大きくする 標準 小さくする
前ページ 次ページ

2008年09月10日(水)更新

「コミュニケーション・プロフェッショナルが会社を変える」セミナー

IABCレポート:
「コミュニケーション・プロフェッショナルが会社を変える」セミナー

 来る10月7日「コミュニケーション・プロフェッショナルが会社を変える」
と題し、企業広報、コミュニケーション担当者に向けたセミナーを実施いたしま
す。
 上記でご紹介した6月の米国のコンファレンスで得た多くの米国事例のご紹介
を中心に、企業でコミュニケーションに関わる我々の課題は何か。どんなアプロ
ーチが学び取れるのか、をご紹介していきます。何かとソーシャルマーケティン
グ系の事例が多い昨今ですが、このIABCのコンファレンスの中心はどちらか
というと内向きの「社内コミュニケーション」、「Change Management(チェンジ
マネージメント)」、「Communication Leadership(コミュニケーションリーダ
ーシップ)」などの話題が中心でした。
「社員を構成する4つの異世代の特徴と関わり方」
「採用から新人導入研修までの流れを作り定着率を高める」
「インターナルブランド創生による社内コミュニケーション強化」
「社会の変化に呼応する社内コミュニケーションとは?」
「社員が主役のイントラネットの作り方(ベストバイ、ベリゾンのケース)」
「社内の政治とパワーゲームを支える企業コミュニケーター」

など印象的だったセッションの紹介を中心に、これからの企業活動のパワーフォ
ースとなる「コミュニケーション・プロフェッショナル」の可能性を探ります。
ぜひ奮ってご参加ください。

───────────────────────────────────
○日時:   2008年10月07日(火)19:00~21:00
○場所:   渋谷 ティーズ東宝ビル別館
○会費:   4,000円(消費税込み)
 *「イントラネットアンケート」にご協力いただいた方には無料
     でご招待いたします。下記PDFにチェックして申し込みください。
○募集人員: 50名(先着締め切り)
○講師:   クロスメディア・コミュニケーションズ株式会社 雨宮和弘

■セミナー詳細・お申し込み
───────────────────────────────────
以下のPDFファイルをダウンロードの上、お申込書(資料の3枚目)に必要
事項を記入して、FAXでお送りください。
http://www.crossmedia.co.jp/seminar/20081007registration.pdf

2008年09月10日(水)更新

「イントラネット」アンケートにご協力ください!

 御社の「イントラネット・ポータル」どうなっていますか?

「イントラブログを導入したが使われない」
「イントラを刷新したいのだがふさわしいツールを紹介して欲しい」
「システム部がイントラネットのシステムを新しくしたが使いにくい」
「イントラポータルで社長のメッセージを載せているのだが誰も読まない」
「社内報が読まれないが廃止してイントラにしたい」

など、昨今弊社がいただく問い合わせの半分近くが社内コミュニケーション、特
にイントラネット関連の相談です。反面、事例に触れる機会が少なく他社はどの
ように解決しているのだろう?と悩まれる担当者も少なくないようです。

そこで簡単なアンケートを作ってみました。ぜひご協力ください!

フィードバックコメントなどのレポートはアンケート協力者のみにご返送いたし
ます。
個人情報を含む1次情報(どの会社がどんなことをやっている)は口外いたしま
せんが、全体の傾向値などの2次情報は以降につなげるために公表させていただ
くことがございます。
(アンケート受付期間9月8日~19日、結果は10月中旬にフィードバック差
し上げます。

 加えて!アンケートに協力いただいた方には、10月7日開催されるCMC主
催セミナーに無料ご招待いたします。

お手数ですが以下のPDFをダウンロードいただき、FAXでお送りください。
よろしくお願いいたします!
http://www.crossmedia.co.jp/seminar/20080908-IntranetSurveySheet.pdf

2008年08月29日(金)更新

大阪宣伝会議セミナー

昨日は一泊で大阪に出向いてきた。
宣伝会議主催の「広報担当者養成講座」という12回シリーズのなかの
ひとコマをいただき、「WEB活用の広報」と言うタイトルで2時間お
話をさせていただいた。

通常、地方に訪問する際はできるだけ時間の余裕を見て移動するように
している。
と、いうのも、天候やアクシデントが会った場合、招聘元ばかりか、せ
っかく参加いただく皆さんにご迷惑が掛かるからだ。
大阪は実際、新幹線で2時間半の距離だが、それでも現場でのセット
アップ、体調調整(本当は先にホテルにチェックインし、シャワーを
浴びて着替える予定でいた)を考えて2時間余裕を持って午後一番に
品川を出た。と、いうか、出る予定だった。

ところが
「名古屋で大雨のため現在運転を見合わせ中」
とアナウンスがあり、その場で30分足止めを食らう。
やっと走り出したか、と思ったのもつかの間、今度は富士川で停まり
1時間半近く動かなくなってしまった。

すでにバッファとして取っておいた2時間が消えた。。。一瞬冷や汗
をかいたが、何とか運転が再開され、会場に到着したのは定刻の15
分前だった。

あたふたとセッティングをしてセミナーを開始したのだが、ハイピッ
チで進めたので予定の内容と、できれば紹介したいと思っていたオマ
ケの内容もお話しすることができた。

今回は様々な企業から35名ほどの参加者が集まっていたが、いつも
感じるのは東京よりも地方(失礼)の方が質疑応答などもおしなべて
積極的なことだ。また、事後の名刺交換も多くの方が並んでくださり
色々なお話ができて嬉しかった。
会場を出たのは10時近く、ホテルの近所でそばを食べるのがやっと、
マラソンのあとのようでホテルに戻って倒れてしまった。

翌朝(今朝)ニュースを見るとまた大雨が降るかもしれないと脅かさ
れ、ゆっくり朝食もできずそそくさと新大阪に向かった。

せっかくファンの551の豚まんの会社の方が来てくれていたのに、
お土産に買うこともできず一番早いのぞみに飛び乗ってしまった。。
帰りは遅延も無かったので、ちょっとほっとした。

経営者会報の同士の経営者の皆さんでも、出張に出られる方も多いと
思うのだが、どのぐらい余裕をもたれるのか、一度聞いてみたいもの
だ。

2008年07月19日(土)更新

IABC参加記(12)

最後はニューヨークで撮った風景写真を紹介して今回のまとめとしたい。

newmuseum
到着翌日に行った「ニューミュージアム近代美術館」。日本人の
設計した新しい美術館だ。上部のカフェは何もない空間で窓いっ
ぱいにロウァーマンハッタンが広がる。
museumtoilette
美術館に行ったら必ずトイレをチェックしろ、とはよく言った
もので、どこの美術館もトイレのデザインまで力は抜かないも
のだ。ここはモザイクが美しく、思わず一枚。

timessquare
タイムズスクエアは本当にキレイで安全になった。夜中まで人が
絶えず、ショッピングバッグを手にカメラを構えて記念写真を撮
っていても何も不安なことは起きない。
それにしても夜だというのに「絵」のような色だ。

subway1
地下鉄ホームの空調の悪さは相変わらずだが、駅も電車もとても
きれい。やはりこちらも危険な感じがしなくなってきた。
写真のお兄さんみたいな人を見つけると、つい演歌を歌いそうだ
と思ってしまう(笑)。

vodka
地下鉄の駅で見たウォッカの広告。モロにロシアンアバンギャルドだ。

housingworks
SOHOにある「Housing Works Bookstore」。ここの在庫は
すべて寄付でまかなわれ、売り上げもエイズ治療やホームレスの職業訓練
の機会創出などに使われている。
ストランドと違い、値段がこなれていない分貴重な本が激安で見つかる
可能性もある。インテリアが美しいのに感動した。

cupcakes
誘惑。アメリカのケーキは大味でまずいと思っていたが、見た目ほど
甘みは少なく、意外においしかった。

   ◇     ◇     ◇     ◇     ◇

帰国してからレポートや写真をまとめるのに3週間近く掛かった。
多くの気づきと仲間を得、そして企業コミュニケーションに関わる
仕事のチャンスがまだまだいっぱいあることを再認識した。
15年掛かったが、今年参加できたことの意義は大きかった。
これらを会社のサービスの糧とするべく、まとめる日々だ。
夏休み明け頃に、またセミナーを開催し、お世話になった方々に
ご紹介できるチャンスがあると思う。

2008年07月18日(金)更新

IABC参加記(11)

さて、そのH&Hの通りをはさんで反対側にあるのが古本屋の
「Westsider Rare & Used Books Inc.」。
今回は有名な「Strand」をはじめいくつかのユニークな古本屋に立ち寄った
が、期待通り、ここは秀逸だった。
やはり日本の中古レコードショップ(やブックオフ)の質がその町の文化度に
比例するのと同様、この本屋の質もそのままアッパーウェストの文化度と
比例しているのかもしれない。
僕自身が買った本は3冊。

1936年刊の「The Power of print - and Man (ライノタイプ印刷の
未来と印刷業、という感じ)」
power of print
これは、活版からライノタイプへの時代の移り変わりで、これからいかに
印刷業が変化するか、という希望の書だ。実際にはそれから30年もすると
写植、さらにDTPへと取って代わられるのだけれど、
「便利になるがツールに惑わされずコンテンツ(文章だけでなくレイアウト
デザイン)のクオリティを保つことが重要だ」
と書いてあり、メッセージとしてはオンラインツールに振り回されて内容の
無いウェブサイトが多い現代と変わらない。
この本は装丁もバリバリのアールデコで非常に美しく、レジで店主の女性
が「あんた、印刷技術に興味があるの?へーキレイな本ね、え?12ドル?
ウチの亭主は何考えて値段つけてんだか。あんた、得したわね」とウィンク
された。

1937年刊の「シリアスビジネス」
これは戦前のイギリスの絵本だ。子供たちの日常を洒脱なタッチのイラスト
で綴ったもので本当に愛らしく見入ってしまった。
いまだにファンが多いらしく、帰国後ネットで調べても意外に高いので驚い
た。20ドル。
illust

1954年刊の「イギリスの産業年鑑」
これは写真(グラフ)本で、戦後のイギリス産業の興隆を各産業分野ごとに
紹介したものだが、その後のことを考えるとある意味イギリスの「ピーク」
の状態を切り取ったものだ。アメリカのおおらかな50年代と違い、ひたむき
さが伝わってきて興味深かった。
年賀状やウェブサイトへのコラージュ材料としても版権の切れている古い
グラフ雑誌は貴重で面白い資料だ。20ドル。
british industry

今回はこれ以外に初日のフリーマーケットで1932年のフォーチュンマガジ
ンを2冊買うことができた。これは1冊20ドルを2冊で32ドル。
1930年代のフォーチュンは大胆なアールデコデザインの表紙で非常に人
気が高く、米国でもあまり目に触れることが少なくなってきた。

参照:1930年代のフォーチュンマガジン

結局古本屋に座り込んで2時間が経っていた。
明日は朝が早いのでもうホテルに帰ってパッキングしないと、と思ったのだ
が本屋熱が収まらない。ホテル近くに戻ってきて、歩いていなかったブロード
ウェイの東側の路地に向かうとなにやら雑貨屋のような本屋がある。
気になって入ってみてこれまた驚いた。
ファッションやデザインを中心に世界中の雑誌を集めて売っている本屋だった。
もちろん日本のファッション雑誌もあるのだが品揃えはリッツォーリやバーンズ
とは比較にならない。こういうカテゴリーで成り立つのだから面白い。
欲しい雑誌は山ほどあったのだが、パッキングできなくなるのは目に見えて
いたのでメモを取りまくって特に日本でも見たことの無い、興味の高いものだ
けを2冊買った。
東京に帰れば青山ブックセンターがあるじゃないか、と思っていただけに、
最後の最後まで世の中の広さを再認識した面白い本屋だった。
aroundtheworld
«前へ 次へ»