大きくする 標準 小さくする

2007年05月21日(月)更新

成功するコミュニケーションとは?(ニッサン・スカイライン試乗記・序章)

先週の18日金曜日、秋葉原のはずれでこの経営者会報ブログの
全国合同オフ会があった。

このオフ会への参加の打診を編集部の大西さんからご連絡をいた
だいたのは4月の半ばごろだった。

ちょうど、福岡出張と重なっていたし、帰りは金曜日の夜。
しかも翌日は朝から山梨県小淵沢のコテージに家族で遊びにいく
予定なので、体力を温存するためにもおことわりしようと思っていた。

その旨、お電話で伝えたところ、飛んで火にいるなんとやら。

「じゃあ雨宮さん、はっちりだ!スカイラインに乗って小淵沢に行っ
てください。オフ会にスカイライン担当のカレンの方が来るので
そのままクルマをピックアップに行って、戻しは日曜日の深夜で結
構ですから。」

ということになってしまった。
まあ、何か起きるときはえてして重なるものだ、という陽転思考で
体力を考えず、引き受けてしまった。

というわけで、1時間遅れで羽田から駆けつけた経営者会報ブログ
オフ会はすでに佳境。
かなり気後れしながら何人か旧知の顔を見つけては談笑させていた
だいた。

それにしても、、。

ネットに関わるようになって、このようなコミュニティに何度関わらせて
いただいただろうか?
そのほとんどは1年も続かず、「風化」してしまうものがほとんどだった。
なぜほとんどのコミュニティが続かないのか?
その理由に思い当たる気がする。
参加者を募ると、ほとんどの方の第一声は、
「この機会に他の方のお話を伺い、勉強させていただく」
というようなものだ。

「Give & Take」
という言葉があるが、こういう方たちは、
「Take First」なのだ。

1年ほど前にも、同様のエントリーを書いたが、コミュニケーションを
成立させるためには
「Give First」
でなければならないのだ。

情報は提供する(出す)人のところに集まる

この経営者会報ブログは1年たっても徐々に拡大・発展してきている。
しかも実際に集まろう、といえば、これもだんだん参加者数や規模が
大きくなっている。
MIXIにしても、100近いコミュニティに参加しているが、活性化してい
るコミュニティはほんのわずか。

これらに共通する成功要因は何か?といえば、そこに大概、

「たぐいまれなるGiver」

がいるのだ。

「なるほど、こんなことを言われると役に立つな。」

と読む人、参加する人に思わせる。

そして、このGiverは、ただ発言するだけでなく、

「そんな内容なら、私もこんな知見がある」

とか

「こんな意見を持っている」

というような反応を集め易い表現をしている。また、反応に対し、こまめ
に応える。
このようにGiverを増やす努力をすると、徐々に勝手に回る(活性化する)
雰囲気が出来上がるのだ。

2007年05月21日(月)更新

宣伝会議九州:広報担当者セミナー

先週は宣伝会議さん主催の広報セミナーで福岡に伺った。
このセミナーで福岡に伺うのは2回目で、実は来月もブックされて
いるのでとても楽しみだ。
広報・宣伝担当者講座
行こうと思えば日帰りも可能なのだが、前日に懇親会があり、ここ
で出席者の方と直接お話できる機会をいただいている。

セミナーも一方的に話して終わり、であればそれはそれで楽なの
だが事前や事後にすこしでも時間を取れると話し易くなるし、現場
の皆さんが抱えているなやみや課題を聞くことができる。
これが貴重なのだ。
(決して博多ラーメン食べられるとか、そういうのではない)
福岡の素晴らしさは、なんといっても空港から都心部まで地下鉄で
10分!これに尽きる。すごく便利だ。
また、繁華街の大名は渋谷と裏原宿を混ぜてコンパクトにした感じた。
ゴハンは美味しいし、文化度も高く素敵な街だ。

参加者は20数名だった。
オンライン(WEBを活用した)コミュニケーションを、事例を中心にお
話をしたのだが、できるだけ自社のこととして考えていただきたかっ
たので、あらかじめ参加者の方々の企業WEBサイトをクリップし、
一言講評コメントを紹介していった。

これがわりと好評だったのでうれしかった。

特に、通信やインフラ関係の全国規模の大企業の地方支店や営業
所となると、デザインやコンテンツ、フォーマットも決まっていてなかな
か独自のコンテンツなど展開がしづらい、という。

この状況は、外資系の日本子会社でも同様だ。

かつてのクライアントで、本社が

「本社の英語のWEBサイトの翻訳以外にコンテンツの改ざんや追加
を認めない」

と言ってくる、というところがあった。

この場合、
1.ブランドやCI、見た目はほとんどいじらない
2.ただし、マーケットの違いによりメッセージは多少変えざるを得ない
3.その結果、コンテンツにも相違がでてくるのは必至だ

というような三段論法で応えてきた。
ただし、大事なところは、1~3において本社と支社で重複するところ、
共通するところはどこか、を必ず明文化することだ。
これによって初めて信頼と委任を勝ち得ることになる。

その上で、その地域の支社なり、営業所なりの独自メッセージを作って
いけば、地場のお客様との距離も縮まるのではないだろうか?
<<  2007年5月  >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31