ブログ個人トップ | 経営者会報 (社長ブログ)
来るべき「コミュニケーション・プロフェッショナルの時代」を担う「企業コミュニケーター」養成ブログ
- ブログトップ
- ブログ個人トップ
前ページ
次ページ
2007年06月18日(月)更新
笑わない先生
本日の読売新聞の一面に、
「学校に対して理不尽な要求をする親が多い」
という記事が出ていた。
やれやれ、と思ったが、そのベースになるようなことが昨日
の幼稚園の父親参観でもあったので、色々考えてしまった。
父の日の父親参観ということで、校庭で簡単なお遊戯とミニ
運動会。そして教室に戻り、歌と工作で作った父の日のプレ
ゼント(似顔絵とメッセージ)。
しかし、朝の集合時から気になることがあった。
それは、ウチの担任の先生(若い女性)に笑顔がないことだ。
ひょっとすると体調が優れないのか?と心配して声をかけて
あげようかとも思ったのだが、他のお父さんからスタンドプレ
ーととられてもいやなので少し傍観していた。
(これでも小心者)
見ていると、体調が悪いのではなく、一生懸命すぎるのが
原因のようで、自分に精一杯で実は周りを笑顔で見回す
余裕がないみたいなのだ。
最後にお父さんの自己紹介コーナーがあり、
「お父さんは自分の子供はどんな子と感じているか話せ」
というのだ。
少し場をなごませようと、
「ウチの子供は正義感が強く、日々、正義のために戦って
いるようだが、何が正義なのかは、まだ良くわかっていない」
と言ったら、お父さん連中からはすごく受けたのだが、横目
で見た先生の目はあまり笑っていなかった。。。
ウチに帰って家人に話をしたら、表情が硬いので有名みたい
で、危機感を持っているお母さんもいるようだ。
組織として考えるとあまり細かく触らずに、気づきの中で成長
していってもらいたい、と思うのだろうが、保護者の立場から
すると、悠長に待っていられない、といいたくなるのだろう。
僕自身40年も前のことだが、幼稚園や小学校の先生が新任
だったこともなにげに覚えているし、それでも結構ぶつかりな
がら楽しかったことも記憶に残っている。
コミュニケーションの問題は「人」でなく「間」に存在するといった
人がいた。
組織のコミュニケーションの問題の多くは、誰か特定の「人」に
問題があることよりも「間」にあることのほうが圧倒的に多数な
ので、「人」に落とさずに関係性の解決に立脚した方が、はる
かにポジティブな答えを見出せる、というものだ。
父親参観は計らずも良い気づきを与えてくれた。
この先生と、子供と、一緒に学んで行きたいと思う。
「学校に対して理不尽な要求をする親が多い」
という記事が出ていた。
やれやれ、と思ったが、そのベースになるようなことが昨日
の幼稚園の父親参観でもあったので、色々考えてしまった。
父の日の父親参観ということで、校庭で簡単なお遊戯とミニ
運動会。そして教室に戻り、歌と工作で作った父の日のプレ
ゼント(似顔絵とメッセージ)。
しかし、朝の集合時から気になることがあった。
それは、ウチの担任の先生(若い女性)に笑顔がないことだ。
ひょっとすると体調が優れないのか?と心配して声をかけて
あげようかとも思ったのだが、他のお父さんからスタンドプレ
ーととられてもいやなので少し傍観していた。
(これでも小心者)
見ていると、体調が悪いのではなく、一生懸命すぎるのが
原因のようで、自分に精一杯で実は周りを笑顔で見回す
余裕がないみたいなのだ。
最後にお父さんの自己紹介コーナーがあり、
「お父さんは自分の子供はどんな子と感じているか話せ」
というのだ。
少し場をなごませようと、
「ウチの子供は正義感が強く、日々、正義のために戦って
いるようだが、何が正義なのかは、まだ良くわかっていない」
と言ったら、お父さん連中からはすごく受けたのだが、横目
で見た先生の目はあまり笑っていなかった。。。
ウチに帰って家人に話をしたら、表情が硬いので有名みたい
で、危機感を持っているお母さんもいるようだ。
組織として考えるとあまり細かく触らずに、気づきの中で成長
していってもらいたい、と思うのだろうが、保護者の立場から
すると、悠長に待っていられない、といいたくなるのだろう。
僕自身40年も前のことだが、幼稚園や小学校の先生が新任
だったこともなにげに覚えているし、それでも結構ぶつかりな
がら楽しかったことも記憶に残っている。
コミュニケーションの問題は「人」でなく「間」に存在するといった
人がいた。
組織のコミュニケーションの問題の多くは、誰か特定の「人」に
問題があることよりも「間」にあることのほうが圧倒的に多数な
ので、「人」に落とさずに関係性の解決に立脚した方が、はる
かにポジティブな答えを見出せる、というものだ。
父親参観は計らずも良い気づきを与えてくれた。
この先生と、子供と、一緒に学んで行きたいと思う。
2007年06月12日(火)更新
アルバイト・インターン募集
先週は福岡出張があり、あまりアップできなかった。
今週も木曜、金曜、と2日間、共同PRさんで「広報の学校オンラインPR専科」がある。そして来週は某IT企業の社内研修。
夏休み前ということもあるが、7月いっぱいまで、セミナーの問い合わせがまた何本か来ている。そこにまた新規案件が確定し、スタッフのワークロードは詰まり気味だ。
本当は忙しくなる前に人材の拡充、というのが常道かもしれないが、わたしたちはまだまだ小さな所帯なので長い目で考えていくことにする。
普通のWeb制作会社だったら楽かもしれないが、企業組織の本質的なコミュニケーションに焦点を当て、オンラインコミュニケーションを考える弊社にとって、即戦力というのはなかなか難しいかもしれない。
で、あれば、「世の中にはこんなことを考えている会社もあるんだ」というレベルから仕事に触れてもらっても良いのではないか?
というわけでアルバイト&インターンシップメンバー募集させていただく。
職種:
Webデザイナー、Webエンジニア、Webアシスタントディレクター
募集数:
3名まで
仕事内容:
弊社クライアントのWeb制作、管理業務、および調査評価のサ
ポート。それぞれのスキルを活かし、顧客にサービスを提供します。
ほとんどを一次受けでクライアント企業と直接やり取りしている
ので下請け受注はゼロ。成果が即、世の中に反映されるダイ
ナミックな仕事ができます。
応募者に求めること:
Web標準化やアクセシビリティーに則ったマークアップができる
こと。基礎的な知識と経験があれば指導いたします。
ノンスモーカーで、あかるく、健康な人であれば、年齢、性別、
経験は問いません。
「3度の飯よりウェブが好き」
「情報収集のためにネットサーフィンばかりしている」
「新しいサイトやサービスがオープンするとすぐにサインアップ・
登録して試してみる」
といような人は最適です。
将来的なキャリア形成のために実践的な経験をつみたいという
方に最適です。
また、アルバイトやインターンシップ後に正社員としての正式
雇用も可能です。(実績あり)
雇用期間と条件:
最低3ヶ月、月曜日から金曜日まで。
就業時間は9:30~18:30
週休二日+祝日
オフィスは表参道徒歩6分。青山学院中等部のそばです。
時給、待遇は経験により相談の上、厚遇いたします。
交通費支給。
弊社について:
クロスメディア・コミュニケーションズは企業がWebやオンライン
コミュニケーションツールを活用できるようにサポートする会社
です。
具体的には、Webサイトやコミュニケーションツールのリサー
チや分析、改善の方向性や可能性、企画戦略の策定、そして
実際の構築を行っています。
独自の経験を元に数多くの大手企業との業務実績があります。
実績:
日本生活協同組合連合会
講談社
ジョンソン・エンド・ジョンソン
マイクロソフト
その他、大手企業多数
(コンサル案件は守秘義務にて社名開示出来ません)
応募方法:
下記のメールアドレスに必要条件を記入の上、メールください。
追ってご連絡の上、面接をセットアップいたします。
・住所、氏名、年齢、電話番号、メールアドレス
・経験、経歴、スキル
・簡単な志望動機
info@crossmedia.co.jp
正社員も同時募集です。気持ちのある人。新しい企業コミュニケーションの可能性を一緒に追求しましょう。
よろしくお願いします!
今週も木曜、金曜、と2日間、共同PRさんで「広報の学校オンラインPR専科」がある。そして来週は某IT企業の社内研修。
夏休み前ということもあるが、7月いっぱいまで、セミナーの問い合わせがまた何本か来ている。そこにまた新規案件が確定し、スタッフのワークロードは詰まり気味だ。
本当は忙しくなる前に人材の拡充、というのが常道かもしれないが、わたしたちはまだまだ小さな所帯なので長い目で考えていくことにする。
普通のWeb制作会社だったら楽かもしれないが、企業組織の本質的なコミュニケーションに焦点を当て、オンラインコミュニケーションを考える弊社にとって、即戦力というのはなかなか難しいかもしれない。
で、あれば、「世の中にはこんなことを考えている会社もあるんだ」というレベルから仕事に触れてもらっても良いのではないか?
というわけでアルバイト&インターンシップメンバー募集させていただく。
職種:
Webデザイナー、Webエンジニア、Webアシスタントディレクター
募集数:
3名まで
仕事内容:
弊社クライアントのWeb制作、管理業務、および調査評価のサ
ポート。それぞれのスキルを活かし、顧客にサービスを提供します。
ほとんどを一次受けでクライアント企業と直接やり取りしている
ので下請け受注はゼロ。成果が即、世の中に反映されるダイ
ナミックな仕事ができます。
応募者に求めること:
Web標準化やアクセシビリティーに則ったマークアップができる
こと。基礎的な知識と経験があれば指導いたします。
ノンスモーカーで、あかるく、健康な人であれば、年齢、性別、
経験は問いません。
「3度の飯よりウェブが好き」
「情報収集のためにネットサーフィンばかりしている」
「新しいサイトやサービスがオープンするとすぐにサインアップ・
登録して試してみる」
といような人は最適です。
将来的なキャリア形成のために実践的な経験をつみたいという
方に最適です。
また、アルバイトやインターンシップ後に正社員としての正式
雇用も可能です。(実績あり)
雇用期間と条件:
最低3ヶ月、月曜日から金曜日まで。
就業時間は9:30~18:30
週休二日+祝日
オフィスは表参道徒歩6分。青山学院中等部のそばです。
時給、待遇は経験により相談の上、厚遇いたします。
交通費支給。
弊社について:
クロスメディア・コミュニケーションズは企業がWebやオンライン
コミュニケーションツールを活用できるようにサポートする会社
です。
具体的には、Webサイトやコミュニケーションツールのリサー
チや分析、改善の方向性や可能性、企画戦略の策定、そして
実際の構築を行っています。
独自の経験を元に数多くの大手企業との業務実績があります。
実績:
日本生活協同組合連合会
講談社
ジョンソン・エンド・ジョンソン
マイクロソフト
その他、大手企業多数
(コンサル案件は守秘義務にて社名開示出来ません)
応募方法:
下記のメールアドレスに必要条件を記入の上、メールください。
追ってご連絡の上、面接をセットアップいたします。
・住所、氏名、年齢、電話番号、メールアドレス
・経験、経歴、スキル
・簡単な志望動機
info@crossmedia.co.jp
正社員も同時募集です。気持ちのある人。新しい企業コミュニケーションの可能性を一緒に追求しましょう。
よろしくお願いします!
2007年04月26日(木)更新
ラーメン店休業に見る人材確保の難しさ
外苑前と表参道の間、住友生命ビルの脇に小さなラーメン屋さんがあります。
「麺亭茂司(めんていしげじ)」といいます。
友人に紹介され、何度か行ったのですが、あまりしつこくなくとてもおいしい。
その秘密のひとつが、「すっぽん」。
コラーゲンたっぷりのだしです!
一月に1回ぐらい、元気をつけに食べに行きたくなるお店だったのですが、
昨日、すっぽんラーメン仲間の友人から連絡があり、
「今週いっぱいで一度店を閉めます」とのこと。
流行っているのになぜ?と思いました。
”人の問題があって手が廻らなくなりそうだが、「変なものは出したくない」と、
一旦お店を閉めるのだそうです”
しばし、チャンスは今日、明日のみとなります。
ご興味のある方はぜひいってみてください。
http://www.01ch.com/ramen/shigeji.html
閉店ではないそうですが、残念です。
先日も、なんでんかんでんの社長が「バイトが確保できない」と奔走されて
いる様子をテレビが伝えていました。
最近のフリーターや学生は、携帯にバイト登録していて、その日の朝に
気分で決めたりするそうです。
自由でいることを優先したい人が多いそうで、たとえ時給が良くても、長期
のアルバイトはとりたくないとのコメントもありました。
大手企業は採用した人材の教育に躍起、中小は固定化が課題。
本当に考えてしまいます。
今日はランチの約束があるので、夜か明日のランチにでも行ってみようかな。
「麺亭茂司(めんていしげじ)」といいます。
友人に紹介され、何度か行ったのですが、あまりしつこくなくとてもおいしい。
その秘密のひとつが、「すっぽん」。
コラーゲンたっぷりのだしです!
一月に1回ぐらい、元気をつけに食べに行きたくなるお店だったのですが、
昨日、すっぽんラーメン仲間の友人から連絡があり、
「今週いっぱいで一度店を閉めます」とのこと。
流行っているのになぜ?と思いました。
”人の問題があって手が廻らなくなりそうだが、「変なものは出したくない」と、
一旦お店を閉めるのだそうです”
しばし、チャンスは今日、明日のみとなります。
ご興味のある方はぜひいってみてください。
http://www.01ch.com/ramen/shigeji.html
閉店ではないそうですが、残念です。
先日も、なんでんかんでんの社長が「バイトが確保できない」と奔走されて
いる様子をテレビが伝えていました。
最近のフリーターや学生は、携帯にバイト登録していて、その日の朝に
気分で決めたりするそうです。
自由でいることを優先したい人が多いそうで、たとえ時給が良くても、長期
のアルバイトはとりたくないとのコメントもありました。
大手企業は採用した人材の教育に躍起、中小は固定化が課題。
本当に考えてしまいます。
今日はランチの約束があるので、夜か明日のランチにでも行ってみようかな。
2006年08月14日(月)更新
一緒に仕事をしてみませんか?
10数年前、私は外資系企業で工業デザイナーをしていました。ノートPCや電卓の外観設計意匠です。しかし何度も本社に出張に行って気がついたことは、自分の所属するデザイン部の上層が「コーポレート・コミュニケーション」という部門で、トップがシニアヴァイスプレジデント(上席副社長)だ、ということでした。
いったい、何をしているのかというと、部門やメディア、ツールを飛び越え、企業が目指すもの、そのビジョンやメッセージを如何に効果的に伝播させていくか、を考えているのでした。そのためにはリエンジニアリングをはじめとする様々なビジネスプロセス改善手法も取りいれました。
表現技術としてのデザインを仕事としていて、もうひとつビジネスに説得力を持たせるものを求めていた自身にとって「これだ!」という思いが強く、これを機に広報部に転部願いをだし、PRマネージャーをやりながらコーポレートコミュニケーションを行う許しを得ました。
(今日はちょっと長いです。)
なにしろ、自社はおろか、日本ではまだまだこのようなコーポレートコミュニケーションの価値は認知されているところが少なかったものですから、自分にとっては挑戦し甲斐のある仕事だと思いました。
まずは社内理解を得ることに勤め、広報をはじめ、人事、総務、マーケティング、社長室に到るまで、「どんな貢献が出来るか」と説いてまわりました。
今まで外注業者に丸投げで作成していた会社案内や展示会のブース、あるいはシッピングカートンのロゴシステムに到るまで、私が一肌脱ぐことで、総予算は3分の1程度は軽減され、最終的にはプレゼンの機会ごとに社長から役員室のフロアの喫煙室に呼び出され、アドヴァイスを差し上げるようになりました。
インターネットの商用利用が開示されたのはこの職について2年目のことでした。本社に先駆けること半年、日本で初めての人材採用WEBサイトをフライングで立ち上げ、それが縁で本社のネット立ち上げのメンバーにも選ばれました。そこで行われていたWEBサイトマネージメントの手法は、まさにコーポレートコミュニケーションの教科書どおりのことでした。本社の立ち上げのあと、日本支社のWEBの立ち上げのときも同様の方法で行いました。これはその後転職した外資系企業でも、ほぼ同様のプロセスだったこともあり、「企業のネット活用の一つの雛形」なんだと確信しました。
今から約10年前(1996年当時)、縁があって独立させていただいたとき、自分がやりたかったことは、まさに「日本の企業にコーポレートコミュニケーションの考え方を根付かせ、コミュニケーション・プロフェッショナルの人材を排出し、認めてもらうこと」でした。しかも、インターネットは注目されていましたので、企業がコーポレートコミュニケションを考える良い契機になるだろうと考えたのです。
しかし、当時からかなり大企業のクライアントに恵まれていた私でさえ「雨宮さんさあ、あなたが企業のビジネスや広報コミュニケーションのことを良く理解してくれているから仕事をお願いしているんで、理屈は良いからかっこいいホームページを早く作ってよ」とよく言われました。
ギャップは感じたものの、当時はそのままお仕事させていただくことが少なくありませんでした。しかし企業も何回かのフェイスリフトを行い、単にそれだけでは目先の変化しか生まないことに気がつき始めたようです。また、インターネットに関わる技術や表現が高度化するにつれ、自社側で考えなければいけないこと(予算管理や目標設定、部門管理、メッセージなど)への立ち遅れに気がつき始めたようです。
2000年ごろでしたでしょうか?米国から大挙して押し寄せたSIPS(戦略的インターネットプロフェッショナルサービス)のビジネスモデルを読み込んでいたとき、こういうやり方が本当で、これで自分も含めた大半のWEBに関わるインテグレーターは淘汰されるな、と感じました。しかしほとんどのSIPSが1年足らずで退散した理由は、日本におけるコーポレートコミュニケーションの未整備状態(顧客教育の余地が大きすぎること)にあります。効率を重んじた彼らが手を着けたがらなかったこと、自分がやろうとしてたことはまさにコーポレートコミュニケーションの人材育成ですから、皮肉なものです。
そう思いながら仕事を続けていると、2年ほど前ぐらいから、お問い合わせをいただく仕事の種類が変わってきました。
単に「WEBサイトのリニューアルをしたい」から「今どのような状況なのか?」「まず何を考えるべきか?」「適切なプロジェクトの規模やツールはどんなものか?」など、客観的に自分たちの置かれている立場を客観評価から理解し、コミュニケーションの目的を明確にし、組織や管理の問題をクリアにしてからスタートしたい、というものです。
これは、この2年で、私自身の講演やセミナーの数が激増していることからもわかります。
、時には「今は制作するのはやめよう」という結論に達することもありますし、制作コンペには参加せず、コンペ評価のサポートをしてほしい、といわれることも増えてきました。(弊社は独立系で特定のWEBインテグレーターやツールベンダーとの関係はありません)
現実には長年のお付き合いで制作を行い、更新管理や新規制作提案を行っているお客様もいます。もちろんそうなれば出来るだけWEB標準に添った正しく高効率な制作を心がけています。しかし、元々やりたかったこと、すなわち「オンラインを通じたコーポレートコミュニケーションの実現と人材育成」により集中するため、制作サイドから調査、企画、教育、コンサルテーションに特化して行きたいと考えています。
また、そのために先進している米国のコーポレートコミュニケーションの団体とも連携を取り、事例やノウハウのダウンロードにも勤めて行きたいと考えています。
そこで人材募集。
いったい私に何が出来るの?という状況が前提だと思っています。
もちろん広義には勉強も必要ですが、基本的には企業広報など、企業に関わるコミュニケーションに関わっていた方であれば大丈夫だと思います。WEBの知識も、起きている「こと」への興味があれば追求できるものです。
まだまだ日本では認知も少ない「コーポレートコミュニケーション」。
しかし、企業WEBのあり方を通してこれを考え、そのプロフェッショナル人材を育成することは、企業のビジネスの復興のための一つの起爆剤になることは間違いありません。
現在、大手一流企業から解決を求める数多くの案件が弊社に届いています。
一緒に創業するつもりで働いてくれる仲間を募集しています。
年齢性別は不問です。
様々なバックグラウンドを持った方からの応募をお待ちしています。
応募はメールでもサイトからでも自由です。
いったい、何をしているのかというと、部門やメディア、ツールを飛び越え、企業が目指すもの、そのビジョンやメッセージを如何に効果的に伝播させていくか、を考えているのでした。そのためにはリエンジニアリングをはじめとする様々なビジネスプロセス改善手法も取りいれました。
表現技術としてのデザインを仕事としていて、もうひとつビジネスに説得力を持たせるものを求めていた自身にとって「これだ!」という思いが強く、これを機に広報部に転部願いをだし、PRマネージャーをやりながらコーポレートコミュニケーションを行う許しを得ました。
(今日はちょっと長いです。)
なにしろ、自社はおろか、日本ではまだまだこのようなコーポレートコミュニケーションの価値は認知されているところが少なかったものですから、自分にとっては挑戦し甲斐のある仕事だと思いました。
まずは社内理解を得ることに勤め、広報をはじめ、人事、総務、マーケティング、社長室に到るまで、「どんな貢献が出来るか」と説いてまわりました。
今まで外注業者に丸投げで作成していた会社案内や展示会のブース、あるいはシッピングカートンのロゴシステムに到るまで、私が一肌脱ぐことで、総予算は3分の1程度は軽減され、最終的にはプレゼンの機会ごとに社長から役員室のフロアの喫煙室に呼び出され、アドヴァイスを差し上げるようになりました。
インターネットの商用利用が開示されたのはこの職について2年目のことでした。本社に先駆けること半年、日本で初めての人材採用WEBサイトをフライングで立ち上げ、それが縁で本社のネット立ち上げのメンバーにも選ばれました。そこで行われていたWEBサイトマネージメントの手法は、まさにコーポレートコミュニケーションの教科書どおりのことでした。本社の立ち上げのあと、日本支社のWEBの立ち上げのときも同様の方法で行いました。これはその後転職した外資系企業でも、ほぼ同様のプロセスだったこともあり、「企業のネット活用の一つの雛形」なんだと確信しました。
今から約10年前(1996年当時)、縁があって独立させていただいたとき、自分がやりたかったことは、まさに「日本の企業にコーポレートコミュニケーションの考え方を根付かせ、コミュニケーション・プロフェッショナルの人材を排出し、認めてもらうこと」でした。しかも、インターネットは注目されていましたので、企業がコーポレートコミュニケションを考える良い契機になるだろうと考えたのです。
しかし、当時からかなり大企業のクライアントに恵まれていた私でさえ「雨宮さんさあ、あなたが企業のビジネスや広報コミュニケーションのことを良く理解してくれているから仕事をお願いしているんで、理屈は良いからかっこいいホームページを早く作ってよ」とよく言われました。
ギャップは感じたものの、当時はそのままお仕事させていただくことが少なくありませんでした。しかし企業も何回かのフェイスリフトを行い、単にそれだけでは目先の変化しか生まないことに気がつき始めたようです。また、インターネットに関わる技術や表現が高度化するにつれ、自社側で考えなければいけないこと(予算管理や目標設定、部門管理、メッセージなど)への立ち遅れに気がつき始めたようです。
2000年ごろでしたでしょうか?米国から大挙して押し寄せたSIPS(戦略的インターネットプロフェッショナルサービス)のビジネスモデルを読み込んでいたとき、こういうやり方が本当で、これで自分も含めた大半のWEBに関わるインテグレーターは淘汰されるな、と感じました。しかしほとんどのSIPSが1年足らずで退散した理由は、日本におけるコーポレートコミュニケーションの未整備状態(顧客教育の余地が大きすぎること)にあります。効率を重んじた彼らが手を着けたがらなかったこと、自分がやろうとしてたことはまさにコーポレートコミュニケーションの人材育成ですから、皮肉なものです。
そう思いながら仕事を続けていると、2年ほど前ぐらいから、お問い合わせをいただく仕事の種類が変わってきました。
単に「WEBサイトのリニューアルをしたい」から「今どのような状況なのか?」「まず何を考えるべきか?」「適切なプロジェクトの規模やツールはどんなものか?」など、客観的に自分たちの置かれている立場を客観評価から理解し、コミュニケーションの目的を明確にし、組織や管理の問題をクリアにしてからスタートしたい、というものです。
これは、この2年で、私自身の講演やセミナーの数が激増していることからもわかります。
、時には「今は制作するのはやめよう」という結論に達することもありますし、制作コンペには参加せず、コンペ評価のサポートをしてほしい、といわれることも増えてきました。(弊社は独立系で特定のWEBインテグレーターやツールベンダーとの関係はありません)
現実には長年のお付き合いで制作を行い、更新管理や新規制作提案を行っているお客様もいます。もちろんそうなれば出来るだけWEB標準に添った正しく高効率な制作を心がけています。しかし、元々やりたかったこと、すなわち「オンラインを通じたコーポレートコミュニケーションの実現と人材育成」により集中するため、制作サイドから調査、企画、教育、コンサルテーションに特化して行きたいと考えています。
また、そのために先進している米国のコーポレートコミュニケーションの団体とも連携を取り、事例やノウハウのダウンロードにも勤めて行きたいと考えています。
そこで人材募集。
いったい私に何が出来るの?という状況が前提だと思っています。
もちろん広義には勉強も必要ですが、基本的には企業広報など、企業に関わるコミュニケーションに関わっていた方であれば大丈夫だと思います。WEBの知識も、起きている「こと」への興味があれば追求できるものです。
まだまだ日本では認知も少ない「コーポレートコミュニケーション」。
しかし、企業WEBのあり方を通してこれを考え、そのプロフェッショナル人材を育成することは、企業のビジネスの復興のための一つの起爆剤になることは間違いありません。
現在、大手一流企業から解決を求める数多くの案件が弊社に届いています。
一緒に創業するつもりで働いてくれる仲間を募集しています。
年齢性別は不問です。
様々なバックグラウンドを持った方からの応募をお待ちしています。
応募はメールでもサイトからでも自由です。
2006年05月25日(木)更新
イエローカード
昨日、会社でイエローカードを出しました。
自分と社員に対してです。
私自身、いままで、社員との関係において色々なことを経験して
きたので、今の組織では、いきなりサラリーマン時代のハイスタン
ダード導入することはやめつつも、段階的に「気持ちの共有」を心
がけてきました。
結果、かなり自主的に「考えて動く」組織になっていて、充実して
いるのですが、それでも少しずつ組織を伸ばしていこうと考えると
色々見直していかなければならないことがでてくるようです。
山本五十六元帥の言葉で「やってみせ、言って聞かせて、させて
みせ、ほめてやらねば、人は動かじ」というのがありますが、ほめ
るだけでなく、仕事をやった結果、お客様や上司、同僚から「あり
がとう」という言葉をいただくことの意味を理解してもらうことも大事
だと思いました。
昨年ある会合で知り合った学生がいるのですが、彼は当時すでに
外資系の車メーカーに就職が決まっていて、この4月から働きはじ
めました。
時々ランチをするのですが、先日、面白いものを見せてくれました。
他の会社でも時々見受けますが、その会社でも会社のミッションと
か、バリューとかを書いたカードの束を社員に配っており、常に見
返して行動規範とするようにしているのだそうです。
ただ、面白かったのはそのカードの最後の2枚は何も書いておらず、
その代わり色が黄色と赤、なのです。
すなわち、仕事をしている中で、部下の行動やアウトプットに問題
があったとき、上司はイエローカードを出して宣言できるのだそうで
す。社員全員に渡しているということは、誰に対しても出せるという
ことなのかもしれません。勇気は要りますが画期的ですよね。
マネージャーになると、問題が起きたときに「どのタイミングでどう叱
るか」とか「その結果、どのようになって欲しいか」とか「他のメンバー
のことを考えると最善のアクションは何か」など、色々瞬時に考えて
しまい、逆にタイミングを失ったり、はっきり伝えられなかったりするこ
とがあります。
そんな時、こんなイエローカードを持っていれば意思表示を明るくは
っきり伝えることができて便利だろうなあ、と思いました。
なかなかスマートなアイディア!
きっと意思決定のすばやい組織なんでしょう。
自分と社員に対してです。
私自身、いままで、社員との関係において色々なことを経験して
きたので、今の組織では、いきなりサラリーマン時代のハイスタン
ダード導入することはやめつつも、段階的に「気持ちの共有」を心
がけてきました。
結果、かなり自主的に「考えて動く」組織になっていて、充実して
いるのですが、それでも少しずつ組織を伸ばしていこうと考えると
色々見直していかなければならないことがでてくるようです。
山本五十六元帥の言葉で「やってみせ、言って聞かせて、させて
みせ、ほめてやらねば、人は動かじ」というのがありますが、ほめ
るだけでなく、仕事をやった結果、お客様や上司、同僚から「あり
がとう」という言葉をいただくことの意味を理解してもらうことも大事
だと思いました。
昨年ある会合で知り合った学生がいるのですが、彼は当時すでに
外資系の車メーカーに就職が決まっていて、この4月から働きはじ
めました。
時々ランチをするのですが、先日、面白いものを見せてくれました。
他の会社でも時々見受けますが、その会社でも会社のミッションと
か、バリューとかを書いたカードの束を社員に配っており、常に見
返して行動規範とするようにしているのだそうです。
ただ、面白かったのはそのカードの最後の2枚は何も書いておらず、
その代わり色が黄色と赤、なのです。
すなわち、仕事をしている中で、部下の行動やアウトプットに問題
があったとき、上司はイエローカードを出して宣言できるのだそうで
す。社員全員に渡しているということは、誰に対しても出せるという
ことなのかもしれません。勇気は要りますが画期的ですよね。
マネージャーになると、問題が起きたときに「どのタイミングでどう叱
るか」とか「その結果、どのようになって欲しいか」とか「他のメンバー
のことを考えると最善のアクションは何か」など、色々瞬時に考えて
しまい、逆にタイミングを失ったり、はっきり伝えられなかったりするこ
とがあります。
そんな時、こんなイエローカードを持っていれば意思表示を明るくは
っきり伝えることができて便利だろうなあ、と思いました。
なかなかスマートなアイディア!
きっと意思決定のすばやい組織なんでしょう。
«前へ | 次へ» |