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来るべき「コミュニケーション・プロフェッショナルの時代」を担う「企業コミュニケーター」養成ブログ
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2008年04月18日(金)更新
「生まれ変わる広報」
実は今週の水曜日、一日で2本のセミナーをこなした。
いままでも一日で2時間を3コマ、など平気でこなしてきたが、場所も主題
も対象も違うセミナーをダブルヘッダーでやるのはさすがにキツかった。
いつもは質疑応答もほとんどの場合即答できていたのだが、さすがに夜
のセミナーでは一度は返答に詰まってしまった。
さて、昼間は、ある企業団体の職員向け社内セミナー。
元々はこの1月にその団体の主催するオープンセミナーの講師を担当した
のだが、職員の方から、
「実はウェブをリニューアルしたいのだが、、社内のコンセンサスもとれて
おらず、どこから手をつけてよいものか」
という相談を受けた。
まさに我が意を得たり、というところだ。
私たちのアプローチは、すぐにリニューアルや提案に移らず、まずはご担
当者のみならず、社内のコミュニケーション関与者を集め、オープンセミナ
ーと同様の内容、プラスその団体に特化した身近な参照事例や、具体的
な課題に即したワークショップを開催し、全員の意識を固めることから始め
ましょう、というものだ。
この方法であれば、広報が主導であったとしても他の事業部の関与者か
ら「勝手にやってて。私たちは蚊帳の外」というようなことも防げるし、社内
提案を行う時点でも同意を得やすい(もしくは建設的な反論を寄せることが
できる←これが重要)。
そういう意味で提案前にこのようなセミナーのアレンジができるのも弊社
の強みといえるかもしれない。
忙しい中、昼休みの時間にほとんどの職員の方があつまってくださり、2時
間近く熱心にお話を聞いてくださった。きっと次のアクションがスムーズに
なるだろう。
あわただしくオフィスに戻り、渋谷で行う自主セミナーの準備に取り掛かっ
た。
夜は、実は2週間の準備期間で急に開催を決めたため、どうしても特定の
方にしかご紹介できなかったのだが、「生まれ変わる広報」と題し、「企業
広報の現状とキャリア設計」に会社として初めてフォーカスを当てたセミナ
ーをおこなった。
今まで宣伝会議さんや共同PRさん、日本PR協会さんなどでおせわにな
るセミナーのほとんどが「インターネット広報」が主題なのに対し、今回は
現在日本企業において広報のおかれている立場を再確認し、なぜそう
ってしまったのかを導入に、さらにこの20年(ネット活用前後)における米
国企業の業務プロセス改革と、それにともなうキャリア形成の変化、最後
に、日本企業の広報部が今日のようなネットワーク社会の中でどう変化し
企業の社会活動を支える責任あるポジションとして認められるにはどうす
ればよいかに触れた。
チャレンジの多い主題であることに加えて、1時間半という限られた時間も
あり、語りきれないところも少なくなかったのだが、アンケートを見るとほと
んどの参加者からポジティブな評価をいただくことができ、また、次回につ
ながるコメントも多数寄せられた。
参加者は20名ほどであったが、終了後は参加者同士での懇親の時間を
持つこともできたのも良かった。
私自身も企業広報担当者だった時分は、良く他の企業の広報担当者に
会いに出向き、話を聞いたことがとても参考になった記憶があるので、皆
さんこのような機会は積極的になるようだ。
今後は最低でも四半期に1回はこのような自主セミナーを開催していきた
いと考えている。
もしテーマやアイディアなどでリクエストがあればぜひコメントを寄せていた
だきたい。
いままでも一日で2時間を3コマ、など平気でこなしてきたが、場所も主題
も対象も違うセミナーをダブルヘッダーでやるのはさすがにキツかった。
いつもは質疑応答もほとんどの場合即答できていたのだが、さすがに夜
のセミナーでは一度は返答に詰まってしまった。
さて、昼間は、ある企業団体の職員向け社内セミナー。
元々はこの1月にその団体の主催するオープンセミナーの講師を担当した
のだが、職員の方から、
「実はウェブをリニューアルしたいのだが、、社内のコンセンサスもとれて
おらず、どこから手をつけてよいものか」
という相談を受けた。
まさに我が意を得たり、というところだ。
私たちのアプローチは、すぐにリニューアルや提案に移らず、まずはご担
当者のみならず、社内のコミュニケーション関与者を集め、オープンセミナ
ーと同様の内容、プラスその団体に特化した身近な参照事例や、具体的
な課題に即したワークショップを開催し、全員の意識を固めることから始め
ましょう、というものだ。
この方法であれば、広報が主導であったとしても他の事業部の関与者か
ら「勝手にやってて。私たちは蚊帳の外」というようなことも防げるし、社内
提案を行う時点でも同意を得やすい(もしくは建設的な反論を寄せることが
できる←これが重要)。
そういう意味で提案前にこのようなセミナーのアレンジができるのも弊社
の強みといえるかもしれない。
忙しい中、昼休みの時間にほとんどの職員の方があつまってくださり、2時
間近く熱心にお話を聞いてくださった。きっと次のアクションがスムーズに
なるだろう。
あわただしくオフィスに戻り、渋谷で行う自主セミナーの準備に取り掛かっ
た。
夜は、実は2週間の準備期間で急に開催を決めたため、どうしても特定の
方にしかご紹介できなかったのだが、「生まれ変わる広報」と題し、「企業
広報の現状とキャリア設計」に会社として初めてフォーカスを当てたセミナ
ーをおこなった。
今まで宣伝会議さんや共同PRさん、日本PR協会さんなどでおせわにな
るセミナーのほとんどが「インターネット広報」が主題なのに対し、今回は
現在日本企業において広報のおかれている立場を再確認し、なぜそう
ってしまったのかを導入に、さらにこの20年(ネット活用前後)における米
国企業の業務プロセス改革と、それにともなうキャリア形成の変化、最後
に、日本企業の広報部が今日のようなネットワーク社会の中でどう変化し
企業の社会活動を支える責任あるポジションとして認められるにはどうす
ればよいかに触れた。
チャレンジの多い主題であることに加えて、1時間半という限られた時間も
あり、語りきれないところも少なくなかったのだが、アンケートを見るとほと
んどの参加者からポジティブな評価をいただくことができ、また、次回につ
ながるコメントも多数寄せられた。
参加者は20名ほどであったが、終了後は参加者同士での懇親の時間を
持つこともできたのも良かった。
私自身も企業広報担当者だった時分は、良く他の企業の広報担当者に
会いに出向き、話を聞いたことがとても参考になった記憶があるので、皆
さんこのような機会は積極的になるようだ。
今後は最低でも四半期に1回はこのような自主セミナーを開催していきた
いと考えている。
もしテーマやアイディアなどでリクエストがあればぜひコメントを寄せていた
だきたい。
2008年04月18日(金)更新
「フジサンケイビジネスアイ」
先日、「フジサンケイビジネスアイ」紙(新聞)の取材を受け、本日、
「ニュースの仕掛け人:ザ・PR会社」という連載で弊社を紹介して
いただいた(顔写真付きで)。
今までも宣伝会議のPRIRや経済広報センターの会報誌、「経済
広報」などに記事出稿させていただいた経験はあるが、いわゆる
新聞に取り上げていただくのは初めてかもしれない。
PR会社をやっていて、自社のPRが遅れているのでは全くもって
「紺屋の白袴」なのだが、予想以上に大きく取り上げていただき、
とてもうれしかった。
しかも早速電話やメールが来るなどの反応が見えると、普段セミ
ナーなどで「広報効果の広告換算など、マスメディアが再編を余
儀なくされている中でその意味が崩壊しつつある」などと話をして
おきながら、やはりすごい効果だなあと思う。
フジサンケイアイはビジネスに特化しているわりにはトピックのバ
ランスがよく楽しく読める新聞だ。しかも字が大きく、平体が掛か
っており(最近の私には)とても読みやすい。
「ニュースの仕掛け人:ザ・PR会社」という連載で弊社を紹介して
いただいた(顔写真付きで)。
今までも宣伝会議のPRIRや経済広報センターの会報誌、「経済
広報」などに記事出稿させていただいた経験はあるが、いわゆる
新聞に取り上げていただくのは初めてかもしれない。
PR会社をやっていて、自社のPRが遅れているのでは全くもって
「紺屋の白袴」なのだが、予想以上に大きく取り上げていただき、
とてもうれしかった。
しかも早速電話やメールが来るなどの反応が見えると、普段セミ
ナーなどで「広報効果の広告換算など、マスメディアが再編を余
儀なくされている中でその意味が崩壊しつつある」などと話をして
おきながら、やはりすごい効果だなあと思う。
フジサンケイアイはビジネスに特化しているわりにはトピックのバ
ランスがよく楽しく読める新聞だ。しかも字が大きく、平体が掛か
っており(最近の私には)とても読みやすい。
2008年03月13日(木)更新
危機管理広報セミナー
今日は宣伝会議さん主催の「危機管理広報セミナー」だった。
午前中はハーバーコミュニケーションズの五十嵐さんによる危機対
応の基礎の話。非常に具体的なプロセスのお話が聞けた。
午後の前半が私の担当でオンラインにおける危機対応の事例の話。
そして最後が危機管理コンサルタントの田中さんと不二家の広報室
長だった小林さんの対談。まさに本日の目玉だった。
このような多面的で包括的な危機管理広報のセミナーは意外にも
初めてかもしれない。かなり広い会場だったが、私の座る席すら余裕
のない状況だった。
また、内容的にも危機の当事者であった企業のご担当者が直接話を
するというのはとても画期的なことなのだ。
PRIR編集長の田上さんもおっしゃっていたのだが、通常、このような
機会で「ぜひ事例としてお話していただきたい」といっても、ほとんどの
企業のご担当者の方はお断りされることが多いのだ。
以前も別のPR会社主催の勉強会で同様の企画があり、そのPR会
社の社長自ら数十社の企業の広報部長に声をかけたがひとりも賛同
を得られず、結局大学の先生2名にご登壇いただいたぐらいだ。それ
では参加者の溜飲を下げるにはいたらない。
内容の公表は差し控えるが、今日の不二家の方は時系列に沿って
非常に丁寧にお話してくださった。それだけでも臨場感があり、メデ
ィアで見聞きした背景にどんな現場があったのかが良くわかった。
110名を越える参加者の数からも注目度が推し量られるが、やはり
勇気を持ってご登壇いただいた不二家の小林さんに感謝したい。
多くの企業広報の方は孤独で、とくに危機管理に関してはなかなか
生の事例を聞く機会は少なく、手探りで対応している場合が多い。
私自身も、先進的でユニークな広報事例をいつも探しているが、一昨
年には米国のコンファレンスに参加しに行ったぐらいだ。そこでは
「広報」、「宣伝」、「マーケティング」、「ジャーナリズム」など、いわゆる
企業コミュニケーションに関わるプロフェッショナルが、企業側とメディア
側、合計8種類の立場で集まり、ブログや新しいネットツールの活用、
あるいはそのリスクやメリットについてオープンに意見交換をしていた
のだが、参加表明をしたときに米国の主催者に「勉強に行く」と言った
ら「とんでもない!この会はみんなで経験をシェアするための機会だ
からあなたは日本での知見や経験を伝えに来るのよ」と諭されたくら
いだ。
日本でもこのような機会が少しずつ増えてきたとはいえ、参加する
みなさんのメンタリティはそのときの私と同様、まだまだ「勉強させて
もらう」というものではないだろうか?
きっとPRIRでも宣伝会議さんのセミナーでも、同様の事例はこれ
からも渇望されていると思われる。ぜひ積極的に声をかけていただ
き、次回の盛会につなげてもらえれば、と思う。
もし本日参加されていた方でこのブログに目を通される方がいらっし
ゃれば主催者や講師の方に積極的にフィードバックコメントを投げて
欲しい。感じたことや経験談、質問など。それをまたみんなで共有
することが皆さんそれぞれの会社、ひいては日本の広報全体の
底上げにつながるのだと思う。
午前中はハーバーコミュニケーションズの五十嵐さんによる危機対
応の基礎の話。非常に具体的なプロセスのお話が聞けた。
午後の前半が私の担当でオンラインにおける危機対応の事例の話。
そして最後が危機管理コンサルタントの田中さんと不二家の広報室
長だった小林さんの対談。まさに本日の目玉だった。
このような多面的で包括的な危機管理広報のセミナーは意外にも
初めてかもしれない。かなり広い会場だったが、私の座る席すら余裕
のない状況だった。
また、内容的にも危機の当事者であった企業のご担当者が直接話を
するというのはとても画期的なことなのだ。
PRIR編集長の田上さんもおっしゃっていたのだが、通常、このような
機会で「ぜひ事例としてお話していただきたい」といっても、ほとんどの
企業のご担当者の方はお断りされることが多いのだ。
以前も別のPR会社主催の勉強会で同様の企画があり、そのPR会
社の社長自ら数十社の企業の広報部長に声をかけたがひとりも賛同
を得られず、結局大学の先生2名にご登壇いただいたぐらいだ。それ
では参加者の溜飲を下げるにはいたらない。
内容の公表は差し控えるが、今日の不二家の方は時系列に沿って
非常に丁寧にお話してくださった。それだけでも臨場感があり、メデ
ィアで見聞きした背景にどんな現場があったのかが良くわかった。
110名を越える参加者の数からも注目度が推し量られるが、やはり
勇気を持ってご登壇いただいた不二家の小林さんに感謝したい。
多くの企業広報の方は孤独で、とくに危機管理に関してはなかなか
生の事例を聞く機会は少なく、手探りで対応している場合が多い。
私自身も、先進的でユニークな広報事例をいつも探しているが、一昨
年には米国のコンファレンスに参加しに行ったぐらいだ。そこでは
「広報」、「宣伝」、「マーケティング」、「ジャーナリズム」など、いわゆる
企業コミュニケーションに関わるプロフェッショナルが、企業側とメディア
側、合計8種類の立場で集まり、ブログや新しいネットツールの活用、
あるいはそのリスクやメリットについてオープンに意見交換をしていた
のだが、参加表明をしたときに米国の主催者に「勉強に行く」と言った
ら「とんでもない!この会はみんなで経験をシェアするための機会だ
からあなたは日本での知見や経験を伝えに来るのよ」と諭されたくら
いだ。
日本でもこのような機会が少しずつ増えてきたとはいえ、参加する
みなさんのメンタリティはそのときの私と同様、まだまだ「勉強させて
もらう」というものではないだろうか?
きっとPRIRでも宣伝会議さんのセミナーでも、同様の事例はこれ
からも渇望されていると思われる。ぜひ積極的に声をかけていただ
き、次回の盛会につなげてもらえれば、と思う。
もし本日参加されていた方でこのブログに目を通される方がいらっし
ゃれば主催者や講師の方に積極的にフィードバックコメントを投げて
欲しい。感じたことや経験談、質問など。それをまたみんなで共有
することが皆さんそれぞれの会社、ひいては日本の広報全体の
底上げにつながるのだと思う。
2008年03月12日(水)更新
渋谷陽一氏にみるインタビュワーの本懐
「ロッキンオン」という、70年代から続く音楽雑誌がある。
最近はあまり買わなくなったが、編集長(現社長)の渋谷陽一氏の
レッドツェッペリンへの傾倒はすざましい。
大好きなアーティストだからといっておもねることなく、ギタリストの
ジミーペイジ氏への以前のインタビューでは、アーティスト自身が一
番良くわかっている過去の失態についてまで芸能リポーターのよう
にしつこく聞き、本人に嫌われていた(笑)。
しかしそういうしつこさも、アーティストの本質に迫りたいという自分
自身の強い思いがあればこそ、なのであろう。
今回、プロモーション来日したジミーペイジ氏から当初「またおまえ
か」と嫌われつつも、結果的にかなり饒舌に語らせ、他誌とは違う
切り口で内容の濃いインタビューを成功させたのはさすがだ。
「リハーサルはプラント抜きの3人でほとんどこなしていた」
「プラント以外の3人は最後までかなり気合が入っていた」
「なぜホワイトストライプスを気に入っているのか」
などなど、他誌にはないユニークな内容で、読み応えがあった。
インタビューはどちらかが受け手でどちらかが投げ手、のままでは
通り一遍のもの以上にはならない。インタビューを通して、お互いが
何を得るのか、というビジョンの共有(もしくは有無)が重要で、今
回の渋谷氏のインタビューは、それがジミーペイジ氏に伝わった
成果と見ることができる。
これを私たち企業側でコミュニケーションに関わる立場から見た時、
「リリースを出す」
「メディアの目に留めてもらう」
「取材してもらう」
「記事として取り上げてもらう」
「カバレージの量で効果測定する」
というように一方的な都合でしか捉えていなかった、ということはな
かっただろうか?
「私たちはおまえらの広報代理人ではない」という記者の声を聞いた
こともある。また、最近多いネット上のリリース配信サービスも、それ
だけに頼ると、効果は一時的なものにしかならない。
やはりコミュニケーションとは関係性の構築であり、一方的、一時的
なプロセスだけでは成り立たないものなのだ。
記事を読んだ私が新たなCDを買えるのも(買えないのも)、家内との
関係性の構築の所作によるのだ。
最近はあまり買わなくなったが、編集長(現社長)の渋谷陽一氏の
レッドツェッペリンへの傾倒はすざましい。
大好きなアーティストだからといっておもねることなく、ギタリストの
ジミーペイジ氏への以前のインタビューでは、アーティスト自身が一
番良くわかっている過去の失態についてまで芸能リポーターのよう
にしつこく聞き、本人に嫌われていた(笑)。
しかしそういうしつこさも、アーティストの本質に迫りたいという自分
自身の強い思いがあればこそ、なのであろう。
今回、プロモーション来日したジミーペイジ氏から当初「またおまえ
か」と嫌われつつも、結果的にかなり饒舌に語らせ、他誌とは違う
切り口で内容の濃いインタビューを成功させたのはさすがだ。
「リハーサルはプラント抜きの3人でほとんどこなしていた」
「プラント以外の3人は最後までかなり気合が入っていた」
「なぜホワイトストライプスを気に入っているのか」
などなど、他誌にはないユニークな内容で、読み応えがあった。
インタビューはどちらかが受け手でどちらかが投げ手、のままでは
通り一遍のもの以上にはならない。インタビューを通して、お互いが
何を得るのか、というビジョンの共有(もしくは有無)が重要で、今
回の渋谷氏のインタビューは、それがジミーペイジ氏に伝わった
成果と見ることができる。
これを私たち企業側でコミュニケーションに関わる立場から見た時、
「リリースを出す」
「メディアの目に留めてもらう」
「取材してもらう」
「記事として取り上げてもらう」
「カバレージの量で効果測定する」
というように一方的な都合でしか捉えていなかった、ということはな
かっただろうか?
「私たちはおまえらの広報代理人ではない」という記者の声を聞いた
こともある。また、最近多いネット上のリリース配信サービスも、それ
だけに頼ると、効果は一時的なものにしかならない。
やはりコミュニケーションとは関係性の構築であり、一方的、一時的
なプロセスだけでは成り立たないものなのだ。
記事を読んだ私が新たなCDを買えるのも(買えないのも)、家内との
関係性の構築の所作によるのだ。
2008年02月29日(金)更新
「PRIR」4月号に寄稿しました
宣伝会議が出版する日本唯一(?)の広報・IR雑誌、「PRIR」。
すでに創刊してから3年近くなるが、内容もどんどん充実してい
て好調なようだ。かつて広報PR関連の雑誌や書籍は苦戦する
ものが多かっただけに喜ばしいことだ。それだけ広報の役割や
企業コミュニケーションが注目されるようになってきた、ということ
かも知れない。
実際にこの3年で宣伝会議さんのセミナーも広報関連のクラス
が数多く新規に企画され、私もお世話になる回数が増えた。
明日3月1日発売の「PRIR」4月号には
「WebはPR活動の主役~リ・サイト 計画から実行まで」
と題した特集がある。
日立製作所や明治乳業などのリニューアル事例の紹介から制
作パートナー選びまでを企業広報の立場で理解できるようなま
とめ方で紹介している。
http://www.sendenkaigi.com/hanbai/magazine/prir/index.html
わたしはこの特集巻頭の「提言」という枠をいただき、過日インタ
ビューを受けた。
「サイトリニューアルに求められる”戦略”と”プロセス”」
とは少々大げさだが、要は「ウェブをリニューアルすることそのも
のを目的化するのではなく”何のためにリニューアルするのかを
突き詰めろ”」ということだ。
そのためには経営目標に沿った全社的なコミュニケーション計画
や社内の組織状況を鑑みたガバナンスも必要となる。
広報が「トップページのお守り」から脱却するためには「プロセス」
を持つことが肝要なのだ。
2ページではとても語りきれない内容だが、具体的な事例が後に
続くので理解しやすい内容にまとまっていると思う。
すでに創刊してから3年近くなるが、内容もどんどん充実してい
て好調なようだ。かつて広報PR関連の雑誌や書籍は苦戦する
ものが多かっただけに喜ばしいことだ。それだけ広報の役割や
企業コミュニケーションが注目されるようになってきた、ということ
かも知れない。
実際にこの3年で宣伝会議さんのセミナーも広報関連のクラス
が数多く新規に企画され、私もお世話になる回数が増えた。
明日3月1日発売の「PRIR」4月号には
「WebはPR活動の主役~リ・サイト 計画から実行まで」
と題した特集がある。
日立製作所や明治乳業などのリニューアル事例の紹介から制
作パートナー選びまでを企業広報の立場で理解できるようなま
とめ方で紹介している。
http://www.sendenkaigi.com/hanbai/magazine/prir/index.html
わたしはこの特集巻頭の「提言」という枠をいただき、過日インタ
ビューを受けた。
「サイトリニューアルに求められる”戦略”と”プロセス”」
とは少々大げさだが、要は「ウェブをリニューアルすることそのも
のを目的化するのではなく”何のためにリニューアルするのかを
突き詰めろ”」ということだ。
そのためには経営目標に沿った全社的なコミュニケーション計画
や社内の組織状況を鑑みたガバナンスも必要となる。
広報が「トップページのお守り」から脱却するためには「プロセス」
を持つことが肝要なのだ。
2ページではとても語りきれない内容だが、具体的な事例が後に
続くので理解しやすい内容にまとまっていると思う。
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