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2009年06月22日(月)更新

IABC2009参加記(2)

今までアメリカの都市を訪問するときはニューヨークなどを除けば
間違いなくまずレンタカーを借りての移動が中心でした。
しかし今回は市街地の中心のマリオットホテルが会場で、滞在す
るホテルもチャイナタウンの入り口のそばで会場から3ブロックぐら
いと至近のため、空港から電車~地下鉄に乗って到着しました。

サンフランシスコはニューヨーク、シカゴと同じく、公共交通機関が
非常に良く整備されているので、クルマがなくても不便がありませ
ん。観光客が多いのはそういう面も大きいかもしれないですね。

国内でもそうですが、いつも住んでいる街と違う都市に訪れたとき
は、色々な違いに敏感になります。ましてや昨年との違い、そして
リセッションやインフルエンザの影響です。

今年のサンフランシスコには顕著な変化が見えました。
わが街、表参道と同じですが、いくつかのブティックや店舗がクロ
ーズになっているものの、安めのカジュアル(オールドネイビーや
H&M、フォレバー21など)はやはり盛況でした。
サンフランシスコはニューヨークと違い無印良品やユニクロが来て
いないのでなんともいえないですが、出せばそれなりに良い勝負
できそうな気はします。

2009iabc3

さらに「エコロジー」の影響。
宿泊していたのはブティックホテル(日本では最近ラブホテルをこう
呼ぶようですが、アメリカでは独立系の特徴を持った小さめなホテ
ル)で、カフェテリアがないけれど朝はコーヒー、夕方はワインのフ
リーサービスがあります。各部屋はテーマを持ったアートで飾られた
個性的な部屋で滞在が楽しくなりますが、シャンプーやボディソープ
は壁につけられたディスペンサー。さらにシャワーの水圧も抑えられ
ているようで「痛い水圧のシャワー」が好きな私としてはこれは少し
辛い結果になりました。
また、スーパーでは「セルフチェックアウトカウンター」と言う無人の
レジがあり、自分でバーコードをピッとやり、クレジットカードや紙幣
をスロットに入れてチェックアウトすると言うものです。
紙袋もありますが「この材料は再利用(リユーズ・リサイクル)可能
です」と大書きされていますし、基本的にはエコバッグ持ちこみを
推奨しているようでした。

2009iabc4

顕著な変化と言えば「タクシー」です。やはりタクシーはある程度
大型車(舟のようなアメ車)が中心でしたが、サンフランシスコで
目立ったのはなんと「プリウス」のタクシーでした。日産のハイブリ
ッドのタクシーもありました。これは日本では市販されていないの
でタクシー専用かもしれないですね。とにかく多くのタクシーが日本
車、しかもハイブリッドと言うのが驚きでした。

2009iabc5

インフルエンザの影響は成田を出発してからは微塵も感じられず、
もちろんマスクをしている人などいないのですが、ホテルやレストラン
などの公共施設のトイレにはアルコールの消毒液が入ったボトルが
おいてあるのが目立ちました。
マスクも良いのでしょうが、実際にはこの処置は助かりました。

渡航前に米国の友人に確認したときも「そんなに気になるのであれ
ばドラッグストア(薬局)でアルコールジェルを買って持っていろよ」
と言われました。
これは最近日本でも入手できるようになりましたが、ジェル状の
アルコールで、手にとってさっとこすって揮発する、とても便利なも
のです。

チェックインの後は西の方のカストロストリートに向かいました。
ここは同性愛者が多く集まる地域ですが、ダウンタウンの観光地と
違い、面白い雑貨屋やブティック、インテリアショップ、レコードショ
ップなどが多いので気に入っています。

2009iabc6

ここで先乗りしてサンフランシスコに入っていたもう1人の日本からの
参加者の方と落ち合い、夕食をとりながら作戦会議をしました。

2009年06月22日(月)更新

IABC2009参加記(1)

6月の第1週に昨年に引き続き、IABC(International Association
of Business Communicators :国際ビジネスコミュニケーター協会)
のワールドコンファレンス
に参加してきました。

昨年はニューヨーク、今年はサンフランシスコでした。

参照→ 昨年のIABC2008ワールドコンファレンスレポート


実は昨年は4月にも別のコンファレンスでサンフランシスコに行って
いるので一年ぶりでした。

参照→ 昨年のNew Communications Forum 参加記(その1)

今回のIABCは2回目と言うものの、この間のリセッション(市況
の悪化)やインフルエンザの騒ぎもあり、どのぐらい人が集まるのか
少し心配でした。それでも押して参加した訳は、そのような状況でも
集まる人たちはきっと課題意識の高い人たちだろうと言う期待も高か
ったからです。

しかし実際には昨年とほぼ変わらない人数(2000人弱)が集まり
かなり盛況でした。主催者の方と話す機会があったのでこのあたり
の様子を伺うと「実際には開催する都市の魅力(その都市に行きた
いか)が集まりを左右する」ようで、「昨年のニューヨークは特別よ。
でもサンフランシスコも集まりは悪くないはずよ」と言っていました。
さすがに40年近くやっている団体です。参加者のロイヤリティは相
当高いようです。

2009iabc1
会場のサンフランシスコマリオット
初参加の昨年は、日本人の参加者は3人だけ、と言う寂しい思い
をしましたので、日本に戻ってからセミナーを開き、その後も色々な
企業の方に声をかけ、次回(今年)は少なくとも10人ぐらいは一緒
にいきたいと考えていたのですが、今年前半の急激な市況の悪化、
加えてインフルエンザによる出張禁止のところもあり、予定されてい
た何人もの方から直前にNGの連絡をもらいとても残念でした。

結局今年も私と、もうひとり外資系メディカル企業にいた志の高い
女性の2人での参加となりました。

これから数日に分けて、今年の概要をレポートして行こうと思います。
そして、たぶん7月に2回内輪でこっそりと、そして大きくは夏休み
明けぐらいに昨年同様大々的にこの会議の内容をお伝えするような
オープンセミナーを実施しようと考えていますので楽しみにしてくだ
さい。

2009iabc2

2009年06月16日(火)更新

「ユニクロ X ユニコーン」Tシャツ

ユニクロは毎年シーズンごとに企業のロゴやトレードマーク、商品の
パッケージイメージなどを使った「コラボレーションシリーズ」を展開し
ていて、企業コミュニケーションに関わる身としてはとてもユニークで
面白い試みだと感じています。

さらに今年は日本を代表する伝説のロックバンド、ユニコーンの再結
成を記念してユニクロが6月15日から段階的に数種類の記念Tシャ
ツを販売するそうです。

http://ut.uniqlo.com/unicorn
uniqlotshirts

このデザインはユニコーンのオリジナルのグラフィックではないけれど、
ユニクロのロゴとユニコーンの文字を引っかけた、この企画ならではの
もので面白いと思いました。

このような企業や団体のロゴなどとのコラボレーション企画で類似す
るサービスとしてはアメリカではかなり以前から「カフェプレス」と言う
サイトが有名です。
http://www.cafepress.com/

企業や個人のデザイナーが自社のロゴや自分のデザインを登録し、
ユーザーは欲しいも柄があるとその柄の入ったTシャツやトレーナー、
キャップやバッグ、マグカップなどにプリントして届けてくれる、という
ものです。
Tシャツやマグカップなどの材料と印刷プロセスはカフェプレス側で
サポートするので企業側はノベルティの仕入れをしなくてすむので
非常に便利です。
(日本でもこのサービス、企業にも個人のアーティストにも需要はあ
ると思います)

余談ですが、僕は以下のデザインが気に入っています。

helvetica

話を戻すと、ユニクロさん(他の企業でも良いのですが)には、来年
ぜひお願いしたい企画があるのです。

それは、医療関係をはじめとして人権、教育、環境、国際協力など
のNPO団体のロゴをつけたTシャツコラボレーションです。
(もう既出でしたら世間知らずでごめんなさい)

ユニクロを通じてそのTシャツを買うと募金協力できるという仕組みで
す。もちろんユニクロさんは利益の一部を購入者と一緒に募金しても
いいですね。

もちろんこれはひとつのアイディアで、きっと細かく詰めていくと色々
クリアしなければならない課題もあるかもしれません。

しかし世の中には「ワンクリック募金」というサイトもあり、クリックする
だけで(クリックしたユーザーの負担無しに)協賛している企業から募
金が発生するというしくみも存在しています。(皆さんも試してみてくだ
さい)
http://www.dff.jp/

このサイトの良いところはそれだけでなく、協賛している企業に対し
「ひと言」意見を添えることも出来ますし、企業はこのような関わりか
ら社会やネット市民に対し意思の表明やコミュニケーションの糸口を
作ることもできるのです。

思いがあればきっと解決の道は見つかるのでしょう。

これらの話はユニクロさんに限らず、どの企業にもチャンスはいっぱい
あると思います。

2009年06月15日(月)更新

「WebオンラインPR専科」集中セミナー

通年お世話になっている共同PRの「広報の学校」

今年もこの中で「WebオンラインPR」の本科と専科でのお手伝いを
しています。

来週、6月の23日、24日の2日間で行われる「Webオンライン
PR専科」集中セミナーは、2時間の計6コマ、合計12時間で

1. 企業コミュニケーションからみたWEBの現在

2. メディアリレーションとソーシャルコンピューティング

3. オンラインツールを活用した社内コミュニケーション

4. オンラインPRにおけるデザイン、ビジュアル、技術の理解

5. コミュニケーションの変化とオンライン危機対応

6. オンラインPR管理業務の実際

をお話します。
一方的な講義に終始せず、簡単なワークショップもさしはさみ、それ
ぞれの企業や団体で抱える課題にも出来るだけ具体的にお応えす
るつもりです。

概要は以下の通りです。
まだ若干の席の余裕があるようですのでお問い合わせは文末の
共同PR事務局にお願いします。

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『WebオンラインPR専科講座』実施概要

■対象者: 企業ウェブサイト管理者(責任者・担当者)
  企業コミュニケーションに携わる広報責任者・担当者
  キャリアプランにウェブ管理を考えている方
■本講座の特色
1.実践的な知識・スキルの習得
2.実例を用いたケーススタディー
3.受講者参加型の研修
4.すぐに現場で応用可能

■日 時:  2008年6月23日(火)~24日(水)(AM10:00~PM5:30)
■講座概要: 2日間(詳細はカリキュラムを参照ください)
■講 師:  雨宮 和弘 
クロスメディア・コミュニケーションズ株式会社代表取締役
■会 場: 『広報の学校』教室(共同PR株式会社 研修室)
   東京都中央区銀座7-2-22 DOWAビル4F
■定 員: 35名
■受講料: 5万円(消費税、昼食、レジメ・資料代含む)
■申し込み: 受講申込書に記入の上、FAX下さい。
■FAX送付先: 03-3571-5382『WEBオンラインPR専科』係
申し込み順、定員になり次第締切りとさせていただきます。

■事務局お問い合わせ先:
〒104 東京都中央区銀座7-2-22 DOWAビル
広報の学校(共同PR株式会社) 浅沼、篠崎
TEL.03-3571-5175
FAX.03-3571-5382

申込書(PDF)

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2009年06月15日(月)更新

「企業Webサイトの盲点と改善ポイント」無料セミナー

私の友人でユニークなサイト内検索エンジンやWebツールの開発を
行っている(株)イー・マーケティングの澤井社長より、技術紹介セミナ
ーの一環でお話をする機会
をいただきました。

私のテーマは「企業Webサイトの盲点と改善ポイント」ということで、

「一応立派なWebサイトはあるんだけど本当にユーザー(閲覧者)に
響いているのか?」

「今後どのような見直し、投資を行っていけばよいのか?」

「管理者としてどこから手をつけていけばよいのか?」

など、現状から一歩踏み出すための考えるヒントをご提供できればと
考えています。
イーマケティング社の検索エンジンや関わる分析ツール、またSEO
などの実質的な最新情報も聞けますので、企業でWebを管理され、

「すべて外任せにするのではなく、出来るだけ自分で把握して管理し
ていきたい」

とお考えの方には良い機会だと思います。

まだ若干の空席はあるようですので、お問い合わせの上、ぜひご参
加ください
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