クロスメディア・コミュニケーションズ株式会社 代表取締役 雨宮 和弘 の日記 | 経営者会報 (社長ブログ)
来るべき「コミュニケーション・プロフェッショナルの時代」を担う「企業コミュニケーター」養成ブログ
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良い情報を出す(提供する)人のところに良い情報が集まる
広報や企業コミュニケーションに関わる人の重要な役割ってなんだろう?
と良く考える。
もちろん「広く伝える」という意味ではメディアリレーションやIR、
社内コミュニケーションなどを通じて会社や経営者の考え、事業部の戦
略や新製品のポイント、さらにはその背景となる市場の変化の捉え方な
どを社内外の人に届ける、ということかもしれない。
ウェブサイトはさらに効率的にそれらを届けることが出来るメディアだ。
しかし情報を探している私たちユーザーや社員の側に立ってみてみると
「あまりに情報過多でもうこれ以上チャネルを増やさないで欲しい」と
いう思いも少なからずあるのではないだろうか?
特にウェブサイトは無尽蔵に情報がつめ込まれていて、多くの企業のウ
ェブサイトのトップページはリンクだらけでどこを見ればよいかわから
ないことが多い。
社内コミュニケーションにしても、イントラネットの管理者や広報コミ
ュニケーションの担当者は、メッセージデリバリーが仕事だし、良かれ
と思ってやっているのだけれど、
「お前らいつもこれ読め、これを見ろというけど、そんな時間無いよ」
といわれてしまう。
いくら優れたイントラネットやブログ、社内SNSのツールを導入した
ところでそれだけではこれらの問題は決して解決しない。
やはりそこで問われるのは「テクノロジー」以前の「他者理解」なのか
もしれない。
さて、私の友人に「栄養学博士」を持つ広報マネージャーがいる。
日本ケロッグ株式会社の井出留美さんがその人だ。
広報コミュニケーションの世界ではすでにかなりの有名人で、超多忙に
もかかわらず私のセミナーにも良く顔を出してくださり、「井出さんを
紹介して欲しいのでセミナーに参加したい」という人も居るほどだ。
彼女のコミュニケーションスタイルはすごい。
常にどこでも仕事が出来るよう、いつもノートパソコンと資料、製品サ
ンプル(シリアルやクッキー)をビジネスキャリー(ホイールの付いた
引っ張るカバン)で持ち歩いている。そして颯爽とおしゃれないでたち
で隙がない。(いつでも広報体制)
http://www.voluntar.com/editors/community/kyoiku/kyoiku_001.php
http://job.yomiuri.co.jp/news/special/ne_sp_08061601.cfm
製品の栄養表示の監修に加え、対外広報と社内広報を一人でこなしてい
る。
社内広報に関しては、出先や会合で得た情報と、合間の時間にウェブで
拾ったニュースなどの中から社員の人が興味を持つだろうな、と思った
ものをワードファイル1ページ程度にサマリーとリンクをまとめ、PD
Fにしてイントラにアップし、同報メールで通知する。
これをほぼ毎日やっているのだ。
PDFなので社内DB上で検索もできるし、プリントも出来る。
通常のイントラネットだと、ボリュームの制限はないので、逆にいくら
でも情報を掲載することが出来るが、それが
情報過多→消化不良→利用者の減少
につながる。しかし彼女は「1枚」に編集することで情報品質と利便性
を維持しているのだ。
当然利用者(社員)の反応も早く、「関連してこんな情報もある」、
「いただいた情報をお客さんに伝えたらこんなアドバイスを得た」など、
連鎖が起きる。
かつて「毎日続けるのは大変でしょう」と尋ねたことがあるが、上記の
ように利用価値をあげれば「それに準じて入ってくる情報も増加する。
よってどんどん仕事が楽になる」というのだ。
かつては「情報は出すところに集まる」といわれたが、今はさらに情報
を相手によって精査する編集企画能力が求められる。
もちろんある程度はテクノロジーでカバーできるのかもしれないが、
「思いやる」レベルの細やかさにはまだ追いついていない。
彼女と話していると、企業コミュニケーターとしてのヒントをたくさん
もらえる。
それは常に他者理解に立脚した使命感が人一倍強いからだろう。
あとは自社の製品やビジネスに対する誇りと愛情か。
本当に見習うべきことが多い。
ちなみにそのシリアルだが、うちでは彼女と知り合うずっと前から家族
で良く食べている。
アメリカに出張すると、日本で売っていないシリアルを買って帰るほど
だ。
「シリアル朝食は健康に良い」とはわかっていても、すぐ飽きてしまっ
て続かないという人も多い。
家族だから出来ることかもしれないが、うちでは常に5~6種類のシリ
アルを常備している。これだと飽きないし、ミックスしたり、外出する
とき(特にアウトドア)に小さなジップロックやタッパーウェアに入れ
ておやつ代わりにしている。
と良く考える。
もちろん「広く伝える」という意味ではメディアリレーションやIR、
社内コミュニケーションなどを通じて会社や経営者の考え、事業部の戦
略や新製品のポイント、さらにはその背景となる市場の変化の捉え方な
どを社内外の人に届ける、ということかもしれない。
ウェブサイトはさらに効率的にそれらを届けることが出来るメディアだ。
しかし情報を探している私たちユーザーや社員の側に立ってみてみると
「あまりに情報過多でもうこれ以上チャネルを増やさないで欲しい」と
いう思いも少なからずあるのではないだろうか?
特にウェブサイトは無尽蔵に情報がつめ込まれていて、多くの企業のウ
ェブサイトのトップページはリンクだらけでどこを見ればよいかわから
ないことが多い。
社内コミュニケーションにしても、イントラネットの管理者や広報コミ
ュニケーションの担当者は、メッセージデリバリーが仕事だし、良かれ
と思ってやっているのだけれど、
「お前らいつもこれ読め、これを見ろというけど、そんな時間無いよ」
といわれてしまう。
いくら優れたイントラネットやブログ、社内SNSのツールを導入した
ところでそれだけではこれらの問題は決して解決しない。
やはりそこで問われるのは「テクノロジー」以前の「他者理解」なのか
もしれない。
さて、私の友人に「栄養学博士」を持つ広報マネージャーがいる。
日本ケロッグ株式会社の井出留美さんがその人だ。
広報コミュニケーションの世界ではすでにかなりの有名人で、超多忙に
もかかわらず私のセミナーにも良く顔を出してくださり、「井出さんを
紹介して欲しいのでセミナーに参加したい」という人も居るほどだ。
彼女のコミュニケーションスタイルはすごい。
常にどこでも仕事が出来るよう、いつもノートパソコンと資料、製品サ
ンプル(シリアルやクッキー)をビジネスキャリー(ホイールの付いた
引っ張るカバン)で持ち歩いている。そして颯爽とおしゃれないでたち
で隙がない。(いつでも広報体制)
http://www.voluntar.com/editors/community/kyoiku/kyoiku_001.php
http://job.yomiuri.co.jp/news/special/ne_sp_08061601.cfm
製品の栄養表示の監修に加え、対外広報と社内広報を一人でこなしてい
る。
社内広報に関しては、出先や会合で得た情報と、合間の時間にウェブで
拾ったニュースなどの中から社員の人が興味を持つだろうな、と思った
ものをワードファイル1ページ程度にサマリーとリンクをまとめ、PD
Fにしてイントラにアップし、同報メールで通知する。
これをほぼ毎日やっているのだ。
PDFなので社内DB上で検索もできるし、プリントも出来る。
通常のイントラネットだと、ボリュームの制限はないので、逆にいくら
でも情報を掲載することが出来るが、それが
情報過多→消化不良→利用者の減少
につながる。しかし彼女は「1枚」に編集することで情報品質と利便性
を維持しているのだ。
当然利用者(社員)の反応も早く、「関連してこんな情報もある」、
「いただいた情報をお客さんに伝えたらこんなアドバイスを得た」など、
連鎖が起きる。
かつて「毎日続けるのは大変でしょう」と尋ねたことがあるが、上記の
ように利用価値をあげれば「それに準じて入ってくる情報も増加する。
よってどんどん仕事が楽になる」というのだ。
かつては「情報は出すところに集まる」といわれたが、今はさらに情報
を相手によって精査する編集企画能力が求められる。
もちろんある程度はテクノロジーでカバーできるのかもしれないが、
「思いやる」レベルの細やかさにはまだ追いついていない。
彼女と話していると、企業コミュニケーターとしてのヒントをたくさん
もらえる。
それは常に他者理解に立脚した使命感が人一倍強いからだろう。
あとは自社の製品やビジネスに対する誇りと愛情か。
本当に見習うべきことが多い。
ちなみにそのシリアルだが、うちでは彼女と知り合うずっと前から家族
で良く食べている。
アメリカに出張すると、日本で売っていないシリアルを買って帰るほど
だ。
「シリアル朝食は健康に良い」とはわかっていても、すぐ飽きてしまっ
て続かないという人も多い。
家族だから出来ることかもしれないが、うちでは常に5~6種類のシリ
アルを常備している。これだと飽きないし、ミックスしたり、外出する
とき(特にアウトドア)に小さなジップロックやタッパーウェアに入れ
ておやつ代わりにしている。
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