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2007年05月15日(火)更新

アメリカの光と影

このタイトルは1950年代から使われている。
古くは多民族国家として。最近では世界の中での立場、その
ホンネとタテマエで使われることが多いようだ。

先日、NHKの「BS世界のドキュメンタリー」の再放送を本放送
(1チャンネル)で見た。
タイトルは
「バグダッドER ~米軍緊急救命室の24時間」
あまりにもむなしい現実。
ここにおける「死」の意味とは何なのか?
「仕方がない。私はこれを受け止める」
としか言えない現場。

何気なく見始めた番組だが、目が離せなくなっていた。

そんな時、MIXIの友人が教えてくれた情報。
それは、

「異色のド根性大統領候補:マイク・グラベル」だ。

以下抜粋:
2007年4月26日、サウスカロライナ州立大で最初の民主党大統領
立候補者討論会が開催された。
舞台に現れた8人の民主党大統領候補者の中に、見知らぬ白髪の
老人の姿があった。
「あの爺さん、誰?」と皆が首を傾げたのも無理はない。
支持者達の関心の的は、ヒラリー・クリントン、バラク・オバマら
“エリート先頭集団”が何を言うかということだった。

ところが討論が開始されると、ヒラリーやオバマは共和党議員よりも
はるかに退屈な保守派であることが露呈してしまったのである。
一方でこの日最も会場を沸かせたのは、知名度ゼロのために討論
会に招かれるかどうかも定かでなかったマイク・グラベルだったのだ。

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「とんでもない。イランなら、我が国はもう26年間も経済制裁してる
じゃないか。
合衆国大統領は彼らを“悪魔”と呼んで、連中をひどく脅してるんだ。
それでどうなる?そんなことに効果などない。意味ないんだよ。
彼らを認めるべきだ。わかるか?核不拡散条約の最大の違反国は
誰だ?アメリカ合衆国だよ!
我が国は軍備縮小を始めると約束しておいて、何にもやっちゃいな
いんだ。我が国は核兵器をさらに増やしているじゃないか。
あんたら、どこを核攻撃するつもりだ?
教えてくれ、バラク!バラク!あんたはどこを核攻撃したいんだね?」
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大統領候補としてのリアリティは少ないけど、まだこういう人がいる
のがアメリカの面白いところ。
スクリプトはこちら(ハイライト動画もあり)

始終アルカイックスマイルのヒラリーが印象的。
だんなはお戯れがあったり、人間的なところと政治手腕のバランスが
良かったけど、ヒラリーはコワモテで押し通せるのか?

ともあれ、こういう豪快な爺さんのことも、もう少し話題になればいい
のに。
そうでないと、基本、米国(ペンタゴン)は以下のような本を基本的
な考えとしているからだ。

戦争はなぜ必要か
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