ちで、独立後、コン
サルタントとしても活躍されています。
「企業コミュニケーション」と捉えたとき、広告宣伝に比較して、広報は仕事の
面でも、働く人のキャリアの面でも、まだまだ考える余地がある、という点で
広報の人材育成やキャリアサポートを目指すことになったのだそうです。

今回は共感するところが多く、私自身の経験をご紹介することで、今江さん
のご縁のある皆様とお仲間になれたら、という思いが強くありました。

セミナーのスケールとしてこじんまりとやりたい、というご意向もあり、かなり
応募に対し参加者を絞らせていただいたそうですが、後の懇親会でも、熱い
お話が飛び交い、とても有意義なセミナーとなりました。

参加者の方々が、現場でお持ちの思いというのは、10年前の私のときと
まったく変わらず、やはり企業コミュニケーションの視点で解決できることは
まだまだいっぱいあるのだな、と改めて思いを強くしました。

2006年07月20日(木)更新

機密漏洩とコミュニケーションスキル

米国でのSOX法の施行だけでなく、年初のライブドアに代表される
企業統治を揺るがす問題の顕在化も進み、日本でもコーポレートガ
バナンスの在り方や監査制度の見直しが進んできました。

さらに企業の情報をどう守るか、という点で情報セキュリティのビジ
ネスもかなり勢いがあるようです。

昨日のブッシュ大統領の話にも関連しますが、情報セキュリティの
問題はシステムだけでもちろん全て解決するわけではありません。

倫理やCSRにもかなりの比重がかかるのでは?と思うエピソードが
あります。
ここのところ、ある大手企業のコミュニケーション関連の調査で、ほぼ
毎日、その会社の入っている複合ビルに通っています。
そのビルには上半分が私たちのクライアント、下半分には大手のアパ
レルが入っています。

何度かエレベーターに乗っていると、そのアパレルメーカーの社長の名
前や事業部長レベルの人の名前とともに、業務の方針やトピックなどが
耳に入ってくることがありました。

もちろん耳をそばだてているわけではありませんし、ほんの数秒のこと
です。しかしその中ででてくるキーワードだけでも、結構いろんなことが
想像できてしまいます。

昔、半導体メーカーにいたとき、日本の半導体の状況が知りたければ
夕方帰宅時間帯に南武線に乗れ、という冗談を記者から聞いたことが
あります。
日本メーカーのサラリーパーソンは結構不用意に大声で業務関連の話を
している、というのだそうです。

会社の信用とビジネスを守るために、どのような心構えでいるべきか、
考えさせられることが少なくありません。

対応としてしっかりしているなあと感心したのは、元お世話になった半
導体メーカーです。
ここは社内に小さな会議室がいっぱいあり、オフィスのキュービクルや
カフェテリアなどのオープンスペースでのビジネスミーティングは(たとえ
上司と2人だけのものでも)基本的に禁止していて、必ずプライバシー
の守られる会議室で話をすること、と決められていました。
「となりで聞いている仲間が、明日ライバル会社に行くかもしれない」
というのは大げさですが、基本的にオープンな情報開示を行う企業で
あっても、聞く必要のない人に聞かせず、担当業務に集中させる、という
けじめのつけ方が気持ちよかったです。

ではこういう会社はオフィスがシーンとしていてコミュニケーションが
冷えているか、というとそういうことはなく、頻繁に声を掛け合ったり
挨拶したり、冗談をすべらせたり、とても明るいオフィスでした。

もうひとつ。
お世話になっている外資系大手メーカーさんですが、ここも社内倫理が
高いことで有名な企業です。
感心したのはエレベーターに乗ると扉の内側に
「Quiet please - おしゃべりはひとまずお休み」
と書いてあり、言下に機密漏洩に対する姿勢を社員に伝えています。
上手な会社だと思いました。

2006年07月19日(水)更新

米国大統領から学ぶ危機管理

昨日のニュースで、主要国首脳会議において、米国のブッシュ大統領が
英国のブレア首相に私的にに話した内容が、オンマイクで筒抜けになっ
ていた、と報道されました。

どんな要職にあっても、生身の人間はホンネのあるものだ、という事は重々
わかってはいますが、ブッシュさんは今までの言動を見ても、公人としての
緊張感にかける場面が何度かありました。

ニュースを見ていて、ホワイトハウス報道官や、彼のコミュニケーションデ
ィレクターは大変だろうなあ、と思いました。
まだ企業に勤めてPRマネージャーをやっていたとき、広報部長から本社
出張の機会をいただき、ついでにメディアトレーニングを受けて来い、と
言われました。
当時(90年代初頭)は日本でも本格的なメディアトレーニングをやっている
ところは少なく、いきなり米国でのトレーニング、という事で非常に緊張し
ましたが、とても実践的で、メディアとのかかわりの中で起きうる、ありとあ
らゆる失敗やワナ(ひっかけ)を体験しました。
メディア側も心底悪意から、というわけではないにせよ、人間の機微や感
情に触れるところからホンネを探り出そうとするわけです。

90年代半ば以降、インターネットが情報流通のスピードをアップさせるとと
もに、記号の不祥事の露出も増えました。
これはとりもなおさず、企業側の対応の拙さや遅れが顕在化してきたから
です。

お付き合いしているPRエージェンシーでも、まだまだメディアトレーニングの
ニーズは少ない、といっています。まだまだ日本ではこういう事象によって
失うもの(信用)の大きさへの意識が浸透していないのかもしれません。

人をコントロールすることは難しいことです。
ブッシュさんにしても、いくら注意しても変わらないかもしれません。
コーチングに近いのかもしれませんが、企業のコミュニケーションの目的を
スタッフと一緒に再認識し、一緒にブランドを築く、守る、という意識を持つ
もとが重要です。

米国のトレーニングでは、それでもダメな場合、もしボスが不用意な発言を
し始めたら、スタッフは気がふれたつもりで大声を出してでもその場を消す
ぐらいの覚悟を持て、といわれました。
私は失礼ながらインタビューの最中にボスの足を机の下で小突いた経験
はあります。

2006年07月18日(火)更新

「コミュニケーション能力」を育む

週末は3連休でしたが、土曜日はお世話になっている企業での
幹部研修で、「企業コミュニケーションと広報の変化」について
講義およびディスカッションを行ってきました。

土曜日の朝から3時間は結構ヘビーでしたが、座学ではなく、
できるだけ具体的な実例をお見せして、現在、企業コミュニケー
ションに起きている変化を理解していただくようにアレンジしまし
た。

今回もそうですが、このようなお話を差し上げるとき、導入の自
己紹介を兼ね、私自身のキャリアの変遷をお話することがあり
ます。
美大を出て、工業デザイナーを11年やり、その後、広報・企業
コミュニケーション担当となり、インターネットの登場とともに、そ
のネット活用を進めるようになりました。

「キャリアの流動性」

「リエンジニアリング」

「スペシャリスト指向からプロフェッショナリズムの確立」

「自己開示力」

「他者理解」

時代とともに現れたいくつかのキーワードを、ただその時代に
消費するだけでなく、自分のキャリアにすこしずつ積み上げて
いけたことがラッキーだったのかもしれません。

先週お会いした著名なデザインディレクターが彼のコラムの中

「この時代、誰にデザインを頼むか?と考えたとき、現在のキラ
メキよりも、どれだけ基礎デザイン能力があるかを判断基準とし
たい」と言うようなことを語っていました。

WEB2.0のようなキーワードが跋扈するなか、企業人は今、
テクノロジーやそれらのバズワードに惑わされすぎているので
はないか?と感じます。

ビジネスの基本としての「コミュニケーション能力」を育んではじ
めて、テクノロジーが及ぼす業務改革を自社のものとできます。

このあたりをきちんとサポートするサービス課目を打ち出してい
こうと思っています。
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