クロスメディア・コミュニケーションズ株式会社 代表取締役 雨宮 和弘 の日記 | 経営者会報 (社長ブログ)
来るべき「コミュニケーション・プロフェッショナルの時代」を担う「企業コミュニケーター」養成ブログ
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広報部は社内の実態を知らない
今年は冒頭からセミナーの機会を多くいただき、10月にいたっては
9回、今月も4回予定している。
ほとんどの会で毎回参加者にアンケートをいただいている。それを
見るとまだまだ改善すべき点や、参加者の方々の意外な興味に気
づくことも多く、とてもありがたい。
そのなかで、現在行われている宣伝会議の「インターネット広報」の
シリーズのコメントで印象的だったものがある。
「雨宮さんの話を聞いていて、いかに自分たち広報部の人間は社内
の事を知らないか、思い知らされた。これで外に向かって何かを伝え
ているなんて片腹痛い。猛省する」
というものだ。
私のセミナーはほとんどが自分がサラリーマン時代に広報担当だっ
た経験に根ざしており、「インターネット広報」といってもIT系の提案
企業の視点で語ることはほとんどない。
どちらかというと、今までの広報が、急激にオンラインコミュニケーシ
ョンが発達する時代、変化対応するためにはどのようなアプローチを
取るべきかというものだ。
企業に勤め、仕事としてコミュニケーションに携わるためには、いくつ
かのステップが必要な気がする。
1.モチベーション
社長は大雑把に「これからはコミュニケーションが大事だ」という。
しかし、それを具体的に解決するのは自分(の部署)だという気持ち。
2.業務プロセスの理解
会社はいったいどういうプロセスで利益を生み出しているのか。
そのためにそれぞれの部門はどのような役割で関連しあっているの
かを理解する。
3.現状把握
ビジネスの改善のためにボトルネックになっている事象はなにか?
原料のコスト高か?生産プロセスの無駄か?社員のモチベーション
か?そのためにコミュニケーションの改善がどのように役にたつの
か?経営視点での把握が必要だ。
4.目標値の設定
どのような状態になれば「改善」といえるのか。
定量的な数値目標を持つことが肝要だ。
5.コストとリソースの調達
ハッスル(世代バレ・涙)だけでは半年も続かない。
上記の目標とその価値に見合う投資を経営に理解してもらう必要が
ある。実際には「いきなりは無理」といわれることも多いが、そのため
にも「すぐにできる小さな改善」を積み重ねて「日ごろから意味のある
活動を担っている」という信頼を得ておくこともプロジェクトを起こしや
すくする要因となる。
いずれにせよ、きちんとしたアサイメントと予算がなければ自分以外
の人員調達もままならない。
6.キャリア目標の設定
この仕事を続けていく上で、どうキャリアアップするのか、自分なりに
絵を書いておくことも必要だ。
なぜなら今までの組織には、そのポストは用意されていないからだ。
実績を作れば他社が渇望し、転職しやすくなるかもしれない。
しかし自社でキャリアアップするためには、自分で部門を背負っていく
ぐらいの自負がないと続かない(評価されない→ポジションと給与が
上がらない)。
さらにコンサルタントなどで独立する、となるとどうなるか。
この絵を描けるか、は私に課せられたタスクだ。
オチは自分でつけろ、というわけだ。
この話、もう少し続けてみようと思う。
9回、今月も4回予定している。
ほとんどの会で毎回参加者にアンケートをいただいている。それを
見るとまだまだ改善すべき点や、参加者の方々の意外な興味に気
づくことも多く、とてもありがたい。
そのなかで、現在行われている宣伝会議の「インターネット広報」の
シリーズのコメントで印象的だったものがある。
「雨宮さんの話を聞いていて、いかに自分たち広報部の人間は社内
の事を知らないか、思い知らされた。これで外に向かって何かを伝え
ているなんて片腹痛い。猛省する」
というものだ。
私のセミナーはほとんどが自分がサラリーマン時代に広報担当だっ
た経験に根ざしており、「インターネット広報」といってもIT系の提案
企業の視点で語ることはほとんどない。
どちらかというと、今までの広報が、急激にオンラインコミュニケーシ
ョンが発達する時代、変化対応するためにはどのようなアプローチを
取るべきかというものだ。
企業に勤め、仕事としてコミュニケーションに携わるためには、いくつ
かのステップが必要な気がする。
1.モチベーション
社長は大雑把に「これからはコミュニケーションが大事だ」という。
しかし、それを具体的に解決するのは自分(の部署)だという気持ち。
2.業務プロセスの理解
会社はいったいどういうプロセスで利益を生み出しているのか。
そのためにそれぞれの部門はどのような役割で関連しあっているの
かを理解する。
3.現状把握
ビジネスの改善のためにボトルネックになっている事象はなにか?
原料のコスト高か?生産プロセスの無駄か?社員のモチベーション
か?そのためにコミュニケーションの改善がどのように役にたつの
か?経営視点での把握が必要だ。
4.目標値の設定
どのような状態になれば「改善」といえるのか。
定量的な数値目標を持つことが肝要だ。
5.コストとリソースの調達
ハッスル(世代バレ・涙)だけでは半年も続かない。
上記の目標とその価値に見合う投資を経営に理解してもらう必要が
ある。実際には「いきなりは無理」といわれることも多いが、そのため
にも「すぐにできる小さな改善」を積み重ねて「日ごろから意味のある
活動を担っている」という信頼を得ておくこともプロジェクトを起こしや
すくする要因となる。
いずれにせよ、きちんとしたアサイメントと予算がなければ自分以外
の人員調達もままならない。
6.キャリア目標の設定
この仕事を続けていく上で、どうキャリアアップするのか、自分なりに
絵を書いておくことも必要だ。
なぜなら今までの組織には、そのポストは用意されていないからだ。
実績を作れば他社が渇望し、転職しやすくなるかもしれない。
しかし自社でキャリアアップするためには、自分で部門を背負っていく
ぐらいの自負がないと続かない(評価されない→ポジションと給与が
上がらない)。
さらにコンサルタントなどで独立する、となるとどうなるか。
この絵を描けるか、は私に課せられたタスクだ。
オチは自分でつけろ、というわけだ。
この話、もう少し続けてみようと思う。
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