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来るべき「コミュニケーション・プロフェッショナルの時代」を担う「企業コミュニケーター」養成ブログ
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2010年04月26日(月)更新
5月27日(木)「インターネット広報実践講座」@社団法人日本経営協会(関西本部)
関西、近畿、四国、中国地方にお住まいの方、今年も日本経営協会
(関西本部)さん主催の民間企業向けセミナーで「インターネット広報
実践講座」(1日コース)を実施することになりました。
企業広報としてウェブ管理を実践した経験を活かし企業コミュニケーショ
ン担当者の指導に当たっている現役の講師が担当します。
当セミナーは、社内・社外を問わず、インターネットを活用した企業のコミ
ュニケーション活動に関する実践的な知識を、多くの実例を基に広報担
当者の視点でわかりやすく実践的に解説いたします。
また、コンプライアンスの観点からより重要になっているリスクマネジメ
ントについては、ガンブラーウィルスなど新種のリスクについて解説も含
め、リスクに直面した時のウェブ上での対応・対処法を解説いたします。
事前に課題やご質問いただければ、できるだけ講義でアドバイスさしあ
げられるよう考慮いたします。
ふるってご参加ください。
http://www.noma.or.jp/cgi-bin/perl/wgetSemi.pl?SEMINO=20013406&P=0
(関西本部)さん主催の民間企業向けセミナーで「インターネット広報
実践講座」(1日コース)を実施することになりました。
企業広報としてウェブ管理を実践した経験を活かし企業コミュニケーショ
ン担当者の指導に当たっている現役の講師が担当します。
当セミナーは、社内・社外を問わず、インターネットを活用した企業のコミ
ュニケーション活動に関する実践的な知識を、多くの実例を基に広報担
当者の視点でわかりやすく実践的に解説いたします。
また、コンプライアンスの観点からより重要になっているリスクマネジメ
ントについては、ガンブラーウィルスなど新種のリスクについて解説も含
め、リスクに直面した時のウェブ上での対応・対処法を解説いたします。
事前に課題やご質問いただければ、できるだけ講義でアドバイスさしあ
げられるよう考慮いたします。
ふるってご参加ください。
http://www.noma.or.jp/cgi-bin/perl/wgetSemi.pl?SEMINO=20013406&P=0
2010年04月26日(月)更新
5月21日(金)「広報の学校」@共同PR
東京近郊にお住まいの方、今年も共同PRさん主催の「広報の学校」で
「WebオンラインPR基礎講座」(1日コース)を実施することになりまし
た。
2003年にスタートし、すでに8年!お世話になっています。
企業広報としてウェブ管理を実践した経験を活かし企業コミュニケーショ
ン担当者の指導に当たっている現役の講師が担当します。
技術や制作サイドの立場からではなく、企業広報とコミュニケーションの
立場から企業ウェブサイトをどう戦略的に企画、運営、管理、活用すれば
よいのか、包括的にとらえた初めての専門コースです。
事例や実例を多数織り交ぜながらわかりやすく解説します。
事前に課題やご質問いただければ、できるだけ講義でアドバイスさしあ
げられるよう考慮いたします。
ふるってご参加ください。
セミナー概要(PDF)
「WebオンラインPR基礎講座」(1日コース)を実施することになりまし
た。
2003年にスタートし、すでに8年!お世話になっています。
企業広報としてウェブ管理を実践した経験を活かし企業コミュニケーショ
ン担当者の指導に当たっている現役の講師が担当します。
技術や制作サイドの立場からではなく、企業広報とコミュニケーションの
立場から企業ウェブサイトをどう戦略的に企画、運営、管理、活用すれば
よいのか、包括的にとらえた初めての専門コースです。
事例や実例を多数織り交ぜながらわかりやすく解説します。
事前に課題やご質問いただければ、できるだけ講義でアドバイスさしあ
げられるよう考慮いたします。
ふるってご参加ください。
セミナー概要(PDF)
2010年04月23日(金)更新
IABCアジアコンファレンス@香港 (3)4月8日
今回のアジアのコンファレンスは2日半のセッションで、毎年北米で
行われるグローバルコンファレンスと比較するとおおよそ半分ぐらい
の内容ということが出来ます。
しかしオープニングキーノート、ランチョンキーノート、ワークショ
ップもあり、充実し、じゅうぶん参加価値のあるものでした。
今回はセッション初日、4月8日の概要をお届けします。
1.オープニングキーノート:サスティナブル・リーダーシップ
Robert Swan, OBE
ロバートスワンさんは昨年のグローバルコンファレンスでもキーノート
をとられたので話を聞くのは2回目です。
やはりサスティナビリティや環境への対応も企業にとって重要になっ
てきたということだと思います。
2.「グローバル企業における社員のビジョン共有」
Helene Bradley-Ritt / Unilever
「エンプロイエンゲージメント(社員との意識共有)は業績に大き
く影響を及ぼす」ということをロジカルに数値指標で追っていまし
た。
実施方法は段階的にそれぞれの職務理解から始め、ブランドブック
など見える形への落とし込み、そしてイントラなどでの「対話」へ
の継続です。
インターナルコミュニケーションが大事だとわかっていても、どう
やってそれを実行するか(組織も予算も無い状況でどこから動き出
すか)悩まれる企業が少なくありませんが、このような明快なステ
ップを持てば実施しやすいと感じました。
ユニリーバではグローバルに通用するブランド価値を構築したあと、
ローカルにアレンジしていく落とし込みがしっかりしていました。
3.ランチョンキーノート「コミュニケーションリーダーシップ」
S. Max Brown / Recognition Management Institute (RMI)
変化の激しい時代、リーダーに求められるのは(日本的に解釈すれば)
1.ブレ無く価値の共有を促す
2.人々を結びつける力(競争より共栄)
3.社員をコントロールするのではなく動機付けする
4.アジアにおけるソーシャルメディアとコミュニケーション文化の違い
Thomas Crampton / Ogilvy & Mather
テクノロジーやマーケティングの面からソーシャルメディアを語る人は
多いのですが、短期間で市場形成をし始めたメディアということもあり
同じような内容や語り口になる傾向があります。
トーマスさんはアジアに強いだけあり、日本も含むアジア諸国のソー
シャルメディア活用の差異や特性について詳しく興味深い考察を紹介
してくれました。
5.ソーシャルメディアの時代に企業の評判を強固にする為には
David Ketchum / Bite Communications
ソーシャルメディアの時代、広報コミュニケーションも段階的なプロセ
スが必要になってくるのかもしれません。
A.知ってもらうための広報
B.行動を起こしてもらうための広報
C.信頼を築くための広報
D.信頼を維持、発展させるための広報
とくにC、Dへの継承が重要な気がします。
6.アイディアジャム(ワークショップ)
Mark Schumann, ABC
参加者がテーブルごとにコミュニケーションの課題や経験を共有し
ました。さまざまな事例や悩みに触れることが出来、このようなセ
ッションはとても貴重です。
会場となったマリオットホテル
行われるグローバルコンファレンスと比較するとおおよそ半分ぐらい
の内容ということが出来ます。
しかしオープニングキーノート、ランチョンキーノート、ワークショ
ップもあり、充実し、じゅうぶん参加価値のあるものでした。
今回はセッション初日、4月8日の概要をお届けします。
1.オープニングキーノート:サスティナブル・リーダーシップ
Robert Swan, OBE
ロバートスワンさんは昨年のグローバルコンファレンスでもキーノート
をとられたので話を聞くのは2回目です。
やはりサスティナビリティや環境への対応も企業にとって重要になっ
てきたということだと思います。
2.「グローバル企業における社員のビジョン共有」
Helene Bradley-Ritt / Unilever
「エンプロイエンゲージメント(社員との意識共有)は業績に大き
く影響を及ぼす」ということをロジカルに数値指標で追っていまし
た。
実施方法は段階的にそれぞれの職務理解から始め、ブランドブック
など見える形への落とし込み、そしてイントラなどでの「対話」へ
の継続です。
インターナルコミュニケーションが大事だとわかっていても、どう
やってそれを実行するか(組織も予算も無い状況でどこから動き出
すか)悩まれる企業が少なくありませんが、このような明快なステ
ップを持てば実施しやすいと感じました。
ユニリーバではグローバルに通用するブランド価値を構築したあと、
ローカルにアレンジしていく落とし込みがしっかりしていました。
3.ランチョンキーノート「コミュニケーションリーダーシップ」
S. Max Brown / Recognition Management Institute (RMI)
変化の激しい時代、リーダーに求められるのは(日本的に解釈すれば)
1.ブレ無く価値の共有を促す
2.人々を結びつける力(競争より共栄)
3.社員をコントロールするのではなく動機付けする
4.アジアにおけるソーシャルメディアとコミュニケーション文化の違い
Thomas Crampton / Ogilvy & Mather
テクノロジーやマーケティングの面からソーシャルメディアを語る人は
多いのですが、短期間で市場形成をし始めたメディアということもあり
同じような内容や語り口になる傾向があります。
トーマスさんはアジアに強いだけあり、日本も含むアジア諸国のソー
シャルメディア活用の差異や特性について詳しく興味深い考察を紹介
してくれました。
5.ソーシャルメディアの時代に企業の評判を強固にする為には
David Ketchum / Bite Communications
ソーシャルメディアの時代、広報コミュニケーションも段階的なプロセ
スが必要になってくるのかもしれません。
A.知ってもらうための広報
B.行動を起こしてもらうための広報
C.信頼を築くための広報
D.信頼を維持、発展させるための広報
とくにC、Dへの継承が重要な気がします。
6.アイディアジャム(ワークショップ)
Mark Schumann, ABC
参加者がテーブルごとにコミュニケーションの課題や経験を共有し
ました。さまざまな事例や悩みに触れることが出来、このようなセ
ッションはとても貴重です。
会場となったマリオットホテル
2010年04月21日(水)更新
Forbes誌、「全米で最も評判の良い企業」発表
アメリカのフォーブス誌のウェブサイトにこんな記事が出ていました。
紹介してくれたのはケロッグの広報、井出さんです。
ここで紹介されている150社は年間の売り上げ(revenue)が80億
ドル以上の企業で、昨今のリセッションを受け今までの基準の130億
ドルから下げられたことで今年のリストはかなり変動が見受けられたと
いうことです。
(ケロッグさんもそれにより初登場)
「全米で最も評判の良い企業」
25000人近くにも及ぶオンラインインタビューで評価されたこの
サーベイの評価基準は「製品とサービス」、「革新性」、「職場環境」、
「企業統治」、「社会市民性」、「財務状況」、それと「リーダーシ
ップ」などです。
トップ3の企業は「Johnson & Johnson」、「Kraft Foods」、
「Kellogg」です。
「The Walt Disney Company」、「PepsiCo」が続いています。
同じ業態で相対比較すると「The Coca-Cola Company」が24位と、
ペプシにかなり水をあけられているのが興味深いですね。
意外といっては怒られるかもしれませんが「Microsoft」が8位、
「Apple」が12位、「IBM」が26位でした。
上位企業の主な勝因としては
・顧客とのコネクションを強固にした→J&Jやディズニー
・慈善活動を行った→マイクロソフト
・レストランではなく家で食事をとる人が増えた→フード系の企
業の躍進とレポートしています。
逆にボトム10には「AIG」、「Citi」、「ゴールドマンサックス」
など、金融や保険会社が圧倒的に多く、リーマンショック以降、
銀行、金融、保険などに対する消えることの無い不信感が根深い
ことを現しているようです。
日本でも株式会社ノルド社会環境研究所に同様のサーベイが出て
います。
参照情報:「2009 年 企業レピュテーション調査」(pdf)
紹介してくれたのはケロッグの広報、井出さんです。
ここで紹介されている150社は年間の売り上げ(revenue)が80億
ドル以上の企業で、昨今のリセッションを受け今までの基準の130億
ドルから下げられたことで今年のリストはかなり変動が見受けられたと
いうことです。
(ケロッグさんもそれにより初登場)
「全米で最も評判の良い企業」
25000人近くにも及ぶオンラインインタビューで評価されたこの
サーベイの評価基準は「製品とサービス」、「革新性」、「職場環境」、
「企業統治」、「社会市民性」、「財務状況」、それと「リーダーシ
ップ」などです。
トップ3の企業は「Johnson & Johnson」、「Kraft Foods」、
「Kellogg」です。
「The Walt Disney Company」、「PepsiCo」が続いています。
同じ業態で相対比較すると「The Coca-Cola Company」が24位と、
ペプシにかなり水をあけられているのが興味深いですね。
意外といっては怒られるかもしれませんが「Microsoft」が8位、
「Apple」が12位、「IBM」が26位でした。
上位企業の主な勝因としては
・顧客とのコネクションを強固にした→J&Jやディズニー
・慈善活動を行った→マイクロソフト
・レストランではなく家で食事をとる人が増えた→フード系の企
業の躍進とレポートしています。
逆にボトム10には「AIG」、「Citi」、「ゴールドマンサックス」
など、金融や保険会社が圧倒的に多く、リーマンショック以降、
銀行、金融、保険などに対する消えることの無い不信感が根深い
ことを現しているようです。
日本でも株式会社ノルド社会環境研究所に同様のサーベイが出て
います。
参照情報:「2009 年 企業レピュテーション調査」(pdf)
2010年04月16日(金)更新
ソーシャルメディアの時代、人々はより感情的につながりたがっている
IABCアジアコンファレンス@香港 (2)4月8日
さて、IABCという団体の特徴は、主に以下の3点に集約されます。
1.経営課題に沿った組織横断的なコミュニケーション
2.変化(社会、ビジネスプロセス、情報技術)への柔軟な対応
3.グローバルな視点とネットワーク
話し合われるトピックは「ソーシャルメディア」や「危機管理」、
「インターナルコミュニケーション」、「ダイバーシティ」、「マ
ーケットコミュニケーション」、「ブランド」、「コミュニケーシ
ョンリーダーシップ」など、多岐にわたります。しかしそれらが既
存の役職(例えば「人事」、「広報」、「マーケティング」、「経
営企画」など)単独の組織や職能だけでは解決しづらくなってきて
いる現状を鑑み、組織横断的に議論する事で解決の糸口をつかもう
としている点で今までの職能団体と大きく異なるといえるでしょう。
今回、オープニングレセプションにおいて現IABCチェアマンであ
るD. Mark Schumannさんがあげたコメントもこの団体の特徴をよ
く言い表していましたのでご紹介します。
=====================================
20年前(1990年)のグローバルコンファレンスのテーマは
「DTPがコミュニケーションを変える。我々はもう元の世界には
戻れない」
というものでした。
そして10年前(2000年)のグローバルコンファレンスのテ
ーマは
「e-Mailがコミュニケーションを変える。我々はもう元の世界に
は戻れない」
というものでした。(笑)
そして今年(2010)のテーマは
「エンゲージメントがコミュニケーションを変える。我々はもう
元の世界には戻れない」(爆笑)
きっと10年後、私たちはまた違う潮流をとらまえ、おおいに議
論している事でしょう。
しかしポイントは、私たちは常に新しい変化を積極的に捉えつつ
も、ビジネスの軸からはずれない議論をし、プロのコミュニケー
ターとしての職能を磨く努力をしているであろう、という事です。
今後、「CEO」は「Chief Engagement Officer」を意味するかも
しれません。
ソーシャルメディアの発達を垣間見て感じることは、「人々はより
感情的につながりを求めている。テクノロジーの後押しがあって
それが簡単に出来るとわかると加速度的に広まっていく」
ということです。
さまざまなステークホルダーとのリレーションシップは常に変化し
ています。しかし目に見える世界では、変化は端的には現れて(見
えて)はこないものです。
だからこそプロのコミュニケーターの役割は、リーダーや企業の特
質をとらまえ、人々が求めていることに応えるところにあるのです。
あなたの部署は広報ですか?人事ですか?マーケティングですか?
いずれにせよ「あなたの会社にとっての真実」よりもく「社会やカ
スタマーや社員にとっての真実」という視点で対話しなければなら
ないとすれば、もはや既存の部署や役職、の立場でものを考える事
の意味は大きく薄れてきます。
これからは、コミュニケーションする相手をどうしたいか、ではな
く、自分(自社)にとって相手はどういう存在かを伝えることが大
事です。
=====================================
かつて企業の方からいただく課題の多くは企業サイトやイントラ、
もしくは印刷物とのミックスなど、ツールオリエンテッドなものが
ほとんどでしたが、解決策を探り出すと、やはりどうコミュニケー
ションの姿勢を持つか、という根源的なところを避けて通れなくな
ります。
IABCに関わるとそのヒントや解決の糸口をつかむ機会がとても
多くなります。ただ、現状では基本的に英語でのコミュニケーショ
ンということもあり、まだまだ日本では知名度の低い国際コミュニ
ケーション団体ですが、今後多くの日本の企業やコミュニケーショ
ンのプロを目指す方々に参加、関わっていただくことができるよう、
日本でのサポートを少しずつ展開して行こうと考えています。
(IABCの日本支部の開設のオーソライズはいただきました)
ネットワークランチの様子。目の前に座ったスコットランド出身の
スピーカーに「中村をなぜスペインに行かせたんだ?不幸になるだ
けだ(彼はセルティックと中村のファン)」と言われました(笑)。
すでにマリノスに戻っているというと少し安心していました。
さて、IABCという団体の特徴は、主に以下の3点に集約されます。
1.経営課題に沿った組織横断的なコミュニケーション
2.変化(社会、ビジネスプロセス、情報技術)への柔軟な対応
3.グローバルな視点とネットワーク
話し合われるトピックは「ソーシャルメディア」や「危機管理」、
「インターナルコミュニケーション」、「ダイバーシティ」、「マ
ーケットコミュニケーション」、「ブランド」、「コミュニケーシ
ョンリーダーシップ」など、多岐にわたります。しかしそれらが既
存の役職(例えば「人事」、「広報」、「マーケティング」、「経
営企画」など)単独の組織や職能だけでは解決しづらくなってきて
いる現状を鑑み、組織横断的に議論する事で解決の糸口をつかもう
としている点で今までの職能団体と大きく異なるといえるでしょう。
今回、オープニングレセプションにおいて現IABCチェアマンであ
るD. Mark Schumannさんがあげたコメントもこの団体の特徴をよ
く言い表していましたのでご紹介します。
=====================================
20年前(1990年)のグローバルコンファレンスのテーマは
「DTPがコミュニケーションを変える。我々はもう元の世界には
戻れない」
というものでした。
そして10年前(2000年)のグローバルコンファレンスのテ
ーマは
「e-Mailがコミュニケーションを変える。我々はもう元の世界に
は戻れない」
というものでした。(笑)
そして今年(2010)のテーマは
「エンゲージメントがコミュニケーションを変える。我々はもう
元の世界には戻れない」(爆笑)
きっと10年後、私たちはまた違う潮流をとらまえ、おおいに議
論している事でしょう。
しかしポイントは、私たちは常に新しい変化を積極的に捉えつつ
も、ビジネスの軸からはずれない議論をし、プロのコミュニケー
ターとしての職能を磨く努力をしているであろう、という事です。
今後、「CEO」は「Chief Engagement Officer」を意味するかも
しれません。
ソーシャルメディアの発達を垣間見て感じることは、「人々はより
感情的につながりを求めている。テクノロジーの後押しがあって
それが簡単に出来るとわかると加速度的に広まっていく」
ということです。
さまざまなステークホルダーとのリレーションシップは常に変化し
ています。しかし目に見える世界では、変化は端的には現れて(見
えて)はこないものです。
だからこそプロのコミュニケーターの役割は、リーダーや企業の特
質をとらまえ、人々が求めていることに応えるところにあるのです。
あなたの部署は広報ですか?人事ですか?マーケティングですか?
いずれにせよ「あなたの会社にとっての真実」よりもく「社会やカ
スタマーや社員にとっての真実」という視点で対話しなければなら
ないとすれば、もはや既存の部署や役職、の立場でものを考える事
の意味は大きく薄れてきます。
これからは、コミュニケーションする相手をどうしたいか、ではな
く、自分(自社)にとって相手はどういう存在かを伝えることが大
事です。
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かつて企業の方からいただく課題の多くは企業サイトやイントラ、
もしくは印刷物とのミックスなど、ツールオリエンテッドなものが
ほとんどでしたが、解決策を探り出すと、やはりどうコミュニケー
ションの姿勢を持つか、という根源的なところを避けて通れなくな
ります。
IABCに関わるとそのヒントや解決の糸口をつかむ機会がとても
多くなります。ただ、現状では基本的に英語でのコミュニケーショ
ンということもあり、まだまだ日本では知名度の低い国際コミュニ
ケーション団体ですが、今後多くの日本の企業やコミュニケーショ
ンのプロを目指す方々に参加、関わっていただくことができるよう、
日本でのサポートを少しずつ展開して行こうと考えています。
(IABCの日本支部の開設のオーソライズはいただきました)
ネットワークランチの様子。目の前に座ったスコットランド出身の
スピーカーに「中村をなぜスペインに行かせたんだ?不幸になるだ
けだ(彼はセルティックと中村のファン)」と言われました(笑)。
すでにマリノスに戻っているというと少し安心していました。
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