クロスメディア・コミュニケーションズ株式会社 代表取締役 雨宮 和弘 の日記 | 経営者会報 (社長ブログ)
来るべき「コミュニケーション・プロフェッショナルの時代」を担う「企業コミュニケーター」養成ブログ
「もったいない」がキーワード
今週はいくつもの場所で話のシンクロニシティが起きました。
キーワードは「もったいない」です。
ボーイスカウトなどの正式な教育は受けたことはありませんが、中学の頃
からキャンプが好きで、テントと寝袋とわずかな食料を持ってよく山に行き
ました。今は子供がまだ小さいので本格的なキャンプは無理ですが、それ
でも野外遊びには連れて行くほうだと思います。
そもそも大学時代は多少自然志向が強く、植草甚一さんが編集していた
「宝島」など、カウンターカルチャーの教科書といわれた「Whole Earth
Catalog」をなぞらえた特集があって、よく読んでいたものです。
そのころ、もうひとつ影響を受けた本に西丸震哉 さんの「食べ過ぎて滅びる
文明」という本がありました。
これは全人類が欧米(特に米国型)の食品消費をしていると世界の食料は
10年経たずに枯渇する、というような話が出ていました。
日本型でも30年程度だったように記憶しています。
この本のオリジナルの文章が出たのは30年ぐらい前ですが、そのころ予見
していた未来より、現在の状況は悪くなっているのかもしれません。
そんな記憶を思い起こさせるニュースを先日テレビのクイズ番組で見ました。
要約すると、
「米国で一年間に廃棄される食料の全金額は約5兆円。では日本はいくらで
しょう?」
というものでした。
答は11兆円で米国の倍。量にすると2000万トンを超えているそうです。
さらに気になって調べたのですが、量で比較すると米国は実は4000万トン
を越えているそうで一定人口数比較で言うとほぼ同等なのかもしれません。
なるほど、と思っていたら、先日お食事をご一緒させていただいたある省庁の
方から食育の話がでて、思わず上記の数値の話を差し上げたら、
実は日本では家庭における食品の無駄は少ないほうで、ほとんどがコンビニ
やスーパー、食品販売店、レストランなどにおける「賞味期限」やつくり置きの
無駄などによって発生する食品廃棄物なのだそうです。(だから金額が高い)
「もったいない」の啓蒙でノーベル平和賞になる世の中ですから、家庭だけで
なく社会の中で食品のあり方も問わなければならないのでしょうが、片や、や
はり積年お世話になっている日本生活協同組合連合会などでは、昨年来の
食品危機問題を受けてより一層「食の安全」に力を入れているようです。
安全=廃棄増加ではありませんが、事は思うより複雑なのでしょう。
とどめは広報の勉強会のご縁で仲良くなった日本ケロッグの広報室室長で、
栄養学博士でもある井出さんから、
食品関係の企業で構成される、40年(!)続く勉強会で6月に「フードバンク活
動」を取り上げ、なかでも「食品ロス」の問題について話し合う、というおしらせ
を受けました。
残念ながら所用があり参加は出来ませんが、一般の方への関心喚起が重要
ということで参加のお誘いをいただきました。
これは日本が食糧自給率が40%という低い水準である一方、上記のように年
間の食糧廃棄量が2000万トンを超えている日本にあって、食糧廃棄や無駄を
なくすことは急務だというところに根ざしています。包装不備や賞味期限間近の
商品、あるいは季節商品などをフードバンク団体に寄付し、そこから食糧に困っ
ている施設に寄付してもらうことで、食品企業の食糧廃棄量と廃棄コストの両
方の削減を実現しようというものです。
いくつかのリンクを付しておきます。
参照してみてください。
MOTTAINAIキャンペーンオフィシャルサイト
フードバンク活動:セカンドハーベストジャパン
日本生活協同組合連合会
内閣府作成「食でつなぐきずな」実践企業事例集に取組を掲載
(財)食生活情報サービスセンター
食育、食生活指針の情報センター
食品安全委員会
日本食品機能研究所
キーワードは「もったいない」です。
ボーイスカウトなどの正式な教育は受けたことはありませんが、中学の頃
からキャンプが好きで、テントと寝袋とわずかな食料を持ってよく山に行き
ました。今は子供がまだ小さいので本格的なキャンプは無理ですが、それ
でも野外遊びには連れて行くほうだと思います。
そもそも大学時代は多少自然志向が強く、植草甚一さんが編集していた
「宝島」など、カウンターカルチャーの教科書といわれた「Whole Earth
Catalog」をなぞらえた特集があって、よく読んでいたものです。
そのころ、もうひとつ影響を受けた本に西丸震哉 さんの「食べ過ぎて滅びる
文明」という本がありました。
これは全人類が欧米(特に米国型)の食品消費をしていると世界の食料は
10年経たずに枯渇する、というような話が出ていました。
日本型でも30年程度だったように記憶しています。
この本のオリジナルの文章が出たのは30年ぐらい前ですが、そのころ予見
していた未来より、現在の状況は悪くなっているのかもしれません。
そんな記憶を思い起こさせるニュースを先日テレビのクイズ番組で見ました。
要約すると、
「米国で一年間に廃棄される食料の全金額は約5兆円。では日本はいくらで
しょう?」
というものでした。
答は11兆円で米国の倍。量にすると2000万トンを超えているそうです。
さらに気になって調べたのですが、量で比較すると米国は実は4000万トン
を越えているそうで一定人口数比較で言うとほぼ同等なのかもしれません。
なるほど、と思っていたら、先日お食事をご一緒させていただいたある省庁の
方から食育の話がでて、思わず上記の数値の話を差し上げたら、
実は日本では家庭における食品の無駄は少ないほうで、ほとんどがコンビニ
やスーパー、食品販売店、レストランなどにおける「賞味期限」やつくり置きの
無駄などによって発生する食品廃棄物なのだそうです。(だから金額が高い)
「もったいない」の啓蒙でノーベル平和賞になる世の中ですから、家庭だけで
なく社会の中で食品のあり方も問わなければならないのでしょうが、片や、や
はり積年お世話になっている日本生活協同組合連合会などでは、昨年来の
食品危機問題を受けてより一層「食の安全」に力を入れているようです。
安全=廃棄増加ではありませんが、事は思うより複雑なのでしょう。
とどめは広報の勉強会のご縁で仲良くなった日本ケロッグの広報室室長で、
栄養学博士でもある井出さんから、
食品関係の企業で構成される、40年(!)続く勉強会で6月に「フードバンク活
動」を取り上げ、なかでも「食品ロス」の問題について話し合う、というおしらせ
を受けました。
残念ながら所用があり参加は出来ませんが、一般の方への関心喚起が重要
ということで参加のお誘いをいただきました。
これは日本が食糧自給率が40%という低い水準である一方、上記のように年
間の食糧廃棄量が2000万トンを超えている日本にあって、食糧廃棄や無駄を
なくすことは急務だというところに根ざしています。包装不備や賞味期限間近の
商品、あるいは季節商品などをフードバンク団体に寄付し、そこから食糧に困っ
ている施設に寄付してもらうことで、食品企業の食糧廃棄量と廃棄コストの両
方の削減を実現しようというものです。
いくつかのリンクを付しておきます。
参照してみてください。
MOTTAINAIキャンペーンオフィシャルサイト
フードバンク活動:セカンドハーベストジャパン
日本生活協同組合連合会
内閣府作成「食でつなぐきずな」実践企業事例集に取組を掲載
(財)食生活情報サービスセンター
食育、食生活指針の情報センター
食品安全委員会
日本食品機能研究所
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