クロスメディア・コミュニケーションズ株式会社 代表取締役 雨宮 和弘 の日記 | 経営者会報 (社長ブログ)
来るべき「コミュニケーション・プロフェッショナルの時代」を担う「企業コミュニケーター」養成ブログ
スペックでは図りきれない「使いやすさ」
家人のデジタルカメラにガタが来たようです。。。
5年前に買った200万画素の製品でよく使ったがさすがに
画質に厳しいものがありますね。
デジカメに限らずですが、車でも何でも日本人はスペックが
大好きですね。でも、スペックだけで物を評価しても、使って
みると意外に満足度が低いものも少なくありません。
デジカメは最近10メガこえているようですが、プロのデジカメ
評論家でも、「普通に使うなら6メガもあれば十分。それよりも
手ぶれやレンズの明るさなど、使いやすさに目を向けたら」
などというようになってきました。
私自身の性格もありますが、きちんとマニュアルを読むのが
あまり好きではありません。
なぜかというと、マニュアル自体がどうも製造物責任を前提に
作られているせいか、解説のステップがまどろっこしいのと、
「ユーザーのやりそうな行動」に基づいて作られていない場合
が多いからです。
私自身、今年の頭に1眼レフのデジカメを買いましたが、売れ筋
トップ3のメーカーのものではありません。
もともとアナログではずっとN社を使い続け、レンズもいっぱい
持っているのですが、、、あえてこのA社にした理由はこうです。
2時間ぐらい暇な時間があるときに家電量販店に行き、売り場
のお兄さんのお勧めを無視し、自分が使う立場でやりそうな一
連の行動をマニュアル一切なしにやってみたのです。
売れ筋のC社やN社はちょっと癖があり、きっかけがつかめない
となかなか中に入っていけない。しかしA社はそれが簡単でした。
高齢者でなくても、毎日持ち歩くならいざ知らず、1週間に1回
程度では細かいことは忘れてしまいます。
そんななかで、
「撮る」→「ヴューモードにする」→「拡大して確認する」→「ボケ
ているものを削除する」→「モードを変えて撮影してみる」→「見
比べてみる」
などの一連の流れがわかりやすくできるかどうかを確認します。
コンパクトデジカメを母(70代)に買ってあげたときも同様でした。
売り場でいじってみて、一番インターフェイスがわかりやすいもの、
ボタンやスイッチが大きく、動作が確実なものを選びました。
デジタル音楽機器も同様ですよね。
こういうことを書くとデジタルに弱いアナログ親父に見えるかも
しれませんが、インターフェイスデザインは機器と人をつなぐ重
要なコミュニケーションポイントです。
WEBサイトも販売促進系のもの(特に携帯電話の製品ページ
)は凝ったフラッシュで新鮮さを訴えるものが多いのですが、
ほかの機種を見ようとするといちいち儀式のように戻って最初か
ら見なければならないことが多く、その割には、肝心の比較が
できないなど、いらいらすることが少なくありません。
欧米の企業サイトやサービスサイトを見ていると、アクセシビリテ
ィの対応もあるせいか、ここ数年でとてもシンプルになってきて
います。
シンプルでわかりやすいデザインはデザインコンセプトの芯の強さ
が求められるので、かえって難しいのですが、情報を提供する側
が、どこまで見る側の気持ちをくみ上げることができるか?がキー
になるのではないかと思います。
「WEBサイトやイントラ、どこから手をつけていいのか?」
と悩み、お問い合わせをいただくお客様が多いのですが、「自社は
どうしたらいいか?」から「相手は何を求めているのか?」に視点を
うつすと、おのずとやるべきことの輪郭が見えてきます。
内容やメッセージも、もちろん大事ですが、このような視点で考え
抜かれたWEBサイト(インターフェイス)にはシンパシーがにじみ出
てくるから不思議です。
5年前に買った200万画素の製品でよく使ったがさすがに
画質に厳しいものがありますね。
デジカメに限らずですが、車でも何でも日本人はスペックが
大好きですね。でも、スペックだけで物を評価しても、使って
みると意外に満足度が低いものも少なくありません。
デジカメは最近10メガこえているようですが、プロのデジカメ
評論家でも、「普通に使うなら6メガもあれば十分。それよりも
手ぶれやレンズの明るさなど、使いやすさに目を向けたら」
などというようになってきました。
私自身の性格もありますが、きちんとマニュアルを読むのが
あまり好きではありません。
なぜかというと、マニュアル自体がどうも製造物責任を前提に
作られているせいか、解説のステップがまどろっこしいのと、
「ユーザーのやりそうな行動」に基づいて作られていない場合
が多いからです。
私自身、今年の頭に1眼レフのデジカメを買いましたが、売れ筋
トップ3のメーカーのものではありません。
もともとアナログではずっとN社を使い続け、レンズもいっぱい
持っているのですが、、、あえてこのA社にした理由はこうです。
2時間ぐらい暇な時間があるときに家電量販店に行き、売り場
のお兄さんのお勧めを無視し、自分が使う立場でやりそうな一
連の行動をマニュアル一切なしにやってみたのです。
売れ筋のC社やN社はちょっと癖があり、きっかけがつかめない
となかなか中に入っていけない。しかしA社はそれが簡単でした。
高齢者でなくても、毎日持ち歩くならいざ知らず、1週間に1回
程度では細かいことは忘れてしまいます。
そんななかで、
「撮る」→「ヴューモードにする」→「拡大して確認する」→「ボケ
ているものを削除する」→「モードを変えて撮影してみる」→「見
比べてみる」
などの一連の流れがわかりやすくできるかどうかを確認します。
コンパクトデジカメを母(70代)に買ってあげたときも同様でした。
売り場でいじってみて、一番インターフェイスがわかりやすいもの、
ボタンやスイッチが大きく、動作が確実なものを選びました。
デジタル音楽機器も同様ですよね。
こういうことを書くとデジタルに弱いアナログ親父に見えるかも
しれませんが、インターフェイスデザインは機器と人をつなぐ重
要なコミュニケーションポイントです。
WEBサイトも販売促進系のもの(特に携帯電話の製品ページ
)は凝ったフラッシュで新鮮さを訴えるものが多いのですが、
ほかの機種を見ようとするといちいち儀式のように戻って最初か
ら見なければならないことが多く、その割には、肝心の比較が
できないなど、いらいらすることが少なくありません。
欧米の企業サイトやサービスサイトを見ていると、アクセシビリテ
ィの対応もあるせいか、ここ数年でとてもシンプルになってきて
います。
シンプルでわかりやすいデザインはデザインコンセプトの芯の強さ
が求められるので、かえって難しいのですが、情報を提供する側
が、どこまで見る側の気持ちをくみ上げることができるか?がキー
になるのではないかと思います。
「WEBサイトやイントラ、どこから手をつけていいのか?」
と悩み、お問い合わせをいただくお客様が多いのですが、「自社は
どうしたらいいか?」から「相手は何を求めているのか?」に視点を
うつすと、おのずとやるべきことの輪郭が見えてきます。
内容やメッセージも、もちろん大事ですが、このような視点で考え
抜かれたWEBサイト(インターフェイス)にはシンパシーがにじみ出
てくるから不思議です。
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