大きくする 標準 小さくする


企業のロゴとその取り扱い

投稿日時:2006/11/14(火) 18:50rss

昨日の続きになるが、企業や団体のロゴは単にデザインの問題
では済まされない、CI(コーポレートアイデンティティ)という上位
概念が存在する。

なぜそれに意味があるかというと「マークをつける」事に責任が発
生し、それが企業信用を築くためだ。

CIプロジェクト、というと、ロゴそのものばかりに注目が行ってしま
うが、

「なぜこのマークに変えるのか?」

「このマークが体現するのはどんな思いなのか?」

という意識の共有が大事だ。
CIプロジェクトを行う企業は、この前段の部分から論理的に要件を
詰め、それをデザインに落としていく。

また、デザインを決定した後には、具体的には「ロゴ規定」とか「ロゴ
・ガイドライン」と呼ばれるものが作られる。

しかし大概のCIプロジェクトは規定まで作って一応の完結を見るが、
ロゴの規定は実は生き物のようで、メディアの変化や事業の変化、
経営の変化などに合わせてメンテナンスしていく必要があるのだ。

だが、現実には、多く企業でこの規定が崩れ他ままになっている。

現在もある企業のロゴ・ガイドラインの策定をお手伝いしているが、
その背景にあるのは経営環境の変化、端的に言えば数年前に外資
に買収された、という事実がある。

企業WEBサイトにも継続してユーザーと関係を気づいていく、という
面の意識が必要だが、ロゴひとつ取ってもそれは同じなのだ。

すなわち、コミュニケーション全幅を統括するマネージャーの必要性
が顕在化してきているのだ。

上記のロゴ規定のチューンアップの仕事はとても地味だが、やりが
いがあり、そこに多くの意味が汲み取れる業務だ。

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1999年2月創業。 ビジネスにおけるインターネット活用経験は日本のインターネットの発展の変遷とほぼ同期しており、豊富な経験を有する。 主宰者は企業広報から自己啓発でWEBマスターになった経験から、今後オンラインを中心とした企業コミュニケーションが重要になるとの思いで独立、創業した。...

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個人プロフィール

美術大学デザイン科を卒業後、12年間工業デザイナーを勤める。当時勤めていた外資系メーカーで本社出張を重ねるうち、本社の親組織で行っている「コーポレートコミュニケーション」の役割と重要性に魅了され、セルフリストラして広報部に社内転職。自ら部門を超越した「コーポレートコミュニケーション」を実践する...

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