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2009年04月07日(火)更新

今年も6月7日より、サンフランシスコで開催のIABCコンファレンスに参加します!

 IABC( International Association of Business Communicators )は40年近
い歴史のある企業コミュニケーションプロフェッショナルの職能団体です。
年1回開かれるコンファレンスは世界中から2000人近い参加者が集まり、コ
ミュニケーションリーダーシップやマネジメント、社内コミュニケーション、ブ
ランドコミュニケーション、パブリックリレーション、コミュニケーション戦略
などのテーマで4日間、100近いセッションで話し合われます。

iabcconf2009

 興味深い点は「広報」「宣伝」「マーケ」「人事」というように部署や職能単
位のトピックで話をするのではなく「変革」や「コミュニケーションマネジメン
ト」「オンライン」「ブランド」「人材育成」「信頼構築」など、目的に沿った
内容を、職能を超えて企業コミュニケーションに関わる人々が意見交換するとこ
ろにあります。

 グローバルな視点での広報のあり方のみならず、今、ウェブの活用を中心に急
速に変化する企業コミュニケーションの仕事にどのように取り組めば良いか、そ
のヒントを探るには格好(日本には同類のコンファレンスや勉強会は見当たりま
せん)の機会です。
 最近では「宣伝費をネット広報にまわせ」という本も出ていますが、こういう
時勢だからこそワンショットの広告やイベントドリブンなマーケティングよりも
継続的に企業信用の醸成やブランド構築につなげることのできる広報、特にその
なかでもウェブサイトの有効活用がキーになるのです。さらに、いきなりウェブ
をリニューアルしたりイントラを構築するのではなく、それらを利用して会社や
組織として何をすべきか、その中で担当である自分自身がどんな活動をしていけ
ば会社に貢献できるのか、キャリアを積んでいけるのか、考えるチャンスでもあ
ります。昨年現地でお会いした世界中から集まった数多くのコミュニケーターは、
皆そのような同じ思いを持っていました。

 基本的にはすべて英語で実施され、通訳などのサービスはありませんし、私は
ツアーコーディネータではなく、あくまで一緒に勉強しに行く立場ですが、国際
的なコミュニケーターとのコネクションづくりと参加のためのアドバイスやサポ
ートは惜しみません。昨年の私の参加レポートや紹介セミナーを見て、今年はす
でに複数の企業の方が同行を表明してくださっています。ご興味のある方は弊社
の問い合わせページ
、もしくはお気軽にお電話ください。→ 03-6418-0336
詳しくご説明差し上げます。


昨年の参加記は以下のブログエントリーをご参照ください。

http://crossmedia.keikai.topblog.jp/blog/100/10009854.html
http://crossmedia.keikai.topblog.jp/blog/100/10010009.html
http://crossmedia.keikai.topblog.jp/blog/100/10010010.html
http://crossmedia.keikai.topblog.jp/blog/10010052.html
http://crossmedia.keikai.topblog.jp/blog/100/10010066.html
http://crossmedia.keikai.topblog.jp/blog/100/10010091.html
http://crossmedia.keikai.topblog.jp/blog/100/10010113.html

2009年04月07日(火)更新

記憶に残るコミュニケーション

 毎年4月の第1週のクリッピングは日本経済新聞や日経産業、日経流通各紙に
発表される、各企業の入社式における社長訓示です。
これも毎年続けているとコミュニケーショントレンドが見られてとても興味深い
ものがあります。企業不祥事が続出した年は倫理観の引き締め、企業合併や業界
再編が盛んだった年は柔軟性や適応性、そしてプロフェッショナル意識を持て、
というようなメッセージが多く見受けられました。そしてここ2年ほどは業界を
問わず「コミュニケーションの重要性」を取り上げていたのが特徴です。

 今年の各大手企業の社長訓示のテーマは、市況の流れから「危機の捉え方」に
関するものがほとんどでした。

いくつか取り上げてみると、

「難局を乗り切るために意欲的に挑戦する社員には協力を惜しまない(大成建設)」
「現状維持では破滅、との問題意識で挑戦と創造に努力する(三井物産)」
「嵐を生き抜き、強固で身軽な体質に変革しなければならない(ソニー)」
「試練は次代に飛躍するチャンス。苦境で人は磨かれる(三菱マテリアル)」

といった具合です。
その中でも他社とは少し違い特徴的だったのがエーザイの内藤晴夫社長がおっし
ゃった、

「患者と家族の喜怒哀楽を考え、そのベネフィット向上に貢献するのが理念。
そのための組織やプロセスの転換を図っている。新人の皆さんは患者や生活者の
潜在的な欲求を共有し、その願いを実現することを志して欲しい」

というコメントでした。
上記のコメントも記事の要約ですが、短いセンテンスの中に社員が具体的に想像
し、行動に移しやすい「思い」がしっかり詰まっています。きっと、とてもコミ
ュニケーションに長けた社長さんなのでしょう。(ウェブサイトを拝見しても、
そのあたりが伝わってきます)


 トップのスピーチは社長自身が考える場合と広報で用意する場合があると思い
ます。いずれにしても忘れられがちなのは「その後」。すなわちその内容を租借
し、現場レベルに落としていく作業です。もちろんそれは企業広報などコミュニ
ケーションに関わる部門の担当者の仕事なのですが、意外に忘れられている場合
が少なくありません。この時期の社内報や社内コミュニケーションのテーマとし
て単に入社式の写真やコメントを掲載・伝達するだけでなく、このようなところ
から始められれば、せっかくの社長のコメントが一過性のものにならず、社員の
心へと根付いていくことでしょう。

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 オンラインPR施策や自社ウェブサイトの改善・リニューアルなど
「手を入れたいと思うところはたくさんあるのに、どこからどうやって手を付け
てよいのか分からない・・・」というようなケース、企業広報経験を持ち、長年
企業ウェブ制作・運営管理に携わってきたクロスメディア・コミュニケーション
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ズに至る前に自社で明確にしておくことが、プロジェクトを成功に導きます。
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2009年04月06日(月)更新

「経済広報 2009年4月号 No.356」に掲載されました

繰り返しですが、先にもお伝えした2月の経済広報センターのセミナーの内容は
センターの会報誌「経済広報356号」にて、なんと巻頭4ページに渡り、お世話
になった国内広報部主任研究員の子安さんより紹介をいただきました。

keizaikoho356←詳しくはクリック

同日ご一緒した東京海上日動火災保険の広報グループ、宮内敦夫さんのプレゼ
ンテーションの内容も紹介されています。東京会場日動さんではコーポレートサイ
トにも様々な工夫が施されており、「トータルアシスト」のテーマに基づいたインタ
ラクティブなコンテンツに加え、消費者啓発やキッズ向け、CSR的なコミュニティコ
ンテンツなど、とてもバランスよく、内容も充実しています。
じかにお話を伺って強く感じたことは、ウェブサイトが「継続していくことで信頼
を築くメディアだ」ということを会社が良く理解している、ということでした。
「広告と比べても、ウェブは全体コストがかからない上に費用対効果が高いので
予算を削るようなことはしない」ともおっしゃっていました。会社としてここまで見切
っていらっしゃると、ご担当者としても仕事のやりがいも相当高いでしょう。
非常に闊達にお話されている姿が印象的でした。

基本的には定期購読いただく冊子ですが、安価で内容の濃いハンディな機関誌
です。ぜひ手に取る機会を持ってみてください。弊社ご訪問の際には積年のバック
ナンバーがそろっております。

http://www.kkc.or.jp/pub/period/keizaikoho/index.html

2009年04月04日(土)更新

ものを創るこころ、伝える心

大学の同期生に石嶋眞理さんがいます。
彼女はテキスタイル(織・染色)大学卒業後、郷里の結城市にもどり、
そこで伝統工芸士のだんな様と知り合い、結城紬の研究と継承に携わる
ことになりました。

大学時代は現代的な女性でしたが、いつからか会うときはいつも着物、そ
れもとても似合うように(専門家に失礼ですが)なっていました。

毎年のように東京でイベントを実施されていますが、今回は私の事務所
にも近い青山表参道のギャラリーでの開催と聞き、昨晩オープニングに参
加してきました。

yuki_mari
私自身は着物には造詣は深くありませんが、ひとときレセプションにご一緒
させていただき、多くの着物関係の方やファンの方に囲まれた眞理さんやだ
んな様がその魅力をとても楽しそうに伝える所作に引き込まれました。

陶芸や他の伝統工芸もそうですが、ものを創るこころだけでなく、それを伝え
るこころの強さが大事なのだと強く感じ、夜桜の道を戻りました。

イベントは来週7日の火曜日まで開かれています。
ご興味のある方はぜひ。

また、このイベントにあわせて石嶋さんは「結城紬 着る作る知る」という本
も出されました。
今までも結城紬の技術的な本は出ていましたが、手触りや着心地など、使う
側の視点で書かれた本はありませんでした。これも彼女の「伝える心」の
結晶だと思います。

yuki_book←クリックで買えます。


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「結城紬_梢遥2009」本場結城紬
4/3(金)-4/7(火)開催

LAPIN ET HALOT(ラパン・エ・アロ)
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-44-2
TEL:03-5469-2570 FAX:03-5468-9357
受付時間:月曜日~水曜日、金曜日 12:00~19:00
http://www.lapin-et.com/

http://www.yufukiya.com/
トップのフラッシュをスキップして右下の「今月のお知らせ」から「展示即売会」
を押してみてください。詳細情報が見られます。
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2009年04月02日(木)更新

「広報会議」5月号に2月の経済広報センターフォーラムのレポートが掲載

4月1日発売の宣伝会議「広報会議」誌136ページに、2月16-17日に
御殿場の日本経団連研修センターで実施された「経済広報センターフォー
ラム:インターネット次代の企業広報」セミナーの様子がレポートされていま
す。ご参照ください。

kohokaigi200905

http://www.sendenkaigi.com/hanbai/magazine/kouhoukaigi/
また、この号では複数の友人・知人が取り上げられています。

最初の「新任広報の10に基本」の特集では、いつも私のセミナーに参加し
てくださる、日本ケロッグの広報室長で、栄養学博士、日本PR協会認定PR
プランナーでもある井出留美さんが普段持ち歩く7つ道具やデスク周りの整
理のコツなどを詳しく紹介されています。

この時期は日本PR協会でも「新人広報担当者のためのトレーニングセミナ
ー」
を実施しますし、まさにタイムリーでわかりやすい特集ではないでしょう
か。

「海外PRの実践テクニック」の特集では、ニュースワイヤサービスのトップ企
業のひとつ、ビジネスワイヤー・ジャパンの輿水さん、櫛田さんが「海外メディ
アの最前線」と題し、ウェブや紙媒体のメディアについて欧米のみならずアジ
ア、中東もカバーしてそれらの特徴を詳しく紹介しています。

以前のエントリーでも「ジャパンミッシング」と書きましたが、日本企業の海外
での認知や信頼構築はまだまだ手薄だと思います。
多くの日本企業の海外向けのウェブサイトをみると、まだまだアニュアルや
会社案内の英語版の情報を列記しているのみ、というところも少なくありま
せん。

「広報会議」誌は旧「PRIR」から誌名変更を受けて以来、内容の充実が進み
読みやすく、且つ内容が充実しています。
今まではなかなかなかったことですが、社会や企業の中で「広報」の認知や
重要度が増してきた現われだと思います。
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