クロスメディア・コミュニケーションズ株式会社 代表取締役 雨宮 和弘 の日記 | 経営者会報 (社長ブログ)
来るべき「コミュニケーション・プロフェッショナルの時代」を担う「企業コミュニケーター」養成ブログ
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New Communications Forum 参加記(その2)
今日は会の概要をお話しよう。
今回参加した「New Communications Forum」は今回で開催が4
回目。わたしは一昨年に続き2回目の参加だ。
http://newcommforum.com/2008/
このフォーラムは「Society for New Communications Research」
というNPO団体が主催しており、企業コミュニケーションに関わる
企業のプロ(広報、マーケティング、宣伝)とそのサービスベンダー、
ジャーナリストたちで作られている。
企業コミュニケーション業界の純粋な発展のために研究、発表、
交流を行っており、ベンダーサイドが参加しているからといって、や
みくもに営業っぽいことをしないところが非常にこなれている。
http://sncr.org/
セミナーは3日間、200人程度の参加者でホテルを貸切り、早朝、
昼食時、夕方と3回のキーノートスピーチに各界の著名人や同団体
の研究員による発表が行われる。
間の午前中2コマ、午後の2コマはそれぞれ企業コミュニケーション、
マーケティング、ジャーナリズム、政治と社会、グローバルトレンドと
いう5つのセクションごとに分科会が開かれ、どのセッションに誰が
参加しても自由だ。
通常1時間のワークショップでは、誰かが目いっぱい話をしておしま
い、というようになりがちだが、問題定義は20分程度、多くの時間を
「意見を聞く」ことに割いているところが素晴らしい。みな「聞く」ことに
真剣なのだ。
今回のテーマは
”企業に求められるのは「コミュニケーション」から「カンバセーション
(対話)」”
というものだ。
世の中の変化に対し、わたしたちはどう対応すべきか、という内容を
ツール適応中心ではなく、あくまで顧客や社会との関係性構築(エン
ゲージメント)や実施するためのプロセス、組織論、結果をどうビジネ
スに還元するかに特化している。
ほぼ同時期にやはり同じくサンフランシスコで開催された
「Web2.0EXPO」と内容は類似しているが、こちらはオライリーが主催
していることもあり、ややツールや技術志向が強いようだ。
参加200人のうち、パネルやスピーカーなどが約3分の1。またジャ
ーナリストやパワーブロガーも20~30名いる。一昨年のときからそう
なのだが、彼らはコンファレンスの最中にビデオや写真を撮り、その場
で印象やコメントを加え、ほぼ同時刻にブログにアップしているのだ。
昼休みにポッドキャスティングしている人もいた。
話題はテクノロジーよりではない、といいつつもかなりハイパーなのは
確かだ。
さらに驚かされるのがトゥイッター(Twitter)だ。ノートPCを持ち込んで
いるほとんどの人間がトゥイッターを使っていて、挙手して質問するま
でもないけどちょっと自分の気持ちを表したい、という時にこのツールは
ぴったりだ。
しかしこれは恐ろしい。もはや聴衆が同時に無言でつながって意見交
換しているという状況なのだ。
実際、キーノートスピーチで黒のスーツに派手な柄のシャツ、そろいの
派手なソックスを履いたおしゃれなスピーカーがいたのだが、誰かが
「あのソックス、先週のイベントでも履いていたぞ」とコメントしたとたん、
カメラを持った人間がその写真を撮り、WIKIにアップされてしまったの
だ。(笑)
自分もセミナーを行う立場なだけに、ソックスにも気が抜けない時代が
そのうちに来ると思うと少々頭が痛くなる。
次回は具体的なセッションの様子をレポートしたい。
今回参加した「New Communications Forum」は今回で開催が4
回目。わたしは一昨年に続き2回目の参加だ。
http://newcommforum.com/2008/
このフォーラムは「Society for New Communications Research」
というNPO団体が主催しており、企業コミュニケーションに関わる
企業のプロ(広報、マーケティング、宣伝)とそのサービスベンダー、
ジャーナリストたちで作られている。
企業コミュニケーション業界の純粋な発展のために研究、発表、
交流を行っており、ベンダーサイドが参加しているからといって、や
みくもに営業っぽいことをしないところが非常にこなれている。
http://sncr.org/
セミナーは3日間、200人程度の参加者でホテルを貸切り、早朝、
昼食時、夕方と3回のキーノートスピーチに各界の著名人や同団体
の研究員による発表が行われる。
間の午前中2コマ、午後の2コマはそれぞれ企業コミュニケーション、
マーケティング、ジャーナリズム、政治と社会、グローバルトレンドと
いう5つのセクションごとに分科会が開かれ、どのセッションに誰が
参加しても自由だ。
通常1時間のワークショップでは、誰かが目いっぱい話をしておしま
い、というようになりがちだが、問題定義は20分程度、多くの時間を
「意見を聞く」ことに割いているところが素晴らしい。みな「聞く」ことに
真剣なのだ。
今回のテーマは
”企業に求められるのは「コミュニケーション」から「カンバセーション
(対話)」”
というものだ。
世の中の変化に対し、わたしたちはどう対応すべきか、という内容を
ツール適応中心ではなく、あくまで顧客や社会との関係性構築(エン
ゲージメント)や実施するためのプロセス、組織論、結果をどうビジネ
スに還元するかに特化している。
ほぼ同時期にやはり同じくサンフランシスコで開催された
「Web2.0EXPO」と内容は類似しているが、こちらはオライリーが主催
していることもあり、ややツールや技術志向が強いようだ。
参加200人のうち、パネルやスピーカーなどが約3分の1。またジャ
ーナリストやパワーブロガーも20~30名いる。一昨年のときからそう
なのだが、彼らはコンファレンスの最中にビデオや写真を撮り、その場
で印象やコメントを加え、ほぼ同時刻にブログにアップしているのだ。
昼休みにポッドキャスティングしている人もいた。
話題はテクノロジーよりではない、といいつつもかなりハイパーなのは
確かだ。
さらに驚かされるのがトゥイッター(Twitter)だ。ノートPCを持ち込んで
いるほとんどの人間がトゥイッターを使っていて、挙手して質問するま
でもないけどちょっと自分の気持ちを表したい、という時にこのツールは
ぴったりだ。
しかしこれは恐ろしい。もはや聴衆が同時に無言でつながって意見交
換しているという状況なのだ。
実際、キーノートスピーチで黒のスーツに派手な柄のシャツ、そろいの
派手なソックスを履いたおしゃれなスピーカーがいたのだが、誰かが
「あのソックス、先週のイベントでも履いていたぞ」とコメントしたとたん、
カメラを持った人間がその写真を撮り、WIKIにアップされてしまったの
だ。(笑)
自分もセミナーを行う立場なだけに、ソックスにも気が抜けない時代が
そのうちに来ると思うと少々頭が痛くなる。
次回は具体的なセッションの様子をレポートしたい。
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