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2011年03月09日(水)更新

ネットを捨てよ(たまには)、町に出よう

情報収集や人との交流もネット無しには成り立たない時代、といえるかもしれません。

しかしそんな現状に「このままで良いのか?」と警鐘をならすような意見も出てきました。(世の常かもしれませんが)

ネット・バカ インターネットがわたしたちの脳にしていること [単行本]
ニコラス・G・カー (著), 篠儀直子 (翻訳)


また、今週発売のニューズウィーク2011年3月16日号(3/ 9発売)は「思考力を奪うSNS時代」というものです。
「便利」「楽しい」だけにかまけず、自分の価値観や時間の使い方を考えた方が良いかもしれません。
PRRリーダーをやめた件は以前にも書きました
ノイズ、言い替えると質の高い、知的興味を喚起する雑情報が入りにくくなると感じたためです。

セミナーや直接仕事のご相談でいただく課題もソーシャルメディアに関することが増えてきましたが、実際には「どう使えば良いのか?」と言う可能性を問う前に、純粋に自社が誰とどのような関係構築をする必要なのかをもう一度見直す必要があると思います。

たとえばネットに公表されているソーシャルメディアガイドラインなどを見てもIBMさんなどは「ネット以前のコミュニケーションの問題や企業倫理の問題」から考えています。

このような基礎の上にソーシャルメディアやネット活用を論じるのであれば「とりあえず使ってみて失敗したらそれまで」というような危ない橋を渡らずに済むことでしょう。

ましてやネットの技術は3年程度のスパンで常に大幅な進歩を続けています。もう誰もセカンドライフやWeb2.0と言う言葉ですら使わなくなっているのですから。

2011年03月06日(日)更新

セミナーのお知らせ

やはり春になるとセミナーのオファーが増えてきます。

直近では3月8日、社団法人日本経営協会にて「Web広報戦略コース」として一日セミナーを実施します。

私の場合、やはり企業や団体の広報の方や経営企画、次いで宣伝マーケティング二関わる方が聴講してくださる事が多く、テーマもやはり「企業広報/コミュニケーションとインターネットの活用」に関わる事が大半です。

しかし上記の日本経営協会さんでも内容を3パターン(戦略、ホームページ活用、リニューアル見直し)変えて持っていますし、宣伝会議さんや共同PRさんで実施する場合もそれぞれの目的に合わせてソ-シャルメディアの話を中心にしたり、危機管理を増やしたりと、内容を細かく調整しています。

続くセミナーは以下の通りです。
◇03月23日 日本PR協会マネジメントコース「ネットPRマネジメント」講座

◇04月19日 日本PR協会「新人のための広報講座」

◇04月23日 宣伝会議「ウェブケーススタディ」
詳細はまだ公表されていませんが、土曜日、午前午後の3時間です。

◇05月20日 共同PR「ソーシャルメディアセミナー」
昨年に続き、「企業広報とソーシャルメディアの関わり」に特化したセミナーです。
昨今、ソーシャルメディア関連のセミナーやイベントは数多く開催されていますが、多くはマーケティングコミュニケーション関連の無いようですので、企業広報(コーポレートコミュニケーション)関連に特化した内容はまだ少ないと思います。
詳細については共同PRさんないしは私宛にお問い合わせ下さい。

◇06月08日 日本経営協会(関西)インターネット広報実践コース
一方的な座学に終始せず、参加企業の皆さんのウェブサイトのクリニック(講評)も実施し、直接課題や疑問、悩みなどにお応えする事が出来ます。

       ◇        ◇        ◇

先日(2月24日)の宣伝会議(インターネット広報講座)は冒頭に参加者の皆さん同士の交流を促しましたが、思いのほか盛り上がりました。私の現役時代(企業でウェブマスター)は同じ悩みを共有する仲間(社外のウェブマスター)が少なく、自分で電話してよく直接話を聞きにいき、大変ためになった事を覚えています。やはり日々進化しているコミュニケーションの世界ですし、業態により様々な課題、制約もあるので、同じ立場の仲間との交流は得られるヒントも多き事だと思います。先週は打ち上げにも誘っていただきましたが、あいにく業務と重なりご一緒できませんでした。
(またお誘い下さいね!)

実は今週以降、企業向けのセミナーも何本か続いています。
企業で実施する場合は、私自身が本社あるいは持ち株会社のウェブ戦略やコミュニケーション戦略などのサポートを行っていて事業会社や販社の担当者を集めて実施、あるいは広報担当者の方の要請で社内の違う職能の方や経営陣を集めて実施する事が多いです。やはり情報共有の下地を作る事なしには企業のコミュニケーション戦略が根付きづらい状況があるのかもしれません。
内容やアプローチなど、ご興味があればお問い合わせ下さい。

2011年03月04日(金)更新

Annual 100 Best Corporate Citizens List

米国のCorporate Responsibility Magazine は年に一度「Annual 100 Best Corporate Citizens List」と言うタイトルで、企業のウェブサイトやサステイナビリティ・レポート等の一般に公開されている情報を基に、社会市民性の高い企業を選出しランク付けしています。

今年で12回目となるこのランキングは、PRウィーク誌においても「米国で最も重要な企業ランキングのトップ3に入る」と高く評価されています。
評価指標カテゴリーには、

-Environment (環境への配慮・対策)
-Climate Change (CO2等の排出量やポリシー)
-Human Rights (人権の尊重・行動規範)
-Employee Relations (ダイバーシティや福利厚生)
-Corporate Governance (内部統制)
-Philanthropy (慈善活動・ポリシー)
-Financial (財務情報)

などがあり、データや対応、姿勢、そしてそれらが一般に開示されているか等、調査対象は合計324項目にのぼります。それぞれのカテゴリーごとに重み付けがされているのも特徴です。

上位にランクされている企業の中には数年前に環境問題や労働問題で大きなクライシスを起こした企業もあります。このことからも、企業がブランドや信頼を取り戻すためにどれだけ本気で社会的責任を果たすことに取り組む必要があるかが思い知らされます。 日本でもこのような指標が出てくる日もそう遠くない気がします。
ランキングへのリンクはこちらです。

当該ページの丸いマークの下にある「Click here to view the entire list.」と言うリンクをクリックするとランキングのpdfがダウンロードされます。

日本企業の名前がないのは寂しい限りですが、奇しくも自分が働いていた会社が2社ともトップ30以内にランキングされてるのはちょっと誇らしい気持ちになりました。

2011年03月04日(金)更新

20年ぶりの変化と500グラムの減量

巷ではiPad2の話題で持ちきりです。加えてアンドロイドなど、いまや携帯端末は百花繚乱。
かつて3キロもあるノートパソコンを「仕事を持ち出せる」などと喜んで肩と腰を痛めていた時代がなつかしくなります。
私自身はいま初代のiPadを使っていますが、一番驚いたのがバッテリーの持ちの良さです。また、iPhoneを手持ちリモコンとポインターとして使い、iPadに入れたプレゼンテーションをリモートコントロールしながら投影してプレゼン、と言うことも可能で、とても便利に使っています。こうなるとほとんどノートPCは持ち歩かなくなります。

とはいっても、全て電子機器で済ましペーパーフリー、とまではいかず、アイディアや企画を考えたり、日々の行動計画を立てる朝の儀式にはかれこれ20年以上、A5サイズのシステム手帳と同規格のノートを使っていました。
しかしこれもいつのまにか少しずつ膨れ上がり、カバンの中で肩を圧迫し始めていました。
習慣、しかも20年以上続けていることを変えるのはちょっとした勇気が要りますが、それをやってみようと直感に響くものとの出会いが昨年末にありました。
それが「yPad」です。

ypad01

ちょっと前振りのオチを狙った感がありますが、これはiPadとまったく同じサイズのヨコ開きのスケジューラーです。
左ページは2週間のタイムライン、右側はプロジェクトごとのリストが記入できるのでマルチプロジェクトで仕事をしている人にはとても便利です。
2週間後とのスケジューラーをめくると次の見開きはシンプルなグリッドノートになっています。

ypad02

アポイントとTodoはグーグルカレンダーで管理し、ノートはiPadで記録していますが、仕事のプロセスや流れ、プロジェクトの混み具合などが俯瞰できるのと、やはりアイディア帖としての「紙のノート」は便利なので、それを最小限で管理できるのが私にとっては秀逸です。大きさもiPadとぴったり同じなのでこれも持ち運びでかさばりません。更なる生産性の向上に寄与することでしょう。

家人からはカバンの中身ではなく本体を減量したら?と言われるのですが、こちらはなかなか、ままなりません。

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企業Web担当者、コミュニケーション組織のアドバイザー。
「伝わるコミュニケーション」は社内外の人と人との間(関係性)
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モノ(Web)→コト(ストーリー)→人(関係構築)の輪を作ります。
短期のご契約やセミナートレーニングからの導入も可能です
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クロスメディア・コミュニケーションズ株式会社
代表取締役 雨宮 和弘
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日本PR協会、日本広報学会、IABC正会員
IABCジャパンチャプター代表( http://www.iabc.jp/)
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