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2007年03月28日(水)更新

ユニバーサルプリンティング:大平印刷の試み

「ユニバーサルデザイン」という言葉が一般的に認知されるように
なって数年が経つ。

これを印刷の現場からサポートしようという試みが、大平印刷さん
の「ユニバーサルプリンティング」だ。
男性の約5%程度に現れる色弱。女性はまれだがそれでも数万
人に一人。ならせば約40人にひとりにたいしても、「判断しづらい」
状況をなくそうというもの。
ttp://www.taihei.co.jp/products/up/index.html

これは「エコ」のように表明することで企業姿勢を謳うものではない
が、インパクトは少なくない。

実際、私の周りにも「実は色弱で、、」という方は少なくなく、印刷
物だけでなく、パワーポイントなどでもグラフなどが認識しづらくて
困る、という声も良く聞くのだ。

大平印刷さんとは、サラリーマン時代からのお付き合いで、担当
の斉藤さんともかれこれ20年の付き合いになる。

多くの企業で「コスト削減のための相見積もり」が一般化している
が、印刷業というのは、実はノウハウや経験値の集積で、簡単な
チラシやDMなどではコストコンシャスな印刷業者に任せても問題
はないが、こと企業コミュニケーションに関わるようなマテリアル、
たとえばアニュアルレポートや会社案内、ブランド系のパンフレット
など、色や再現力のみならず、紙の風合いや張りまでに神経を使
う。
コストは決して激安ではないかもしれないが、このような点でのノ
ウハウをしっかり持っている業者さんは手放せない。

そんな大平さんだからこそ、更なる付加価値としてこのようなアプ
ローチを 提言されたのだろう。

企業広報に関わる方にも再認識していただければ幸甚だ。
もちろんご興味あればバックマージンなしで優秀な担当営業マンを
ご紹介する。(笑)

ちなみにIT業界に関わるある色弱の友人が、
「やっていることは素晴らしいかもしれないが、われわれ一部のマ
イノリティにはこの(以下のリンク)企業のロゴは見るたびに悪夢だ」
といっていた。
なぜこのロゴマークになったのか?その形の意味、を知りたい。
http://www.netage.co.jp/index.html
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